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Yamareco

記録ID: 1167391
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

北アルプスが一望、針ノ木岳(北ア)

2017年06月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:00
距離
10.6km
登り
1,478m
下り
1,458m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:47
休憩
0:11
合計
6:58
6:31
47
7:18
7:21
118
9:19
9:21
100
11:01
11:02
53
11:55
12:00
51
12:51
12:51
38
13:29
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 富山からは北陸自動車道から糸魚川インターチェンジで降りて、国道148号線を進み立山黒部アルペンルートの扇沢駅を目指します。扇沢駅の向かって左側の関西電力作業道路脇に登山口があります。
コース状況/
危険箇所等
 登山口〜針ノ木雪渓の取り付きポイント 大町山岳会で目印の赤印が設置されてあります。途中から右岸を進む残雪期のコースとなるようです。標高1530m付近で夏道をふさぐ雪渓が出現。堰堤を手前で左岸に取り付き夏道に合流します。
 針ノ木雪渓〜針ノ木小屋 標高1730m付近で夏道から雪渓に取り付きました。今年は雪が豊富で特に危険な箇所は無いと思います。雪面には大小の岩が転がっていますので、落石には注意。
 針ノ木峠〜針ノ木岳頂上 針ノ木峠からちょっとだけ夏道で、すぐに雪稜を進みまた夏道、その後は山腹をトラバースします。斜度が急な箇所もあるので滑落に注意。雪は腐っているので滑落の恐れは少なく、滑落したとしてもピッケルがあれば停止できると思います。
 針ノ木岳〜スバリ岳方面 途中の登山道は脆い岩場があり行きませんでした。
針ノ木登山口からスタート。
2017年06月11日 06:32撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 6:32
針ノ木登山口からスタート。
いきなり雪の塊が。でもちょっとでした。
2017年06月11日 06:33撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 6:33
いきなり雪の塊が。でもちょっとでした。
また雪が出てきたり。
2017年06月11日 06:48撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 6:48
また雪が出てきたり。
雪渓を横切って。
2017年06月11日 06:52撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 6:52
雪渓を横切って。
堰堤を越えて。
2017年06月11日 07:03撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 7:03
堰堤を越えて。
登りは堰堤を左岸に移動して。
2017年06月11日 07:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 7:11
登りは堰堤を左岸に移動して。
夏道に出ます。
2017年06月11日 07:15撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 7:15
夏道に出ます。
大沢小屋手前は高校登山部のテントが多数設営。
2017年06月11日 07:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 7:18
大沢小屋手前は高校登山部のテントが多数設営。
夏道から雪渓に取り付きます。
2017年06月11日 07:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 7:29
夏道から雪渓に取り付きます。
針ノ木雪渓を登って行きます。
2017年06月11日 07:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
6/11 7:30
針ノ木雪渓を登って行きます。
高校登山部の訓練のようです。
2017年06月11日 07:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 7:44
高校登山部の訓練のようです。
雪渓を詰めていきます。
2017年06月11日 07:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 7:44
雪渓を詰めていきます。
雪面の所々に転がってきた岩が。
2017年06月11日 08:22撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 8:22
雪面の所々に転がってきた岩が。
マヤクボ沢との分岐点に到着。
2017年06月11日 08:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 8:35
マヤクボ沢との分岐点に到着。
最後はソコソコの急登を登り上げて行くと。
2017年06月11日 09:09撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 9:09
最後はソコソコの急登を登り上げて行くと。
針ノ木小屋が雪に埋まった針ノ木峠に到着。そして北アルプスがドーン。
2017年06月11日 09:20撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 9:20
針ノ木小屋が雪に埋まった針ノ木峠に到着。そして北アルプスがドーン。
槍ヶ岳〜穂高連峰。
2017年06月11日 09:21撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 9:21
槍ヶ岳〜穂高連峰。
雪稜を進んでいったん夏道に。
2017年06月11日 09:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 9:30
雪稜を進んでいったん夏道に。
こちらは針ノ木雪渓側で、両側が谷です。
2017年06月11日 09:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
6/11 9:34
こちらは針ノ木雪渓側で、両側が谷です。
山腹をトラバースしていきます。
2017年06月11日 09:39撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 9:39
山腹をトラバースしていきます。
右奥が目指す針ノ木岳。
2017年06月11日 09:49撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
6/11 9:49
右奥が目指す針ノ木岳。
振り返ると蓮華岳。
2017年06月11日 09:51撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 9:51
振り返ると蓮華岳。
トラバースは急な角度で上昇します。
2017年06月11日 09:53撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 9:53
トラバースは急な角度で上昇します。
この岩場を越えて。
2017年06月11日 10:00撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 10:00
この岩場を越えて。
いったん夏道に出ます。
2017年06月11日 10:15撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 10:15
いったん夏道に出ます。
山頂への最後の登り。
2017年06月11日 10:17撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 10:17
山頂への最後の登り。
最後の雪壁が急でした。
2017年06月11日 10:22撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 10:22
最後の雪壁が急でした。
針木岳山頂に到着。
2017年06月11日 10:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:31
針木岳山頂に到着。
立山連峰と黒部湖。
2017年06月11日 10:33撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:33
立山連峰と黒部湖。
後立山連峰。
2017年06月11日 10:33撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:33
後立山連峰。
北アルプスを薬師岳中心に。
2017年06月11日 10:33撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:33
北アルプスを薬師岳中心に。
黒部川源流の山々。
2017年06月11日 10:33撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:33
黒部川源流の山々。
エメラルドグリーンの高瀬ダム湖中心に。
2017年06月11日 10:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:34
エメラルドグリーンの高瀬ダム湖中心に。
槍ヶ岳〜穂高連峰。
2017年06月11日 10:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:34
槍ヶ岳〜穂高連峰。
水晶岳中心に。
2017年06月11日 10:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
6/11 10:34
水晶岳中心に。
赤牛岳(だと思います)中心に。
2017年06月11日 10:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:34
赤牛岳(だと思います)中心に。
薬師岳中心に。
2017年06月11日 10:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:34
薬師岳中心に。
五色ヶ原かな。
2017年06月11日 10:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:34
五色ヶ原かな。
立山をアップで。
2017年06月11日 10:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
6/11 10:35
立山をアップで。
剱岳をアップで。
2017年06月11日 10:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
6/11 10:35
剱岳をアップで。
白馬三山をアップで。
2017年06月11日 10:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
6/11 10:35
白馬三山をアップで。
エメラルドグリーンの黒部湖。
2017年06月11日 10:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:35
エメラルドグリーンの黒部湖。
高瀬ダム湖をアップで。
2017年06月11日 10:36撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
6/11 10:36
高瀬ダム湖をアップで。
後立山連峰をアップで。
2017年06月11日 10:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:37
後立山連峰をアップで。
今日は行きませんでしたが蓮華岳。
2017年06月11日 10:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:37
今日は行きませんでしたが蓮華岳。
登ってきた針ノ木雪渓。
2017年06月11日 10:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 10:37
登ってきた針ノ木雪渓。
今日も只でもらったミスタードーナツを山頂で頂きます。
2017年06月11日 10:49撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 10:49
今日も只でもらったミスタードーナツを山頂で頂きます。
薬師岳の後ろに見えるは白山のようです。
2017年06月11日 11:01撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 11:01
薬師岳の後ろに見えるは白山のようです。
安曇野市〜松本市かな。奥に見えるのは八ヶ岳か。
2017年06月11日 11:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 11:05
安曇野市〜松本市かな。奥に見えるのは八ヶ岳か。
奥は頸城山塊の方面。
2017年06月11日 11:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 11:05
奥は頸城山塊の方面。
燕岳〜大天井岳、奥は常念岳かな。
2017年06月11日 11:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 11:06
燕岳〜大天井岳、奥は常念岳かな。
もう一度素晴らしい北アルプスの眺望を。見飽きません。
2017年06月11日 11:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 11:06
もう一度素晴らしい北アルプスの眺望を。見飽きません。
スバリ岳へ向かう登山道は岩がもろそうで、危うい感じがして行きませんでした。
2017年06月11日 11:09撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/11 11:09
スバリ岳へ向かう登山道は岩がもろそうで、危うい感じがして行きませんでした。
最後に立山をアップで。
2017年06月11日 11:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 11:13
最後に立山をアップで。
また針ノ木峠を目指して下山します。
2017年06月11日 11:17撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 11:17
また針ノ木峠を目指して下山します。
写真からは分かりづらいですが、急斜面の雪壁を降ります。
2017年06月11日 11:21撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 11:21
写真からは分かりづらいですが、急斜面の雪壁を降ります。
先行者の方が山腹に新たにトラバースして頂けたトレースを追います。
2017年06月11日 11:21撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 11:21
先行者の方が山腹に新たにトラバースして頂けたトレースを追います。
ドンドン進んで行きます。
2017年06月11日 11:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 11:29
ドンドン進んで行きます。
この辺は楽勝ですね。
2017年06月11日 11:38撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 11:38
この辺は楽勝ですね。
雪が腐っているのでこの辺も大丈夫。
2017年06月11日 11:39撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 11:39
雪が腐っているのでこの辺も大丈夫。
岩側に近寄り過ぎると穴に落ちます。
2017年06月11日 11:42撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 11:42
岩側に近寄り過ぎると穴に落ちます。
この素晴らしい眺望もこれで最後。
2017年06月11日 11:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
6/11 11:45
この素晴らしい眺望もこれで最後。
針ノ木小屋が見えてきた。
2017年06月11日 11:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 11:45
針ノ木小屋が見えてきた。
トラバースした山腹を振り返って。
2017年06月11日 11:46撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 11:46
トラバースした山腹を振り返って。
針ノ木雪渓はドンドン下山していきます。
2017年06月11日 12:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 12:10
針ノ木雪渓はドンドン下山していきます。
帰りは早い。
2017年06月11日 12:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 12:18
帰りは早い。
目の前には爺ヶ岳。
2017年06月11日 12:39撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/11 12:39
目の前には爺ヶ岳。
雪渓下部はシュルンドもできていました。
2017年06月11日 12:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 12:45
雪渓下部はシュルンドもできていました。
振り返ると青空、雪渓、新緑の絶景が。
2017年06月11日 12:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
6/11 12:57
振り返ると青空、雪渓、新緑の絶景が。
小枝をかき分けて進むところもあり。
2017年06月11日 13:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 13:02
小枝をかき分けて進むところもあり。
帰りは雪が腐って滑りやすくなっていました。
2017年06月11日 13:14撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 13:14
帰りは雪が腐って滑りやすくなっていました。
沢を渡って左岸の夏道へ。
2017年06月11日 13:16撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 13:16
沢を渡って左岸の夏道へ。
無事到着し扇沢駅を後にします。最後まで良いお天気でした。
2017年06月11日 13:43撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/11 13:43
無事到着し扇沢駅を後にします。最後まで良いお天気でした。

感想

【感想/記録】
 土曜日のお天気は荒れ模様だったので、日曜日に日帰りできるお山を考えたところ、色々と候補はありましたが結局針ノ木岳へ行くことに。今回も朝3時前に起床し、3時半過ぎに家を出発しても扇沢は6時に到着。やっぱり扇沢まではちょっと遠いですね。車中で朝食を食べて準備をして6時半に出発。

 登山口では登山届けを出し夏道を進むといきなり雪の塊が出現。でもほんのちょっとの区間でした。関電の作業道と何回か横切って新緑の夏道を進んでいくと、徐々に雪が出てくるように。途中から去年とはコースが違っているようで、目印を追って右岸のコースを進みます。堰堤手前で左岸に渡って夏道に合流して、しばらく進んで大沢小屋を過ぎて雪渓に取り付きます。アイゼンを装着し、ストックを出して出発。

 雪渓の上でも晴れて風が無いと暑い。最初は斜度が緩くても徐々に斜度が急になっていきます。雪面はもう腐っているので、アイゼンを付けていてもスリップすることもあるので、ペースを上げにくい。ストックを使って雪渓を詰めていくと、8時半過ぎにマヤクボ沢との分岐点に到着。行動食を食べちょっと息を整えて、さらに急な斜面を登って行くと青空の向こうはたぶん針ノ木峠。なんとか登り切って針ノ木峠に到着したのは9時20分頃。

 針ノ木峠の向こうには槍ヶ岳や穂高連峰等が見える絶景が広がっていました。ここでストックをしまってピッケルを準備して針ノ木岳を目指して出発。が、すぐに夏道と雪稜が交互に出てきてそのたびにアイゼンを脱着。セミワンタッチアイゼンで良かった。続いて急な斜面をトラバースする核心部に突入。雪は腐っているので滑落の恐れは少ないですが、トラバースは岩場の側だと雪が溶けてナイフリッジのようになっており、狭い足場を慎重に進んで行きます。雪面を急上昇するようなトラバースがあって、稜線の岩場に乗り上げました。ここは登ったはいいけど降りるのが大変そう。最後の急斜面はピッケルのピックを使って、強引に登り上げ10時半頃、ほぼ4時間で針ノ木岳山頂に到着。

 山頂からは立山連峰、剱岳、後立山連峰,黒部川源流の山々、槍ヶ岳〜穂高連峰、表銀座の山々まで一望できる絶景が広がり、足元はエメラルドグリーンの黒部湖、さらに高瀬ダム湖まで見えました。ヤマテンの予報よりもお天気は良く、良く晴れているのでここは本当に北アルプスの展望台でした。でも山頂付近は気温が低く風がちょっと吹いて寒いので、ジャケット、アウター、グローブで防寒対策をします。この絶景を眺めながら昼食を頂き11時15分には下山開始。

 下山時は先行者の方が歩きやすいルートを山腹につけて頂いたので、急な下降は無く安心してトラバースでき、難なく針ノ木峠に到着。アウターを脱いでまた針ノ木雪渓を下山。帰りは堰堤を右岸から巻いて夏道に入り新緑の中を進んで1時半、ちょうど7時間で扇沢駅に到着。お天気は最高、雪渓の状態も安定して今回も良い山行でした。最後に扇沢駅で破砕帯の水を汲んで帰りました。

【注意点や反省点】
 登山道は赤の目印が設置されていますが、融雪によって分かりづらくなるところもありました。
 お天気が悪くガスると目印の無い雪渓のルートは分かりづらくなるかも。

【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
  900
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
  122
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
  13
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
  255
ウォーキングの距離(km)
 20.7
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
 27,495
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
 64〜126
体重
 61.4 -> 60.0

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5/5
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