いやあ〜久々のお山です…
山にはずっと登ってるんですけどね。最近はプライベート?な山行がなかなかできなくて…
朝のご用の前に、ちょこっと稜線にのぼって日の出でも?
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7/9 4:54
いやあ〜久々のお山です…
山にはずっと登ってるんですけどね。最近はプライベート?な山行がなかなかできなくて…
朝のご用の前に、ちょこっと稜線にのぼって日の出でも?
ヤマユリがつぼみを重たげに膨らませて開花を待ってます。
今年は大漁ですョ!…のはずでした?
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7/9 4:56
ヤマユリがつぼみを重たげに膨らませて開花を待ってます。
今年は大漁ですョ!…のはずでした?
で、例によっていったん降りてきて朝のご用をすませたら…
ちょこっとおさんぽです。
陽射しは強いですが、こんな里山でも下界に比べれば木陰に入れば多少は涼しいです(省エネ冷房?ですが…)
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7/9 9:25
で、例によっていったん降りてきて朝のご用をすませたら…
ちょこっとおさんぽです。
陽射しは強いですが、こんな里山でも下界に比べれば木陰に入れば多少は涼しいです(省エネ冷房?ですが…)
ややっ?「ランニング大会」って県道を走るのかな??
…んなわけがないでしょ?
「トレラン」をなぜ隠す?! こういったところからも主催者の後ろめたさが見え隠れする。
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7/9 9:25
ややっ?「ランニング大会」って県道を走るのかな??
…んなわけがないでしょ?
「トレラン」をなぜ隠す?! こういったところからも主催者の後ろめたさが見え隠れする。
この季節はシモツケがトレイルのアクセントに。
この辺りのランナー通過予定時刻は10:30からなので、あと一時間は大情夫?一足お先におさんぽさせていただきます…
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7/9 9:27
この季節はシモツケがトレイルのアクセントに。
この辺りのランナー通過予定時刻は10:30からなので、あと一時間は大情夫?一足お先におさんぽさせていただきます…
…へ?
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7/9 9:28
…へ?
なんじゃこりゃーっ!?
早朝にあるいたときはトレイルいっぱいにつぼみをつけていたヤマユリが、無残にも引きちぎられてわざわざ足蹴にまでされているではありませんか?!
トレラン大会のランナー通過はまだなのになぜ??
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7/9 9:28
なんじゃこりゃーっ!?
早朝にあるいたときはトレイルいっぱいにつぼみをつけていたヤマユリが、無残にも引きちぎられてわざわざ足蹴にまでされているではありませんか?!
トレラン大会のランナー通過はまだなのになぜ??
こっちにも…しかも丁寧に踏み躙られている。
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7/9 9:29
こっちにも…しかも丁寧に踏み躙られている。
あっちにも…!!
日の出を見に登ってから、まだ一人もハイカーは通っていない…そういえばスタッフっぽい人が入って行ったけ?! 下から見ていてちょっと変な動きがみえたような気がしたけど…まさか。
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7/9 9:29
あっちにも…!!
日の出を見に登ってから、まだ一人もハイカーは通っていない…そういえばスタッフっぽい人が入って行ったけ?! 下から見ていてちょっと変な動きがみえたような気がしたけど…まさか。
どうやら大会スタッフが選手の通過する前に、トレイルにかかっていた「障害物(=つぼみをつけたヤマユリ)を排除」していったらしい…
この時点でありえないんですけど…トレラン大会って??
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7/9 9:32
どうやら大会スタッフが選手の通過する前に、トレイルにかかっていた「障害物(=つぼみをつけたヤマユリ)を排除」していったらしい…
この時点でありえないんですけど…トレラン大会って??
このコは別の意味でハンター?に狙われてる…新芽の採取には昔ながらの「仕来り」さえ守っていれば、毎年毎年春の味覚を楽しむことができるはずだが、そうしたことも知らない、そもそも植生を大切にする気もないヒトたちが山に入るようになって状況が一変してしまった。
新芽を全て毟られてしまえば枯れてしまう。枝ごと切り取られても枯れてしまう…そんなこと当たり前なのに?
今では目につくところに生えている木はほとんど枯れてしまっている。
3
7/9 9:34
このコは別の意味でハンター?に狙われてる…新芽の採取には昔ながらの「仕来り」さえ守っていれば、毎年毎年春の味覚を楽しむことができるはずだが、そうしたことも知らない、そもそも植生を大切にする気もないヒトたちが山に入るようになって状況が一変してしまった。
新芽を全て毟られてしまえば枯れてしまう。枝ごと切り取られても枯れてしまう…そんなこと当たり前なのに?
今では目につくところに生えている木はほとんど枯れてしまっている。
アカショウマかと思ったら…チダケサシです。
なんとも不思議な名前ですが…夏の終わりには花穂がすっかり落ちて、丈夫な串が残ります。そこにチチタケ(チタケ)を差して収穫していったという言われがあるんです。
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7/9 9:34
アカショウマかと思ったら…チダケサシです。
なんとも不思議な名前ですが…夏の終わりには花穂がすっかり落ちて、丈夫な串が残ります。そこにチチタケ(チタケ)を差して収穫していったという言われがあるんです。
坂はきつひけど…ランナーが来る前にさっさとおさんぽしちゃお!
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7/9 9:37
坂はきつひけど…ランナーが来る前にさっさとおさんぽしちゃお!
こっちがアカショウマ。
ここまで茎が赤ければねぇ!? 根元近くまで緑の時もあります…
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7/9 9:40
こっちがアカショウマ。
ここまで茎が赤ければねぇ!? 根元近くまで緑の時もあります…
ジブンが初めて七峰をあるいたときは、この土留めの段々の両脇は植生でヨイショヨイショと階段を下りたものだったが…ほんの数年でこんなに急激にトレイル拡幅するものなのか?
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7/9 9:44
ジブンが初めて七峰をあるいたときは、この土留めの段々の両脇は植生でヨイショヨイショと階段を下りたものだったが…ほんの数年でこんなに急激にトレイル拡幅するものなのか?
この、びみょ〜ん…は誰だったっけ?
先端には花穂のようなものがついている。
咲いてみてからのおたのしみ??
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7/9 9:50
この、びみょ〜ん…は誰だったっけ?
先端には花穂のようなものがついている。
咲いてみてからのおたのしみ??
ハナニガナもトレイル脇で咲いています。
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7/9 9:56
ハナニガナもトレイル脇で咲いています。
この辺りだけ、比較的かつてのシングルトラックのトレイルの感じが残っている。
そんな場所で足元に目をやると…
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7/9 9:58
この辺りだけ、比較的かつてのシングルトラックのトレイルの感じが残っている。
そんな場所で足元に目をやると…
ほらっ。トレイルのすぐ脇にこんな希少植物たちが棲んでいるんです。
ほんと目を凝らしてみないとわかりません。
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7/9 10:00
ほらっ。トレイルのすぐ脇にこんな希少植物たちが棲んでいるんです。
ほんと目を凝らしてみないとわかりません。
それにしても、ついこの前までは大霧山や堂平を含めてここらの山域の稜線にはどこでも見られていたのに…
外秩父では、ここ数年で急激なトレイル拡大が進み、すると乾燥化によってこうした植物は死滅してしまう。
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7/9 10:00
それにしても、ついこの前までは大霧山や堂平を含めてここらの山域の稜線にはどこでも見られていたのに…
外秩父では、ここ数年で急激なトレイル拡大が進み、すると乾燥化によってこうした植物は死滅してしまう。
外秩父では県民の森で保護されているのを除けば、これだけの群生はついにもうこの僅かな区間だけになってしまった。
もしここが失われることがあったら…地域絶滅といっていい。
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7/9 10:02
外秩父では県民の森で保護されているのを除けば、これだけの群生はついにもうこの僅かな区間だけになってしまった。
もしここが失われることがあったら…地域絶滅といっていい。
ところがちょっと進むと、こんな軽トラが走れそうなくらいにまでトレイルが拡大してしまっている。ここ数年のことだ…
トレイルのほんの少しの変化が植生環境を変えてしまい、それでは生きいけない植物がいる…それが希少植物といわれる所以だ。
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7/9 10:06
ところがちょっと進むと、こんな軽トラが走れそうなくらいにまでトレイルが拡大してしまっている。ここ数年のことだ…
トレイルのほんの少しの変化が植生環境を変えてしまい、それでは生きいけない植物がいる…それが希少植物といわれる所以だ。
こちらも人気の希少植物ではあるが、昨年トレラン大会で犠牲になってしまったのが記憶に新しい…
芽が出て3年目(種が落ちてから4年目)…やっと花芽を付けました。
実生もいくつか見つけたので無事に育ってほしいものだが、花穂をつけるまで育つのはそんなに易しいものでもない…
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7/9 10:22
こちらも人気の希少植物ではあるが、昨年トレラン大会で犠牲になってしまったのが記憶に新しい…
芽が出て3年目(種が落ちてから4年目)…やっと花芽を付けました。
実生もいくつか見つけたので無事に育ってほしいものだが、花穂をつけるまで育つのはそんなに易しいものでもない…
おおおーっ!やっと「天国への階段」が修理されました!!(既出?)
どれだけの人が県に陳情していたことか!
実は2009年頃に一度ここの階段は新しく作り直されてピカピカになっていた…それがここ4〜5年で安全に通ることすらできないくらいに壊れてしまっていたのは周知のことだが。
それ以前の昭和の工事からは何十年ももっていた階段がナゼ??…
その辺りは「雁坂峠の登山道破壊」を参照すれば納得いくかも?
しかし、これではみ出る人がいなくなればトレイル脇の植生が守られる!!
が、時すでに遅し。以前ここに生えていた希少植物はもう絶えてしまってます。もう少し早くに対策が間に合っていれば…
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7/9 10:27
おおおーっ!やっと「天国への階段」が修理されました!!(既出?)
どれだけの人が県に陳情していたことか!
実は2009年頃に一度ここの階段は新しく作り直されてピカピカになっていた…それがここ4〜5年で安全に通ることすらできないくらいに壊れてしまっていたのは周知のことだが。
それ以前の昭和の工事からは何十年ももっていた階段がナゼ??…
その辺りは「雁坂峠の登山道破壊」を参照すれば納得いくかも?
しかし、これではみ出る人がいなくなればトレイル脇の植生が守られる!!
が、時すでに遅し。以前ここに生えていた希少植物はもう絶えてしまってます。もう少し早くに対策が間に合っていれば…
この入口(出口)辺りは下草刈りが行われています。
おや?…そうなんです。日当たりがよくなったことで、今頃でもワラビがいっぱい生えてくるんです。
鎌首もたげてかわいいですねェ?!
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7/9 10:30
この入口(出口)辺りは下草刈りが行われています。
おや?…そうなんです。日当たりがよくなったことで、今頃でもワラビがいっぱい生えてくるんです。
鎌首もたげてかわいいですねェ?!
ここからは林道あるきになります。
それでも、ほらっ!…それなりに楽しめるんです。
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7/9 10:32
ここからは林道あるきになります。
それでも、ほらっ!…それなりに楽しめるんです。
これも一見キジムシロかヘビイチゴっぽいけど…ミツモトソウです。
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7/9 10:34
これも一見キジムシロかヘビイチゴっぽいけど…ミツモトソウです。
ちょっと爆音バイク集団はいただけなひ…近年本物の暴走族が減った代わりに、こうした俄暴走族が急増!
結果的にこういった輩が徒党を組んでやってくるこうした山域では野鳥の営巣が激減している。彼らにとっては爆音バイクは鉄砲の音と変わらないのだ!
6
7/9 10:40
ちょっと爆音バイク集団はいただけなひ…近年本物の暴走族が減った代わりに、こうした俄暴走族が急増!
結果的にこういった輩が徒党を組んでやってくるこうした山域では野鳥の営巣が激減している。彼らにとっては爆音バイクは鉄砲の音と変わらないのだ!
しっぽしっぽ…オカトラノオ。
7
7/9 10:53
しっぽしっぽ…オカトラノオ。
トウダイグサもあちらこちらに…こうした地味なお花もきらいじゃない。
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7/9 10:55
トウダイグサもあちらこちらに…こうした地味なお花もきらいじゃない。
よく落葉広葉樹林を自然林という言い方をするけど、実は日本のこうした森林の多くは人の手によってつくられている。
ほんの戦後直後くらいまで、ぼくらの主力燃料は薪と炭でした。こうした雑木林を豊かに整備することが古来より日本人にとって必須だったわけで…かつてのその整備のための主要トレイル(杣道)が今日のハイキングコースになっている。
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7/9 10:57
よく落葉広葉樹林を自然林という言い方をするけど、実は日本のこうした森林の多くは人の手によってつくられている。
ほんの戦後直後くらいまで、ぼくらの主力燃料は薪と炭でした。こうした雑木林を豊かに整備することが古来より日本人にとって必須だったわけで…かつてのその整備のための主要トレイル(杣道)が今日のハイキングコースになっている。
ニガナの仲間もよくみるといろいろと…このコはコウゾリナ。
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7/9 11:00
ニガナの仲間もよくみるといろいろと…このコはコウゾリナ。
この辺りでは案外とみられるこのコも…隣の東京都では絶滅扱い。
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7/9 11:07
この辺りでは案外とみられるこのコも…隣の東京都では絶滅扱い。
やっと舗装から離れて木陰のトレイルへ。
空気は比較的涼しいんだけど…アスファルト道路は陽射しがネェ?
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7/9 11:08
やっと舗装から離れて木陰のトレイルへ。
空気は比較的涼しいんだけど…アスファルト道路は陽射しがネェ?
このコは何だったっけ?
花が咲くまでの宿題だな。
0
7/9 11:09
このコは何だったっけ?
花が咲くまでの宿題だな。
ややっ。今日はパラグライダー屋さんの日でしたか!?
実はパラグライダー屋さんと、RCグライダー屋さんは、ハイカーをあまりよく思っていない。彼らの管理地を勝手に入り込んだりするからなんだけど…一応ここは「関東ふれあいの道」でもあるので通してくれないかな〜。
挨拶しても反応が返ってこなひ?? かなり愛想悪ひ…とほほ。
むこうに大会スタッフが立っているがハイカーが立ち尽くしていても何の音沙汰もなし…
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7/9 11:22
ややっ。今日はパラグライダー屋さんの日でしたか!?
実はパラグライダー屋さんと、RCグライダー屋さんは、ハイカーをあまりよく思っていない。彼らの管理地を勝手に入り込んだりするからなんだけど…一応ここは「関東ふれあいの道」でもあるので通してくれないかな〜。
挨拶しても反応が返ってこなひ?? かなり愛想悪ひ…とほほ。
むこうに大会スタッフが立っているがハイカーが立ち尽くしていても何の音沙汰もなし…
そこにトレラン大会のトップが登場!
大会スタッフとは事前に申し合わせがあるようでランナーはスタッフに誘導してもらって通してもらえる?…何の誘導もされないけど次々に来る後続の選手に便乗して勝手に通らせてもらふ(爆)。
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7/9 11:24
そこにトレラン大会のトップが登場!
大会スタッフとは事前に申し合わせがあるようでランナーはスタッフに誘導してもらって通してもらえる?…何の誘導もされないけど次々に来る後続の選手に便乗して勝手に通らせてもらふ(爆)。
といいながら立ち往生している間に…ヤマタツナミソウでも。
もう大霧山ではみられないので、外秩父ではここだけかも?(実は堂平キャンプ場内に咲いてたりする…管理地だけど)
11
7/9 11:24
といいながら立ち往生している間に…ヤマタツナミソウでも。
もう大霧山ではみられないので、外秩父ではここだけかも?(実は堂平キャンプ場内に咲いてたりする…管理地だけど)
あれ?立て続けにランナーが駆け抜けていってるけどもういなひ??
なんとスタッフの指示で右手の林の中に派生した副トレイルに入り込んでいるのだ!!
ここもみるからに脇トレイルの拡幅が著しい、白石峠の過去写真同様ほんの数年前まで、階段脇にはママコナの群生がありました。
2
7/9 11:25
あれ?立て続けにランナーが駆け抜けていってるけどもういなひ??
なんとスタッフの指示で右手の林の中に派生した副トレイルに入り込んでいるのだ!!
ここもみるからに脇トレイルの拡幅が著しい、白石峠の過去写真同様ほんの数年前まで、階段脇にはママコナの群生がありました。
ややっ…もう絶えていたかと思ったけど、イチヤクソウがこの一角だけ残ってました。
ちなみにジブンが自生しているのを確認してるのは奥秩父の県界周辺を除くと…ここと、他にもう一ヶ所しか知らない(まだ?!県絶滅危惧扱いではないんだけど…近いうちにレッドリスト入り?)。
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7/9 11:25
ややっ…もう絶えていたかと思ったけど、イチヤクソウがこの一角だけ残ってました。
ちなみにジブンが自生しているのを確認してるのは奥秩父の県界周辺を除くと…ここと、他にもう一ヶ所しか知らない(まだ?!県絶滅危惧扱いではないんだけど…近いうちにレッドリスト入り?)。
そう、ここにはママコナも多く群生していたのに…ランナーの走る「脇トレイル」「副トレイル」の派生によって植生が分断されて乾燥化が進み、いまや風前の灯火です。
少なくとも自生しているのは外秩父界隈ではここだけなので、今すぐ保護に働かないと絶滅してしまう…
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7/9 11:27
そう、ここにはママコナも多く群生していたのに…ランナーの走る「脇トレイル」「副トレイル」の派生によって植生が分断されて乾燥化が進み、いまや風前の灯火です。
少なくとも自生しているのは外秩父界隈ではここだけなので、今すぐ保護に働かないと絶滅してしまう…
おっと〜屈んで写真を撮っていたら、そこのけそこのけトレイルランナーが通る!
ちなみに走っているのは階段の脇トレイル!!
2
7/9 11:30
おっと〜屈んで写真を撮っていたら、そこのけそこのけトレイルランナーが通る!
ちなみに走っているのは階段の脇トレイル!!
こうしてトレイルの拡大が植生を蝕んでいく…ここも数年前まで階段の両脇はあるけないほど植生があったのに、白石峠同様にランニングによる造成と表土喪失からの土砂流出によって様変わりしてしまったエリアです。
大霧山でも顕著にみられる現象です。大霧山の植生は手遅れですが…
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7/9 11:30
こうしてトレイルの拡大が植生を蝕んでいく…ここも数年前まで階段の両脇はあるけないほど植生があったのに、白石峠同様にランニングによる造成と表土喪失からの土砂流出によって様変わりしてしまったエリアです。
大霧山でも顕著にみられる現象です。大霧山の植生は手遅れですが…
階段脇には完全な副トレイルが派生。
しかもたった数年でこんなにも広がっている…
ちなみにジブンがヤマレコを始めた2013年ころには、とても人がまともに入れない獣道だったところだ。
上のスタッフから、次々と「階段の右に入れます!」と林の中の副トレイルに入るよう指示が飛んでいる!!(おいおい?!)
こうした大会でのトレイルの拡幅がどんどん植生を蝕んでいく。これだけ拡がると乾燥化が進み植生は一気に失われていく…ここにあったイチヤクソウとママコナ群生の激減はこれだ。
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7/9 11:32
階段脇には完全な副トレイルが派生。
しかもたった数年でこんなにも広がっている…
ちなみにジブンがヤマレコを始めた2013年ころには、とても人がまともに入れない獣道だったところだ。
上のスタッフから、次々と「階段の右に入れます!」と林の中の副トレイルに入るよう指示が飛んでいる!!(おいおい?!)
こうした大会でのトレイルの拡幅がどんどん植生を蝕んでいく。これだけ拡がると乾燥化が進み植生は一気に失われていく…ここにあったイチヤクソウとママコナ群生の激減はこれだ。
ちなみに一般のハイカーがほとんど通らない場所だけに…この荒廃振りはなんとも言い難い。
大霧山や白石峠は七峰縦走というかなりヘビーなハイキング大会があるので、トレイル破壊は自分たちのせいではないというトレラン主催者側の口実にもなっていたが…
そんなハイキング大会もなく、一般のハイカーがほとんど訪れない場所でもまったく同じ状況になっているあたり、トレラン大会によるの環境負荷の程度は深刻だ。
どちらの荒廃も、外秩父でトレラン大会が行われるようになった後の数年のことだ。ちなみにここは3団体のトレラン大会コースが重複していることが、さらなる悲劇的な結果をもたらしている。
3
7/9 11:36
ちなみに一般のハイカーがほとんど通らない場所だけに…この荒廃振りはなんとも言い難い。
大霧山や白石峠は七峰縦走というかなりヘビーなハイキング大会があるので、トレイル破壊は自分たちのせいではないというトレラン主催者側の口実にもなっていたが…
そんなハイキング大会もなく、一般のハイカーがほとんど訪れない場所でもまったく同じ状況になっているあたり、トレラン大会によるの環境負荷の程度は深刻だ。
どちらの荒廃も、外秩父でトレラン大会が行われるようになった後の数年のことだ。ちなみにここは3団体のトレラン大会コースが重複していることが、さらなる悲劇的な結果をもたらしている。
気分をとり直して「外秩父丸山の眺望」と来てみましたが…ガ〜ン?(工事は知ってたけど、展望台の南側に入れれば景色が見られるかもと思ったんだけどな…まったく入れません?!)
立入禁止で眺望はなし…とほほ。
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7/9 12:06
気分をとり直して「外秩父丸山の眺望」と来てみましたが…ガ〜ン?(工事は知ってたけど、展望台の南側に入れれば景色が見られるかもと思ったんだけどな…まったく入れません?!)
立入禁止で眺望はなし…とほほ。
仕方ないので説明板の写真でも…とほほ。
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7/9 12:07
仕方ないので説明板の写真でも…とほほ。
寄り道からコースに戻ると…
スタッフがランナーを誘導しているが…ハイカーは無視。何の案内もないのでコースに入って行っていいのか、いけないのかもわからない。
基本的にトレラン大会に遭遇したら、ハイカーがランナーに道を譲る。ランナーが途切れないと5分でも10分でも動けなひ…
そして大抵は無視(延々と放置)される…その状態で「ありがとう」と言ってくれる人は稀だ(爆)。
逆もあるんだろうけどね、シングルトラックで全然どかないハイカーとかに詰まっちゃってどんどん列が出来ちゃっているのもみたからお相子か?そりゃ急いでいるのにハイカーが邪魔者以外何物でもないわな??
しかしそういう状況はちょっと広がったところで、堰を切ったように大挙をなしてハイカーを抜いていく。そのときに植生がどんどん踏まれてトレイルの拡幅が生まれてしまってたりする。
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7/9 12:25
寄り道からコースに戻ると…
スタッフがランナーを誘導しているが…ハイカーは無視。何の案内もないのでコースに入って行っていいのか、いけないのかもわからない。
基本的にトレラン大会に遭遇したら、ハイカーがランナーに道を譲る。ランナーが途切れないと5分でも10分でも動けなひ…
そして大抵は無視(延々と放置)される…その状態で「ありがとう」と言ってくれる人は稀だ(爆)。
逆もあるんだろうけどね、シングルトラックで全然どかないハイカーとかに詰まっちゃってどんどん列が出来ちゃっているのもみたからお相子か?そりゃ急いでいるのにハイカーが邪魔者以外何物でもないわな??
しかしそういう状況はちょっと広がったところで、堰を切ったように大挙をなしてハイカーを抜いていく。そのときに植生がどんどん踏まれてトレイルの拡幅が生まれてしまってたりする。
嗚呼…そんな。
これで宿題もできなくなってしまった…
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7/9 12:42
嗚呼…そんな。
これで宿題もできなくなってしまった…
車道なら何をやっても問題ないよね?
マラソン大会は車道でやればいい…わざわざこうして植生を破壊して、希少植物を絶滅させるために山の中を走る意味が分かりません。
白石峠の階段に戻ってみると…
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7/9 13:18
車道なら何をやっても問題ないよね?
マラソン大会は車道でやればいい…わざわざこうして植生を破壊して、希少植物を絶滅させるために山の中を走る意味が分かりません。
白石峠の階段に戻ってみると…
…朝のワラビが全滅してる。
これでトレランが自然破壊じゃないっていわれてもね?
トレイルの真ん中からは避けていたはずなのに…こうしてちょっとずつトレイルの拡幅が進んでいく。
5
7/9 13:19
…朝のワラビが全滅してる。
これでトレランが自然破壊じゃないっていわれてもね?
トレイルの真ん中からは避けていたはずなのに…こうしてちょっとずつトレイルの拡幅が進んでいく。
あああ…
なんで表土が新たに削れてるの?!
階段は修理されているはずなのに…
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7/9 13:24
あああ…
なんで表土が新たに削れてるの?!
階段は修理されているはずなのに…
【※】ちなみに、こちらはほんの3時間前に通った時の写真。
大会参加者の通過前。
既にここは数年前あたりからトレイル脇のみならず、一昨年の大会で「林の中も走行可!」とした主催者の指示で、周囲ごと表土が失われ広範囲に裸地化してしまっていた場所だが。
こうして、落ち葉も積もり始めて表土が形成されようとしていた…
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7/9 10:28
【※】ちなみに、こちらはほんの3時間前に通った時の写真。
大会参加者の通過前。
既にここは数年前あたりからトレイル脇のみならず、一昨年の大会で「林の中も走行可!」とした主催者の指示で、周囲ごと表土が失われ広範囲に裸地化してしまっていた場所だが。
こうして、落ち葉も積もり始めて表土が形成されようとしていた…
しかし、これは酷い…
法面だったところが新たに10cmくらい抉られ、完全にフラットな脇トレイルが造成されてしまっている。
(そもそも半分埋まっていたはずの丸太が、数十cmは摺り下がっている?!…どれだけハードインパクトなんだよ!!)
たった数時間でこうなってしまうのだ!
これがトレランの実態。
5
7/9 13:26
しかし、これは酷い…
法面だったところが新たに10cmくらい抉られ、完全にフラットな脇トレイルが造成されてしまっている。
(そもそも半分埋まっていたはずの丸太が、数十cmは摺り下がっている?!…どれだけハードインパクトなんだよ!!)
たった数時間でこうなってしまうのだ!
これがトレランの実態。
まだまだ見ている前でもつぎつぎと選手がコースオフして、急斜面ゆえに足を擦り減速をかけながらの走行で脇トレイルの表土を削っていく…
ほんの数年前まで、ここには希少植物の群生がみられたが…ご覧の様に周囲の植生ごと失われてしまっている。
3
7/9 13:27
まだまだ見ている前でもつぎつぎと選手がコースオフして、急斜面ゆえに足を擦り減速をかけながらの走行で脇トレイルの表土を削っていく…
ほんの数年前まで、ここには希少植物の群生がみられたが…ご覧の様に周囲の植生ごと失われてしまっている。
【※】ちなみに…ほんの3年前の同所白石峠の階段。
ちょうど7月の第二週、季節がぴったり一緒なので、植生条件はかなりイコールなはずなのに?トレイル脇の植生の様相がこんなにも違う…ここ数年でこんなにも急激な変化があるのだ!!
こんな鬱蒼としたトレイル脇の植生の中を普通ハイカーは入って行かない(行けない)。こんなところを突破できるのはタイムを競って走っているランナーくらいなものだ。
トレラン大会コースで顕著に見られる脇トレイル派生のメカニズムは、先ずトレイルランナーが一秒でも速くと近道を突破し、その後何百人が突破する。すると瞬く間にその跡をハイカーが通れてしまうようになってしまって、その後はハイカーが第二の加害者になっていくという…Wの悲劇がそこにある。
そして、出来上がった脇・副トレイルは大手を振って「走行可!」となり、主トレイル以上に拡張されてしまったエリアでは植生はほぼ全滅し…
そして自然破壊は「トレランだけのせいじゃない」となるわだ。
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7/13 8:24
【※】ちなみに…ほんの3年前の同所白石峠の階段。
ちょうど7月の第二週、季節がぴったり一緒なので、植生条件はかなりイコールなはずなのに?トレイル脇の植生の様相がこんなにも違う…ここ数年でこんなにも急激な変化があるのだ!!
こんな鬱蒼としたトレイル脇の植生の中を普通ハイカーは入って行かない(行けない)。こんなところを突破できるのはタイムを競って走っているランナーくらいなものだ。
トレラン大会コースで顕著に見られる脇トレイル派生のメカニズムは、先ずトレイルランナーが一秒でも速くと近道を突破し、その後何百人が突破する。すると瞬く間にその跡をハイカーが通れてしまうようになってしまって、その後はハイカーが第二の加害者になっていくという…Wの悲劇がそこにある。
そして、出来上がった脇・副トレイルは大手を振って「走行可!」となり、主トレイル以上に拡張されてしまったエリアでは植生はほぼ全滅し…
そして自然破壊は「トレランだけのせいじゃない」となるわだ。
ちなみにすれ違いで減速する人はいない…こっちが植生の上に乗ってトレイルを完全に避けているからだけどね(苦笑)。
正直、道を譲っているわけではない…ジブンがトレイルにいて、ランナーに植生の上を走られるのとどっちがマシか?という苦渋(必然?)の選択。
ゆえにトレラン大会では基本ハイカーがランナーに道を譲る。
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7/9 13:37
ちなみにすれ違いで減速する人はいない…こっちが植生の上に乗ってトレイルを完全に避けているからだけどね(苦笑)。
正直、道を譲っているわけではない…ジブンがトレイルにいて、ランナーに植生の上を走られるのとどっちがマシか?という苦渋(必然?)の選択。
ゆえにトレラン大会では基本ハイカーがランナーに道を譲る。
だが、それができないハイカーがほとんどだ。
たいていの場合は、両者がお互いにトレイルの真ん中を譲って両方とも植生の上をあるき、片や走っていく…
だから、そこら中がこんな状態に!?
どんなに主催者や参加者、ハイカーが気をつけようが、一度に何百というこうしたすれ違い・追い抜きが行われることは避けられない。
これがトレランの避けられない現実なのだ。
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7/9 13:41
だが、それができないハイカーがほとんどだ。
たいていの場合は、両者がお互いにトレイルの真ん中を譲って両方とも植生の上をあるき、片や走っていく…
だから、そこら中がこんな状態に!?
どんなに主催者や参加者、ハイカーが気をつけようが、一度に何百というこうしたすれ違い・追い抜きが行われることは避けられない。
これがトレランの避けられない現実なのだ。
こっちで踏まれたコアジサイのすぐ隣は…花芽をつけてる希少植物!?
運が良かった?
これが踏まれたのがコアジサイでよかった…とも思えないが??
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7/9 13:44
こっちで踏まれたコアジサイのすぐ隣は…花芽をつけてる希少植物!?
運が良かった?
これが踏まれたのがコアジサイでよかった…とも思えないが??
このコを守って…もうここから身動きできませ〜ん。
ここでハイカーがトレイルにいたら、ランナーが植生踏んでいくだけでしょ?
ジブンはこうして5分でも10分でもここにへばりついていられるけど…一般のハイカーなら待たずに植生の上をあるいていくんじゃないかな?
ランナーだけでなく、ハイカーも犯人になってしまう…
それがトレラン大会のWの悲劇。
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7/9 13:46
このコを守って…もうここから身動きできませ〜ん。
ここでハイカーがトレイルにいたら、ランナーが植生踏んでいくだけでしょ?
ジブンはこうして5分でも10分でもここにへばりついていられるけど…一般のハイカーなら待たずに植生の上をあるいていくんじゃないかな?
ランナーだけでなく、ハイカーも犯人になってしまう…
それがトレラン大会のWの悲劇。
前の写真を見ての通り、こうした擦れ違いで減速する人なんてほとんどいない。
このように、たった一蹴りでも脆弱なトレイル脇の表土はめくれあがってしまう。
こうしたトレイル脇のやわらかい土壌。それでいて光の差し込まない深い大型植物のある森林や藪の中ではなく、そして直接踏み込まれる硬いトレイルとの狭間の僅かな空間。適度な光と風通し、それでいて広がり過ぎないで適度な水分がたもたれている…そういう場所にしか生息できない小さく儚い命の植物たちがそこに棲んでいる。
ジブンは幼少の頃とある老舗山岳会の登山教室で「登山道は走るな」と教わった…その意味がここにきてわかってきたような気がする。
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7/9 13:49
前の写真を見ての通り、こうした擦れ違いで減速する人なんてほとんどいない。
このように、たった一蹴りでも脆弱なトレイル脇の表土はめくれあがってしまう。
こうしたトレイル脇のやわらかい土壌。それでいて光の差し込まない深い大型植物のある森林や藪の中ではなく、そして直接踏み込まれる硬いトレイルとの狭間の僅かな空間。適度な光と風通し、それでいて広がり過ぎないで適度な水分がたもたれている…そういう場所にしか生息できない小さく儚い命の植物たちがそこに棲んでいる。
ジブンは幼少の頃とある老舗山岳会の登山教室で「登山道は走るな」と教わった…その意味がここにきてわかってきたような気がする。
嗚呼ぁ…そんな、やはりこのコも犠牲になってしまっていたか…
これは二年目かな?こうして実生から年を越せる個体は極端に少なのだが…順調なら来年か再来年には花をつけていたはずなのに。
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7/9 13:49
嗚呼ぁ…そんな、やはりこのコも犠牲になってしまっていたか…
これは二年目かな?こうして実生から年を越せる個体は極端に少なのだが…順調なら来年か再来年には花をつけていたはずなのに。
ちょっとウチのカメラの反応が遅いのでシャッターチャンスを逃してしまって…これは選手が抜き終わってトレイルに戻ってきているところなんだけど。
抜いているときは、振る手などが触れ合わないように大きく避けながら行くので植生の中を走っている…もっともこの絵の部分だけでもトレイル拡幅は否めない。
5
7/9 14:11
ちょっとウチのカメラの反応が遅いのでシャッターチャンスを逃してしまって…これは選手が抜き終わってトレイルに戻ってきているところなんだけど。
抜いているときは、振る手などが触れ合わないように大きく避けながら行くので植生の中を走っている…もっともこの絵の部分だけでもトレイル拡幅は否めない。
嗚呼ァァ…こっちのコも結構犠牲になっている。
何度も言うようだが、外秩父でこの希少植物のこれだけの群生地は他にはない…このままこんな大会が続けばこの山域の他の区間と同じように絶滅していってしまう!
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7/9 14:15
嗚呼ァァ…こっちのコも結構犠牲になっている。
何度も言うようだが、外秩父でこの希少植物のこれだけの群生地は他にはない…このままこんな大会が続けばこの山域の他の区間と同じように絶滅していってしまう!
ハナニガナも…
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7/9 14:38
ハナニガナも…
これは今朝写真に撮ったコだね…
なんでトレイル上ではなく、脇に咲いていた花までがこんなにも犠牲になっているのか?
もう植生の上を平気で走っているってこと…こうしてトレイルがどんどん拡幅していく。
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7/9 14:39
これは今朝写真に撮ったコだね…
なんでトレイル上ではなく、脇に咲いていた花までがこんなにも犠牲になっているのか?
もう植生の上を平気で走っているってこと…こうしてトレイルがどんどん拡幅していく。
もうそこら中でこんな感じ…さすがに七峰縦走でもこんなことはない。
こうして写真に撮っているのは比較的原形をとどめているケースであって…
2
7/9 14:41
もうそこら中でこんな感じ…さすがに七峰縦走でもこんなことはない。
こうして写真に撮っているのは比較的原形をとどめているケースであって…
実は、このように根元から引き千切られて、まるで原型をとどめていない植生破壊がほとんどだ。
こうして植生が数十cmは拡幅されてしまっている。
ちょっとしたカーブのイン側、スピードの乗ったストレートの後のカーブのアウト側、それと平らになって抜きやすい開けた場所…そしてなによりも一番酷いのが急坂。
一回の大会では少しずつの変化だが…トレラン大会コースとして定着し繰り返されることで、希少植物にとっては決定的な植生環境の変化につながっていく。
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7/9 14:46
実は、このように根元から引き千切られて、まるで原型をとどめていない植生破壊がほとんどだ。
こうして植生が数十cmは拡幅されてしまっている。
ちょっとしたカーブのイン側、スピードの乗ったストレートの後のカーブのアウト側、それと平らになって抜きやすい開けた場所…そしてなによりも一番酷いのが急坂。
一回の大会では少しずつの変化だが…トレラン大会コースとして定着し繰り返されることで、希少植物にとっては決定的な植生環境の変化につながっていく。
定峰峠まで戻ってくると…今朝スタッフが引き抜いていったヤマユリがこんな変わり果てた姿に?!
ゴミ拾い役の「スイーパー」の通過後だが…放置されたままだった。
こんなのは、自然破壊でもゴミの投棄でもないというのがトレランをする人たちの認識ということなのだろう。
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7/9 15:12
定峰峠まで戻ってくると…今朝スタッフが引き抜いていったヤマユリがこんな変わり果てた姿に?!
ゴミ拾い役の「スイーパー」の通過後だが…放置されたままだった。
こんなのは、自然破壊でもゴミの投棄でもないというのがトレランをする人たちの認識ということなのだろう。
こちらはあらたに踏まれてしまっているナルコユリ…
ハイキングをしていて絶対に植生を傷つけないかといえば、ときにはこうしてしまうこともあるだろう。しかし、最大の環境負荷だと思っていた七峰縦走ハイキングで一日で5000人歩いたって、今回のようにそこら中でこんなになってしまうことなどありえない。
同コースで30年以上続いてきたマンモスハイキング大会があるからこそ、返ってトレラン大会による自然破壊の酷さが浮彫になる。
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7/9 15:12
こちらはあらたに踏まれてしまっているナルコユリ…
ハイキングをしていて絶対に植生を傷つけないかといえば、ときにはこうしてしまうこともあるだろう。しかし、最大の環境負荷だと思っていた七峰縦走ハイキングで一日で5000人歩いたって、今回のようにそこら中でこんなになってしまうことなどありえない。
同コースで30年以上続いてきたマンモスハイキング大会があるからこそ、返ってトレラン大会による自然破壊の酷さが浮彫になる。
嗚呼ァ?!
スタッフの魔の手から逃れ、残されていたはずのヤマユリのつぼみがみんな落ちてしまっている…
確かに重く大きなつぼみは、大きくトレイルに垂れ下がってはいたけれど…数々のランナーの接触には耐えられなかったのか?それともあらたに引き千切った人がいたのか??
ほぼ全滅です…これがトレラン大会?
これが平気で走れるランナー神経も、大会主催者の神経も理解できない…
酷過ぎる。
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7/9 15:12
嗚呼ァ?!
スタッフの魔の手から逃れ、残されていたはずのヤマユリのつぼみがみんな落ちてしまっている…
確かに重く大きなつぼみは、大きくトレイルに垂れ下がってはいたけれど…数々のランナーの接触には耐えられなかったのか?それともあらたに引き千切った人がいたのか??
ほぼ全滅です…これがトレラン大会?
これが平気で走れるランナー神経も、大会主催者の神経も理解できない…
酷過ぎる。
水が撒かれてところにエイドステーションのテントが設営されていたわけですが…
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7/9 15:16
水が撒かれてところにエイドステーションのテントが設営されていたわけですが…
【※】実は先日、峠の茶屋にスタッフが挨拶に来たときに、事前準備でテント設営場所の確認をしていたスタッフが、ここに咲いていたヒメウツギの木を切り倒していきました…
8
6/17 17:56
【※】実は先日、峠の茶屋にスタッフが挨拶に来たときに、事前準備でテント設営場所の確認をしていたスタッフが、ここに咲いていたヒメウツギの木を切り倒していきました…
【※】満開を迎えるところだったのに…無残な。
どうやらここの場所利用も、ヒメウツギの伐採も、地権者には無断だったらしい。
それが「トレラン」というもののすべてを物語っている…
なんとかならないかと、とりあえず挿し木にするために枝を持ちかえります。育つかな…
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6/17 17:56
【※】満開を迎えるところだったのに…無残な。
どうやらここの場所利用も、ヒメウツギの伐採も、地権者には無断だったらしい。
それが「トレラン」というもののすべてを物語っている…
なんとかならないかと、とりあえず挿し木にするために枝を持ちかえります。育つかな…
きょうのコーヒーはちょっぴり苦ひ…
話は変わるけど。定峰峠のコーヒーは、まさに槻川源流の水で淹れられた美味しいコーヒーなのでおススメです。
トレランの人も、暴走バイクな人も寄ってみて?!(でもアスリートな人は利尿作用が強い飲み物はミネラルが抜けちゃうからよくないのかな??)
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7/9 15:49
きょうのコーヒーはちょっぴり苦ひ…
話は変わるけど。定峰峠のコーヒーは、まさに槻川源流の水で淹れられた美味しいコーヒーなのでおススメです。
トレランの人も、暴走バイクな人も寄ってみて?!(でもアスリートな人は利尿作用が強い飲み物はミネラルが抜けちゃうからよくないのかな??)
気をとり直して…まさに田舎うどんな、ざ・武蔵野うどんをいただいて帰るとしよう。
定峰峠の肉うどんは、何故か味付けされた肉が乗っているだけのシンプルなもの。いわゆる肉汁うどんではないので、肉にも脂身が少なく汁も脂ぎっていないのでとってもヘルシー?
こちらは比較的高カロリー低脂肪な運動食としては理想かも??
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7/9 15:51
気をとり直して…まさに田舎うどんな、ざ・武蔵野うどんをいただいて帰るとしよう。
定峰峠の肉うどんは、何故か味付けされた肉が乗っているだけのシンプルなもの。いわゆる肉汁うどんではないので、肉にも脂身が少なく汁も脂ぎっていないのでとってもヘルシー?
こちらは比較的高カロリー低脂肪な運動食としては理想かも??
こんにちは ケダマです ご無沙汰してます
トレラン大会による植生へのダメージについて、
自分なりに理解・咀嚼しているつもりではいましたが、
大会関係者による刈り取りとは…俄かには信じられません…
が、写真を見る限り疑う余地はなさそうですね
本当に信じられません…
看板の文字にモザイクを掛けてらっしゃいますが
主催者への配慮など不要では?
第5回トレニックワールド in 外秩父50km & 43km
http://race.trainic-world.com/sotochichibu/
調べればすぐに出てきますね
環境モニタリングなども行っているようですが
項目にはコース沿いの植生についての言及が一切ありません
http://race.trainic-world.com/sotochichibu/files/2017/06/7.9_en_check.pdf
つまり、元々そういう意識が無いという事なんでしょう
敢えてあるとすれば以下の項目でしょうか
「チェック内容」
保全すべき重要な自然環境等にコース設定している場合は、
必要に応じ監視員を配置する
→その監視員が自然環境を破壊するなんて、本末転倒にも程があります
「チェック欄」
大会中はスイーパーが最後尾より入り、コースの荒れやゴミなどをチェックします。
→刈り取られ踏み荒らされた植物はゴミ、としてチェックされるんですかね?
問い合わせ先なども公開されているので、
今回の件について確認してみましょうかね…それにしてもひどすぎる
ケダマさん、ご無沙汰しております。
ジブンの場合は、事前準備でエイドステーション設営予定場所に生えていたヒメウツギの伐採をみていたので、今回の暴挙も「さもありなん」と逆に納得してしまいました。
主催者団体、ひいてはトレラン愛好家に共通な特徴的なことは、彼らに決して「悪意」がないということです。正直、彼らの興味は良くも悪くも「走ること」だけなので、それ以外の植生だの自然など破壊しようが、絶滅しようが、そんなことは何を言われてもまったくの寝耳に水で、そもそも自然に興味もないし「なんで楽しく走っているだけなのに文句をいうヒトがいるの?」程度の認識です。
その悪意の無さが、より被害を大きくしているわけですが…
登山道破壊やゴミに対しても、こうして「うるさいことを言う人がいる?!」から仕方なくやっているだけで、単なるトレラン大会開催のための免罪符を得るためですから「モニタリング」だの「チェック」などもおざなりなわけですね。
今回も「トレラン大会による環境への影響はナシ!荒れた区間ではハイカー多数!?」という報告書が作られていることでしょう。
その「スイーパー」の通った後をあるきましたが…朝スタッフが刈り取ったヤマユリの残骸が、無残にもさらに参加者たちに踏み拉かれ変わり果てた姿となったままトレイル上に放置されていました。
自分たちで刈り取ってコース上に散らかしたヤマユリは…「ゴミ」としてもチェックされていないようです(苦笑)。
もっとも直接トレラン団体にクレームをいれようにも、彼らは「あらぬ苦情?」にも慣れてますから、「またか…!?」と軽くあしらわれて終りになるだけで、彼らにとっては何を言われようとも自然破壊をしている自覚はありませんから「クレーマーがうるさいなぁ」で済まされてしまう案件です(ま、面倒くさいことは無視しとけばいいや…クレームの一つ二つあっても関係ないし的な認識?いやそこまで意識すらしないんじゃないかな??)。
彼らの爽やかな屈託のない笑顔をみていると…文句なんか言えなくなりますョ?!
もっとも、「トレランを禁止する法律」があるわけでもないので、こうしてこんなにも自然破壊の限りをし尽くしていても、彼らが自由にトレランをすることには何の障害もありません。
ただこうした事実をぼくたちがよく知ることが大切で、「トレラン=植生破壊」といった認識が広く知られていくことと同時に、反面教師ではありませんがハイキングにおいても「植生保護の大切さ」をよく知ることにつながっていくと思ってます。
やはりハイカーにとってもこうした「トレイル脇の小さな自然=貴重な希少植物の生息域」という認識は未だかなり低いわけですが…ハイカーはトレイルランナーほどの破壊力があるわけでもなし、そこまでも知らなくてもいいことだとは思ってました。
ただ、こうしたアピールをすることでハイカーにも「貴重な自然」の存在を意識し、それを知ることでよりハイキングを豊かに堪能してもらえるようになると思ってます。
そのためには今回も顕著だったトレラン大会による自然破壊の魔の手から、低山里山の植生が守られなければならないのでたいへんです。
少なくとも、外秩父でもこの辺りの山域には、県絶滅危惧にあたる植物が生息しているエリアが多いので、なんとかコース設定から除外してもらえるようにはたらきかけていかなければなりません。特に数年前から環境省カテゴリものの絶滅危惧種の姿が、トレラン大会のトレイル拡幅によってみられなくなってしまっているので心配です。
今すぐにでもこの山域からのトレラン大会を中止するなり、車道を迂回するようにコース変更するなどして、ここまで破壊されてきた植生再生を促せていきたいところなのではありますが…
もっともぼくらの声では、主催者に直接届けても「彼らには全く自覚がない」ので、既にいろいろな意見が集まっているんでしょうけどどれも軽くあしらわれて、そのまま握りつぶされてしまうだけなので無意味です。ですから、こうした「事実確認」は主催者団体直接ではなく、協賛メーカーや、後援地方自治体、後援報道機関に対して行う方が少なからず効果的なはずです。
また、ある程度こうした活動を統括するのは「県」なので、県に話を持ち込むのもたいせつだと思ってます(当該部署のみどりの自然課が使えないんだよなぁ〜爆?!…専門家がいないから問題の説明以前に、基本の基本から説明しなければならなくなる?)。
しかしながら、そもそも自覚のない主催者を責めるつもりもありませんので…彼らは彼らなりに精一杯よくやってはいるんですよ、そこは認めてたりします?!
県内のトレラン問題については、雁坂峠越えトレランの件や、武甲山トレランでは、なんとか中止やコース変更という決断?をしてもらって、幾分か保護という方向性がみえてまいりました。
しかし、今回の大会主催者はそれら以上に「質が悪い(同一コースでの大会開催数・複数の試走会開催)」ので植生破壊の速度も速く、今すぐ手を打たなければ貴重な外秩父の植生も風前の灯火といえるでしょう。
少なくとも大霧山や白石峠では、すでに植生が失われてしまいましたし、大野峠では
植生が「副トレイル」「脇トレイル」の派生によって分断、貴重植物が一角にのみわずかに残されてしまっている状況ですから、このままだと白石峠の二の舞になることは時間の問題ともいえるでしょう。
どれだけ大会スタッフが自然保護に取り組もうが、参加者が植生保護を意識できるようになったとしても。数百人がトレイルを走るということが、ハイカーとの擦れ違いや追い抜きにおいて、必然的に「トレイル脇の植生」を踏み躙らないと前へ進むことができないという現実が結果的に自然を確実に破壊してしまいます(トレラン関連団体の「自分たちは自然保護しています」的な発言にはもう辟易としている…)。
こんなご時世ですから、トレラン行為に批判があることは知っているでしょうし、主催者はもちろん参加者も含めて、自然環境にも十分配慮され努力された結果が「コレ?」なわけですから、これ以上を期待するというのも酷というものでしょう。
これがトレラン大会を行う上で避けることのできない現実です。
さらに残念なのは、こうした植生破壊は主催者の意識以前に、トレラン大会自体、ひいてはトレランの練習といった行為によって引き起こされる事案でもあるわけで。また、急坂を走る場合には表土が削れやすく、一度トレランコースと認識が広まった山域では、練習走行など常習的なランニングが定着し、表土喪失から植生再生は見込めず周囲に広範囲の裸地化が進んでしまっている区間も散見します。
トレランコースの固定化と、コース地図、タイムなどの公表も大きな問題なわけです。
参加しないまでもチャレンジする人は増えますからね。
昨年、今年と、植生保護のため今後も琴平丘陵がトレラン大会コースから除外されました。しかし大会コースから外れても、トレラン愛好者の数は減らず未だに新たなトレイル荒廃もみられます。
ちょうど大会の翌週にここで少しランナーから話を伺ってみましたが、「今年の大会に参加していたが、コース変更で走れなかった区間だから走りに来た!」とおっしゃっていました。
そういう方も多いと思うので、大会主催者もコース変更をした「意味」についても周知を行い、希少植物の生息域でのトレラン行為の自粛もあわせて徹底してもらいたいところではあるんですけど…自由に練習する人まで大会主催者は制御できるはずもありませんからね。
ただ自分達で固定化してしまったトレランコースの荒廃を放置するならば、ある意味同罪で…ただ「自然環境に気を付けて走ってくださいね」では無意味だということは念を押しておきたいところですね。「走ること=環境破壊」につながっているのですから。
しかしながら、雁坂峠トレラン大会中止の件、今回の琴平丘陵コース変更の件のどちらも、大会主催者がコメントしているのをみると…「自然環境保護に十分注意してきているので問題はない、環境破壊はハイカーもいるので自分達ばかりの責任はない」…周りが勝手にうるさいから仕方なく従っているだけと受け取れる発言しか見られません。
そもそも環境破壊をしているという自覚がないのですから、本人たちにそれを是正する可能性を期待するのは間違いですし、
そもそも「トレイルで走ること自体が自然破壊」なのですから。
今回のことでトレランと山の自然は共生できないということだけは断言できますね。
トレランは「自然破壊」です。希少植物だけ守れればいい?!…とは思いませんが、最低限希少植物の生息域のある山域でのトレラン大会は、止めるか、コース変更してもらう他はありません。
再コメント恐縮です
なるほど、以前レンゲショウマの件で
コメントさせて頂いた際と構図としては似ていますね
やっている本人達は無意識かつ指摘されても事の重大さを理解できないが
その行為が引き起こす結果は自然環境へのダメージが大きい
いくら本人達に問題を指摘しても、そもそも何が問題なのか?が分からない
分からないから悪い事だと理解できない
故にその行為には遠慮や手加減がなく、ダメージはより大きくなる
…まさに悪循環ですね
解決策もやはり同じで
・立ち入り禁止にする(コース変更する)
・事実の周知徹底(県など主催者・管理者への連絡含む)
という事になるんでしょうかね
ヤマレコに限らずSNSでの発信や主催者などへの連絡等で今回の件含め
トレラン(だけでなく登山も)が植物に与える影響について議論が深まり、
トレラン愛好者たちが植物に配慮できる日が来る事を切に願います
ケダマさん、おはようございます。
まさに以前レンゲショウマの群生が失われた時と同じです。ほんの数週間のうちに植生に踏み入った人数は数えられるくらいだと思うのですが…たったそれだけ植生環境がわずかに変化してしまう。
結果群生が失われてしまった、2年後に一株だけ花芽をつけていたのを確認していますが、その後どうなったことやら、植生環境が完全に再生できていればもういちど群生が見られるかもしれませんが、案外と希少植物のための植生再生はむつかしい。
ところが近年そこもあらたに「トレラン大会コース」になってしまいましたから…
一回のトレラン大会では、一目でわかるような顕著な破壊などなかなかあるものではありません。しかし一見なにもなかったと思えるくらい僅かで小さな変化でも、こうした植物たちは絶えていってしまうのです。
ゆえに「希少植物」なのですよ!
ただでさえ、輝緑凝灰岩を基礎に関東ロームと黒ボク土で構成される外秩父山地は、地質的にも甚だしく脆弱な地盤といえます。ほんのわずかな表土損傷から植生環境的には激変してしまいかねません。
正直、大霧山山域ではかなりの植生が失われてしまいましたし、白石峠の変化は数年前の物比べるまでもなく、この日だけの変化がこんなにもあったわけで。そこで希少植物の群生が消滅してしまったというのもうなずけます。
しかしながら…
こうした「トレラン反対論」的な意見に対してのトレラン愛好家たちの反応をみてみると。一部には真摯に受け止めようとする意見もあるのでしょうけど、総じて極めて反発的なものばかりで、ときには開き直りとも取れる罵詈雑言すら耳にします。
実は以前にあるトレラン大会のボランティアに参加したことがあるんです!?
そのときには既にトレラン界にも多方面からのクレームが集まっていたようで、レース前の競技説明の時間に、他のハイカーへの配慮や、自然保護についての説明もあったのですが、それを聞いた参加者の反応が酷いもので、口々に「死にぞこないのジジババが山に登るなよ」とか「花を踏むな?雑草だろ」というような参加者の生の意見があちらこちらで聞けたのが今でも印象的です。
表向きはともかく、大半のトレラン愛好家の人の本音だと思います。
どんなにルール徹底を叫んでいようが、そうしたことを平気で蔑ろにできる大会参加者が非常に多いということ。その結果、こうした植生環境を含めた自然破壊については絶対避けることのできない現実です(喫煙問題みたいなもんだね?どんなにマナーアップを叫んでみても、路上喫煙やポイ捨ては絶対になくならない?!…っていうか大半の喫煙者がそうでしょ?? ま、別に愛煙家を非難するつもりもありませんが?!)。
そういう意味では、彼らに期待するの無理な話で、残念ながら既に希少植物が死滅してしまったエリア同様、わずかに残された希少植物の生息地も時間の問題という気がしなくもありませんね(とりあえず一応は予言はしておきます…←責任回避?)。
もし、植生保護を本当に思うのならば、今すぐにでもこうした希少植物生息地でのトレラン大会使用をやめるべきで(迂回路はいっぱいあるので大会自体はコース変更で対応できるはず!?)。
こんなこと一ハイカーに言われても心外でしょうから?コース選定には、県内ひいては当該奥武蔵山域の植生の専門家がいますから、そうした地域団体と協議しながら決定していけば、いい落としどころがみつかるはずです。
そうした決定を主催者がしていけるならば、逆に自然保護に最大限貢献している主催者団体としてアピールにもなりますし、そうすれば参加者も安心して思い切って走れるわけですし…
従来通り主催者側がトレランの自然破壊を一切認めずに、トレイルの荒廃をハイカーのせいにしたまま大会運営を続けていけば、希少植物の地域絶滅という重大な結果と、そうしたことが周知されていけば、これからトレランがどんどん悪者にされていくだけだと思うんですけど?
もっとも「植物に配慮」ができるようになるなら、そもそも植生のある山域でトレランなんてやれるはずもないので、こうした秩父や奥武蔵といった山域でのトレラン自体が成り立たない…
ただ、ここで一ハイカーがどんなに喚いてみたってごまめの歯ぎしりで何も変わることはありません。
一番言いたいのは、ある意味ある植生が絶滅していくのも運命だし。すでに失われた植生を嘆いてもはじまりません。
彼らの価値観とか意識と、あまりにかけ離れているために、思いを共有することはできないでしょう。それはハイカーの中でも、同様に意見の合わない人も大勢いるはずです。
ですから本文でも申しているように、わかってもらえる人にわかってもらうしかない。
幸い、いつも拝見してまわっているヤマレコは、ジブンの山行記録を見に来てくれた人のレコだけなのでなんなのですが? 大抵の方は、ジブン以上に植生を大切に思ってくる人ばかりです。そういう人たちと思いを共有できたならば…それでいいんです。
leseratteさん、はじめまして。
レコ読ませていただきました。
非常に悲しい出来事ですよね。もう、還らない、もどらないよな、あの頃の登山道には。
谷川岳天神平の登山道だってトレランじゃなくたってオーバーユースで木道を外れて抜きつ抜かれつで荒廃しています。
かく言う私も過去に「アドベンチャーレース」なるものに出て、MTBをずりおろし山肌を削り、ドロドロになりながら窪地の水溜りをより深く掘り下げ荒らしてその時は周りもみんなクレイジーになってて、でも落ち着いて考えて「これはイカン!」と思い、一切やらなくなりました。
都心から近ければ近い山ほどトレラン大会に狙われているような気がしてます。
赤城山だってかなり登山道の砂利が流出してましたしね。
外国のレースは硬い地層に草がちょぼちょぼ、日本は多雨で柔らかくて流出しやすい土質。誰が見たってわかるのに、どうしてそんなにはみ出すかな、おい。と思います。
早く落ち着いてくれたら良いのに。このブーム。それまでは日本経済の末端で一生懸命働いて、子供を育てて、年を取ってから山に戻ろうかな(ToT)
独り言です。
でも、それくらいの哀しさです。
ありがとうございます。
haccymasaさん、はじめましてこんにちは。
実はジブンもトレランや山サイクリングには興味があって、やってみようかと思っていた時期があります(そんな昔じゃない?…ヤマレコ始めたばかりの元旦にちょっとハッスルして比企三山周回3時間15分?! 積雪凍結期ということを考慮して、あんだけ写真も撮ってて、そりゃ走っちゃってるタイムでしょ???←こんなこと書いちゃうとまたブーメラン飛んでくるかな?ほとんどロードなんですけどね?!)。
ただ、そうしてやってみてわかったのが、どんなに気をつけようがトレイルを走ることで確実に表土を傷つけてしまう…ひいては植生を破壊してしまう。そうして傷つけてきたトレイルについての反省があって今に至るわけ?
山にも自転車持ち込んだりしました。車道でつながったいくつか山を縦走したらかなりの距離を稼げるかも?なんて考えたわけですが。
結局トレイルは全部担ぎで乗車0% こりゃMTBよりシクロの方がいいかも?いやミニベロの方が??いやいや折り畳みでしょ??? 結論…ママチャリで登山口にデポでいいや(爆)
ただMTBとか、ロングな林道アプローチのある山岳では力強い飛び道具になりますね。
話はさておき…
トレランじゃなくても、超人気山岳のハイカー集中による登山道のオーバーユースには、目を覆いたくなるものが多いです。
しかしながら、年間数十万人の登山客が訪れるような超人気山岳で、数十年かかって数百万人が登った結果そうなったのと、1日に数百人が走っただけの状況が数回繰り返されただけで起きてしまっている結果を同列に比較することはできませんが…どちらも酷い有様です。
もっとも外秩父なんて山域は、目玉の山岳があるわけでなし一般の登山客は、人気山岳と比較するまでもなく多いわけではありません。
それが数年のうちに、「百名山」か?…というほどの荒廃振りには驚かされます。
しかもこの日、たった一日だけでこれだけの被害がみられるのですから、これはトレランによるハードインパクト以外に考え付く原因が見当たりません。
しかも近年この外秩父で行われた大会は、この主催団体だけで3大会×年二回、なおかつ試走会が各大会2回ずつ…そのた他2団体の大会も重複する区間もあり、いちばん重複している区間は年10回は使われている。
そうしたところにあった希少植物の植生の荒廃状況は最悪の事態となってしまいました。
外秩父をはじめ東京という大都市圏にほどちかい低山は、ことさらにトレラン大会を開催しやすいというのは事実でしょう。
しかし、そうした関東圏都市近郊の山々は、ほぼ関東ロームと黒ボク土といった脆弱な土壌で構成されているので、例えあからさまなトレイル外走行(歩行)がなかったとしても、「数百人が一度に走る」という行為自体が植生にとっては暴挙という他ありません。
そのうえ、これだけの大会数が同一地域に集中していることは、1大会で破壊された植生再生など永遠に望めるわけもなく、大会主催者ひいては参加者含めて、自然を壊すこと前提にトレラン大会が開かれていると言っていい。
そして、そこには低山里山特有の希少植物が生息している…
海外や、他地方の「広大な大自然?」の中で行われるのなら、こんな問題はないのかも知れません。
大会では選手たち同士の抜き差しはもちろん、コースで大会に遭遇するハイカーの倍数だけトレイル上での交錯が起こります。
ハイキングをしている人なら、トレランでなくともハイカー同士のすれ違いや、追い越しなど経験されてるかとは思いますが、どうでしょう?
たいていの場合は、お互いがトレイルの真ん中を譲って、双方ともが植生の上を歩いたまますれ違っているケースがほとんどではないかと…トレラン大会中なら数百人が植生の上を走り抜けることになります。
「すべての参加者が主トレイルの真ん中だけを走らなければならない」などという規制など現実的には不可能ですし、トレラン大会を行えば必ずこうした植生上走行が起きてしまっている。特に蛇行したトレイルでは、じわりじわりとインカットが進み、スピードの乗ったあとのカーブではオーバーランでのはみ出しが起こり、難所・狭所の渋滞の後の平たんではオーバーテイクでトレイルが拡がっていく…拡がり過ぎたトレイルは、そのわずかな空間の乾燥化を招いて植生環境が壊されていくというメカニズムです。
森林とトレイルの狭間にのみ生息できる、こうした低山の希少植物にとってはもう地域絶滅は時間の問題で、既にトレラン大会によって失われた植生が少なくありません。
特に外秩父では急尾根に土壌流出防止のための土留めが階段状に敷設してある区間が多く。ただでさえ歩きにくい歩幅の合わない階段なわけですが、ランナーはその両脇にある藪をも突破して行ってしまい脇トレイルを作ってしまい。脇トレイルのせいで土砂流出が進むと階段がハードルと化してしまって、非常に歩きにくくなってしまいます。
次第にこの尾根の両脇の林の中に蛇行するような脇トレイルが派生して、林の中に網の目状に発達したトレイルと、本来のトレイルの拡大によって、植生は大きく破壊されてしまっているのが特徴でもあります。
外秩父ではありませんが武甲山山麓では、起伏に富んだ岩が露出したコースだったがゆえに、繰り返されるトレラン大会で乗り越えなければならない岩場にことごとく巻き道が発達してしまい。非常に大きな植生破壊が起きてしまいました。
こちらは、地域団体との協議の末、主催者にコース変更を決断してしてもらうことができて、わずかながらに残された希少植物の保護にむかっているのですが…
しかし一度トレラン大会コースとして愛好家たちに認知されてしまった「レースコース」ともなると、普段からタイムアタックに来る兵どもが、こうしてコース変更してもらった後でも大挙して訪れてしまうので、いまだにいつ行っても表土が新たに削られて裸地化から、植生再生が進みません。
これもトレラン大会によるさらなる悲劇です。
それこそ大会主催者が、コース変更についての説明をこうしたトレラン愛好家にアピールして、そうした山域のランニング行為を自粛してもらえるようにしてもらえないと、せっかく保護に向かった活動もなかなか成果があらわれません。
ところが、こうした事態になっていても、そもそもトレラン大会主催者が植生破壊をしているという事実を認めていない方向なので。周囲からのクレームを避けて従来通りの大会を遂行するために仕方なく「コース変更」に応じているだけですから、また新たに別区間でも同様に植生破壊を続けていくという悪循環です。
このブームがどうなっていくのか…
百名山ブームもおちついて、それでもなお傷痕は未だ残っていて中には取り返しのつかなくなってしまっているものさえあります。
その反省からか、オーバーユース対策で今では過剰なまでの登山道のインフラ整備が進み…ジブンにとっては登山の魅力がなくなってしまって、ここ数年は付合い以外では登山という登山はしなくなってしまってます(それ以上に、ちょっと人生忙しくなってしまって…苦笑)。
haccymasaさんは、ちょうど人生我慢の次期なんでしょうか。
すこし休憩している間に、トレランもハイキングもより良い答えをみつけられていたらよいですね。
ドイターを背負った長袖長ズボンの普通の登山者のカッコで、できるだけあっさりトレイルランナーを抜きさり、「早いですね」などとと話しかけられた先で柔らかく、植物の話をしてあげてますがウケはいいですよ。(登りのみ)
抜くとき「コンニチワ」と明るく声かけして抜くのがコツWWW
加えて、
高齢者が多いヤマレコに書き込むより
https://runnet.jp/trail/
なんかに書き込むほうが人生幸朗の独り言みたいにならなくていいですよW
ヒトは動物でサルなので、力のあるモノの言には耳を傾けるようですね、
力は速さでも知識でもいいので(価値観はヒトそれぞれ )、植生破壊を食い止めるために、Kílian Jornet Burgadaを超えるカリスマになり「植生とトレラン」テーマで講演して回るのもいいでしょう WWW
しかし、ステアドの拍手が多いね
トレラン大会は増え、「一石」の影響が全く感じられませんね
「ステ」を支持ととるのは無邪気すぎるでしょう
でも、この小さな満足としては十分なんですよね
ヒトもサルも真猿亜目に含まれるのは常識ですね。
(御苦労さんだけど、4行で済みました )
>分相応
己を知る、まぁ いいでしょう
道にしゃがみこんで植物観察もいいが、来た人速い人に道を開けてあげるのも分相応でしょうね。
>当然、トレラン愛好者にも、トレラン主催者にも文句などもありません。
ここまでカキこんで、ないの
分相応だからだね
240さん、コメントありがとうございます。
そうですねぇ。最近は人様を連れてパーティであるくことが多いので、後ろから速いペースの方に追いつかれることが頻繁に起こります。
その都度「列で道を譲る」ということになるのですが。ジブン一人だけのときならば、迫りくる後続者との距離を遠方のうちから測りながら、ちょうど乗れそうな岩などを見つけるなど、トレイルを外れても植生を傷めず道を譲れるタイミングを探ってあるくのも容易なんですけど(対向擦れ違いも含めてそれが自然に身についている?)。
しかし、適当な岩や大きく張った木の根などが見当たらない場合は、トレイルの外の土壌(植生と一緒?)や、泣く泣く植生の上に乗って道を譲らなければならないので。そ〜っと乗るならば影響の少ない強い植生や地盤を見極められる「眼」が問われます。
しかしながら、多い時は10人以上を連れてあるいているわけで。他のハイカー(トレラン含む??)との擦れ違い追い抜かれについては、事前に「植生を傷めない道の譲り方」をご説明差し上げておりますが、なかなかちょうどいいタイミングで影響の少ない場所で譲れるとは限りませんし、上記のような「岩に乗る?!」的な行為はバランスを崩す危険性を伴うので万人にお勧めできる行為ではありません。
ただ、道を譲るときに中途半端に避けていると、こちらも植生の上に乗って、相手方も避けて植生の上に乗って抜いたり、擦れ違ったりが多く。また遠慮によるものだと思うのですが、なるだけ「急ぎ足」で擦れ違って行かれるので余計に植生に負担をかけてしまっているケースが多く見られます。
基本的に植生のある登山道では、すれ違いを含めて二人が並列して歩ける踏み跡の広さはありません。
こうしたすれ違いや抜き差しでは、必ずどちらかがトレいる脇の植生に入り込むなどしなければ擦れ違うことができないのが現実です。
可能であるならば、登山道の要所要所に存在する休憩可能なスペースなどまで待って、道の譲り合いができればよいのですが…中には急いでおられるのか、こちらが譲れるタイミングを計っている最中に強引に植生の中を抜いて行かれる・すれ違っていく方とかも少なくないので困りものです(大会とは別に普段からでもトレイルランナーに非常に多い!)。
こうした場合は相手方に強引に植生の上を歩かれる(走られる)よりは、こちらが泣く泣く植生の上に大きく入り込んで、トレイルの真ん中を譲る方が被害が少ないという悲しい選択を強いられます。
これがグループ山行を率いている最中では非常にむつかしく…ほんとは、まったく植生に負担をかけないベターな場所を見つけていきたいところなのですが、相手側の様子を窺いながら被害が最小限にできるよう「道を譲るための号令を出すタイミング」を計っています。
相手側がトレランの場合は、タイミングをとる間もないので…痛めたくない希少植物の植生環境のところで来られてしまうと困りものですね。
その辺りを、「声掛け」すればどんなところからでも抜くことが許される?くらいにしか考えていないトレイルランナーが多いのもあまりに不見識すぎて呆れてしまいます。
そういうわけなので、こちらから積極的に他のハイカーやグループを抜くということはあまり考えたくもありません。
たまにはジブン…もしくは自分たちのグループよりも遅いパーティなどに遭遇することもなくはありませんが、そのときは追いつかないようにペースを落としたり、休憩場所で休憩されるのを待って行かせてもらうとか、逆にこちらが休憩してしまうとかして、あえて「抜かない」という選択をしています。
そのためにも、時間に余裕を持った計画がたいせつになりますね。
なにも急いで山に登ったって、速くの登れたって、逆にそれだけ「山においてたいせつなもの」の見落としが増えるだけであって、それがえらくもなんともありません。
山の見どころというものは本当にたくさんあります。中には一つの山を毎週のように一年中通って、それで、何年もかかって、遭遇できたものや、気が付けるものも沢山ありました。
また、そうした経験があるからこそ、初めていく山(もうほとんどなくなりましたが…??)でも、ほとんどの方が見落としがちな、ささやかな見どころなども、気づける目が養われてきているような気がします。
追記:
追加コメントありがとうございます。
当方生憎と不見識なもので、「人生幸朗」、そして「Kílian Jornet Burgada」という方もどちらも存じ上げていませんでしたので、あまり要領を得ないのですが。
幸い、マラソン・トレランを含めたスポーツ関連の人間関係も持っていますので。そちら方面の方たちから話に聞いたのは、今回このヤマレコの当記事が早速トレラン界のネット上でも取り上げられ、多くのトレイルランナーの意見が交わされていたとのことです。
少なからず、「高齢者ばかりのヤマレコ」だけの話題では終わらずに、計らずもトレラン界にも一石を投じることになったようです。
もっとも、本文でも冒頭から述べているように、それが本来の目的ではありません。
あくまでも、当初より未熟ながら投稿させてもらっている小生の山行記録に、いつも訪問してもらっているような…「植生の大切さ」をわかっている、わかってもらえるヤマレコユーザーの方に、先ずこの事実をお伝えしたかっただけであり。その結果、こうした事実を広く一般の人にも知られるようになってくれることを祈って記事として取り上げました。
当然、トレラン愛好者にも、トレラン主催者にも文句などもありません。
逆に、彼らがしている努力、してきた努力というものも認めていないわけでもありません。
それゆえに、その上でも起こってしまっているこうした「トレラン大会による自然破壊」という現実を前に、今後どうしなければならないのか、どうなっていくのかは「トレラン界の問題」であって、一ハイカーでしかないジブンも含めて、部外者の一般人にはまったく関係のない話でもあります。
ただ、こんな意見があがることに対しての、トレラン参加者・愛好家からの無知無謀な本音の声も多く散見できるようになり。こうして、よりトレラン大会の位置づけというものが明らかになっていくことは、県や自治体、そして国などの統括の在り方にも変化が必要という認識を深めていく結果につながっています。
当然、「自然保護」を中心に活動している方たちにとっては大問題であるので、こうした事実を前に既に動きがあり。国も今年になってまた新たにガイドラインを策定するなど、県内一部山域では2団体でそれぞれ前回大会から制限がかかりました。野放しだったトレラン大会もこうした声があがってくることで、新たな舵取りを求められてくることでしょう。
また人間社会をサルに例えるのは、ニホンザル(マカク属)の生態に重ねてのことでしょうか。同じ霊長類であっても、マカク属とチンパンジー属ではその生態が異なるように、そこに共通性を求めるのは比喩としては面白いですが、あまり科学的(分類学上の共通が行動までも左右するものではない)ではありません。
少なくとも、世間でも動物園のニホンザル社会による「ボス猿」について、マスメディア等における報道の扱いによって誤解が広まっているようですが。確かに犬猫の社会でもあるような群れの中での明確な順位序列というものは存在します。
しかし、食物取得であるとか、交尾の機会についても、必ずしも序列が絶対ではなく。当然「ボス猿」がそのすべてを独占したり、群れ全体の統制をとるということもありません。
人間社会においても、特定の能力に長けただけの人間が必ずしも社会で尊敬を得られるかどうかはわかりませんし。歴史的にも威力をもって人々を屈服させようとした社会が現れなかったわけではありませんが、非常に不安定で継続する社会には成長できません。
また、少なくともスポーツ界のスーパースター一人が宗旨替えをしたところで、そのスポーツ全体が変化することもありません。
古来より中庸之為徳也ともいうように、特定の能力だけ長けていても案外と社会の支持は得られないというのが現実です。
予てより申しているように当方植生について、他の多くの自然を愛するヤマレコユーザーほども知ってもおりませんし、専門の学問を修めてもおりません。ことあるごとに自然博物館に足繁く通っては、学芸員の方にいちいちご指導を仰がなければ何一つ同定もできない素人ですから、「カリスマ?」などとは無縁であり分相応ということも理解しているつもりです。
今回の記事については、一個人のつぶやきとしては考えられないくらい多数の方から賛同を得られたということにはたいへん驚いております。
「ステアド」というのも意味がよくわからないのですが。わざわざ「拍手」において匿名性を堅持するために、新たにIDを取得しているというヤマレコユーザーがいるのかどうか(そもそも複数IDって規約違反??)。
そもそも「匿名で拍手」する機能もあるので、リンクを残したくない方はそうしていらっしゃるかとは思います。
しかし、この記事も最初はいつも通りに「ヤマレコ限定公開」だったために、ID取得とログインしていない人には見られない状態でした。ただ当初から「訪問者数」の伸びが、通常のヤマレコ上からだけのアクセスとは考えにくい、他サイトからの流入等が考えられる事態であったために。途中からIDを持たないで訪れてくださった方にも見てもらえるよう「一般公開」に切り替えました。
それゆえ限定公開中の僅かな間に、この記事を見るためだけにヤマレコID取得を試みた?…という一般の方がいらしたかどうかと思わなくもないですが、それもいたとしても極少数のように感じます。
そもそも、ヤマレコ全体の登録ユーザー数とアクティブな山行記録投稿者数の間では、その数にはかなり乖離が見られ。ヤマレコというのは一部の積極的投稿者と、その山行記録の情報取得などを主な目的とした大半の読者専門ユーザーが存在しているということがわかります。
今回、いつも訪問くださっているような、どこかで出会われたことがあったり、同地域でいつも山行記録がかぶるもともと親近感のあるユーザーさんばかりではなく。比較的縁の少ない他区域の方や、そうした普段はあまりアクティブではないユーザー層からも、こんなにも多くの支持を広く得られたということは、この「トレランによる自然破壊」という社会問題についての関心の高さを裏付ける結果となっているといえるでしょう。
貴殿はここでトレラン大会が開催される事をを知っててそこに行かれたのですか。
もしそうなら 登山道で踏まれそうな百合を見つけ写真に収めた後踏まれないように山側に寄せるとかしなかったのですか?
トレランの終了後、無惨に踏まれた写真が撮りたくてそのままにしてたのですか?
トレランの最中に登山道にしゃがみこんで写真を撮ってたのですね、
それは貴殿なりの抗議なのですか?
写真が撮りたいだけなら大会当日は避けるのが普通でしょう。
登山道の管理者は年に数回の草刈りや道直しなどで幅1〜2m位は刈り払います。
それには抗議なさらないのですか?
貴殿の仰る 登山道の脇にしか生えれない貴重な植物 は登山者に踏まれるか刈払われることに成りますがそれがその植物の生き方なのでは無いのですか
ある意味強い生命力を持ってるんじゃ無いですか。
以前私が参加したトレラン大会は、地元の村人たちが総出で幅3m位10km近く草を刈って頂き、快適に走れて本当に有難く参加させて頂きました。
外秩父はまだ登山道の草刈り前だっただけなんじゃ無いのですか?
higaerisazenさん、コメントありがとうございます。
ジブンの場合、公私含めて毎週何処しらこの近辺の山域に入らせてもらっているわけですが。最近はなかなかプライベートであるくことが出来ないでいるため、ヤマレコもサボり気味で…とはいえ過去の山行記録を見ての通り、
毎週ほとんどこの山域のどこかしらをあるいています。
当然、ここでトレラン大会が開かれることも存じておりました。
ですから、この日も朝の用事で通った定峰峠から、ちょっとだけ展望の良い稜線まで上って日の出だけ拝めればいいや…その後は別の山域に行こうと思っていました。
ところが、用事を済ませてふたたび通りかかった定峰峠では、ちょうどスタッフと思われる人が稜線に入っていって、そこで少し怪しい動きをしているように見えたので、
これは「確認」しておかなければならないなと思ったのは自然の成り行きでした。
園芸に詳しい方なら、カサブランカと言った方が通りがよいかとは思いますが。まさにヤマユリはこうしたオリエンタル・ハイブリッドの原種です。栽培には支柱が必要となり、育つ段階からまっすぐに茎を延ばさせて重たい花を支えてあげなければなりません。
ところが野生の場合は自生しているもの一本一本に支柱を立てて縛っていくことはできませんので(個人が現場で勝手にできることではありません)、たいてい重さで傾いて育ってしまうものです。
しかし、既にこうして茎から曲がって育ってしまったものは、無理に山側に寄せようとしてもすぐ元に戻ってしまいます。強固に除けようとすれば折れてしまったり傷つけてしまうことでしょう。重いつぼみを支えるヤマユリの花柄など、植物の中にはたいへん弱い部分を持つものもあるので、触れるだけで壊れてしまうことがあります。
ですから、こうした「植物などにはいたずらに触れない」ということは登山をするものの常識の一つではあります。
ジブンが通った時は、このヤマユリたちが多少トレイル側に出てはいたものの、普通にあるいていてもそのまま触れずに通り抜けられましたので、まったく邪魔になるとは思いもしないくらいのものでした…それがなぜこんなことに?
また、登山道、植林帯や雑木林の定期的な下草刈り(下刈り)は、間伐や枝打ちと同時に豊かな森を育てるために必要な作業です。
下草が繁茂し過ぎると、樹木を含めて他の植生への成長を妨げてしまい。その結果、植生全体が共倒れになってしまうのを防がなければなりません。
今回あるいた稜線の登山道も、毎年夏終り辺りに下草刈りを行っています。
当然、下草刈りとはいうものの、樹林帯の中の「下刈り」とは異なり登山道などの下草刈りでは、滅多矢鱈に植物を片っ端から切り払うことはいたしません。
生物多様性の観点から、放置しておくと繁茂し過ぎてしまう、いわゆる陽性植物を中心に刈り払い。慣れた方は非常に細やかに、切る植物と残す植物を選り分けて作業を進めていきます。
特にこうした陽性植物の中には、自ら育ちすぎて他の植生もろとも最後には自滅してしまうケースもあるので、刈ってあげた方がいい。刈ってあげなければならない植物もあるということです。
埼玉県ではほとんどの山域が、登山道を含めて県営林の中であることが多く。こうした作業は、植林帯や雑木林の下草刈りを行っている森林組合の方が担っています。いわば下草刈りのプロの仕事です。
この稜線の登山道でもコアジサイであったり、オオバギボウシ、コバギボウシ、タラノキ、ゼンマイ、ワラビなど、中には何でもないようなシラヤマギクなんかでも、たいせつにうまく残して刈っていたりとたいへんよく選り分けて刈っているなといつも感心しています。
当然、山野でも異様に目立つヤマユリやウバユリなども刈り取ることはありません。
また、こうした下草刈りがあってこそ、希少植物の生息環境が守られているわけです。
しかしながら、けっこう硬い地面を好むキイチゴの仲間など、トレイルの真ん中で伸びてしまうケースもあり。またこれらは鋭い棘を持っているので通行の障害となり、こうしたものは刈り取らなければなりません(もっともキイチゴなどいくら刈ってもすぐ伸びてきますけど!?)。
以前この山域でトレイルの真ん中にヒキオコシの群落が繁茂してしまい登山道を完全に塞いでしまっていたので、泣く泣く10mほどの長さに渡ってヒキオコシの除去を行いました。
埼玉県ではまだレッドリスト入りはしていませんが、隣県の茨城や千葉では県絶滅危惧にあげられ、東京都では自生の絶滅の扱いになっている希少植物でもあります。
こうしたケースでは、土地の所有者、関係各署に確認・許可を得ることになります。
当然除去方法も、土砂流出につながったりしないよう防護策などの検討が必要です。
ボランティア作業で下草刈りを行う場合も、専門家の指導の下で行わないとたいせつな植生を傷つけてしまう惧れがあるので簡単なことではありません。
特に無謀な伐採が植生はおろか表土のの喪失につながると、土砂流出という大問題に発展してしまいますので重大です。
今回写真で指摘した「植生の喪失」の件は、こうした登山道管理の下草刈りではなく(その見分けがつかないほど素人でもありません?)。当該区間による登山道の破損も含んでいたケースでもあったために、県職員の派遣、自然保護委員などの調査も入り、「登山道のオーバーユース(脇トレイル・副トレイルの派生含む)」を把握してもらっているエリアとなっています。
また、これも最近のことなのですが。別のある山域で地権者(山林の素人)自ら善意で登山道の刈り払いを行ったはいいものの。登山道周辺の灌木帯や樹木まで伐採をしてしまって、植生環境に多大なる損害を与えてしまったという件がありました。これは正式にこの山域の管理部署にご報告させてもらうこととなりました。この件は植生保護のみならず森林法にも抵触しかねないので、確実に指導の対象になりますが、植生保護についてもあわせて要請させてもらっています。
知識のない方による無許可・無届の刈り払い作業は、単なる自然破壊につながるので絶対にあってはなりません。生物多様性を保つためには高度な判断が求められ、下草刈りは高い技術と経験が問われる作業でもあるのです。
ジブンの撮影スタイルは…毎回のように山行記録を見てくださっている方なら、何度か紹介しているのでご存じのはずですが。基本的には、花などを撮影している姿を他人にさらすことはありません。人の気配が無くなった時にサッと撮るのが leseratte流?なわけなんですけど。理由は主に二つ、一つは写真を撮ってる姿はあまり格好良くない恥ずかしい。もう一つは他の通行者の邪魔になってはいけないということからです。
今回は、撮影テーマの関係上、他の通行者(トレラン参加者)を被写体に入れて撮らせてもらってるために。他人様(ランナーの方)に見られながらの撮影となりましたが。
これまた、山行記録を毎回のように見てくださっている方ならご存知の通り。ジブンの得意な撮影方法に「腰だめ」があります(&左手逆シングル??)。
「腰だめ」とは本来、銃撃戦において、照準を定める間もなく発砲するための銃撃スタイルで、照準器を覗かずに銃床を腰に当てて発砲するので「腰だめ」と言われていますが。それが転じて、写真撮影においてファインダーを覗かずにシャッターを切ることを、総じて「腰だめ」と言うようになったようです。
特に登山道に咲く山野草の撮影においては、植生に踏み入ったりしないで撮るためにカメラを持った手を伸ばしてシャッターを切ることが少なくありません。特にカメラの構造上、右手に持ったカメラを身体の中心に据えてファインダーを覗き、右手の人差し指でシャッターボタンを押すように設計されていますが。このように身体から離して写真を撮る場合、右手の人差し指でばかりシャッターボタンを押そうとしても無理な体勢になってしまいやすいです。
そういうわけで山野草の写真撮影においては左手にカメラを持ち、親指でシャッターボタンを押すようにすると、身体から離した被写体に迫りやすかったりします。
今回のランナーをバック入れた撮影の場合も、立ったまま、こうした「腰だめ」「左手片手撮り」を応用したものです。
写真に揚げていた場所は、コースの片側が塀状になっている場所で。横向きになってもう後ずさりできないギリギリまで下がり、背を目いっぱい後ろに反らせて、最大限コースを開けてランナーの方にはトレイルの真ん中を減速しないで駆け抜けていただけるようにしていました。
カメラは立ったまま左手に持ち、体側に沿ってまっすぐ下ろした手で膝上あたりで手のひらを反して、ちょうど野球でいう「逆シングルキャッチ?」のような形でシャッターを切っています。
本文や写真コメントにも何度か書いていますが、今回、特に大会参加者のランナーに対しては可能な限り、減速しないでトレイルの真ん中の一番良い所を走り続けられるよう。自らが植生に大きく入り込んで、完全にトレイルを開けるように心がけていました。
とはいえ、トレイル外の適度に岩や切株などを探して極力植生を傷めないようにと努力はしていましたが、必ずしもランナーに気がついてからそういった場所を見つけられない場合もあり、泣く泣く植生に踏み入ったりもありました。その場合も下草刈り同様、極力植生環境に影響のない植生を見極めて避けたつもりです(知識がなければできません??)。
その上で「ランナーは減速もしなかった!」などと書き立てるのはあまりフェアではないとは思うところではありますが??
実は逆に、減速してもらわない方がいいとは思っています。下手に、減速して、再加速する方がトレイルへのインパクトという意味では増大してしまうからです(そりゃ走らない方がいいんですけどね?! 自分達のような植生をたいせつにしているハイカーは、歩いていてもローインパクトを常に心掛けています)。
当然、選手たちの足の疲労度にも関ってきます。無用な疲労は「山の事故」を誘発してしまいかねず。ハイカー、ランナーを問わず、山の安全に関しては最優先であるべきと考えていますので、大会でなかったとしてもできるだけランナーの方を見つけた場合は、無駄な負担をかけさせないよう常に心掛けています。
ご指摘のような「しゃがみ込んで、ランナーの妨害し抗議をする?」ような行為は全く行っておりません。
単純に「植生」と一言でも表せますが、切っても切っても伸びてくる強い植物もあれば。他のより強い植物と真っ向競合できない弱い植物もあるわけです。
こうした弱い植物の中には、生息場所を森林限界の上まで逃げ延びて繁栄している高山植物が代表格ですが。そうした弱い生き物だからこそ、他のより強い植物との競合を避けられる特殊環境でのみでしか生息できません。それゆえに、希少植物と言われる所以です。
希少植物の中には、高山植物ばかりではなく。人と山林との長い関りの中で、こうして人の手が入ることによって生み出されてきた「トレイルと森林の境界の狭間といった僅かな特殊空間」において、他の植物との競合を避け生息し繁栄してきた、たいへん弱い植物がこうした低山里山の山域には生息しています。
こうした植物たちは、植生環境が僅かでも変化してしまうと生きていくことができず絶えてしまいます。
ゆえに「希少植物」なのです。
しかしながら、繁茂し過ぎて困るほど植生(雑草?)と、希少植物の違いなど一般の方が知る由もありません。
こうして、そんなことも知らずに山に入る人が増えている一方で、植生環境の破壊といった問題も増えてしまい「野生希少動植物の保護の重要性」も高まってしまっています。
近年特に生物多様性の保全というものは、国家レベル、国際的にも重要な案件で、地方や企業活動等でも重要視され始めています。それがトレラン大会による無謀な登山道利用や、正式ではない下草刈り、その陰で「この山域のようにたいせつな希少植物たちが絶滅の危機に瀕してしまっている」という現実は、他区域の山域でも決して少なくないと思われます。
逆に、まったく植生に影響がない。もしくは自然の方が広大過ぎて、おっしゃる通り再生の方が強い、まるで大陸にあるような大自然に囲まれた地域もあるかとは思います。
当然、そういうところでのトレラン大会はいくら楽しんでもらっても構いません。
ところが地質的にも脆弱な関東ロームと黒ボク土で構成され。正直、貧相な自然と言わざるを得ない当山域で、一度に何百人も走るトレラン大会が、一つの主催者団体でも年間3大会も行われています。あろうことか一つの大会名の開催間隔が一年を切っていて約10ヶ月おき。次の違う大会までの間隔が二ヶ月というハイペースで行われている。しかも、ご丁寧に各大会に二回の試走会まで開かれているのです。
また同山域には、その他2団体の主催者の大会コースも重複している区間もあり、昨年は二つの異なった大会が同日に開催され、重複する区間を選手通過時間をずらすという荒業でレースが強行されました。
これで環境に影響がないという方が無理な話で…たった数年で山容が一変してしまいました。
こんなことが毎年繰り返され続ければ、既に多くの植生を失い、現在僅かに生き残っている希少植物の生息域も風前の灯火というのがこの山域の現実です。ヤマレコユーザーの方の中にはジブン以上に自然を愛している方がいらっしゃいますので、この事実を知ってもらうということはたいせつだと思い、こうしてご報告させていただきました。
何度も申すように、トレラン愛好家やトレラン主催者に対して文句があるわけではりませんし、抗議などするつもりもありません。
トレラン関係者がこうした事実を前に、これからどうするのかは「トレラン界の問題」であって、一ハイカーがどうこうする問題でもありません。おっしゃる通りにハイカーができることは、
「トレラン大会開催日の山行は控える」に尽きると思います。
今回、ハイカー一人が大会コースに侵入することでも多大なる植生への被害があることが確認できました。ジブンは植生に対して最小限(短期間に植生再生が望める範囲内?)で済ませられましたが。本文にも書いてあるように、それを確実に実行できるハイカーは非常に少ないと思います。
残念ながら、トレラン大会ではコース侵入したハイカーも、トレラン大会の自然破壊の片棒を担いでしまうという悲劇は避けようがありません。これはたいへん悲しいことです。
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