阿弥陀岳 1ルンゼ〜山頂〜行者小屋〜北稜〜御小屋尾根
- GPS
- 15:17
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,844m
- 下り
- 1,849m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 9:04
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 6:09
天候 | 晴れ〜風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上部はそれなりの積雪がありアイゼン歩行は快適だが不動清水あたりから下は積雪が薄くチェーンスパイクなどの方がよい。 |
写真
感想
本格的な冬に向けての体力作りの王道と言ったら甲斐駒ヶ岳の黄蓮谷だろうか。しかし最近雪雲が多くてラッセル地獄も心配だし、氷ばかりというのも少し物足りない。…というより、ACL 再建234日で、甲斐駒ヶ岳はデカすぎて正直膝も心配ではある。
よって途中離脱も可能な安心の八ヶ岳の継続ということにした。当初は、広河原沢のルンゼを詰めて赤岳を越えてツルネ東稜を降り、翌日天狗尾根を登って帰ってくるという妄想だったのだが、結果としては甘々だった。
せっかくなのでマイナーどころを、と思ってだいぶ昔に行った1ルンゼをセレクトしたが、泊装備を全部背負って登るのは日帰り装備で速攻とは全く違い体力を削られ、しかもたのみの氷も消えてしまい右往左往しながら中央稜に逃げたところで日が暮れてしまった。ここまで静かな山行を楽しめたのは良かったが、このまま遭難してるわけにもいかない。
幸いなことに月が明るく、山頂を越えて行者小屋に逃げてキャンプすることができた。
恐ろしく疲れてしまい、食事はうまく喉を通らず、キャンプを適当に作ったため、寝床はボコボコ、しかもエアーマットがパンクし、リペアキットも忘れ、と次々甘さが露呈し、一応持ってきてあったペラペラのクローズドセルマットでようやく眠りについて起きてみると大いに寝過ごしていた。
もうこれは選択肢はない。一般ルートか、最大限色気を出したとしても阿弥陀岳の北稜を登って帰るのだ。気持ちとしては北西稜とか、せめて行ったことのない赤岳南峰リッジとかに行きたかったが、ここまでいろいろとポカ続きなので大人しく帰った方がいいと思う。
北稜は技術的には易しいので、年代物のプロテクションを使ってクラシックに楽しんだ。天気も適度に風雪で、スコットランドの冬のトラッドクライミングみたいで雰囲気もよい。
いろいろと至らぬ点が露呈したが、むしろ本格的な冬の前にこういう山行をしておいて良かったと思う。この教訓を生かして次はもっと良い山行ができますように。
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