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Yamareco

記録ID: 115365
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

秋田県湯沢市(旧雄勝町) 神室山 (沢沿いから上り尾根経由で下山)

2011年06月04日(土) ~ 2011年06月05日(日)
 - 拍手
tak1155 その他9人
GPS
28:28
距離
14.9km
登り
1,311m
下り
1,296m

コースタイム

6/4 パノラマコース登山口7:45―第一吊橋8:10/9:00―第二吊橋9:23/50―第三渡渉点―御田の神14:40/50―窓くぐり15:08/15―神室山15:55/16:05―神室山避難小屋16:10
6/5 神室山避難小屋6:22―前神室山8:15/30―第三ピーク8:54―第二ピーク10:01―第一ピーク10:17/32―831mピーク11:04―パノラマコース登山口11:54
天候 6/4 晴れ
6/5 ガス
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
6/3 21:00水戸インタ―6/4 0:30東北道古川IC―2:00湯ノ岱温泉太郎兵衛旅館着、仮眠 パノラマコース登山口に車デポ
コース状況/
危険箇所等
登山ポストなし
トイレは神室山避難小屋のバイオトイレのみ

山形側は6/5だったが秋田側の開山日は未。このため吊橋の板雪での損傷防止のため外したままである。第三渡渉点近くの沢には雪詰まっていてスノーブリッジ状態である。崩落の危険性あり。
この二点のため沢沿いコースは今年の今の時期は一般的には推奨されない。

西ノ又川登山口はもっと先で車も入るがここに下ってくるのでパノラマ登山口に車デポ。
西ノ又川沿い左岸を歩く。
西ノ又川登山口はもっと先で車も入るがここに下ってくるのでパノラマ登山口に車デポ。
西ノ又川沿い左岸を歩く。
第一吊橋
二つの吊橋、雪での損傷を防ぐためか外してある。
一人ずつワイワに掴まりわたるので時間かかる
第一吊橋
二つの吊橋、雪での損傷を防ぐためか外してある。
一人ずつワイワに掴まりわたるので時間かかる
有名な句?
「老いて猶 かむろの道に汗ながる 由喜」
有名な句?
「老いて猶 かむろの道に汗ながる 由喜」
三十三尋滝
こちらの岸に渡るためのこの右が第三渡渉点。
三十三尋滝
こちらの岸に渡るためのこの右が第三渡渉点。
シラネアオイ。小ぶり。紫色薄い印象
1
シラネアオイ。小ぶり。紫色薄い印象
不動明王。水場はイマイチ
不動明王。水場はイマイチ
ようやく御田の神に出る。胸突き八丁を突破してからも長かった。
二重山稜風に思えた
正面はレリーフ峰と1240m峰
ようやく御田の神に出る。胸突き八丁を突破してからも長かった。
二重山稜風に思えた
正面はレリーフ峰と1240m峰
御田の神の祠
二重山稜の向こうの尾根に移るコルの雪田、マミヤ平というらしい。
右側の御田の神から少し下ってくる
窓くぐり側から見下ろす。
追い抜いていったソロの新庄の若者ここで分からなくなってギグアップして帰ってしまった。
二重山稜の向こうの尾根に移るコルの雪田、マミヤ平というらしい。
右側の御田の神から少し下ってくる
窓くぐり側から見下ろす。
追い抜いていったソロの新庄の若者ここで分からなくなってギグアップして帰ってしまった。
窓くぐり。納得の命名
窓くぐり。納得の命名
窓くぐりにもうすぐ出るところ
後続者を撮影
窓くぐりにもうすぐ出るところ
後続者を撮影
窓くぐりをくぐると稜線。南面展望開ける。
奥のピラミダルなのがこの山塊一の高さの小又山
窓くぐりをくぐると稜線。南面展望開ける。
奥のピラミダルなのがこの山塊一の高さの小又山
西ノ又分岐のピークにはミネザクラが咲き誇っていた。
森林限界を超えていないのである。
西ノ又分岐のピークにはミネザクラが咲き誇っていた。
森林限界を超えていないのである。
神室山。右下には避難小屋
左(東)の雪は役内川の源
2
神室山。右下には避難小屋
左(東)の雪は役内川の源
シラネアオイ2
山頂にて 奥は小又山。天気曇ってきた。
山頂にて 奥は小又山。天気曇ってきた。
バイオトイレ入り口
バイオトイレ入り口
バイオトイレの使用法
バイオトイレの使用法
バイオトイレの内部。用済み後ハンドルを回す。
バイオトイレの内部。用済み後ハンドルを回す。
出発前の記念撮影。
ガス巻いていて展望なし。
小屋は新築で木の香ふんぷんだった。
積雪時の二階の出入り口になる桟もう壊れていた。
出発前の記念撮影。
ガス巻いていて展望なし。
小屋は新築で木の香ふんぷんだった。
積雪時の二階の出入り口になる桟もう壊れていた。
神室山頂再び逆から越える
神室山頂再び逆から越える
レリーフ峰のレリーフ
ガス巻いていて祠は見つけられなかった
レリーフ峰のレリーフ
ガス巻いていて祠は見つけられなかった
ミネザクラ2
前神室山。パノラマコースは最初西に進む感じ。
前神室山。パノラマコースは最初西に進む感じ。
シラネアオイ3
昨日より紫色鮮明のように思う。
3
シラネアオイ3
昨日より紫色鮮明のように思う。
中央の真っ直ぐなのがコシアブラの木
これはまだ採取には早い
中央の真っ直ぐなのがコシアブラの木
これはまだ採取には早い
ザンゲ坂の下部
ザンゲ坂右手(東の)急な雪渓
冬道になるのだろうか。急斜面で怖い。
ザンゲ坂は藪うるさく、あまり通っていないように思う。
ザンゲ坂右手(東の)急な雪渓
冬道になるのだろうか。急斜面で怖い。
ザンゲ坂は藪うるさく、あまり通っていないように思う。
タムシバ
役内集落から見るパノラマコース
ザンゲ坂東の沢の雪渓(白い斜めの筋状)があるのが第三ピーク。その後ろが前神室山
1
役内集落から見るパノラマコース
ザンゲ坂東の沢の雪渓(白い斜めの筋状)があるのが第三ピーク。その後ろが前神室山
ズームイン

感想

みちのく小アルプスとも呼ばれる神室連峰の盟主を秋田県側から西ノ又川の沢沿いに登って尾根(パノラマコース)で下る周回コースを選んだ。
今年のこの時期、沢沿いのコースの報告ない。ヤマレコで3週間前の記録runrun08さんのパノラマコース往復はあるのだが。

その理由は登ってわかった。吊橋は板が外した状態であった。
揺れるので一人づつ渡るので時間かかる。腕力に自信のない女性はダブルカナビラでビレーして渡る。皆慣れて第二吊橋はスピードアップしたが。
第二吊橋で左岸に戻り沢から離れて山腹歩くようになり3,4つ沢を越え第三渡渉点はまだかまだかと歩を進める。
第三渡渉点は裸足で冷たい水中歩くことになるよりもひょっとして雪が詰まっていて容易に渡れるかもしれないなどとあれこれ考えながら歩く。その一つ手前の沢に雪が詰まっていた。先頭でルートを探していたリーダーが、スノーブリッジの端の雪を踏みぬいて冷たい沢に落ちいてしまい(後ろにいたのでその目撃はしていないのですが)緊張が走る。ザックを置いてその近くに急ぐ。
幸いリーダーは自分で這い上がってきてくれたが、雪解け水で体濡れ以後体冷えて調子悪そうでした。この時メガネ紛失された。

三十三尋滝を対面に見てようやく第三渡渉点に来たことがわかる。
問題と思っていたこの第三渡渉点はスノーブリッジを崩さないようルート選んで流れの狭いところを渡って前よりスムースに渡れた。
雪渓近くは体が冷えるので不動明王まで歩を進めて休む。ブヨが集まってくるのは不快である。ブヨに痛い目にあわされたことのある人はネットで防御している。

ここから胸突き八丁の急登である。御田の神まで400mの高さを登る。
二重山稜のような尾根に出てやっと御田の神である。小さい祠があり展望開けてくる。一旦マミヤ平の雪田に降り向こうの山稜の出るところが窓くぐりである。藪の中に切れ目がありそこを詰めるとその窓くぐりであった。展望が開けて目の下は役内川源流が所々雪を蓄え新緑とのコントラストが美しい。西ノ又分岐から直角に左に折れて南に向かい神室山に着く。途中短い岩場あって左右は絶壁でヒヤヒヤした。神室山避難小屋は西に3,4分も下るとすぐそこ。つい最近新築なっって真新しい。寝具も初おろしであった。バイオトイレが最先端を行く。
定員30名のところ今回は4パーテイ16名の登山者が泊まる。2階で宴会、19:00過ぎでお開き。

夜中風の強いこと、雨も降っているように思えたが雨はなし。ガスが巻いていた。

6/5 朝ガスの中、カッパ着て出発。ガスで見通しは15〜20m。前神室山までは緊張して歩くが、ここからは下るほどガスも薄くなりまた天気も回復してきて、山菜のコシアブラ採って行こうということになり欲が絡んで隊列乱れる。後半は曲がり竹の子も採取。
第三ピークの下りから雪が出てきてザンゲ坂の夏道は藪、倒木多くあまり歩かれていない模様である。雪の急斜面は危険であるので夏道下ったが、残雪の時期はその東の沢の雪の斜面を上り下りするのだろうか?
ザンゲ坂を下ると第二ピークである。すぐに第一ピーク。ここからは一本調子の下りが登山口まで続く。

パノラマコースの方はブヨに会わなかった。手袋の終わるところ二箇所食われて腫れていることを下山後知る。強烈です、東北のブヨ!

山中小屋の他、上り2人(それぞれソロ)が追い抜いていき、下り時1人が登ってくるのと会っただけ。静かで予想外にタフな山だった。そして高山植物の宝庫であった。

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