阿弥陀岳 南稜〜中央稜
- GPS
- 08:17
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,602m
- 下り
- 1,605m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:17
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南稜は踏み跡もたくさんあり、テープもあるので迷わないと思います。中央稜は樹林帯まではガレガレの急斜面で滑落注意、樹林帯に入ってからは道迷い注意でした。 |
その他周辺情報 | 舟山十字路からすぐのところに阿弥陀聖水(湧水)があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
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感想
厳冬期に阿弥陀岳南稜へ行きたいと思っていました。ヤマレコを拝見すると核心部はP3岩溝。どのくらいの斜面なのか、果たして凍った状態のときに登れるのか。また南稜ルートはどのくらいわかりづらいのか。下見もかねて無雪期に行ってきました。
●レイヤリング
気温はクルマの温度計では6度。ファイントラック・スキンメッシュロングにTシャツ、極薄手のソフトシェルでスタートしました。しばらくは問題なかったのですが、やはり少し寒かったです。かといって薄手のフリースだと暑すぎ。この時期のレイヤリングは本当に難しいです…。P1手前の無名峰でハードシェルを着てヘルメットを装着しました。登攀中に強風で低体温症になるのを避けるためです。結果的に暑くもなくちょうどよい体温で通過できました。
●南稜ルート
舟山十字路から林道を進み、途中で南稜取り付きですが、よほどのことがないと見落とさないと思います。Y字路になっていましたし、目印の道標も設置してありました。ただその先、稜線に出るまでは急登・ルートが分かりずらいです。ところどころテープがあり、最悪でも直登すれば稜線に出ると思います。
南稜取り付きから青ナギまでは(きのこ山との)境界線沿いを歩くので、まず迷いません。それでもP1手前までが長い! しかも地味な樹林帯の登りが続くので苦しいです。
無名峰〜P3岩溝直下までは踏み跡も明瞭、巻道なので一般登山道と変わらない感じでした。P3岩溝の取り付きはお助けワイヤーもありますし、ホールドもあります。落ちないように3点支持で登攀開始します。P3岩溝は一部で凍っていましたし、巻道には少しだけ霜柱が立っていました。水が流れ落ちていますが、乾いている場所に靴を置くよう気を付けて登りました。P3中央より上部は草付きのルートとなります。ここからルートがよくわからず、右側にルートを取り、登れそうなところを登りました。草付きとはいえ、足場はしっかりとしていて、スリップだけ注意すれば結構楽に登れます。
P3終了点〜P4取り付きまでは、ハイマツが覆っていますが一般登山道と変わりません。P4取り付き始めがちょっといやらしい感じですが、そこさえクリアすればあとは普通の登山道というか、赤岳頂上直下と変わらない感じでした。
結果から言うと、P3岩溝もP4もガバホールドがたくさんあるので簡単でした。もちろん浮石もありましたし、自然落石もあり、ヘルメット必須です。それでも注意していけば問題ないと思います。
●中央稜ルート
摩利支天から先、御小屋尾根と中央稜の分岐があります。中央稜は岩登りは無く、森林限界以上はガレガレの急登、樹林帯は道迷い注意でした。森林限界以上はガレガレとはいえ踏み跡が明瞭なので、慎重に下れば問題ないと思います(滑りやすいので足が疲れます)。樹林帯では踏み跡をたどることになりました。ほとんどの箇所で踏み跡明瞭ですが、樹林帯に入ってすぐのところで、道迷いしやすいです。テープをよく探して歩かなければ迷います。石をよく観察してアイゼンの爪痕をたどると迷わないと思います。樹林帯下部では、境界札?と赤いスプレーによる道案内があるので、ほぼ迷いません。ただ、林道に合流する直前で涸れた沢を横断しますが、これが分かりずらかったです。コツは、砂防ダムと砂防ダムの間を渡る、でした。中央稜、全体的に急登の連続で、道迷いしやすく、ガスっていたり夕方などの暗い時は歩きたくないなと思いました。樹林帯からは踏み跡も不明瞭だし、中央稜ルート、そのうち廃れちゃうんじゃないかな。
本当は阿弥陀岳〜赤岳まで行けるかなと思いましたが、時間的に厳しそうなので中岳まで行って阿弥陀岳一般道を登り返しました。北稜に行った時も思いましたが阿弥陀岳って一般道でも急登でガレているし、難易度が高いと思いました。その分、登頂した時の満足度が高くて、また行きたくなります。
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