鎌倉山〜峰床山〜八丁平
- GPS
- 08:44
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 1,454m
- 下り
- 1,343m
コースタイム
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:44
標高グラフには、実際には通っていない場所が通過ポイントとして表示されてしまっています。
参考にされる場合、以上の点にご注意を。
八丁平については、南の入口に到着した時刻を記入しています。
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都バス - 出町柳駅前〜坊村 1000円 京都バス - 花背交流の森前〜北大路駅前 830円 京都市営地下鉄 - 北大路〜四条 260円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■坊村〜鎌倉山 バス停近くの橋を渡り、少し北にある登山口から入山。 やや急な斜面を少しだけ登り、尾根に乗ります。 地形図では急傾斜ですが、適度なジグザグ道なので、安心して歩行可能。 林道を越える辺りから傾斜は緩みますが、登山口から鎌倉山まではほぼ登りのみです。 標高750m付近で左に進むトラバース道がありますが、道は先で途切れており、進むのは危険を伴うので、尾根道を進み続けて下さい。 基本的には踏み跡もはっきりしており、道迷いの心配も少なそうで、道なりに進むと、鎌倉山山頂です。 ■鎌倉山〜峰床山 支尾根に注意しつつ進む事になりますが、思っていたよりも踏み跡ははっきりとしているし、目印や標識もあり、意外と道迷いの心配は少なそう。 ただし、現在位置と進行方向の把握をきっちりとできるようにしておく必要はあるでしょう。 ■峰床山〜八丁平 登山道や林道が入り組んでおり、どの道を通るかの選択肢は豊富そう。 その分だけややこしさもあるように感じますが、標識は多めだし、道迷いの心配はあまりなさそう。 今回は一般の登山道を外れて歩いている区間もあり、部分的に危険な箇所もあるので、参考にされる場合には注意して下さい。 八丁平は周遊路を歩く形になっており、湿原内への進入は禁止されています。 ■フノ坂峠〜俵坂峠〜大悲山口バス停 フノ坂口から少し下ると林道に出合い、右へしばらく進むと、林道の分岐があります。 どちらへ進んでも俵坂峠へ通じているようですが、今回は右へ進みました。 しばらく進んで山道に入り、P864を経て、俵坂峠に到着。 ここで右折し、林道を無視して谷を下る踏み跡へ。 道幅の狭いトラバース道を進み、急斜面のつづら折れの道を下ると、沢に出合い、すぐに橋を渡ると、そこからは沢沿いの林道歩きが続きます。 峰定寺を過ぎると舗装路となり、道なりに歩き続けると、大悲山口バス停です。 ■その他 ヤマビルに注意すべき山域だと思われますが、ヤマビル除けを噴霧していた効果もあったのか、被害には遭わず。 姿も見かけませんでした。 引き続き注意しておきたいと思います。 |
その他周辺情報 | 坊村バス停付近と峰定寺駐車場付近にトイレがあります。 |
写真
感想
6月に京都府最高峰の皆子山に登り、大原の里10名山も9座目まで登頂。
残るのは京都府第2位の高さの峰床山。
近くの八丁平は近畿では珍しい高層湿原として知られ、最も訪れたい山でした。
できれば梅雨前に出かけたかったのだけど、他の山との兼ね合いもあるし、ここを登頂して10座登頂を達成したかったので。
ただし、峰床山は大原とは関係がないとの声もあったりしますが。
地図に見入り、周辺を確認しつつ八丁平を周遊するルートを考え、当日に臨みましたが、どうなりましたか。
以下、いつも通りに長文です。
バスは臨時便も出る盛況で、坊村に到着。
トイレを済ませ、橋を渡って鎌倉山登山口方面へ向かいますが、こちらへ進む人は見られませんでした。
比良山系と京都北山の格差を今回も感じさせられましたよ。
登山口から少し進んで尾根に乗ると、適度に刻まれたジグザグ道を暑さに苦しめられながら重い足取りで登ります。
道にはイワウチワやイワカガミの葉が見られ、花の時期に再訪したいと思わせます。
林道を横切り、山道へ再突入して少し進んだ辺りから傾斜は緩みますが、暑さは変わらず。
ふと気づくと、扇子がない。
落とし物続きで注意していたはずなのに、まさかの失態に情けない気分になりますが、この暑さなので冷静に探しに戻る事にし、幸いな事に3分ほど下った地点で扇子を発見。
登り返して進むと、ぶな平に到着。
特別な場所ではないけど、雰囲気は悪くないです。
先へ進んでいるとトラバース道が見え、尾根道から逸れて進んでみます。
細い道を辿ると怪しい雰囲気になって来て、GPS画面をチェックすると、このまま進むのは良くなさそう。
でも、最後まで見届けておこうと思い進むと、道は予想通り途絶えており、ちょっと危険な箇所を越えて、やや急な斜面を強引に登って尾根道へ向かいます。
足下の障害物が邪魔だけど、それを掴んだりもできるので、苦労しつつ進んで、何とか尾根道に復帰。
余計な体力を消費してしまいました、暑いのに。
ぼちぼちと登り続けていると少し風が吹き出し、気温が下がって来たように感じます。
程なくして、鎌倉山山頂に到着。
のどを潤し、体を休めて、熱が引くのを待ちます。
少し休んで再出発、この先は支尾根に注意との事で、周りを良く見ながら歩きます。
思っていたよりも踏み跡がはっきりとしているし、目印や標識も目に入り、進路に迷う事は少なく、良い雰囲気の尾根を進みます。
途中の千年杉は想像していたほど巨大ではなかったけど、存在感たっぷりの大木で、手で触れて元気をもらいます。
団体さんとすれ違い、暑いのにご苦労さんですという感じで、ごあいさつ。
暑いものの、恐れていたほどではなく、ゆっくり歩きながらも前に進んで、峰床山山頂に到着です。
大原の里10名山、これで全山の登頂を達成です。
少し前に到着した団体さんがおられ、皆子山に続いて静かな時間はまたの機会となりました。
山名プレート前に先着者さんの荷物があり、いつもの順序で写真を撮る事ができず、ちぐはぐな動きのまま昼食タイムです。
食後に荷物を動かしてもらい、一連の写真を撮り、下山です。
素直に八丁平へ向かわず、P927〜P916〜P874と辿り、P914を経つつ府県境尾根を進んで、オグロ坂峠へ戻ってから南下して八丁平へという予定。
まあ、予定通りに進むのは厳しいだろうと予想していましたが。
P927を経てフノ坂峠に着くと、団体さんが休憩中。
峰床山の手前で会った人達だったかもです?
団体さんと歓談する事はほぼないのだけど、波長が合ったのか、楽しくお話をさせてもらいました。
ここからP916へ行く予定でしたが、『立入禁止』との朽ちかけの木札があり、林道で巻いて進む事にします。
林道から山道に入り、少し進むと再び林道に出合い、湿地状の小さな沢を越えて斜面に取り付きます。
少し苦労して尾根に乗り、程なくしてP874に到着。
ここにはピークハンターさんのプレートがあり、苦労が報われました。
少し引き返した所から府県境尾根を北東へ向かいます。
谷へ下るのは府県境よりも南の尾根からとし、下り始めます。
程なくして尾根を外しているのに気付き、トラバースして軌道修正。
すでに少し危ない雰囲気で、注意して進みます。
もう少し下った地点で前方がブッシュで見えなくなり、左に少し回り込んで下りて、その先を確認。
ほぼ崖ですね、この下は。
両親の顔が頭に思い浮かび、無理せずに引き返す事に。
地形図を見ている段階からある程度は想定していたので、仕方ありません。
苦労して引き返し、湿地状の沢でぬかるみに足を取られかけ、林道まで戻って来ました。
この林道を進んで八丁平へ向かいます。
この林道は八丁平の保全のために使用されているようで、開放感のある道が続きます。
傍らの沢の雰囲気も良く、普通の林道歩きとは違って楽しく歩を進めます。
程なくして八丁平の南の入口に到着、ここから反時計回りで周回します。
もう7月半ばなので、湿原は草木に覆われて緑一色という感じです。
前情報通り、敷地内はフェンスで囲まれている場所が多く、湿原に近づく事ができないのと相まって、見所らしきものも見られず、ちょっと肩すかしな感じ。
しばらく進むと、皆子谷の源頭部を思い起こさせるような草原が前方に広がっており、目を惹きます。
ここから進路が変わり、ぐるりと回って行きます。
足下では、こちらの気配を察知して、小さなバッタが次々と道脇の草の中へ逃れて行きます。
その先の八丁平の北西の入口辺りは湿原の雰囲気が強く感じられ、とても良い感じ。
リスも見かけました。
周りの風景を堪能しつつ歩き、スタート地点に帰り着きました。
少し戻って、八丁平の南西の入口からフノ坂峠へ。
フノ坂峠を経て、林道を進み、林道の分岐で右へ進路を取ります。
もう15時半ぐらいで、大悲山口バス停まで2時間少々で行かなくてはなりません。
チセロ山や三本杉へ行く予定でしたが、キャンセルする事に。
間に合うかどうか不安なまま、ちょっと嫌な感じの林道を進み、峰定寺方面へ。
林道を逸れて山道に入り、P864を経て、俵坂峠に到着。
ここまでは標高800m以上の所をアップダウンしつつ歩いていたけど、沢に出合う辺りまで一気に下ります。
気を付けて進もうと思う間もなく派手に滑り、これなら吉本新喜劇の端役で出られそう。
気を取り直して進もうとするけど、ふと振り返ると、ペットボトルを落としてしまっているので回収です。
狭いトラバース道を慎重に進み、つづら折れ道も注意して下り、橋を渡ると沢沿いの林道に出合い、ホッと一息。
バスにも何とか間に合いそうです。
いつ頃からか頭が痛み出していて、軽い熱中症かなとか思いながら歩きますが、足取り自体はそんなに悪くない。
荷物が重かったせいか、肩に負担がかかっていたようで、そちらの痛みの方が気になる。
沢を眺めながら前に進み続けると、峰定寺に到着。
建物は沢の対岸にあり、横目で眺め、少し写真を撮るのみで通過。
駐車場前にトイレがありますが、摂取した水分は全て汗になっているようで、通り過ぎます。
この先は舗装路で、バスの時間には余裕があり過ぎるぐらいとなり、路傍の花を探しながらののんびり歩き。
暑さで疲労も溜まっているけど、意外と何とかなるもんだと思いながら歩き続けて、大悲山口バス停に到着。
バスの到着まで25分ぐらいありそうで、じっと待っているのは我慢ならないかなと思い、先のバス停へ。
ここでも花を探しながら歩き続け、花背交流の森バス停に着き、ここでゴールとしました。
ログを停止し、橋の先の自販機で炭酸飲料を購入、シャツを着替えて、バスを待ちます。
いつもの音楽と共にバスが来て、この後はバスに揺られて市内中心部へ。
待望の峰床山へ行って来ましたが、予想通りの暑さで大変でした。
ちょっと危ない場面もありましたが、結果的には大した事はなく、反省点を踏まえつつ今後も引き続き気を付けて歩くのみですね。
今回はスポーツドリンク2000ml、お茶2000ml、水道水1000ml持参で出発し、スポーツドリンクとお茶の合計で3000mlぐらいを消費。
他にドリンクゼリーを2つ、到着したバス停で350mlの炭酸飲料を消費。
普段よりも歩いた時間は短めなので、次回以降も夏場はこれぐらいの水分を用意しておきたい感じ。
でも、修行が足りないのか、ザックが重かったですね。
以上、他にも書くべき事があったような気もするけど、大原の里10名山の登頂も達成できたし、八丁平がどういう所なのかを見られたし、今回も良い山行だったんじゃないでしょうか。
コメント
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暑いけど、いつも通りの長距離歩きですごいですね
今の時期、ヤマビルを気にして歩くのも疲れるし
足元だけじゃなく上からも襲ってこられると嫌だしな…とか考えて
少し北山もご無沙汰になっていますが、
こうやってvillage-greenさんのレコを見ちゃうと
そそられるものがありますねぇ〜
やはり同じ山でも季節が変わると様子も変わり
その時期の良さがありますよね。
いつも、そんなそそられるレコをありがとう。
単独行が多いから怪我とか熱中症にも気を付けてくださいね。
大変お疲れ様でした。
暑いですよね、本当に。
寒さには強い方で、暑いのは苦手だと思っているので、これまではこの時期に歩く事はありませんでした。
でも、頻繁に歩くようになると、出かけずにいると居心地が悪い。
そんな訳で、楽しく歩く事ができそうなルートを考え、今年の夏は頑張って歩いてみるつもり。
今回は標高800m以上を歩いている時間が長かったし、暑さも多少はマシだったんだろうとは思います。
ヤマビルに関しては、まだ遭遇した事がなく、怖さが分かっていない状態です。
ジョニーを噴霧し、立ち止まる時には周りを確認するようにしましたが、この日は姿を見かけなかったですよ。
やっぱり歩いたなりの楽しさがあると思うし、疲れるのが分かっていても出かけたくなってしまう感じですか。
下山後のビールの味も格別ですし?
まずは何よりも安全第一ですよね。
分かっているつもりでも、反省すべき行動を取ってしまう事はあるので、その辺りは今後もきちんと念頭に置いて歩くようにしなくては。
お互いに安全に楽しく山歩きを続けられるよう、心から願っています。
お疲れ様でした。
日曜日でしたら、午後は大雨でしたよ。天気よかったみたいですね〜、暑いけど。
あまり無理しないように、山で熱中症になったら本当に大変ですよ、まあv-gさんは自制が効いているので大丈夫だとは思いますが、一応ね
暑いのも強いじゃないですか!
いい雰囲気の山行きでした、現場ではしんどいことも帰ってレコを見返すとまた行きたくなりますよね。
あ、落とし物注意‼ お互いにね。
疲れましたよ、本当に。
ザックを背負っている重みで肩が痛いのが気になっていて気付くのが遅れたけど、下山時に頭が痛いなと感じました。
軽い熱中症になりかかっていたのかも知れません。
塩分補給が不足していたかなと反省しています。
本当に暑さには強くないですよ。
1年のうちに「暑い」との言葉が頭をよぎる回数は、「寒い」の1000倍以上のはず。
でも、何とか歩いていられる感覚をつかむ事はできつつあるので、今後も無理しない範囲で歩いてみます。
そうなんですよね、レコを見返してみると、その時の事を思い出す事ができるんですよ。
なので、詳しく書いているのは、半分は自分のためでもあったりします。
落し物については、もうどうして良いのか分かりません。
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