七面山 喜望峰（登山者は1％もいない、完全アウェーの山）

2017年05月28日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.3km
• 登り: 1,592m
• 下り: 1,578m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:35
• 休憩: 1:56
• 合計: 7:31

6:40 七面山表参道登山口
7:13 7:13 肝心坊 １３丁目
7:38 7:42 中適坊 ２３丁目
8:20 8:24 青雲坊 ３６丁目
9:03 9:20 敬慎院
10:00 10:13 七面山（山頂標柱場所）
10:28 11:02 希望峰
11:20 11:35 七面山
11:58 12:04 敬慎院
12:32 12:32 青雲坊３６丁目
13:02 13:08 中適坊２３丁目
13:26 13:31 肝心坊１３丁目
13:56 14:08 神力坊
14:11 14:11 七面山表参道登山口
14:11 ゴール地点

上り
06：40　表参道登山口
07：38　中適坊　07：42
08：20　青雲坊　08：24
09：03　敬慎院　09：20
10：00　七面山　10：13
10：28　希望峰　11：02　お昼休憩

下り
11：02　希望峰
11：20　七面山　11：35
11：58　敬慎院　12：04　
12：32　青雲坊　
13：02　中適坊　13：08
13：26　肝心坊　13：31
13：56　神力坊　14：08
14：11　表参道登山口

上り　七面山まで　2：55
下り　七面山から　2：07
七面山ー希望峰　どちらも15〜20分ほど
総行動時間　7：31

天候

ふもとのみ晴れ、のち曇り山頂はガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き
世田谷自宅　4：00　中央道　甲府南IC2220円
羽衣登山口駐車場　6：20
帰り
登山者駐車場　14：30
　みたまの湯（770円）
世田谷自宅　20：00　中央道、笹子T事故渋滞5k40分、小仏T20k80分
高井戸11k渋滞、
　

コース状況／危険箇所等

○羽衣登山口ー敬慎院
幅も広い登山道というより参道、標高差1200m近くあるが階段等の段差も低いため歩きやすくベンチ、休憩舎、水場、トイレ等数か所にありなんの心配もいらない。
危険個所まったくなし。
○敬慎院ー七面山
ここから荷上場を過ぎると普通の登山道になります、ほどなく左はロープが張られたナナイタガレの大崩れとなっており、そちらに入らないように注意、石が落ちる音がします。40分ほど急登も含め登れば林にぽっかり穴の開いたような山頂です。
危険個所、ナナイタガレに近づかないように。
○七面山ー喜望峰
道もしっかりしており迷うことはないでしょう、いったん下り陥凹地の脇を通り再度登れば西に開けた狭い山頂です。

その他周辺情報

みたまの湯７７０円　
　甲府南ICから１０分ほど、甲府盆地、八ッ、南ア、大菩薩、金峰方面までの大展望　の露天風呂が素晴らしい。今日一番の大展望でした。
　http://www.mitamanoyu.jp/
七面山　敬慎院　http://www.kuonji.jp/shichimenzan/shichi-tokei.htm
　宿坊にはだれでも泊まれる、５８００円、ただし朝と夕のお勤めが必須です。お風　呂ありですが石鹸、シャンプーは使えません。
　お昼ご飯のみも５００円で可能です。

写真

5/28 6:34

登山口脇の杉林内の駐車場、最後道がいくつか分岐しており意外に迷った。20台ほど可能か、停められない場合は手前の川沿いの広い駐車場に停めます。

5/28 6:34

上部に見えるのがトイレです。車を降りるとなにやら上方から大音量が？

5/28 6:36

見事な杉木立。

5/28 6:38

白糸の滝はすぐ近くなのでちょっと撮影。

5/28 6:38

橋を渡った対岸の崖から落ちてます。

5/28 6:38

いつもと雰囲気が違う登山？（参拝）案内図。アウェーの始まり！

5/28 6:39

元（0）丁目、敬慎院が50丁目です。

5/28 6:57

音のもとは白装束の参拝の方々でした、これは1団体をようやく抜いた後、お題目を唱えながら200名？程の大団体が延々続いてました。どうぞと言われて道を開けていただいたのはいいのですが、とにかく長い、つい早足になるがなんせ急斜面、一度列に吸収されようやく解放されたところです。

5/28 6:57

その後も拡声器からの大音量がしばらく聞こえます。

5/28 6:58

ありがたいお言葉が、自分にもいい機会かも、宗教の信者ではありませんが、山に対する信仰は厚いから山教の信者ではあるか。

5/28 7:06

5/28 7:06

奉納されたベンチが多数、珍しいのは屋根があるタイプも多いこと。

5/28 7:07

見事な杉

5/28 7:13

肝心坊　13丁目　大団体2つ目、同様に200名規模、肝心坊を出発したところのようだが東京マラソン並みに先頭が出てから最後尾がスタートまで相当時間がかかる模様。

5/28 7:23

奉献と奉納は違うのかな？18丁目

5/28 7:24

ギンリョウソウ、花まで白装束！アウェー！今日の私、上は蛍光黄緑にリュックはビビッドな赤です。

5/28 7:38

中適坊　23丁目

5/28 7:38

その後同様の大団体200名？ほどをさらに抜いて

5/28 7:41

トイレもあり

5/28 7:41

お水、お茶も自由に飲めます。飲み物いらないね、売ってもいます。

5/28 7:42

5/28 8:00

5/28 8:00

文字通り、新緑がきれい、「新緑に心清める七面登山」

5/28 8:01

ここが唯一展望があった場所。

5/28 8:01

下界は晴れている模様だが

5/28 8:09

このあたりで今度は上から大音量が、昨日泊まった信者の方々の大団体が降りてきた。これも2団体、同様の規模。

5/28 8:09

すれ違いなのでこちらはまだ楽ですね。挨拶もリーダー？の唱えるお題目（何妙法蓮華経）の合間に入れるようになりなんか慣れてきた？

5/28 8:10

5/28 8:20

青雲坊　36丁目　さすがお掃除も行き届いてます。湯呑の片づけ、準備に忙しそうでした。

5/28 8:20

トイレもいくつもあります。トイレ密度日本一の登山道で間違いないでしょう。

5/28 8:21

きれいに花が供えてあります

5/28 8:23

100名は楽に座れそうです。

5/28 8:23

サイダー、ポカリ、お茶、コーヒーあり

5/28 8:31

だいぶ上方になりブナの自然林も増える、

5/28 8:34

この石碑は1730年、300年以上前のもの、この地から最近出土したらしい、現在もここが39丁目です。

5/28 8:38

帰りの際にはローソクに火がいくつもともされていました。山火事になるからローソクは屋外ではつけないと聞いたことあるけど。

5/28 8:41

山頂が近づくにつれ霧が濃くなる、幽玄の林。

5/28 8:41

5/28 8:56

霧の中突如現れる和光門、町中のように思えるが標高1700mです。

5/28 8:56

説明文を読んでいると門の左に仏の使いか一頭の鹿が

5/28 8:56

若いメスかな、

5/28 8:57

5/28 8:58

門を抜けると広い一直線の参道を上る

5/28 9:02

登り切ると左に鐘楼があります。本来はここを左に進み隋身門（49丁目）から本堂に下るのが正解のようです。

5/28 9:02

知らなかったのでまっすぐ建物があるほうに導かれます。

5/28 9:03

今までの急登が嘘のように山上には平らな空間が広がっている。

5/28 9:03

大きな建造物がいくつも建ってます。

5/28 9:03

普通の道路、こちらを進むと奥の院。

5/28 9:05

木製の渡り廊下をくぐると

5/28 9:05

幻想的な一の池です。

5/28 9:05

霧が立ち込め、サルオガセが針葉樹に垂れ下がり、抹茶のような色の一の池は幽玄の世界。

5/28 9:05

この池も信仰の対象です

5/28 9:06

5/28 9:06

サルオガセが山頂部には大変目立つ

5/28 9:06

黄泉の世界かと見まがう

5/28 9:06

山上の巨大池、

5/28 9:07

その昔七面大明神が竜の姿で現れたという伝説の池、池自体が信仰の対象です。

5/28 9:07

5/28 9:07

容易に全貌を表そうとしません。

5/28 9:07

5/28 9:07

5/28 9:11

随身門、ここから富士山が見えるはずが、真っ白。

5/28 9:11

随身門が49丁目です。ここから右に山頂を目指します。白装束の方はここまでで山頂には誰も登らない模様。

5/28 9:20

ここで甲府から来られた方と談話、山頂、喜望峰までご一緒することに、その方は7回目位だが富士山をきれいに見たことないとのこと。

5/28 9:22

荷揚げ用索道、宿坊に宿泊の方は700円で運んでくれる

5/28 9:31

ようやく登山道らしい感じ、ホームに戻った。

5/28 9:32

しっかしすごいサルオガセ、空気中から水分をとるわけだから霧が濃いのも必然ですね。

5/28 9:42

ここがナナイタガレ、大崩壊地なのだが、見えず、一面霧、それも濃いので木々からぽつぽつ滴が落ちる、

5/28 9:43

甲府の方がここはいつもこんな感じでぽつぽつきやすいと

5/28 9:48

青空が天井にのぞく

5/28 9:59

山頂へいざなう光、

5/28 10:00

5/28 10:00

敬慎院から40分ほどで山頂、標高差280m、結構な登りもありました。

5/28 10:00

おなじみ山梨百名山標柱

5/28 10:00

5/28 10:00

5/28 10:01

木立の中でまったく展望なし

5/28 10:01

山頂部のみ晴れ、刈り払いされているのか？

5/28 10:01

三角点、二等かな

5/28 10:01

山座同定盤、昔は展望あったんだね。と来年80歳になられる登山者が40年前は展望よかった記憶と話されてました。確かに周囲は幼木が多い。伸びるのが早い針葉樹ばかりだしね。

5/28 10:11

登山口から標高差1500m、休憩入れて3時間半ほど、混雑を除けば登りやすい道でした。

5/28 10:11

こんな天気なので喜望峰はやめようかと思ったが甲府からの方が行きましょうと、山名に託し希望をもって進むことに。

5/28 10:21

いったん下ります。山頂から喜望峰までは15分ほど。

5/28 10:25

白いイワカガミ

5/28 10:25

珍しいなと撮影していたら逆に白いのしかありません、ふつうはピンクですよね。

5/28 10:51

100mほど登り返しで七面山とほぼ同じ標高の喜望峰です。西側の南ア側が開けた山頂ですが、真っ白でした。

5/28 10:52

ここでお昼を食べながらガスが晴れるのを待つことに。

5/28 10:59

山頂も白いイワカガミが群生、

5/28 11:00

白しかない

5/28 11:00

5/28 11:02

5/28 11:02

山頂、少し前までトレランの方20名ほどで混雑してましたが、ひっそり。トレランの方含め、静岡側から上る方が多いのにびっくり。確かに表参道はあの団体がいたらトレランは無理かも？

5/28 11:02

南アはすっかりガスの幕

5/28 11:02

期待は残念、11時まで待ったが煙幕晴れず、あきらめ下山する。

5/28 11:10

一の池のように陥凹地が多い山上部、

5/28 11:28

七面山に戻る。

5/28 11:28

山頂には信者さんは誰一人登らないんだね、

5/28 11:41

ナナイタガレ付近はまたまた濃い霧。

5/28 11:57

5/28 11:58

つつじと随身門

5/28 11:59

つい門に目が行きがち、実は49丁目

5/28 12:00

立派な本堂、こちらが50丁目です。

5/28 12:01

なぜか境内に車が、上ってきた？ナンバープレートがない？さてどうやって入れたでしょうか？答えはヘリで荷揚げしたそうです。私有地でナンバーも車検もいらない。車まで奉納です。

5/28 12:04

車は奥の院まで行けるそうです。ほかにユンボもありこちらもヘリであげたそう。大きい宿坊には夏多いときは1500名も泊まるそうです、間違いなく日本一の山小屋？

5/28 12:04

ここで裏参道から登られた甲府の方とお別れ、いろいろ山梨情報を聞き大変勉強になりました。ありがとうございました。

5/28 12:04

5/28 12:05

最後の団体さん、上るときに一番に抜いた？をお迎えする僧侶の方々。こちらにもしっかりご挨拶していただきました。お世話になりました。

5/28 12:05

5/28 12:08

和光門で列を整理？して上がっていかれました。

5/28 12:20

5/28 12:27

5/28 12:31

青雲坊

5/28 12:32

5/28 12:32

ひっそり、

5/28 12:32

冷たくておいしいお水は出っ放し。

5/28 12:38

下界は晴れてる模様。

5/28 12:39

久しぶりの青空、

5/28 12:39

5/28 12:43

31丁目、

5/28 12:44

初心に戻れたかな？

5/28 12:47

甲府盆地、金峰山方面がかすかに

5/28 12:47

夏のようだ

5/28 12:47

5/28 12:47

5/28 12:48

5/28 13:02

中適坊

5/28 13:08

5/28 13:17

突然目の前を鹿が横切る、

5/28 13:26

肝心坊13丁目

5/28 13:26

5/28 13:29

だいぶ降りたのでヒル除けに持参の濃い塩水をミストで靴に吹き付け、

5/28 13:31

奉納、稲川淳二？さすが白装束が似合うからね、と思ったら、淳一様でした。

5/28 13:31

5/28 13:31

造りが微妙に違う。

5/28 13:53

5/28 13:53

杉が大木になるとゴールは近い

5/28 13:53

つづらにきれいに整備されているから上りやすいが実はこんなに急斜面です。

5/28 13:56

ナナイタガレから崩落もおおいのか堰堤には岩がびっしり。

5/28 14:00

神力坊まで戻る、一人の方が食べていた冷やしトマトがやけにおいしそうだったので。

5/28 14:02

ミニサイズのコーラと

5/28 14:03

梅干し、お茶は自由にどうぞとのこと。

5/28 14:07

神力坊、山バッチは聞いたら昔はあったが最近は作ってないらしい。

5/28 14:07

冷蔵庫いっぱいの冷やしトマト。一つ200円です。

5/28 14:08

ここからは駐車場まで3分ほど

5/28 14:08

5/28 14:11

5/28 14:11

ゴールです。

5/28 14:12

天気がいいのでもう一度白糸の滝を撮影に

5/28 14:13

5/28 14:13

5/28 14:13

5/28 14:13

虹が出てる

5/28 14:14

5/28 14:14

5/28 14:14

5/28 14:15

5/28 14:16

羽衣登山口にも何軒かある宿泊施設

5/28 14:16

上流方面

5/28 14:17

早川への下流方面

5/28 14:23

上の登山口駐車場がいっぱいの際はこちらに停める、かなりの台数停められそう。

5/28 15:21

甲府南IC最寄りのみたまの湯、770円とちょっと高めの設定ですが、内湯からも広い露天からも展望が抜群です。混んでるけど広いのであまり気にならない。

5/28 15:21

南には甲府盆地ならではの果物畑が広がる。

5/28 15:58

併設の食事処でそばと山梨名物トリモツ定食1300円位。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

Xperia Z3 SO-01G SONY

感想

reopapa

敬慎院に7回もお参りした友人に話しを聞いていた七面山、それにしてもその信者の数は圧倒的だった。敬慎院まではいつもとは勝手が違う登山に、ただ途中4か所に休憩舎（本来は違う目的だが）があり、トイレ、お水もいただけ恩恵にもあずかってしまう。山上の寺院は想像以上に立派、深い霧に包まれた一の池の幽玄な雰囲気にも心洗われ信者ではないがいろいろな思いがわいてきた。ここで甲府から来られた方とご一緒になりしばらくの間たくさんの山梨情報を聞かせていただいた。本日の楽しみは随身門からの富士山、ナナイタガレの大崩落地、希望峰からの南アの眺望の三つだったがどれもかなわなかった。もう一度来なさいと言われているかのよう。暑くなりヤマビルも前日に出たらしい、再訪は暑さが落ち着いた秋にしようかな。

コメント

yahiro70

参考にしています
登るのは平日がよさそうですね。蛭がいるんですか？

reopapa

Re: 参考にしています
敬慎院に電話するとヒルの発生情報を教えてくれるみたいです。前日出たらしいですが、この日は出ませんでした、雨あがりやじめじめした湿度の高い日は避けたほうがいいでしょう。２０丁目以下の低いところはあまり休まないとかでしょうかね。