初夏の南八ヶ岳 爆風の稜線に咲く花を愛でる

2017年06月10日(土) [日帰り]

• GPS: 08:23
• 距離: 21.2km
• 登り: 1,651m
• 下り: 1,638m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:34
• 休憩: 1:50
• 合計: 8:24

4:39 美濃戸口
5:15 5:17 やまのこ村
5:19 5:19 赤岳山荘
5:24 5:24 美濃戸山荘
6:18 6:21 中ノ行者小屋跡
7:03 7:15 行者小屋
7:57 8:04 地蔵の頭
8:10 8:10 二十三夜峰
8:19 8:24 日ノ岳
8:27 8:34 鉾岳
8:35 8:43 石尊峰
8:44 8:53 横岳（三叉峰）
8:56 9:03 無名峰
9:07 9:11 横岳（奥ノ院）
9:19 9:19 台座ノ頭
9:33 9:48 硫黄岳山荘
10:04 10:11 硫黄岳
10:22 10:23 赤岩の頭
10:58 10:59 ジョウゴ沢
11:02 11:02 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
11:07 11:27 赤岳鉱泉
12:03 12:04 堰堤広場
12:28 12:29 美濃戸山荘
12:33 12:33 やまのこ村
13:03 13:03 八ヶ岳山荘
13:03 ゴール地点

天候

明け方：晴れ　早朝：ガス　午前：晴れ+爆風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：毎日アルペン号　竹橋発23：00　美濃戸口着04：30
復路：美濃戸口発13：20　茅野駅：特急あずさ20号14：19発

コース状況／危険箇所等

<美濃戸山荘〜南沢〜行者小屋>　一部残雪残るもアイゼン等不要
<行者小屋〜地蔵の頭>　急登、足場階段あり。
<地蔵の頭〜硫黄岳>　随所に梯子、鎖あり。転落注意。
<硫黄岳〜赤岳鉱泉>　比較的整備されたルート。

写真

6/10 4:41

薄明るくなった頃、八ヶ岳山荘を出発

6/10 6:58

南沢から見上げる稜線。この頃はまだガスが掛かっていなかったが・・・

6/10 7:16

行者小屋に到着。阿弥陀岳もくっきりと見える。

6/10 7:16

久しぶりの行者小屋。ここに来ると「さあ、登るぞ〜！」　と気合が入る

6/10 7:48

しかし、赤岳のピークにはガスが掛かっている。

6/10 7:59

地蔵尾根から見上げる赤岳天望荘

6/10 8:03

赤岳は完全に雲の中〜

6/10 8:04

地蔵尾根から進路を北にとることに

6/10 8:05

杣添尾根と県界尾根の眺め。谷の曲線がいい感じなのだ。

6/10 8:12

振り返る赤岳、依然ガスの中だ・・・

6/10 8:19

鉾岳への登り

6/10 8:25

オヤマノエンドウが曇り空の沈んだ気分を盛り上げてくれます。

6/10 8:27

岩の隙間にもたくさん咲いていた。

6/10 8:30

逢えた・・・ツクモグサ　まだ朝早いためか、開き加減は控えめかな。

6/10 8:33

爆風によりブレブレですが・・・

6/10 8:41

オヤマノエンドウの色彩が鮮やかでいいなぁ〜

6/10 8:42

キバナシャクナゲの蕾が綺麗〜

6/10 8:46

キバナシャクナゲ　咲き始めています

6/10 8:47

淡い黄色から完全に開くともっと薄くなるんだろうね。

6/10 8:48

優しい色、柔らかい色です。

6/10 8:50

イワウメでしょうか。こちらも咲き始めかな。

6/10 8:53

三叉峰までやってきました。この後猛烈な爆風に襲われます〜

6/10 8:54

爆風がガスを飛ばしてくれたのだろうか、急速に視界が開けてきた〜

6/10 8:55

一気にテンションアップ↑

6/10 8:56

横岳山頂付近も青空が広がってきた〜

6/10 8:58

晴れてくると花たちも鮮やかに

6/10 8:59

振り返ると赤岳も姿を現してくれた。もう今日は逢えないかとおもったよ。

6/10 8:59

いい眺めだ。

6/10 9:00

阿弥陀岳も一緒に

6/10 9:01

上空の空も青さが戻ってきた。

6/10 9:02

美しい稜線に魅せられます

6/10 9:09

横岳山頂〜

6/10 9:09

硫黄岳への稜線　縦走気分を盛り上げてくれます

6/10 9:10

いい眺め。でも写真ではわからないけど爆風です。

6/10 9:10

横岳直下は切り立ってます

6/10 9:19

台座の頭はトラバースで

6/10 9:22

硫黄岳山荘が見えてきましたよ。しかし小屋までが大変だった。何度も爆風に飛ばされそうになった。

6/10 9:34

硫黄岳山荘で行動食＆爆風対策を。

6/10 9:51

絵は穏やかですが、爆風です・・・

6/10 10:05

硫黄岳の爆裂火口は物凄い迫力だ

6/10 10:05

火口には残雪も多いようだ。

6/10 10:06

切り立った崖、足元から崩れそう〜

6/10 10:06

赤岳〜　差されてます

6/10 10:06

硫黄岳からの赤岳

6/10 10:07

今度はここから北の天狗岳〜北横岳を縦走したいものだ

6/10 10:11

ケルンと赤岳〜阿弥陀岳

6/10 10:14

硫黄岳の稜線はたおやかだ

6/10 10:14

ここからしばらくは赤岳を楽しみながらの下山ルートだ。

6/10 10:23

硫黄岳とその稜線、緩やかなカーブが面白い

6/10 11:41

右はコミヤマカタバミ　左もカタバミの一種かな。

6/10 11:51

キバナノコマノツメとシロバナヘビイチゴ　仲良し〜

6/10 12:11

北沢沿いにあるシロバナヘビイチゴの群生

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール ヘルメット

感想

tekapo

梅雨入りした関東甲信越地方、
週末の天気も日を追うごとにコロコロと変わる始末に
行先を決めかねていた・・・・

久しぶりの土日連休が取れるこの週末、
当初は平標山〜谷川岳へ行こうかと計画していたが、
ヤマ友のレコには南八ヶ岳のツクモグサの記事が楽しげだ。

急きょ、まいたびのバスを予約し、竹橋からバスに乗り込んだ・・・

予定よりも少し早い午前4：00過ぎバスは美濃戸口へ。
夏至が近いこともあり空は白みだしていた。
歩き出せばヘッドライトは要らない。
南沢から行者小屋へ。

いつもこの小屋に来るとテンションが上がるのは
他の登山者もきっと同じだろう。
目の前にそそり立つ岩峰を見れば・・・・

しかし、赤岳のピークはガスが掛かってきた。
どうしよう・・・　
でも今日の決断は早かった。
赤岳回避〜　です。
今日はお花目当て。
「ヤマテン」では稜線は爆風が吹く予報だったので
危険を回避して赤岳はパスです。

地蔵尾根を登り、赤岳には一目見ただけで足は北へ。
お目当てのツクモグサへと歩き出すのみだ。

次第に足元もガスが掛かるようになってきた。
視界が悪い。
せっかくのお花見なのになぁ〜
と歩いて行くと岩峰に架けられたかのルートの脇に
小さく群生しているツクモグサ。

まだ朝早いためか、その花びらは少し閉じていたが、
その愛らしさは十分に魅力だ。
でも折からの爆風にカメラがぶれて、花も揺れて写真が定まらない・・・

その後もキバナシャクナゲ、オヤマノエンドウなど
沢山の花が楽しめた。
しかしあまりの爆風に足を止めて写真を撮るのが困難・・・
結局背負ってきたデジタル一眼もザックから出さず終いだった。

南八ヶ岳の美しい稜線、そしてそこに咲く高山植物の花たち。
爆風に耐えながらも楽しい一日を過ごせたことに感謝！！