裏岩手山縦走路の末端 藤七温泉〜八幡平〜安比高原駅
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 23:38
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 489m
- 下り
- 1,336m
コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 3:51
- 合計
- 7:44
天候 | 入山前の天気予報は1日目は曇り、降水確率10% ⇒実際は霧と小雨。夕方晴れる。 2日目は曇り時々晴れの予報 ⇒実際は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八幡平自然観察バスにて藤七温泉手前の蓬莱沼バス停にて下車。 帰りはJRの花輪線の安比高原駅から |
コース状況/ 危険箇所等 |
蓬莱沼付近は残雪期は危険と思われる。 八幡平山頂付近から茶臼岳付近は整備された登山道。 観光客も多く問題なし。 茶臼岳から赤川登山口に抜けるルートは、幅広く刈りはらわれていて 歩きやすい。 ただし、きわめて入山者が少ないようで、熊との遭遇注意。 (今回、ニアミスでした) |
その他周辺情報 | 藤七温泉いいよ。湯船の底から温泉が湧いています。 泥湯温泉のように、湯船の底は泥。 水着着用可能です。 |
写真
装備
個人装備 |
避難小屋装備
|
---|
感想
最近恒例の初夏の東北遠征。
今年は、1日目〜2日目に岩手山。(御神坂〜岩手山〜焼走り)
3日目〜4日目に焼石岳(夏油温泉〜金名水〜焼石岳〜東成瀬村)
を予定していたが、多発するトラブルと悪天候のため、予定は狂いっぱなし。
朝1番のこまち1号は完全に満席。
指定席をとれなかった人がデッキ付近に立っている状態。
仙台駅で停車中に車内放送が叫んでいました。
(車内奥ほどまで詰めてください。発車できません)
栗駒山付近までは快晴。そして綺麗に山が見えていましたが、
焼石岳付近から怪しくなり、岩手山は完全に雲の中。
前回の岩手山も眺望がなかったため、今回は岩手山は中止。
予備コースとして準備していた、八幡平〜茶臼岳〜安比高原駅の
ルートに変更することとしました。
バスに揺られて1時間半ほどで、八幡平の一角にある蓬莱沼に到着。
予定では沼巡りをするつもりでしたが、予想以上の残雪。
とりあえず進んでみることとしましたが、片足を踏み抜いた雪の下に
広大な空間(巨岩と巨岩の隙間)があるのに気づき、危険と判断。
落ちたら大けがするし、這いあがるのも難しそうです。
とっとと撤退しそのまま藤七温泉へと向かいます。
この藤七温泉。
男女別の内風呂のほかに、混浴の露天風呂が5つくらいかな?
女性専用風呂もあるのですが、そこに行くまでが遠い。
入浴着か水着をお勧めします。
温泉とガスが湯船の底から湧き、灰色の泥が堆積しています。
あえて言えば、泥湯温泉に似ているでしょうか?
かなり満足度が高かったです。
八幡平山頂へは車道をあくること40分ほどでしょうか?
道路わきに咲く花が良かったです。
山頂付近の湿原は、花の時期には少し早く、ミズバショウや
ショウジョウバカマ、ヒナザクラが咲いていたぐらいです。
霧と小雨の山頂から源太森方面に進みます。
大きめの石の敷かれた登山道は歩きにくい。流水によって浸食が
すすんでいるので、やむをえないが…。
眺望のない源太森を通り抜け、黒谷地湿原に出ます。
少し歩くと、熊の泉と呼ばれる水場があるので、そこで明日の分も含めた
水の補給を行う。
30分ほどゆるやかに登り返すと茶臼山荘に到着です。
15人くらい泊まれる小さな小屋は、きれいに掃除をされていてとても快適。
貸し切りなので、思いっきり広く使わせてもらいました。
茶臼岳山頂からの景色は最高です。
畚岳(もっこだけ)よりも良いですね。
岩手山から続く、とっても長い縦走路をすべて見ることができますよ。
赤川登山口に向かう道は、広く刈り払いされていて、一部にぬかるみが
あるものの、きわめて歩きやすい。不明瞭な個所もありません。
ブナの原生林の道は、とても気持ちが良い。
でも、熊が多数生息しているようですよ。
複数個所で新鮮な足跡。そして、実物にも遭遇しました。
逃げて行ってくれましたが…。
ほとんど人が入らないコースのようですので、熊対策は十分に。
安比温泉からの道を合わせて、赤川の渡渉を終えると林道となります。
この林道沿いも花が多くて楽しかったですね。
3時間ほどの林道歩きで、JR花輪線の安比高原駅に到着です。
ここから1両編成のディーゼル列車に乗って50分ほどで盛岡駅に到着。
=====
この後、北上駅まで移動して、観光協会の送迎バスで夏油温泉まで
行く予定でしたが…。
5分前からバスを待つも、バスが来ない。
20分待ってもバスが来ない。
何故かはわかりませんが、来なかったのです。
宿に電話して事情をお話しすると、迎えに行くから待っててほしいとのこと。
でも、迎えに来てもらっても、夏油温泉に着くのは夕食直前。
全部で7カ所もある露天風呂をすべて制覇する目的は果たせません。
なので、夏油温泉に向かうのを諦めて、北上で宿をとることとしました。
焼石岳への入山口を夏油温泉から、ひめかゆスキー場に変更して
歩くつもりだったのですが…。
3日目の朝は、雨の音で目が覚める。
天気予報は降水確率10%で曇りなのに、朝から雨が降っている。
鉄旅に変更し、リゾートしらかみに乗りに行くこととしました。
4日目は秋田で迎えました。
前日に引き続き、雨音で目が覚める。
乳頭山の日帰りを検討してましたが、あえなく中止。
千秋公園を1時間半ほど散歩した後で、羽越本線の特急いなほで
新潟に向かう。
信越本線、上越線、高崎線を乗り継いで、東京駅に着いたのは午後10時。
4日間の旅が終わりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する