硫黄岳-横岳 〜赤岳鉱泉にBCを置いてツクモグサ探索
- GPS
- 28:34
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,729m
- 下り
- 1,719m
コースタイム
15日:赤岳鉱泉5:00 - 6:20赤岩の頭 - 6:50硫黄岳 - 7:10硫黄岳山荘 - 7:55横岳(奥ノ院) - 9:00地蔵の頭 - 9:45行者小屋 - 10:15赤岳鉱泉11:35 - 13:45美濃戸口
(GPSの記録はトラブルで横岳山頂付近のデータが不安定だが修正無しで掲載した。)
天候 | 14日:曇り時々晴れ 15日:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:美濃戸口の八ヶ岳山荘前にあり ■道の状況: (美濃戸口〜美濃戸) 凸凹の多い林道 (美濃戸〜赤岳鉱泉) 最初の1時間ほどは林道。その後沢沿いの登山道。急登の場所はなく、美濃戸口からの標高差700mは終始緩やかな登りが続く。 (赤岳鉱泉〜硫黄岳) 樹林帯の中をやや急に登っていく。危険箇所はないが、古い赤布などが残っているので、沢の近辺では道迷いに注意。 (硫黄岳〜横岳〜地蔵の頭) 横岳の稜線に達してからは岩場、鎖場が連続する。難度は高くないが左右は切れ落ちている箇所も多く、転倒などしないように注意が必要。 (地蔵の頭〜行者小屋) 地蔵尾根は以前に比べると整備が進んでいる模様。それでも崩れやすい部分もあるので落石や転倒に注意。 (行者小屋〜赤岳鉱泉) 特に問題なし。 ■入浴:美濃戸口の八ヶ岳山荘で入浴できる模様。「もみの湯」も近くて良いが第1、第3水曜日は定休なので注意。 |
写真
感想
ツクモグサ発見と今年のテント泊のウォームアップを兼ねて南八ヶ岳へ。
天気が安定しない梅雨時のため日帰りも考えたが、自分の体力ではちょっときついと考え直し、赤岳鉱泉にBCを置いてゆっくり回ることにした。
出発は美濃戸口。車高の低い自分の車では美濃戸までのダート林道は絶対ダメ。
しかしテント装備を背負って歩くとこの1時間はかなりのハンデになる。
美濃戸からは左手の北沢へ。
沢に出会うまで林道がさらに1時間ほど続く。
沢沿いの登山道になると空気が冷っとして涼しい。
何度となく沢を渡り返して、赤岳鉱泉までは終始緩やかに標高を上げて行く。
とは言っても、テント装備を700m運び上げた足には相応のダメージがある。
平日なのでお昼時の赤岳鉱泉には工事の人達しかいない。
これは今晩はテントは一張りだけかな? と思っていたら3時頃までには三張りになり、小屋の宿泊客もぽつぽつと到着した。
日没後、稜線のガスが切れて円い月がちょうど赤岳の左肩から昇って来た。
翌朝は少し寝過して4時に起床。食事とテント内の整理を済ませ、サブザックで5時に出発。
空は快晴。樹林帯の中を硫黄岳へ向かう。
途中赤布を見間違えて裏同心ルンゼに踏み込んでしまい5-10分ロス。
ルートから外れていることをGPSですぐ確認できたので良かった。
赤岩の頭まで登りきると大きく展望が得られる。
阿弥陀岳の向こうに北岳、甲斐駒、仙丈が並び、西から北へ目を移していくと中央アルプス、御嶽、乗鞍、さらに北アルプスは後立山まで視程に入る。
硫黄岳の山頂まで上がって赤岳方向を眺めると、東側からガスが昇って来ているのが少し気になる。
硫黄岳山荘で気合いを入れて、いよいよ横岳の稜線に向かう。
すれ違う人全員にツクモグサの様子を聞いてみるが、「数は少ない」という答えが殆ど。
奥ノ院のピークが近づき、あんな尖がりの上に登りたくはないな、と思っていたら予期しないタイミングでカニの横ばいが現れる。
心配したほど難度の高い鎖場ではないが、この後も鎖場は地蔵の頭まで続くのでなかなか疲れる。
奥ノ院辺りから、今度はすれ違う人からツクモグサについて聞かれるようになってくる。
どうやらみんな期待したほどの数のツクモグサを目にできなかったようだ。
最初のツクモグサを見つけたのは三叉峰を数分過ぎた辺り。
だが花はまだよく開いていない。陽はそれなりに当たっているのだが時間が早すぎるのだろうか。
その後もぽつぽつと見かけるが、どれも花は閉じている。
ようやく開いているツクモグサに出会えたのは日ノ岳の近く。
保護のためにロープの張ってある西側の小さな斜面に数輪が咲いていた。
三脚を据えて撮影するが、ロープのため近くには寄れず望遠レンズもないのでもどかしい。
2週間ほど前からツクモグサの報告はあるので、特に開花が遅い訳でもないのではないか。
恐らく株によって早い株と遅い株があり、今回はちょうど端境期だったのかも知れない。
地蔵尾根を慎重に下り、行者小屋を経由して赤岳鉱泉に戻る。
テントを撤収し、小屋のラーメンを食べてから下山にかかる。
沢に沿う気持ちの良い道が終わると退屈な林道歩き。
昨日は気のつかなかった林の中のショートカットを見つけたので通ってみる。
GPSの記録を見るとかなりの短縮になっていることが分かる。
美濃戸から美濃戸口の間でもショートカットを見つけた。
こちらは比較的長く林の中を歩き、倒木なども何箇所かあるのでかなり不安になる。
しかもそれ程の短縮にはなっていなかった。
下山後いつものように「もみの湯」に行ってみると何と定休日。
仕方なく中央道を越えて「ふれあいセンターふじみ」まで10kmも車を走らせた。
私も一週間前に行っていますが、花が開いていなかったのでちょっとがっかりでした。今回は開いているものの数は少なかったようですね。花の時期って難しい
でも、槍穂が見える天気に恵まれてうらやましい限りです。
はじめまして。
tekutekugo さんのレポートも参考にさせて頂いて出かけました。
林道のショートカットの件も書いてあったのでキョロキョロ探して見つけました。
帰って来てから思ったのですが、やはり朝早い時間だったから開いてなかったのかも知れません。せめて10時くらいだったら開き始めたのではないかと。
まあ、また来年も行ってみます
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