37年振りのピッケル、アイゼンで、立山・剣岳-欅平
- GPS
- 152:00
- 距離
- 38.1km
- 登り
- 3,560m
- 下り
- 5,383m
コースタイム
7/21;富山地鉄始発にて富山発-室堂-浄土山-10:45雄山-12:45別山-剣御前小屋
7/22;剣御前小屋-6:05剣山荘-9:30剣岳10:10-剣山荘
7/23;剣山荘-仙人池ヒュテ
7/24;仙人池ヒュッテ6:30-13:15仙人湯-阿曽原温泉小屋
7/25;阿曽原温泉小屋6:25-欅平12:49-宇奈月-黒部-富山-
7/26;池袋-自宅
天候 | 7/21;風雨 7/22;晴 7/23;晴 7/24;晴 7/25;晴、午後巨木探し中豪雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・特段の危険個所は無い。カニのたてばい、横ばいが盛んに難しいとされているが、ホールド、スタンスはしっかりしており、鎖を使わなくても問題は無かった。 ・欅平への水平街道は、紅葉のシーズン等どうやってすれ違うのか、心配になった。一人でもバランスが悪い人が居れば、延々と時間がかかるような気がした。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
数十年ぶりの山
かって若い頃憧れていた剣に行って見ることにした。それにしても自宅からは遠い。
コストを考慮して、高速バス往復のプランとした。
富山駅前のホテルはビジネスホテルで、Netで最安の所を選択。
うーん、値段相当のホテルで、コンビニの食い物を食べていると山小屋の雰囲気になってきた。
朝はフロントも起きて居ないうちに出発し、歩いて10’程の富山地方鉄道駅に。
始発は混で居ない。車窓の風景が何となく故郷の田舎の感触がある。
美女平からのバスは最前列の席が取れてラッキー。あわただしいが、称名滝も、立山杉も撮影できた。
室堂はガスで、視界無。感だけで歩いていたら、どうやら浄土山方面で間違いないらしい。
途中荷物の大きい青年一人だけ追い越す。五色が原方面へ行くと言う。
浄土山辺りから段々雨が強くなる。一ノ越に着いたが、余りの風雨で思わず小屋に入ってしまった。しかし、中学生の学校登山も居て超満員。どうやら中学生は下山する模様。
早々に、退散し、そのまま雄山に向う。
段々風が激しくなり、しっかりした雨具を用意しなかったため、ずぶぬれ。
視界も無。
雄山から先は誰もおらず、感だけで、縦走を続ける。何とか別山を越え、剣御前小屋への下りがきつい。しかし最後はあっけないくらいで、”あれ!小屋に着いちゃった”と言う感じ。
直ぐに乾燥室で、全ての衣類を乾かし始める。
夫婦ではない男女ペアーの話を聞く。
翌朝は良い天気。剣山荘への下りも爽快。鹿島槍への美しい日の出を撮影しながら気持ち良い。
剣山荘へピッケル等をデポして出発したころは、最後尾になってしまった。
お陰で、岩場も待つこともなく、快調に登れる。
剣岳頂上の眺望は360°だが、少しガスが出てきて一寸撮影には向いていない。
下り初めて愕然!!
右膝が痛くて下れない。仕方が無いので後ろ向きで下る事にする。
岩場は兎も角、全行程後ろ向きに下ったのは誰も居ないのでは・・?
それでも無事剣山荘へ戻り、明るい午後の陽ざしを浴びながら生ビールのお代わりを続ける。
今日は早く出発するが、やはり下りは右膝が痛くて満足に歩けない。
剣沢の雪渓に入ったら、グリセードで楽が出来ると思っていたら、甘かった。
ここの所数日来の大雨で、雪渓上はデブリだらけで、すべるどころが、歩行もデコボコの道を歩く感じ。
すっかり消耗してしまい、仙人池ヒュッテへの登りで更に消耗してしまった。
膝の具合が芳しくないので、明日は欅平まで下らずに、阿曽原温泉小屋でもう一泊することにする。携帯が通じないので、一回\500の衛星電話を借りて家族に連絡すると共に、バス会社にキャンセルと翌日の予約をとる。
阿曽原温泉小屋までは楽。昼過ぎに着き。早速温泉へ。たまたま一緒になった富山県山岳救助隊の方にヌード写真を撮ってもらう。
阿曽原温泉小屋から欅平まではハイキング。しかし最後の下りはきつかった。
欅平の温泉に行かず一番早いトロッコ列車に乗る。
宇奈月で銭湯へ。
途中黒部で下車し、巨木の撮影を始めようとしたら、一転俄かにかき曇り次の瞬間凄まじい雨と風。
最寄り駅を探してうろちょろする内に、靴の中も含め全身びしょびしょ。
富山駅に着いて、深夜発のバスを待つ間何とか少しでも乾かそうとするが、無駄な抵抗。
ビチョビチョのまま、深夜バスへ。
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