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Yamareco

記録ID: 117297
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無雪期ピークハント/縦走
伊豆・愛鷹

第13回定例山行 万二郎・万三郎岳周遊

2011年06月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:40
距離
8.7km
登り
689m
下り
701m

コースタイム

0900 天城高原ゴルフコース
0915 四辻
0955 万二郎
1105 万三郎(昼食休憩)〜1142
1335 天城高原ゴルフコース
1610 湯川第3浴場汐留の湯
1645 反省会
天候 曇りのち土砂降り
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR伊東駅からバス50分 バス代500円
コース状況/
危険箇所等
 「3度目の正直」となった天城山行。やっとこさ開催できたうれしさで、一行の足取りも軽く、天城高原ゴルフコースから登山道に入りましたが、まあ、景色がまったく見えないこと、見えないこと。ガスの中をずっと歩き通しになりました。
 でも、途中、いたるところにヒメシャラの大木と、ヤマツツジ、毒々しいキノコ(糟谷さん名前教えてください)が一行を出迎えてくれました。若芽の新緑もまぶしく、こんなんを好きなだけ食えるホンシュウジカはなんと贅沢でありましょう。
 かなりのハイペースで万二郎を抜け、万三郎に付いたのが11時過ぎ。出立が早かったメンバーが多く、早めの昼食としたところ、そこら中から巨大な真っ黒いハエ(たぶんハエ)が群がり、餃子屋さんのコッヘルの中で3匹ほど入浴状態に。おにぎりをぱくつき、カップラーメンをそそりながら一同、餃子屋さんお手製の牛肉&アスパラのバター炒めをいただきました。
 万三郎は一応、一等三角点のある「百名山」でありますが、あまりのハエの多さに一同閉口していたところ、餃子屋さんがナイス判断。使い終わったフライパンをあっちの方向に置いたところ、ハエがそっちに群がり出して残った油をチューチュー。ハエに余計なお裾分けをすることもなく、一等三角点を後にしました。
 帰路(万三郎から北進・東進して四辻へ)は深いガスの中を1時間ほど、その後は土砂降りの中を黙々と出発地まで。一応急いだつもりが、道迷いも転落もなく、約4時間半でゴルフ場まで。エントランスの軒先を借りて雨宿りして帰りのバスを待ちました。
 WEB上では「温泉」ということになっている「汐留の湯」なんですが、あまりにサラッとしたお湯だったので一同「これ温泉?」と思いつつも、遠慮して番台のおばちゃんには聞かずじまい。ところが、ふくたさんが代表して「温泉ですか」と聞いてくれたら、謎が謎を呼びました。

ふくた「温泉なんですか?」
おばちゃん「はい、温泉ですよ」
ふくた「じゃあ、泉質は?」
おばちゃん「はい、ここは温泉ですよ」(ニッコリと)
ふくた「効能は?」(って聞いたわけじゃないけど、ついでに書くと)
おばちゃん「はい、ここは温泉ですよ」(ついでに書くと、もっとニッコリと)

このおばちゃんはなんと、ボディシャンプーとシャンプーを一行のために貸してくれたとてもいい方で、
「聞いてはいけないことを聞いたのかな」(雪男)
「うさぎちゃんの温泉レポートを思い出します」(noji)
「ムフフフフ」(餃子屋)
と、通り過ぎる伊東市民の白い目を集めながら、一行は反省会場(店名失念)へ。

 生ビールと地酒「池」でしばし「それいけ〜」と盛り上がり(ホントです)、あてはイカ刺し、豆腐サラダ、釜揚げのシラスに地元産のサザエの赤ちゃんみたいな巻き貝(固有名詞失念。大将のサービス)で徳利が並ぶ、並ぶ。

ケンメイ「8月の月例は富士山がいいぞ。高度とはどういうもんか知るのもいいよ」
noji「今シーズンはアジアからの登山客が相当減りそうだっちゅう話です」

というわけで、富士山で相当に盛り上がりました。月例でやれたらいいですね。

失念ついでに。伊東駅で東京からの皆さんと別れたnojiは降りなきゃ行けない駅(沼津)をも失念し、気がついたら静岡駅。車内で70分ほど眠っていたようです。「恥ずかしいから、こんなこと誰にもいえないよな・・・」としょぼくれつつ、沼津駅から歩いて帰宅したそうです。

お後がよろしいようで。


m(_/_)m
登山入口の案内地図。万二郎岳の標高が1300M(正しくは1299)、万三郎岳1406M(1405.3)と表示されている。万二郎岳の頂上にある古い表示看板は1320の文字が
2011年06月18日 08:59撮影 by  SLT-A55V, SONY
6/18 8:59
登山入口の案内地図。万二郎岳の標高が1300M(正しくは1299)、万三郎岳1406M(1405.3)と表示されている。万二郎岳の頂上にある古い表示看板は1320の文字が
ゴルフ場のわきから登山道へ
by  SH007, KDDI-SH
ゴルフ場のわきから登山道へ
小さな沢を渡り山腹の巻き道へ
by  SH007, KDDI-SH
小さな沢を渡り山腹の巻き道へ
ヒメシャラの大木。ぬめっとしたオレンジ色の樹皮が特徴
by  SH007, KDDI-SH
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ヒメシャラの大木。ぬめっとしたオレンジ色の樹皮が特徴
杉木立の中を歩く
by  SH007, KDDI-SH
杉木立の中を歩く
4カ国語のインターナショナルな看板
by  SH007, KDDI-SH
4カ国語のインターナショナルな看板
ウツギの仲間か。調査中
by  SH007, KDDI-SH
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ウツギの仲間か。調査中
ヤマツツジか
リョウブの木
アマギツツジ。花は咲いていなかった
by  SH007, KDDI-SH
アマギツツジ。花は咲いていなかった
かなり急勾配の場所も
by  SH007, KDDI-SH
かなり急勾配の場所も
サラサドウダン。花は確認できず
by  SH007, KDDI-SH
サラサドウダン。花は確認できず
キノコ。図鑑で調べたが特定できず
by  SH007, KDDI-SH
キノコ。図鑑で調べたが特定できず
涸れ沢から上を見上げたところ
by  SH007, KDDI-SH
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涸れ沢から上を見上げたところ
キノコ。一見食べられそうだがやはり特定できず
by  SH007, KDDI-SH
キノコ。一見食べられそうだがやはり特定できず
図鑑でアイカワタケと判明。鮮やかな色と特異な形状からは信じがたいが、若いものは食用になるとか
by  SH007, KDDI-SH
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図鑑でアイカワタケと判明。鮮やかな色と特異な形状からは信じがたいが、若いものは食用になるとか
丹沢でおなじみのトウゴクミツバツツジも少しだけ咲いていた
by  SH007, KDDI-SH
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丹沢でおなじみのトウゴクミツバツツジも少しだけ咲いていた
次第に針葉樹は姿を消し、明るい広葉樹林に
by  SH007, KDDI-SH
次第に針葉樹は姿を消し、明るい広葉樹林に
古い看板には1320と表示
2011年06月18日 09:57撮影 by  SLT-A55V, SONY
6/18 9:57
古い看板には1320と表示
万二郎の看板の裏側。左下に測量の石柱が
2011年06月18日 10:04撮影 by  SLT-A55V, SONY
6/18 10:04
万二郎の看板の裏側。左下に測量の石柱が
石柱の表。御料局
2011年06月18日 10:04撮影 by  SLT-A55V, SONY
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6/18 10:04
石柱の表。御料局
妙に目立つ木。樹種は不明
by  SH007, KDDI-SH
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妙に目立つ木。樹種は不明
葉の形からカニコウモリの仲間かと
by  SH007, KDDI-SH
葉の形からカニコウモリの仲間かと
樹皮の質感はヒメシャラに似ているが、色が薄い
by  SH007, KDDI-SH
樹皮の質感はヒメシャラに似ているが、色が薄い
シメジに似ているが、季節が違う
by  SH007, KDDI-SH
シメジに似ているが、季節が違う
これもウツギの仲間と思われるが……
by  SH007, KDDI-SH
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これもウツギの仲間と思われるが……
意外に岩っぽい山だった
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意外に岩っぽい山だった
「はなだて」と読む。石楠花にちなんだ地名か
by  SH007, KDDI-SH
「はなだて」と読む。石楠花にちなんだ地名か
地を這う枝
風格のある巨木。樹種は不明
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風格のある巨木。樹種は不明
絡み合うブナ?の根
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絡み合うブナ?の根
まったりとした尾根歩き
by  SH007, KDDI-SH
まったりとした尾根歩き
万三郎岳の山頂近くで。左は落花後のシャクナゲ、右はドウダンツツジか
by  SH007, KDDI-SH
万三郎岳の山頂近くで。左は落花後のシャクナゲ、右はドウダンツツジか
コガネムシの仲間(ヒメコガネ?)。周りの小さな点々も虫だが、種類は不明
by  SH007, KDDI-SH
コガネムシの仲間(ヒメコガネ?)。周りの小さな点々も虫だが、種類は不明
花の下 山行く
2011年06月18日 11:03撮影 by  SLT-A55V, SONY
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6/18 11:03
花の下 山行く
(写真では分かりづらいが)フライパンに群がるハエ。山頂はとにかく虫が多かった
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(写真では分かりづらいが)フライパンに群がるハエ。山頂はとにかく虫が多かった
一等三角点の標石
by  SH007, KDDI-SH
一等三角点の標石
「弥栄の神」と書かれた石碑
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「弥栄の神」と書かれた石碑
山頂に咲いていた花。アセビかと思っていたが、葉の形からドウダンツツジと判定
by  SH007, KDDI-SH
山頂に咲いていた花。アセビかと思っていたが、葉の形からドウダンツツジと判定
モヤシのような若木とガスに包まれた新緑が幻想的
by  SH007, KDDI-SH
モヤシのような若木とガスに包まれた新緑が幻想的
随所に古木、巨木が
by  SH007, KDDI-SH
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随所に古木、巨木が
苔むした大木はブナか
by  SH007, KDDI-SH
苔むした大木はブナか
見上げるとこんな感じ
by  SH007, KDDI-SH
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見上げるとこんな感じ
ブナ林にヒメシャラが交じる
by  SH007, KDDI-SH
ブナ林にヒメシャラが交じる
左がヒメシャラ、右はブナかイヌブナか
by  SH007, KDDI-SH
左がヒメシャラ、右はブナかイヌブナか
激しさを増す雨の中、ようやく登山口に戻る
by  SH007, KDDI-SH
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激しさを増す雨の中、ようやく登山口に戻る
カゴはなく、木製のロッカー。沼津の「吉田温泉」もこれだった
by  SH007, KDDI-SH
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カゴはなく、木製のロッカー。沼津の「吉田温泉」もこれだった
汐留の湯の入口。海岸から200〜300mぐらいしかなく、釣りの話題で盛り上がる入浴客も
by  SH007, KDDI-SH
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汐留の湯の入口。海岸から200〜300mぐらいしかなく、釣りの話題で盛り上がる入浴客も

感想

1344辰遼三郎岳山頂はハエや虫が異常に多い。スノーマン氏が「近くの藪に遭難者の遺体があるのでは」と冗談を飛ばしていたが、あながち荒唐無稽な想像と言えないほどの襲来だった。昼飯を食べる適当な場所が他にないので致し方ないが、できればもっと清潔なところで食べたい。天城山に行く方は「ハエハエカカカ」のキンチョールを持参すべし。冗談でなく。

天候には恵まれませんでしたが、なかなか趣のある山で大満足でした。見慣れた丹沢と比べると、どこか南国的で温かみがあるように感じました。ヒメシャラやドウダンツツジなど、丹沢ではあまり見られない植物が多かったせいかも知れません。

日本百名山には「天城のいいことの一つは、見晴らしである」とあります(いま読み返しました)。富士山だけでなく、南アルプス、海側には伊豆七島も見えるそうですが、今回はいくら目を凝らしても白いガスばかり。天候のいい時に是非また挑戦し、今度は天城峠か修善寺方面までのロングコースを踏破してみたいと思います。

最前線で何かと忙しい静岡方面本部長殿、大変お疲れ様でした。山行中も仕事の電話がかかってきたりして(携帯が結構通じる山でした)本当に気が休まることがないですね。ともあれ、念願の天城制覇が「三度目の正直」で達成できて良かった。またよろしくお願いします。

nojiさん。計画、引率、ありがとうございました。
霧の中の登山も風情があって良かったです。雨がもう少しあとから降ってくれればもっと良かったですけどね。
伊東駅前の打ち上げをした店はたしか「菊一」だったと思います。
ケンメイさんとわたくしは新幹線で帰ったので、乗り過ごしはなかったのですが、山手線が人身事故で不通になっており、埼京線浮間舟渡駅からタクシーで帰りましたとさ。

入会して2度目の登山。今回も楽しい山旅でした。リーダー役の静岡方面本部長殿、誠にお世話になりました。
 是非、頂上からの展望を見るために再び登り、その折は縦走路から天城峠まで足をのばしたいと思います。伊東の湯、反省会のアジのたたき等、想い出になりました。

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コメント

行きたかった
 まだ行ったことがない天城山。行きたかったなぁ。仕事だから仕方ないか。
2011/6/19 22:18
ネギさんいつでもお供します
伊東あたりに前泊して、天城山を縦走して天城峠まで行きましょう。風呂は湯ヶ島か修善寺で。

ケンメイ
2011/6/20 18:13
プロフィール画像
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