南八甲田 逆川岳 くの字湿原 横沼手前まで
- GPS
- 07:48
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 690m
- 下り
- 702m
コースタイム
07:52 九重の滝
07:55 入山
10:43 くの字湿原 到着
休憩
10:54 くの字湿原 出発
12:07 横沼上部湿原 到着
昼食・休憩
13:09 横沼上部湿原 出発
14:05 十文字
15:20 国道394号に復帰
15:31 城ヶ倉大橋黒石側駐車場 到着
解散
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
20台程度の駐車可能で水洗トイレも完備しています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山ポストはありませんので、各自それなりの対処が必要となります。 ※ このルートは国土地理院の地形図に載っていませんので、随所で道がわかりにくくなっています。 標高が上がるにつれて藪もどんどん濃くなっていきます。 さらに今の時期は雪が残っていますから、簡単に道を見失います。 ※ 地形図とコンパスは必携 ! できればGPS持参が望ましいと思います。 ※ くの字湿原と横沼の間はとても残雪が多いため、ほとんど道がわかりません。 さらに横沼に下りる最後の沢は雪解けで水量が多く、ずぶ濡れになる事間違いなしです。 ※ 各所にある残雪での踏み抜きに注意してください。 ※ 八甲田周辺の十和田・八幡平国立公園内での山菜採りは禁止されています。 ※ 下山後の温泉は、酸ヶ湯温泉やホテル城ヶ倉が近くにあります。 ・酸ヶ湯温泉…日帰り入浴 大人600円 (休憩室利用の場合は1000円) 混浴のひば千人風呂と、男女別の玉の湯があります 露天風呂無し 玉の湯にはシャンプー・ボディーソープ付 ひば千人風呂は温泉成分が強力すぎて石鹸類が使えません 利用可能時間 ひば千人風呂 午前7時〜午後6時(午前8時〜午前9時は女性専用時間) 玉の湯 午前9時〜午後5時 ・ホテル城ヶ倉…日帰り入浴 大人1000円 シャンプー・ボディーソープ付(露天風呂付) マッサージチェア無料 利用可能時間 午前11時30分〜午後3時 |
写真
感想
優秀な記録者のしゅんさんが書いた記録を見ながら感想を書きます。
GPSってすごいですね。迷って歩いたのみんなバレテしまいます。
まず、最初の登り口で左の倒木がいやで、直登したのが、いけなかった。すっかり、道をはずれる楽しさインプットされてしまった。
そして、残雪に道を失い、ピンクテープも探せずに、右よりによって、1200をはるかに越えて、さすがにこの先頭にはついていけないと4人で相談して、GPSにたよって現在地把握、コンパスでくの字湿原のくの頭に合わせて、ヤブをつっきり、やっと第一目的地につきました。みなさんのおかげで帰ってこれました。
ほっとしたところでOさんのお手製水羊羹をみんなでご馳走になり、さあ出発。
すぐ視界が開けて櫛ケ峯の姿に感動するはずだったが、ちょっと雲かかってイマイチの南八甲田だし、それより、下界に広がる雪原にぼ〜ぜん。でもすぐ気を取り直して、下り始める。
しゅんさんが、尻滑りで降りる。今年尻滑りしていないかもと思ってすぐ後に続く、その後ろをお尻ぬれるのいやだと言ったOさんが結局尻餅ついて滑ってくる。みんな大笑いです。
その後、適当にヤブ越え歩き出すと、スキー用のピンクテープが目につく(枝の高いところについたやつ)、ついついひっぱられて、横沼に直接降りかかる。そうそうそんなことしたら、降りるのでなく、落ちる状態で横沼と対面することになるのを予測できたのに。
でもなんか楽しくなって雪渓ヤブ雪渓ヤブと交互に横沼の崖の上のあたりまで行って、横沼を木々の間にかすかに見て、「ね、みんな横沼見たよね」と同意を求めたが、やはりそれでは、目的達成にはならないとのことで、もう一度尻滑りの箇所までもどり、横沼西側の湿原を目指す。見たことある横岳の腹の景色、そうそうこんな感じと思いつつ歩くと、先頭のOさんがロープのついた滝道路をみつける。私とOさんは、たがじょ。しゅんさんはピン付き長靴。Iさんと体験Mさんは、慣れない長靴におそるおそる滝道路を降りる。雪融けの冷たい水がたがじょにしみてきて気持ちいい、沢登りみたいとみんなで騒ぐ。
しかし、時間も12時、先はさらに水量が増しているようなので、時間切れ撤退とする。もどりながら昼食場所探す。スコップで雪のテーブル作りたいような雪原にミズバショウをながめられる場所に決定。
ここからが、本日のメインイベント、ミズバショウに目をやる暇もないくらいの、なべの作業が待っていました。5人全員が手伝って、おいしいトックリイモなべを完成させ。おいしく食べたと思いきや、次はクラシュコヒーゼリー。そして最後はロイヤルミルクティ。大満足で、帰路につきました。
そしてまた、楽な道、楽な道と求めて結局ヤブにはまっていくのです。出たのは、くの字の真ん中のとんがりあたりです。これまた、ヤブ漕ぎした後の湿原なので、とてもうれしいです。北八甲田の景色も格別。
後は、夏道どおりに帰るだけのはず、最初は「道はいいね〜」と言ってましたが、いつの間にか道でなく沢づたいに下りていて、沢の雪を割ったり、またまたヤブ漕ぎ状態。途中で本道に合流し、森の中をコシアブラの木をながめつつ進みます。十文字(木に大きく十文字と書いてます)まで下りて、なごりおしいけど、後30分で道路についてしまいます。と言ったのに、さらに1時間以上かかって、下山しました。
今回は、ヤブ好き5人集まったようで、体験のMさん、タイツで参加のIさんも文句も言わずについてきてくれて本当にありがとうございました。みなさんのおかげで、楽しい登山でした。
でも、先週に懲りずに、コンパス合わせないで、反省しています。
おおさわさん、優秀だなんて (^^ゞ
褒めても何も出ませんよ (笑)
やまかけさん、花の名前の追加ありがとうございます !
ハンパに書くよりは、潔く空欄にしておこうと思って (^^ゞ
では、感想です。
今回は、たがじょで数々の山行計画が上がりましたが、奥歯の抜歯後だったので一番軽めの山行に参加したつもりでした。
でも、結果的には・・・どうだったんでしょうかね ? (大笑い)
そこそこの藪は山菜採りで慣れてはいるものの、くの字湿原付近の藪は一級品でした (笑)
今回の敗因は、もともとハッキリしていない道であったところに、残雪で道を見失ってしまい、登山ルートとは違う目印に引っ張られてしまった事でした。
どんどん深くなっていく藪をかきわけて、少し大きめの残雪帯に出たところで文明の利器を出しましたが、
最初からコンパスを出していたとしても、あの森や藪の状態では厳しいものがあったと思います。
残雪帯でもすぐに文明の利器は出さず、まわりの地形や山から現在位置を特定しようかと試みましたが、
地形は藪で見通しが利かない、山は雲で覆われる、持ってる地図もそこまでは入っていない、などなどで現在位置の特定は困難でした。
私が持っていた文明の利器は GPS ロガー で、地図の表示機能はありません。
衛星からのGPS電波をキャッチして、歩いた軌跡を緯度経度で記録していくものです。
ただ、現在位置の緯度と経度の表示はできるので、地図に緯度と経度を印刷しておけば、
今回のような時の最終手段として、現在位置を一発で特定する事が可能です。
ですから、私は地形図に緯度と経度線を 5 秒間隔で印刷させた地図を常に持ち歩いています。
現在位置をGPSロガーで特定させてしまえば、あとは地図で目的の方向にコンパスを合わせるだけ。
その場から、くの字湿原までだけは私が先頭を歩き、出来るだけコンパスに忠実に直線的に藪に切り込んでいきました。
その藪が一級品 ! ! ! ! !
生えている根曲がりだけの太さは親指クラス、密度は約10cm間隔、背丈は約2mで、完全に壁 ! (爆)
藪に負けないように、できる限り無理やり真直ぐ突っ切る事を心がけましたが、さすがに後続の女性陣から何度もストップが掛かりました。
このままじゃマズイかな・・・と思い、途中で比較的藪が薄い方向へ進み、少し歩いたところから方向修正を試み、何とか目標の「くの字湿原」に出る事ができました。
実は私、こうやってGPSロガーから緯度経度を知って復活したのは3回目 (爆)
これからもできるだけ活躍してもらいたくはありませんが、万が一の時のために持ち歩いていきたいと思います。
くの字湿原に出てからは、これまで通り最後尾を歩いて藪斜面を楽しんで歩き回り、何とか横沼を目指そうとしましたが、最後は雪解けで増水した沢で敗退。。。
でも、楽しい藪漕ぎのひとときでした !
いつかまたリベンジしてみたいと思います。
待っていろよ横沼・・・あ、冬には行ったから・・・待ってろよ夏の横沼 !
個人の記録です
86 登目
2011 年 20 登目
逆川岳 2 登目
同じ山でも、季節次第で色々楽しみ方がありますね。
しゅんせいさん、大澤さんお疲れ様でした。
同じ山でも、ほんと季節で全く違いますね
これだから山っておもしろいんでしょうね !
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