雨畑〜千頭には届かず
- GPS
- 25:23
- 距離
- 52.5km
- 登り
- 3,294m
- 下り
- 2,760m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 10:34
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:49
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 4:01
天候 | 1日目 曇り時々雨 2日目 雨のち曇り 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り 井川少年自然の家→田代→井川駅→千頭 |
写真
感想
今年3月末から狙っている雨畑側からの小河内山への尾根を目指したが、、、
1日目
今回も大島から予約した乗り合いタクシーで馬場まで入り歩き始める。歩き始めから雨で折りたたみ傘をさしながら先に進む、雨は時より強くなったりやんだりしながら降り続けていた。稲又付近で工事車両が次々と追い抜い抜いていく、一般車は通行止めだが林道のメンテナンスはしっかり行っているようだ。稲又トンネルを越えて鎖のゲートを越えたところで、後からきた宅配便?の方に乗っていかないかと声をかけて頂き迷ったがお断りをしてしまい後で少しだけ後悔した。工事車両は道路の陥没?地点の補修を行っていた。3月に残雪で引き返した地点の少し先から尾根に取りつこうと予定していたが、法面処理されている急な斜面で取りつく事が出来なかった。その先、古いロープが2か所ほど法面に垂らして有ったが登れそうにはなかった。さらに進んだ、薄黒沢2号橋のたもとに新しめのピンクテープと梯子がかかって作業道がついていそうだったが、梯子は上からロープも下がっていたが、雨で濡れていて滑りそうで本当にこの取り付きで良いのかも自信がなく無理をせずに予定を変更して林道をこのまま進み大笹峠を目指すことにしたが、雨畑川の対岸に厳しそうな斜度をつづら折りに高度を上げて行く林道が見え先はまだまだ長そうだ。雨畑川を橋で越えて対岸に移ると斜度が上がっていったが、歩いてみると対岸から見ていたほどにはきつくなく順調に歩くことが出来た。途中に道路が一部だけ陥没しているところが有り手前に簡易ゲートが設けてあったが問題なく通過出来た。途中、矢滝の大岩や行田山への登山口など、早川町により整備されていたが、現在は訪れる人もほとんどいないだろう。最後から2番目のつづら折りを歩いている時に左手の上の林道との間の笹で物音が聞こえ、見ると熊が進行方向とは逆に遠ざかっていく姿が見えた。こちらは気にしていない様子だったのでほっとしたが、このまま進むとつづら折れ、熊が歩いて行った方向に向かってしまうので、まだぎりぎり明るかったのでもう少し進めたが、ここまでとしてテントを張った。今年すでにこの界隈で3回目の熊の目撃となった。さすがに夜に熊がテントを引っ張っている夢を見て起きてしまったが何事もなく朝になり助かった。
2日目
今日も朝から雨が降っていた。昨日は林道歩きだけだったのでレインウェアは着ずに折りたたみ傘でしのいだが、今日はレインウェアを着込んでまずは昨日届かなかった大笹峠を目指す。大笹峠には1か月前にはなかった工事用のプレハブ詰め所が立っていた。雨宿りするようなところは出来ていなかったので、すぐに山伏を目指して一登りする。山伏からは残念ながら今回景色は楽しむことが出来なかった。山頂標識だけカメラに収めて、そうそうに雨宿りと水補給のため山伏小屋に向かう。山伏小屋はやっぱり締め切っていると薄暗く気持ちよくはなく、土間で一息ついて雨が小降りとなったところで水を補給してから笹山を目指して出発する。百畳平付近から、雨で緑が鮮やかに生え良い雰囲気の景色となり癒されながら先に進む。1785m付近で少し迷い、牛首峠への下降ポイントを見失う。牛首峠へは思っていたよりも急な下降で痛い足を気にしながら足の置き場に気を使いゆっくり下降していく。いったん林道に降り立ち足を休めてから笹山へ登り始める。途中でコースを外し適当に上を目指して歩いたので歩きずらいところを通ってしまった。笹山からは井川湖を望むことが出来た。笹山から井川峠へは小さいピークを何個か越えたので、越えるたびに井川峠かなと期待してしまった。井川峠から梅ヶ島方面への道は細そうに感じられたが、井川湖方面への道はよく整備されていて誘っているようだったが、振り切って県民の森へ向かう。県民の森の休憩舎が近づくと道もよく整備されてきて、観光用に熊檻なども置いていた。2個目の休憩舎からはコテージが確認でき人の話し声も聞こえてきて、焼き肉のいい匂いもしてきて食欲をそそられた。途中アスレチックス施設の横を通り、ほどなくアツラ沢の頭に到着する。県民の森センターは封鎖されていて、正面玄関手前の広場でまだ時間は早かったがテントを張らせて頂いた。
3日目
夜に雷が光り、雨も降ったのでどうなるかと思ったが、朝には止んでいて助かった。今日は七ッ峰辺りまで行き、明後日に智者山から下山するつもりで出発する。県民の森センターからは舗装路を進み、井川スキー場へ向かう。スキー場の入口はゲートで封鎖されていてどうしようかと思ったが、ハイカー用に?ゲートの一部が開けられるようになっていたので入らせてもらった。一旦スキー場の建物によって自販機でコーヒーを買い、キットカットを食べて朝食を済ませる。少し戻って勘行峰へのハイキングコースに入り少し進むとアルパカ?が小屋から出てきてこちらの様子をうかがっていた。放牧地の横を緩やかに登っていくとすぐに勘行峰に到着する。勘行峰から下るとすぐに林道に出てしばらく進むと舗装路にでて少し進むと、勘行峰ハイキングコースの標識が有りハイキングコースに入る。整備されたコースを下って行き、途中で舗装路にでるがまたすぐにハイキングコースが続いていた。どこかで大日方面に行くためにハイキングコースから離れなければいけないと思いつつ、途中ハイキングコースを見失いシイタケのホダ場に迷い込んでしまった。ビニールハウスのある個所まで戻り、周囲を確認するとハイキングコースの標識が有り助かった。帰宅後にGoogle Mapsで確認すると、崖注意の標識がが有った林道に出たところからハイキングコースを離れなけばいけない事が判り、ハイキングコースを外した時にはすでに方角が違っていたことが判った。結局、勘行峰ハイキングコースを最後まで下ってしまい、井川自然の家に出てしまった。ここまで来てもまだ位置関係が良く判らず、初め小河内方面に歩きだしてしまい途中で引き返し、反対方面に歩き返してしばらく行くと大きな道に出ると、ちょうど井川自主運行バスのバス停が有り、初めて位置関係が判った。バスの時刻を見ると1時間ほどでいつも横沢から乗っているバスがちょうど来ることが判り、舗装路を登り返す気力もなく、今回はここまでとしてテントなどを干しながらバスを待っ。ちょうど時間となったところで富士見峠方面から自主運行バスが来る。運転手さんは、Nさんだった。田代までお願いすると、ここから田代まで乗る人はほとんどいなく運賃が500円か700円かはっきりしないようで電話で聞いていたが直ぐには判らないようでとりあえず700円を払っておいた。今回は、井川の小中学校の放課後クラブのお話をずっとお聞きした。途中で連絡が入り運賃は500円であることが判り200円を返してもらった。田代のふるさとの手前で降ろしてもらい、温泉だけ入らせてもらいさっぱりとする。バス停近くのおでん屋で静岡おでんを頂こうと思っていたが、次のバスまで時間がなく諦めて、白樺荘から戻ってきたバスに乗り井川駅にでて、久しぶりに井川からの井川線にのりゆっくり千頭にでた。千頭からは普通車の空席がまだありそうだったので、今回はSLには乗らずに普通車で帰ろうとホームを歩いていると、いつものSLの車掌さん声をかけられ、5月末に茶臼岳に行者にんにくをとりに行かれた話などをお聞きした。
今回も小河内山への尾根を歩くことが出来ず、またあの長い林道を歩かなければいけない事になってしまったし、富士見峠へも行けず今度はどういうコースで行くか悩みどころだが、地形はだいぶ把握できたと思うので次回は迷うことなく歩けるだろう。。。
関の沢橋梁
コメント
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kumahikoさん、こんにちは。
山梨側から山伏に行くルートを初めて見ました。道の状態はどうなのでしょう?
熊が出るのですね。私も6月に安倍奥西稜に行こうと思っていたのですが、なんだか急にグレードがあがってしまいました。熊除け三種の神器を持っていかなくてはいけませんね。
それから質問ですが、井川自然の家から井川駅までは徒歩ですか?井川からは横沢までバスでしょうか?アクセスがネックになっているので、お願いします。
naoeさん、こんにちは
いつも拍手ありがとうございます。
井川雨畑林道は、小さな陥没箇所が有るものの通行止めの割にはまだまだ道はしっかりしていましたが、落石はところどころ落ちていたので、風の強い時には注意が必要と思われます。(今回は雨だけで風はたいして吹いていなかったので助かりました)
山伏山頂にも熊注意の立て札が立っていましたが、運悪く出合い頭に会わない様に熊鈴やラジオを鳴らしていればなんとかなると思いますが、それでも単独で歩くときは心配になりますよね
本当は富士見峠に行こうと思っていたのですが、道を間違えて井川自然の家についてしまいました。そこから少し歩いて、大きな通りに出たところで井川自主運行バスのバス停が有り、時間を見ると1時間弱でいつも横沢から乗っている便がくることが判り心が折れてしまいました。田代のふるさとで温泉に入ってから、井川に戻り久しぶりの井川線で千頭に出ました。
安倍奥西稜はまだ主尾根を歩いただけで未知の領域ですのでレコ楽しみにしています。
kumohikoさん こんばんは 雨畑にいらしたんですね !(^^)! 雨の中、テン泊装備であの長い林道歩きをされて、井川まで行かれたとはいつもながら健脚でいらっしゃいますね!-o ヘタレの私達は長畑まででも、十分長かったですょ〜(;^_^A その先の林道はまだ行ったことがないので、行田山への登山口情報や小河内山への尾根など、興味深く読ませて頂きました あの林道沿いには、尾根取り付きと思われる踏み跡があちこちに付いていて、中々面白そうですね
でも熊さんとの遭遇にはビックリでしたね 私達も静かな尾根歩きばかりしているのでいつか出会うのでは・・と、いつもビクビクしておりますが、幸い鳥小屋尾根の途中で小熊さんに会っただけで、成獣にはまだ遭遇したことがありません。最近、各地で人が襲われるニュースが多いので十分気を付けなければいけませんね 。。
ロングコースお疲れ様でした!続きも楽しみにしております(#^^#)
haizi さん、こんばんは
毎度コメント有難うございます。
雨畑の林道は3月に続いて歩きましたが、前回より荷物もだいぶ軽く、雨だったので休憩ポイントが少なく結果的に予定より早い時間で予定ポイントまでは歩けましたが、尾根に取りつけず、そこからが長かったですね。
でも、今回大笹峠まで歩けたのでこれでもう全部歩くことはないかと思いますが小河内から大笹峠までは。。。
3月の時は長畑の近くで子熊を見て、親熊が出てこないか緊張しましたが、今回は成獣だったし、進行方向が逆になったのでそれほど緊張はしませんでした。
それにしてもこんなに熊に出会った年は今までなかったので、お互い今後の山行には十分気を付けましょうね
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