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Yamareco

記録ID: 1190214
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

巻機山 ヌクビ沢コース雪渓での滑落からの生還劇

2017年07月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
Shanks その他2人
GPS
--:--
距離
11.4km
登り
1,532m
下り
1,531m

コースタイム

日帰り
山行
10:11
休憩
0:00
合計
10:11
7:49
27
8:16
8:16
42
8:58
8:58
54
9:52
9:52
66
10:58
10:58
4
11:02
11:02
26
11:28
11:28
210
18:00
18:00
0
18:00
ゴール地点
ヌクビ沢コースはコースタイムなど問題外のコース
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
外環三郷南→関越大泉→塩沢石内 早朝に出発したので3時間半で登山口に到着
コース状況/
危険箇所等
天狗尾根コース 全てにおいて危険
ヌクビ沢コース 全てにおいて危険 
        道迷い多発、雪渓、岩登り、藪漕ぎ、整備なしの登山道
井戸尾根コース 整備されていて安全
稜線には残雪があり注意が必要です。
その他周辺情報 石内ユングパルナス 大人900円 5:30〜23:00
桜坂駐車場は第4までありました。
新潟の山は初です。
2017年07月08日 07:49撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 7:49
桜坂駐車場は第4までありました。
新潟の山は初です。
奥の山が巻機山?
2017年07月08日 07:49撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 7:49
奥の山が巻機山?
ヌクビ沢から井戸尾根で降りる予定です。
2017年07月08日 07:52撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 7:52
ヌクビ沢から井戸尾根で降りる予定です。
ここがすべての運命の分かれ道。
2017年07月08日 07:53撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 7:53
ここがすべての運命の分かれ道。
雪解け水で凄い水量です。
2017年07月08日 08:21撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 8:21
雪解け水で凄い水量です。
ここを渡るのは大変!!
2017年07月08日 08:22撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 8:22
ここを渡るのは大変!!
靴の中に少し水が入ってしまいました…
2017年07月08日 08:27撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 8:27
靴の中に少し水が入ってしまいました…
右に滝!
しかしとんでもないコース!!
2017年07月08日 08:38撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 8:38
右に滝!
しかしとんでもないコース!!
雪渓が口を開けてます…
しかし雪渓があるとは知らなかった。
2017年07月08日 08:43撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 8:43
雪渓が口を開けてます…
しかし雪渓があるとは知らなかった。
落ちればひとたまりもないかも!!
2017年07月08日 08:44撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 8:44
落ちればひとたまりもないかも!!
雪渓歩きです…
勿論アイゼン、ピッケルもないです。
2017年07月08日 08:50撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 8:50
雪渓歩きです…
勿論アイゼン、ピッケルもないです。
なんかこのコース立ち入っちゃ行けない匂いがしてます!?
2017年07月08日 08:51撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 8:51
なんかこのコース立ち入っちゃ行けない匂いがしてます!?
上から人が下りて来ました!
2017年07月08日 08:54撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 8:54
上から人が下りて来ました!
滝が再び見えてきました。
2017年07月08日 08:58撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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滝が再び見えてきました。
左手を進んで行きます。
2017年07月08日 08:58撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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左手を進んで行きます。
足を滑らすと、怪我ではすまない感じ!
2017年07月08日 09:00撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 9:00
足を滑らすと、怪我ではすまない感じ!
これはまともな登山道なのか!
2017年07月08日 09:05撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 9:05
これはまともな登山道なのか!
矢印に沿って雪渓の乗るのは不可能だと思い分岐まで引き返します!
2017年07月08日 09:05撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 9:05
矢印に沿って雪渓の乗るのは不可能だと思い分岐まで引き返します!
雪渓下り!
今考えれば、下山すれば良かった。
2017年07月08日 09:21撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 9:21
雪渓下り!
今考えれば、下山すれば良かった。
ヌクビ沢分岐まで戻り右のヌクビ沢コースへ
ここも普通じゃない…
2017年07月08日 10:14撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 10:14
ヌクビ沢分岐まで戻り右のヌクビ沢コースへ
ここも普通じゃない…
先ほど引き返してきた雪渓が見えてます。
2017年07月08日 10:47撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 10:47
先ほど引き返してきた雪渓が見えてます。
雪渓と岩場が交互に!
2017年07月08日 10:54撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 10:54
雪渓と岩場が交互に!
滝の右側がコースのようです。
完全に登山じゃなく、沢登り…
2017年07月08日 10:58撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 10:58
滝の右側がコースのようです。
完全に登山じゃなく、沢登り…
鎖もなく雪渓から崖を登りました。
もう戻る事は出来ない!
間違いなく下ると滝に落ちます…
2017年07月08日 10:58撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 10:58
鎖もなく雪渓から崖を登りました。
もう戻る事は出来ない!
間違いなく下ると滝に落ちます…
布干岩
もう意地でも進むしかない!
2017年07月08日 11:02撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 11:02
布干岩
もう意地でも進むしかない!
ここも右手を沢登り…
2017年07月08日 11:28撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 11:28
ここも右手を沢登り…
再び雪渓へ
こんなコースと思わなかった。
2017年07月08日 11:44撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 11:44
再び雪渓へ
こんなコースと思わなかった。
何度も道迷いしながらGPSを頼りに軌道修正してるので時間過ぎます。
2017年07月08日 12:22撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 12:22
何度も道迷いしながらGPSを頼りに軌道修正してるので時間過ぎます。
雪渓の遥か上に稜線が!!
遠すぎる…
2017年07月08日 13:03撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 13:03
雪渓の遥か上に稜線が!!
遠すぎる…
傾斜が半端なくなってきた。
足を滑らしたらと思うと怖い。
2017年07月08日 13:31撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 13:31
傾斜が半端なくなってきた。
足を滑らしたらと思うと怖い。
雪渓の終点で完全に進むべき道を見失いました。
必死に凄い傾斜の藪を漕ぎます…
こりゃ遭難ですわ。
2017年07月08日 13:49撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 13:49
雪渓の終点で完全に進むべき道を見失いました。
必死に凄い傾斜の藪を漕ぎます…
こりゃ遭難ですわ。
必死に藪漕ぎして稜線付近が見えてきました。
腕がぱんぱん…
2017年07月08日 14:26撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 14:26
必死に藪漕ぎして稜線付近が見えてきました。
腕がぱんぱん…
ようやく稜線!!
命拾いをしました。
2017年07月08日 14:34撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 14:34
ようやく稜線!!
命拾いをしました。
越後三山でしょうか?
2017年07月08日 14:35撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 14:35
越後三山でしょうか?
巻機山へ向かいます。
2017年07月08日 14:35撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
7/8 14:35
巻機山へ向かいます。
むむ、稜線にも雪渓が…
2017年07月08日 14:36撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 14:36
むむ、稜線にも雪渓が…
この後すぐトラバースの所で滑落。
30m程落ちてしまいました!
運良く一部平らなところがあり止まってくれましたが、その下が雪渓だったのでそこまで落ちたら確実に怪我ではすまなかったでしょう。
カメラは水没、携帯は紛失で私の写真は以上となりました。
この先の美しい景色が撮れず残念…
2017年07月08日 14:39撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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7/8 14:39
この後すぐトラバースの所で滑落。
30m程落ちてしまいました!
運良く一部平らなところがあり止まってくれましたが、その下が雪渓だったのでそこまで落ちたら確実に怪我ではすまなかったでしょう。
カメラは水没、携帯は紛失で私の写真は以上となりました。
この先の美しい景色が撮れず残念…
ここからは相棒の写真で!
山頂標識に到着!
でもピークは少し先だが、もう完全に行き気力なし。
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ここからは相棒の写真で!
山頂標識に到着!
でもピークは少し先だが、もう完全に行き気力なし。
美し綺麗な景色なのに、頭に入ってこない…
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美し綺麗な景色なのに、頭に入ってこない…
悲しいほどお天気が余計に辛く感じます。
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悲しいほどお天気が余計に辛く感じます。
ニセ巻機へ登り返しです。
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ニセ巻機へ登り返しです。
ニセ巻機へ到着。
少し休憩して、最後の気力を振り絞って下山です。
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ニセ巻機へ到着。
少し休憩して、最後の気力を振り絞って下山です。
この雪渓を登って右上のピーク近くまで登ったと思うと凄い。
良く生きて帰れたと感謝です。
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この雪渓を登って右上のピーク近くまで登ったと思うと凄い。
良く生きて帰れたと感謝です。

感想

三連休に富士山へ登山をするに辺り、足慣らしと体力維持の為に新潟の巻機山を登ってきました。
巻機山は井戸尾根コースは有名ですが、登りをヌクビ沢から井戸尾根へ周回しようと思いました。
ヌクビ沢コースは初っ端からコースの整備がされてなくて足元は膝までの草や細い道でした。
分岐から割引沢へ登って行きましたが、まずは雪解け水の増水した川渡りです。
かなり勢いよく流れているので久々に怖かったです。
渡渉してから川の左手を登って行きますが、所々崩れていて危険極まりない道です。
標高1000m位から雪渓が出て来て進むと、アイガメの滝が出来てきます。
しかしアメガメの滝の登ったところを渡渉して雪渓へ登らなくては行けなく、無理と判断して引き返す事にしました!
そしてヌクビ沢への分岐まで戻り今度はヌクビ沢コースを登りますがここでコースが分からず急斜面を手を使いながら登ったりと、こちらもまったく普通の道ではないです。
何度か道迷い、滝登りをしましたが、一か所雪渓から滝登りで無理やり登ってしまい降りれなくなりました(降りたら滝へ落ちます)
それからはもう何があっても進むしかなく道迷いをしながら大雪渓を登って行きます。
標高1800m過ぎた辺りの雪渓の傾斜は半端なくアイゼンなどの装備もないのでもう必死で登って行きました。
雪渓の上部から稜線へはどうしても登山道が見つからず、仕方なく急斜面の藪へ突入です。
必死に藪漕ぎをしながら、何とか稜線へ出る事が出来ました。
時間を14時半なのでサクッと山頂を踏んで下山予定でしたが、稜線にも雪渓がありトラバースを無理やり突っ切ろうとした時に足を滑らせ滑落…
30m程落ちましたが、運良く一部あった平らな斜面で止まってくれました。
擦り傷程度でしたが、そこより下が雪渓になっていたのでそこまで落ちていたら、何百メートル落ちて大怪我か命が無くなっていたでしょう。
無事に復帰して何とかゆっくりと下山をしてきました。
今回はアイゼンもヘッデンもなく水もギリギリの為、どんな山でも装備はちゃんとしないと駄目と痛感しました。
また、人が入らないコースは下調べして危険なコースは立ち入りしては駄目とも思いました。
今回の滑落でスマホを無くして、デジカメが故障してとその代償はかなり大きかったが擦り傷と肩を打ち付けた程度で生きて下りれた事は感謝しないと行けないと思います。
※残雪時のヌクビ沢コース、天狗尾根コースは近寄らい事をお勧めします。

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コメント

よく御無事で。。。
私も、昨日(8/27)にヌクビ沢⇒井戸尾根を日帰りしてきました。登山道は注意書きにあったように殆ど崩落して心もとない状況でしたし、標識も不十分でルートが分かりにくかったです。ヌクビ沢で崩れそうな雪渓を回避して斜面を登ったのですが、足場が確保できない場所に立ち入ってしまい、危うく滑落して沢に落ちそうになりました。無事に登り切れて良かったです。お互いに。。。
2017/8/28 16:33
Re: よく御無事で。。。
コメントありがとうございます。
登山口入り口の注意書を見ないで数十年前に登った人の話で登ってしまいました。
ヌクビ沢コースも昔は良い道だったようですね。
滑落したのは稜線上の雪渓で足を滑らせてしまいました。
落ちた場所が良くて無事だったのが幸いでした。
お互い無事で何よりです。
2017/8/29 7:00
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5

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