小秀山(滝めぐり〜スリルある岩場を越えて〜頂上避難小屋へ)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,282m
- 下り
- 1,271m
コースタイム
二日目:5:50頂上-兜岩-二の谷分岐-三の谷登山口-9:50駐車場
天候 | ≪一日目≫ 曇り ≪二日目≫ 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
≪駐車場≫ 有料 一日500円のようですが、管理棟が閉まっており未納のままです(シーズン外?) |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪危険個所≫ 二の谷コースの岩場“カモシカ渡り” 三点支持でゆっくり登ります(子連れにはちょっとキツかった) 雨の後で全体的にかなり滑りやすかった。 木の根に注意! 頂上付近はこの時期ブヨ多し。防虫ネットが役立ちます。 ≪下山後≫ 道の駅 付知花街道にて足湯(無料)利用させていただきました http://www.michinoeki-hanakaido.jp/ ちこり村 http://chicory.saladcosmo.co.jp/babazu/ |
写真
感想
金曜日、仕事を終えて家に帰ると夜11時、、、、
「明日テント泊で山行こう」という話があったけれど、いつものように準備が悪くて計画が無い。
週末は雨の可能性もあるし、テント泊のモチベーション上がらないなぁ。
そんな時に思いついたのが避難小屋泊で小秀山。
家からはかなりの遠距離でもないし、よし行くぞ〜
『一日目: 二の谷コースで滝めぐり〜カモシカ渡りで青ざめる !』
少し寝坊して乙女渓谷へ、二の谷コース登山口からの出発は11時前頃。
最初は渓谷沿いに進みます。涼しいかと思いきや、かなり蒸し暑い、、、。
木の階段が延々と続く登山道は雨に濡れてとても滑りやすくなっているので注意。
一同、黙々と登ります。渓谷沿いはマイナスイオンたっぷりです。
そして、登山道にはコアジサイ、そしてまた、、そのうちコアジサイのオンパレードになりました!
登山道沿いに、いくつか美しい滝が。滝つぼの澄んだ青色が印象的。
渓谷沿いは、虫の鳴き声でボリュームがだんだんアップ。
蒸し暑かったせいか、ここは熱帯ジャングルの中?なんて思っちゃうぐらいです。
我にかえって歩き続けて、“夫婦滝”に到着。ものすごい迫力ではないですか!
落差80mの美しい姿と、水しぶきの音に圧巻です。
この滝を見ながらお昼ごはんを食べて休憩にします。
そこから進むと急な登り道になってきました。このあたりで、ご年配の登山者さんにお会いしました。
すれ違いの際、「この先危険な箇所はありませんか?」とお聞きすると、
「急な坂になりますよ。今日は特に滑りやすいから気をつけてください」とのこと。
思い出しました ! 他のユーザーさんのレコで、急登箇所があることをチェック済みでした。
“カモシカ渡り”
実践してみて納得、ほぼ垂直の場所もある急な岩場です。
早速、父さん&息子からブーイングが出ます。
「お母さん、、、またこんなところ連れてきて〜(--〆)」
「三点支持して、慎重に行けば大丈夫だよ〜」と、余裕のあることを言いながら、下を見ることができず、心臓ドキドキ(*_*; な私でありました。
何とか突破して、さらに頂上を目指して登ります。今日は長い長い道程。
稜線に出るころにはすっかり周りはガスに覆われ、数十メートル先は見えない状態でした。
本当に山頂に到着するの ? だんだん心細くなってきます。
小秀山は、登山道がよく整備されています。
所々に標識があり、山頂まであと○○○mなどと書かれているのですが、
この標識にはどんなに励まされたことか。
もうすぐ山頂へ到着するはずだけど、、、、。
その時、ジャングルの奥地で文明を発見したかのごとく、私達の目の前にその避難小屋が急に現れました!
本当にありがたかったですよ、、、、。
小屋は新築で木の香りでいっぱいです。部屋の壁には小秀山に咲く季節の花や、山の写真などが貼られていて訪れる人を和ませます。
少しでしたがマットや毛布も非常用に備え付けがあるようです。
バイオトイレの清潔さにもびっくり。
他に泊まられる登山者さんもいなくて、我がファミリーの貸し切り状態!? で、この避難小屋に1泊させていただきました。
寝袋を持って行きましたが、寒すぎることもなく暑すぎることもなく
夜は静かでとても快適に過ごせました。(朝の部屋の温度は18度でした)
落ち着ける場所で、自分の家にいるのと変わりないぐらい。
地元の「加子母スカイウォーカーズ」の皆さんが、小秀山の登山道整備や、
避難小屋の清掃などに努められているとお聞きしましたが、心から感謝です。
宿泊費は心ばかりですが、清掃協力金として入り口の箱の中に入れさせていただきました。
------------------------------------------------------------------
『二日目: 御嶽山見えたり!稜線を気分良く歩き、三の谷コースから下山』
AM4時半前に、目が覚めました。
薄く曇っているようなので今日もダメかな、またガスかと思って窓を開けてみると、、、。
グレーの空の下に、何か山が見えるではありませんか。
(しかし、コ、コンタクトレンズををまだつけていなくて、山の形が良くわかりません、、、)
3分で顔洗ってコンタクトレンズ(←これ大事)をつけて準備完了。
裏庭に行く時のような気分で、避難小屋から1分で小秀山頂上へ移動。
「うわ〜、近い !」
見えていたのは、雄大な御嶽山でした。それも真正面に、ダダーンと。
山のてっぺんは隠れていましたが、この曇り空で遠くまで見えると思っていなかったので、
すごく得した気分になりました。
ほんの一瞬でしたが、オレンジ色の光、御来光も見ました〜。
次に機会があるならば、天気がとても良いときを狙って小秀山に登り、御嶽山を青空のもとで見たいと思います。
避難小屋でのんびりごはんでも食べながら、、、。
二日間、大雨や雷にも会うこともなく運良く無事下山。
そして、早めに下山できたので帰りに足湯につかって、ランチビュッフェに立ち寄り、お腹一杯に。
楽しい山旅でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
初めまして、masaiと申します。
2年前に小秀山に出かけたことがあります。
頂上に避難小屋なんてあったかな?と思いましたら、去年できたばかりでしたか!
なかなか良さげな小屋ですね。ご紹介ありがとうございました!
瑞々しい花たちの写真に感激して思わず
コメントさせて頂きました。
険しい道のりのあとの避難小屋泊も
楽しい時間だったご様子。
拝見していて、こちらまで楽しい気持ちに
させて頂きました。ご家族の
とてもよい思い出になられたことでしょう。
素敵な山行記録、ありがとうございました!
これはこれはイイ事を教えて頂きました。
小秀山とても行きたいな〜と思っていましたが、
私のようなカメでは日没までに無理かな〜〜〜と
半分あきらめていました。
そうですかぁ〜。避難小屋。
いいな〜。いいかも〜。
夜に熊とかでなければ・・・・
slowlifeさん、こんばんは。
一泊で綺麗な避難小屋に泊まれて良かったですね〜
私が夢にまで見た山頂に立たれ、御嶽山の雄大な姿に感動したことでしょう・・
日帰りだと長い距離ですが、一泊という方法も有りましたね〜、さすがです
お花の写真撮影もお上手になりましたね〜
なんと綺麗な避難小屋
いつもながら綺麗な写真の数々・・・
同じ風に山に行ってる筈なのに私は花は見つけられんわ、写真は下手くそだわ・・・
そういえば御嶽山からの帰りに小秀山への標識を見た記憶が・・・
こんなに素敵な山だったんですね
とにかくお泊りでの山登りがとにかくウラヤマシイっす
コメントありがとうございます〜
2年前に小秀山に登られてたんですね。
masai さんが、登られたゴールデンウィークの頃は、
山頂で雪をかぶった御嶽山や中央アルプスの山々で、
お天気にも恵まれ、頂上素晴らしかった
そんな景色
いつか残雪期にも、チャレンジしたいと思います
コメントありがとうございます!
登っているときは、暑く、長く、大変な道程でした。
お天気が悪かったり虫が多かったりしましたが、
ところがどっこい、その他の要素が素晴らしくて、、
小秀山はとても思い出深い心に残る山歩きになりました
稜線に出たところから頂上までと、下山時の三の谷登山口から、乙女渓谷キャンプ場までの間、
お花
我がファミリーにとって初の避難小屋泊まりは不安でいっぱい。
ところが、中のお部屋は雰囲気が明るくて避難小屋というより、ちょっとしたコテージと呼べそうなぐらい。
存分にリラックスできました〜
お手洗いは、小屋の中にあり(有難い
残念ながら熊には会えないかも〜
miya162さんも小秀山、一泊コースでいつかぜひ
あらためて小秀山を歩いて実感、
aoikasaさん、兜岩まで行かれていたので、前回はあと一歩のところだったのですね
登りもでしたが、下りも急な箇所があり、道程は長いので
足
近々、山に復帰なさったら、いつの日か小秀山の山頂めざしてリベンジしてくださいね
シャクナゲ
たっぷりシャクナゲが見られる時期にもまた行きたいなぁ。
御嶽山に行かれたときに小秀山の標識を見られましたか〜
小秀山からみた感じでは、あの大きな御嶽山
御嶽山に登ったら、小秀山が逆に見えるんですね、どんな風に見えるかな?
お泊りは山登りは、ビビり
今回は期待をこえて良い場所でした〜
slowlifeさん こんにちは
2010年7月1日の山頂避難小屋(秀峰荘)オープン前日に登っていました。
当日は鍵がかかっていて、中には入れませんでした
虫が多いので、避難場所になりそうな気もします
山頂に
その大きな写真を添付しておきます
大好きなサラサドウダンの素敵な写真ありがとうございます〜
私達が登ったときも、頂上のサラサドウダンは満開でキレイに咲いていてくれました
山頂でのご褒美です、とても癒されますね。
alpsdakeさんはちょうど避難小屋オープンの前日に
登られていて、中に入れなかったんですね!
小秀山の避難小屋はこれからも多くの登山者さんを暖かく見守り、時には救いの存在となり、
皆に愛されつづける場所になると思います
遠くの名山に行かずとも、近くにもこういった良山はたくさんあるのですね。
綺麗な避難小屋を貸切でしたか。
山頂からの御嶽、見てみたいものです。
小秀山、気軽に行けそうです〜。
登山道をひたすら登っているときは大変でしたが、不思議と家族みんなの心に残る山
御嶽山がとてもカッコ良く見える山頂でしたよ。
いつかご機会があれば、晴れた日を狙って頂上へ〜
レコを拝見して、すぐにでも行きたくなりました!
素晴らしい花の写真と山小屋の様子で、足がむずむずしています。
避難小屋の利用で行動範囲を広げる・・・
さっそく体験してみよう
私の拙いレコを読んでくださってありがとうございます
避難小屋はいくつも中をのぞかせてもらったけれど、
私がいままで見てきた中で、一番落ち着ける小屋でした
小秀山に行かれた時には、頂上でダイナミックな
御嶽山
この時期、ブヨには注意なんですかね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する