記録ID: 116841
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ハイキング
中国山地東部
平成之大馬鹿門(両門)を訪ねて 後山、空山
2011年06月18日(土) [日帰り]


- GPS
- 08:09
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,813m
- 下り
- 1,325m
コースタイム
06:00 ちくさ高原テニスコート 自転車にて出発
06:20 松ノ木橋登山口に自転車をデポし
06:25 松ノ木橋から登山スタート(380m))(GPSトレースON)
07:15 板馬見渓谷林道終点登山口(700m)
07:45 大馬鹿門コース分岐(910m)
08:25 おごしき山(1095m) 平成之大馬鹿門(南西門柱) 軽食 08:40
09:10 後山(1345m) 小休止 09:30
09:40 船木山(1334m) 分岐路はすぐにあり、直進
10:10 鍋ヶ谷山(1253m)
10:30 駒の尾山(1281m) 昼食 10:45
11:00 大海里谷分岐路(1207m) 直進
11:20 ダルガ峰(1163m) すぐにある分岐を右折
11:40 スキー場リフト上
12:00 ちくさ高原テニスコート(900m)登山ゴール(GPSトレースOFF)
12:20 クルマにて松ノ木橋にある自転車をピックアップ
12:30 魚町登山口に自転車をデポ
12:35 西河内公民館前にクルマを置く
12:45 西河内公民館前(510m)登山スタート(GPSトレースON)
13:00 空山登山口(583m)
13:40 空山(901m)平成之大馬鹿門(北東門柱) 13:50
14:25 西河内ー河内 峠(600m)
14:45 三角点 大谷ピーク(680.7m) 14:45
15:15 魚町登山口(450m)登山ゴール(GPSトレースOFF)
15:20 自転車にて西河内公民館にむかって戻る ※登り!
15:40 西河内公民館(510m) クルマ
-
06:20 松ノ木橋登山口に自転車をデポし
06:25 松ノ木橋から登山スタート(380m))(GPSトレースON)
07:15 板馬見渓谷林道終点登山口(700m)
07:45 大馬鹿門コース分岐(910m)
08:25 おごしき山(1095m) 平成之大馬鹿門(南西門柱) 軽食 08:40
09:10 後山(1345m) 小休止 09:30
09:40 船木山(1334m) 分岐路はすぐにあり、直進
10:10 鍋ヶ谷山(1253m)
10:30 駒の尾山(1281m) 昼食 10:45
11:00 大海里谷分岐路(1207m) 直進
11:20 ダルガ峰(1163m) すぐにある分岐を右折
11:40 スキー場リフト上
12:00 ちくさ高原テニスコート(900m)登山ゴール(GPSトレースOFF)
12:20 クルマにて松ノ木橋にある自転車をピックアップ
12:30 魚町登山口に自転車をデポ
12:35 西河内公民館前にクルマを置く
12:45 西河内公民館前(510m)登山スタート(GPSトレースON)
13:00 空山登山口(583m)
13:40 空山(901m)平成之大馬鹿門(北東門柱) 13:50
14:25 西河内ー河内 峠(600m)
14:45 三角点 大谷ピーク(680.7m) 14:45
15:15 魚町登山口(450m)登山ゴール(GPSトレースOFF)
15:20 自転車にて西河内公民館にむかって戻る ※登り!
15:40 西河内公民館(510m) クルマ
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天候 | 曇り時々小雨&ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
県道53号で中国自動車道ぞいに西に進み、 佐用町で県道72号線へ右折し、千種川ぞいに北上し、 ちくさ高原テニスコート駐車場にクルマを置く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【騒動概略と訪問経緯】 「平成之大馬鹿門」騒動を覚えておられる方は今や少ないだろう。今から約15年前の平成8年3月、彫刻家の空充秋(そら みつあき)氏が、京都の仏教大学から依頼されて製作した自作の石門に「平成之大馬鹿門」と銘を彫った。製作者の前向きな意図に反して、大学側(PTA含む)はこの「馬鹿」という言葉にこだわり、最終的に受け取りを拒否。その後、製作者のもとに全国の企業、自治体などから多くの譲渡の申し入れが殺到、その中から、兵庫県千種町が選ばれた。千種町は一方の門柱を後山にある”おごしき岩(山)”へ、もう一方を千種川をはさんで反対側にある”空山”へ設置した。設置当時は話題性もあって両山を訪れるハイカーは多かったらしいが、時は流れて今や静かな山となっている。 もともと後山連山の快適な稜線歩きを計画していた私は、プラン調査中に思わず昔の騒動記事に遭遇し、湧き上がる好奇心を抑えられず、クルマと自転車を駆使して、雨と判っていながら、両山の両門柱を訪れることに相成った大馬鹿者である。 【コース概略】 松ノ木橋から板馬見渓谷をさかのぼって平成之大馬鹿門が設置されている”大甑(おごしき)山”を経由して後山に登り、西方向のあと北方向へ続く稜線を辿って、ちくさ高原スキー場を下る。このコースは『関西周辺の山250』(山と渓谷社)にも載っている有名なコースで、ヤマレコの皆さんのレポートも多い。 そのあとクルマで移動して、西河内公民館をスタートし、平成之大馬鹿門のもう一方が設置されている空山に登り、尾根を辿って魚町登山口で下山する。このコースはyamayaさんの記録をお手本にさせていただいた。 【ちくさ高原テニスコートから松ノ木橋登山口】 クルマに積んでおいたママチャリで移動。鍋ヶ谷渓谷を疾走するが、ほとんど下りで軽く時速60kmを超えてしまっている。ママチャリでは大変つらい。ハンドルはブレ始めるし、ブレーキは焦げて臭い。ママチャリは施錠して松ノ木橋登山口にデポする。 【松ノ木橋登山口から板馬見渓谷の林道終点】 標高660mあたりで何箇所も土砂崩れ箇所がありクルマは通行不能。人は問題なく通過できる。林道終点は駐車スペースとして広くなっているのに。。。 【林道終点から大甑山(おごしき山)】 尾根に取り付くことはなく、ほとんど源頭まで渓谷をつめていく。しばらく登ると分岐あり。某マウンテンバイク愛好者のサイトで、『昭和之大馬鹿者は迷わず平成之大馬鹿門を目指す』とあり、私もこれにはなはだ共感! この分岐で右(感覚的には直進)にとる。登山路は少し細いがさほど危険ではないし、赤テープを追っていけば迷うこともない。明るくなったら尾根頭の山頂で、平成之大馬鹿門と対面する。展望は良いが今日は真っ白だ。 【大甑山から後山】 約30分間ヒーヒーと尾根づたいに登ってゆけば後山山頂に達する。危険箇所なし。山頂は県境にあり、岡山県で一番、兵庫県で三番目に高い。展望はあまりなく木枝越し。ほこらがありいい雰囲気だが、ハエだらけだった。 【後山から駒の尾山】 快適な稜線歩きで中国自然歩道でもある。展望はスズ竹で隠れる部分が多いが、時折切れて、素晴らしい(らしい)。途中にある船木山や鍋ヶ谷山は、ほとんど稜線通しでいつのまにかに着いている。ストーンサークルの駒の尾山山頂からの展望も最高(らしい)。 【駒の尾山からダルガ峰】 急な階段状の道を下るが、危険な箇所は無い。途中にある鞍部で、ちくさ高原への案内板があるが、ここでは下らずに直進し、大芽スキー場方面へ向かう。直進がちくさ高原スキー場方面とは書かれていないのがミソ。1206.8mのピークは西側つまり岡山県側に巻く。すこし登ってダルガ峰ピークに着く。このあたりは大好きな雰囲気でカッコーの鳴き声が響く。 【ダルガ峰からちくさ高原スキー場】 ピークからすぐに分岐があり、ここはちくさ高原方面へ右に折れる。直進(左)すると大芽スキー場へ行ってしまう。しばらくすると突然視界がひらけて、ちくさ高原スキー場のリフトトップに出る。スキー場はどこを下ってもいいと思うが、私は左へ左へと下ってテニスコートを目指した。駐車場所をマーキング(おしっこちゃうで〜、GPSでやで〜)してあったので目指しやすかった。 【西河内公民館から空山】 池田村落を過ぎたあたりに獣避けのフェンスがあり、これをこえると間もなく空山登山口があり右へ入る。道は荒廃した石積みの段々畑あとを過ぎ沢ぞいにゆくが、やがて沢から離れて急登となる。短いが結構きつい登りである。喘ぎながら登っていると突然ルートが右に曲がって南方向へ進み、明るくなってきたら空山頂上で平成之馬鹿門の相方と対面する。銘はこちらの門柱にのみに刻まれている。展望は良い(みたい)。逆立ちしたり、門柱によじ登ったり、そんな馬鹿な行為をしてみたい衝動にかられるが、もう元気が出ない。 すると一条の光が私を包み。。。というような、あたかもドラゴンボールが揃った時のような現象は決して起きません。(もしかしてこういうのお好きですか?) 【空山から魚町登山口(中央入口)】 山頂から693mの三角点に向かって南東方向に急下降する。道は細いし、急なのでフトモモやヒザにくる。ころばないように注意して降りよう。道は少し不安定なところもあるが、赤テープをしっかり確認すれば迷うことは無い。私のような”行け行けドンドン、ヤブ漕ぎ野郎”が一番危ない。何度か右へ下る分岐があるが、直進(左)して尾根コースを辿る。680.7mの三角点(大谷)にはベンチやテーブルがあり最後の休憩としよう。下りは”中央入口”という表示方向に進めば、超スリッピーな石畳道経由で魚町登山口に出られ、そこに”つちのこ”が2匹待っている。あと私には涙のママチャリ登りが待っているのだが。。。 |
写真
感想
この騒動について、いまさらながらちょっと考えてみた。『馬鹿』には多くの意味合いがあり、使い方や状況により捉えられ方が変わる。そのため、日常生活においては、言う側には配慮が必要だし、聞く側も聞く耳を持たねばならないだろう。しかし、芸術作品である場合は、訴える側に必ずしもこの種の配慮は必要ではないと考えるし、聞く側・見る側がセンスを研ぎ澄まして自分なりに考えればよいことだ。
大学の門として製作されたこの門の製作者が言わんとするところは、利口ぶらず原点にかえって正しく励んで生きようという戒めであったとするのが一般論であるが、大学側が聞く耳を全く持たずに、体面の方をより重視した結果の騒動であったと思っている。大学に世間体が必要なことは否定しないが、『銘を削れ』とか受取を拒否するのでなく、もっと懐の深さを感じさせる行動があっても良かったのではないだろうか。
『実るほどに頭を垂れる稲穂かな』の精神を表したという製作者の空充秋氏に同感して、この作品を受け入れた千草町の懐は大変深い。
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カッコーの鳴く森 ちょっとだけよ!(ボリュームアップしてね!)
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コメント
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後山頂上でお会いしました、岡山の男です。
コメント落とします〜・・・って、はや1ヶ月近く
経ってしまいまして、申し訳なかったです。
現在試験勉強中でして、試験が終わるのが8月なので、
今度は「平成之大馬鹿門」をこの目で見たいと思います。
またどこかでお会いした時は、お声かけします!!!
では、またどこかの山で!!!
岡山の男さん、ごぶさたです。
想像するに、勉強の気分転換の山行だったんですね?
はやく合格して開放されることを祈ります!
また、どっかの山でお会いしましょう。。。
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