双門の滝から山上ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 2,883m
- 下り
- 2,880m
コースタイム
- 山行
- 10:15
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 12:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
サブザック
行動食
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
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感想
関西最難関だとかのウワサを聞きつけたのでジャックナイフ氏に話を持ちかけた。
帰ってきた返事は「最強っつっても所詮は破線ルートだろ?」だった。ダハハ(^_^;)
まぁロープ使うワケでもないしバリエーションでもないので言われてみればその通りである。島国からわざわざ行くほどのものではないと思い、興味は薄れていた。
が、計画復活。暗黒系縦走がオプションに加えられて。
んでもってニューチャレンジャー・シマさんも行くこととなり、三名で行ってみた。
【双門の滝】
普通の人で登り7時間とか8時間くらい?強いパーティーや、日帰りを決め込んで軽量だったら6時間くらいで登っている。中には5時間台で登ってしまう屈強チームの記録も見かけた。
後々の行程を考えたら5時間くらいで登らないと後がキツイ。
80%で行く、体力温存したいからと、言ってたワリに熊渡から狼平まで4時間24分で登らされた。ワタクシがいなければ3時間台で登ってたんじゃないだろうか。
まぁ無雪期のただの一般道登山でスピード自慢しても仕方のない事ではあるが。
ハシゴ無双にはほとほと疲れた。
【大峯奥駈道北部】
弥山からは快適だったけど行者還岳から大普賢岳の辺りはアップダウンが連続した。あと、女人結界内はやや険しい。南部もアップダウンキツイらしいけど熊野古道に興味ないのでどっちでもいい(^_^;)
ビバークなんてカッコいい言葉なんか使わない。野宿。上等、上等と思っていたけど少し違うかったらしい。シュラフ&マットを持っていたのはワタクシ只一人。
「テキトーなところで寝るけどシュラフ&マットは使う」のは野宿じゃないらしい
双門の滝というルートがあり梯子や鎖が続いていて面白うそうですとSHINが前に行ってきたことがあった。
確かに記録を見るとそれなりに厳しいような事を書いてある。とはいえそれは行く人の主観であるから鵜呑みにはできないのでそれ単体で行こうとは思わなかった。
ただ大峰という山系には興味が以前からあったし、季節も新緑時分だし、一度大峰という山を体験するのと同時に出来れば自由気ままに歩きたかった。
そこで考えたのは、双門の滝をアプローチとして弥山、行者還、山上ヶ岳の周回コース。装備はできるだけ持たない。水と行動職だけ持って歩き続け、気が済むまで歩いて疲れ切ったらその場で寝転がる。そういうのをイメージした。
ところがその意図がいま一つ徹底されてなくてメンバーの中にはマットやシュラフさえ持ってきたものがいたのは残念だった。
とはいえ本当の意図をちゃんと説明していたら出発前にこの計画は無くなっていたかもしれない。
ともあれ、朝の5時過ぎに観音山登山口を歩き始めた。双門の滝は予想通りよく整備されていた。ただ間違いの踏み跡も多く、徒渉点もあるので天気が悪ければ難易度は上がると思われた。通常の出発地点から4時間半で狼平に着いた。ここで縦走用の水を汲んで弥山に出発した。
そこから弥山を超え、奥掛道をたどったのだが、とても気持ちのいい道だった。シャクナゲやシロヤシオが目に優しい。
大普賢岳を超え、行動時間が10時間を超えると、昨日ほとんど寝てないのが堪えてきて体に力が入らなくなってきたがペースはそれほど極端には落ちなかったのでこのまま歩き続けてゴールに向かってもいいかなと考えたが、他のメンバーはやはり明るい道を歩きたいだろうと思って予定通り小笹の宿に泊まることにした。
最初は適当にそこらで寝転がるつもりだったが思ったよりも寒かった。この時期なので寒いだけで死ぬことは無いし、それもまた一興と思ったのだが、一般的な理解を得ることが出来なかったので小屋の中に泊まることにした。
案の定21時過ぎには寒くて目が覚め、それからはずっと起きていた。寒さに震えているくらいなら出発した方がましなのだが、他の2人は眠れているようだし、ここでたたき起こして暗闇の中を下山するよりも、ここは自分が我慢して少なくとも山上ヶ岳で夜明けを迎え、景色を楽しみながら下山した方がいいだろうと思った。
それでも3時には起きて、15分位出発した。山上ヶ岳には思ったより早くついて辺りは真っ暗だった。明るくなるまでしばらく待った。
漸く陽が登り、周りの景色を目に焼き付けた後で山頂を後にした、今から降りても時間が早すぎるので、計画には無いが、稲村岳を往復しようかと提案したが、体力的に一番落ちるSHINが反対した。まあ、無理に行く事もないのでそのまま下山した。しかしこういうの所で登っておかないとまた来ることも早々ないだろうし惜しいことをしたと今では思う。ともあれそこからは、観音山アップダウンなんかもあったが順調に推移し、早い時間に下山することが出来た。今回は少し寒かったが工程は無事こなせたし、それ以上にこの山域が楽しいことに気が付いた。また来よう。
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