草津白根山（本白根山-湯釜）【コマクサとエメラルドグリーンに癒された】

2017年07月16日(日) [日帰り]

• GPS: 05:11
• 距離: 11.8km
• 登り: 544m
• 下り: 550m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:46
• 休憩: 1:36
• 合計: 5:22

距離 11.8km 登り 553m 下り 552m

4:49 白根レストハウス
5:05 5:08 逢ノ峰
6:13 6:20 本白根山遊歩道最高地点
6:46 6:48 本白根山展望所
7:16 7:22 鏡池
7:38 7:40 富貴原の池遊歩道入口
8:07 8:10 白根火山ロープウェイ山頂駅
8:24 8:28 白根レストハウス
8:44 8:55 湯釜展望台
9:09 9:50 弓池
9:54 10:11 白根レストハウス
10:11 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ
9時頃からは時々小雨も

アクセス

利用交通機関：

自家用車

☆アクセス、駐車場
▽草津白根駐車場（白根山レストハウス）
・普通車は500円/回
・4時着で、一番停めやすい所は残り数台でしたが、駐車場は広大です（たしか第3Pまであり
・10時帰着時にはほぼ満車で、第2・第3駐車場に案内されていました
・湯釜だけの観光客も多いので、意外に回転は早いと思います

コース状況／危険箇所等

☆道の状況
▽駐車場→逢ノ峰→歩道最高地点→鏡池→駐車場
・よく整備されたハイキングコースであり、危険箇所・不明瞭箇所はありません
・反時計回りで周回した場合、樹林帯を抜けた最初のコマクサ群生地は、落石注意のため早めに抜けた方がいいでしょう。その先には信じられないほどの群生が広がっているので、ここで無理して撮影する必要はなし
・とにかく異常なほど虫が多かったので、苦手な方は防虫ネットの準備を
・鏡池への往復のみ、ハイマツのトンネルをくぐる箇所があり、朝方は朝露で濡れます
▽駐車場⇆湯釜展望台
・全般に渡り石畳です

その他周辺情報

☆登山後の温泉
♨七味温泉 渓山亭 恵の湯
・最初、七味温泉ホテルに伺ったところ、「当ホテルの別の野天風呂があって、そっちの方が広いからオススメ」と言われ、「恵の湯」へ（七味温泉ホテル 渓山亭も日帰り入浴は受け付けています）
・野天風呂「恵の湯」は真っ白な硫黄泉が贅沢に掛け流されています
・受付のおじさんに初めてかどうかを問われ、「底から硫化鉄が湧いていて、お尻や足の裏が真っ黒になるけど、誰にも見られるところじゃないから気にしないで〜」と。
・確かに真っ黒になるポイントがあって焦った。なかなか落ちませんが、温泉マニアにはたまりません
・ひとつだけ難点を挙げるとすれば、ドライヤーがないこと(^^; ホテルには当然あると思いますが
http://www.keizantei.com
http://www.keizantei.com/?page_id=20

♨硯川ホテル（以前入浴）
・今回もここにするつもりでしたが、日帰りは13時からとのこと
https://www.suzurikawa-hotel.com

♨草津温泉
・草津側に下れば言うまでもなく沢山の日帰り入浴施設があります
・オススメは、新しくて綺麗な「御座之湯」
http://gozanoyu.com

写真

7/16 1:14

5年4ヶ月で111111km達成

7/16 4:30

草津白根駐車場より
綺麗に赤く染まってくれました

7/16 4:46

一家に一本欲しくなる立派な標柱

7/16 4:46

まずは逢ノ峰へ
中央の東屋です

7/16 4:48

カルガモ親子が朝御飯中でした

7/16 4:50

下山後に寄る予定の弓池
朝は幻想的です

7/16 4:53

逢ノ峰まではずっとこんな感じ
早朝なのにとてつもない虫が飛び回っています

7/16 5:05

シャクナゲ

7/16 5:06

湖面は見えませんが湯釜
その向こうには横手山
駐車場左奥のスペースはまだガラガラです

7/16 5:08

幻想的な雲

7/16 5:19

この看板は分りやすい

7/16 5:21

打つものが無かったので殴ったら、さすがの熊でも聞こえないような重く低い音が静かに鳴り響いた

7/16 5:23

実になりかけのマイヅルソウ

7/16 5:24

ゴゼンタチバナ

7/16 5:25

ツマトリソウ
本日コマクサの次に一番多く見た花です

7/16 5:32

7/16 5:35

マイヅルソウ

7/16 5:41

樹林帯を抜けると中央火口展望所

7/16 5:42

いきなりコマクサの斜面が広がる
しかしここは見ての通り落石注意箇所なので長居は禁物

7/16 5:43

と言いつつも、、、やっぱり見入ってしまいます

7/16 5:46

朝露を纏ったピンク

7/16 5:49

本白根山展望所のある竜王岩

7/16 5:51

中央奥のガレ場がコマクサの斜面です
遠目で見るとやっぱり危ない

7/16 5:55

オトギリソウ

7/16 6:00

雲の上に浅間山が
目の前にはコマクサ

7/16 6:05

浅間山とコマクサ

7/16 6:00

濃い赤

7/16 6:01

ピンク交じりの赤
一株一株に個性があります

7/16 6:06

こちらはピンク

7/16 6:08

ホシガラス発見

7/16 6:12

やっぱり花を観るには朝が一番美しい

7/16 6:20

3シーズンの最高地点
冬季は最高点まで行けるらしいので、来年は来てみたい

7/16 6:14

7/16 6:15

遊歩道最高地点のコマクサ

7/16 6:25

コマクサとホシガラスと浅間山

7/16 6:25

佇むホシガラスと浅間山

7/16 6:33

シロバナコマクサも数株みられましたが、コンデジではこれが限界

7/16 6:31

蕾の個体もまだ多く、来週くらいまでは楽しめるのでは

7/16 6:31

でも本日がベスト？

7/16 6:33

草津白根山のコマクサは赤がとても強い気がする
やっぱり酸性土壌だから？

7/16 6:36

ヒメシャジンが一輪だけ咲いていました

7/16 6:40

コケモモ

7/16 6:41

ツマトリソウ

7/16 6:43

帰りは鏡池経由の周回とします
まずは竜王岩（本白根山展望所）へ

7/16 6:47

本白根山展望所
ガスが湧いてしまいました

7/16 6:50

真っ赤なコマクサ

7/16 6:50

葉っぱをマクロで
水をより集められるような構造なのでしょうね
こんなガレ場で生き抜くための進化

7/16 7:02

オトギリソウ

7/16 7:03

ゴゼンタチバナ

7/16 7:09

5mm程のキノコ

7/16 7:11

鏡池が眼下に見えてきました

7/16 7:14

ハクサンチドリ

7/16 7:14

鳥が飛んでいるようです

7/16 7:16

鏡池に到着

7/16 7:17

希少な亀甲模様が見られます
決して石を投げこむとかはいけません

7/16 7:19

ネバリノギラン

7/16 7:23

コケモモ

7/16 7:25

鏡池への道（片道3分）はこの通りトンネル状になっています
朝方はびしょ濡れになります

7/16 7:29

ロープウェイ登山向けの山なので整備され過ぎています

7/16 7:44

ギンリョウソウ

7/16 7:50

イチヨウラン発見

7/16 7:54

10本くらい群生している箇所がありました

7/16 7:55

気品に満ち溢れた佇まい

7/16 7:55

ステキです

7/16 7:51

イワカガミは終盤でした
わずかに残った綺麗な株

7/16 7:59

二輪ツマトリソウ

7/16 8:02

ニガナ

7/16 8:09

白根火山ロープウェイ山頂駅

7/16 8:09

ミニコマクサ園

7/16 8:18

帰路は逢ノ峰を巻きます
途中、湯釜の淵のギザギザが
いつかあの稜線を歩ける日が来るといいですね

7/16 8:20

アカモノ

7/16 8:22

国道292（駐車場）に戻ってきました

7/16 8:24

確かに旨かった

7/16 8:28

8:30
続々と湯釜見物客が押し寄せて来ました

7/16 8:35

弓池と逢ノ峰

7/16 8:37

8:30過ぎの駐車場の状況

7/16 8:47

そして湯釜展望所に到着

7/16 8:47

先月3年振りに規制が解除されたばかり
息をのむ美しさ

7/16 8:49

7/16 8:54

ガスが下りてきました
これはこれで美しい

7/16 8:59

志賀草津道路
よくこんなところに道を作りましたね
笠ヶ岳が目立つ

7/16 9:04

7/16 9:10

明治火口
1902年の噴火の際にできたとのこと

7/16 9:14

カルガモの子供たち

7/16 9:15

縄張り争い？追いかけ回していました

7/16 9:16

モウセンゴケ

7/16 9:17

ミヤマモンキチョウ

7/16 9:20

ワタスゲ咲き乱れる弓池

7/16 9:22

ハイマツの実

7/16 9:26

逢ノ峰と弓池湿原

7/16 9:27

正面はホウライ岩
道が付いていましたが、登山禁止とのこと

7/16 9:29

湯釜見学者が登っていく列が見えます

7/16 9:32

10cmほどのカルガモの子供たち

7/16 9:34

仲良く遊んでいました

7/16 9:35

ワタスゲとカルガモの子供たち

7/16 9:38

別の親子たちが遊歩道を横断
母親が見守る中、子供たちは夢中に地面をつついていました

7/16 9:47

ワタスゲと池塘と

7/16 9:48

池塘にはやっぱり青空が欲しい

7/16 9:49

見事な池でした

7/16 10:01

レストハウスでバッジ購入
全部で5種類
下の篭に入っているのは1個400円で2個750円
裏に大きく「Made in China」と書いてあります

7/16 10:11

湯がまソフト
「熊笹100%」がウリのようですが、「バニラにクマザサを練りこんである」と
数ある笹の中でも熊笹しか使っていないということなのでしょう

7/16 10:34

帰りは志賀高原方面に抜けます
途中展望所より湯釜の裏側

7/16 10:41

横手山ドライブイン
根曲り竹定食が気になったが、まだ食事時には早すぎる

7/16 10:41

横手山ドライブインからの展望

7/16 10:50

テガタチドリ

7/16 10:59

ノコギリソウ？

7/16 10:59

ニッコウキスゲ

7/16 10:59

7/16 11:37

温泉は秘湯で名高い「七味温泉」を目指します
途中の笠ヶ岳登山口のある峠の茶屋
往復50分ほどですが、時間が無いのでまた今度

7/16 12:02

七味温泉ホテル渓山亭

7/16 12:03

渓山亭の庭にはオダマキが咲いていました

7/16 12:42

渓山亭で、系列の野天風呂である「恵の湯」を紹介された

写真は撮れなかったので資料画像
硫黄泉掛け流し
場所によっては硫化鉄が底から湧いており、尻と足の裏が真っ黒になります

7/16 15:06

moricoco実家に宿泊
イトトンボの季節になってきました

7/16 15:46

庭にブルーベリー
贅沢過ぎる

7/16 15:46

オキナグサ

7/16 15:49

カサブランカ？

7/16 15:52

柏葉アジサイ

7/17 7:08

ヒメヒマワリ

7/17 10:16

本日のお土産
登山道にも多く生えていたネマガリタケ
美味そうだったので購入（白根山レストハウス）

7/17 10:15

やっぱり登った山を銘打った酒は飲んでおきたい（白根山レストハウス）

7/17 10:17

バッジはこれにしました（白根山レストハウス）

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

SO-02H Sony

感想

Kazu405

天気がイマイチかつ、金曜飲み会の海の日3連休。
土曜日は全国的に晴れが約束されたにも関わらず、金曜の飲み会で断念。
最近こういうケースが多い。
日曜の山行候補もいくつかあったのですが、天気の関係もあり、雨だとしても楽しめる花の名山、特にコマクサがとてつもなく凄いことになっているという草津白根山へ。

草津には若い頃からおそらく30回くらいは遊びに来ており、その最上級の硫黄泉は草津白根山の恩恵であるということはよく分かっていた。
にもかかわらず、白根山に登ったことがないというのはいかがなもので、今回は、愛する草津に感謝する意味も込めての訪問となったのです。

登山口から、いきなりのツマトリソウの群生に驚かされ、樹林帯を抜けると噂通りのコマクサの大群落！
一時は盗掘により壊滅的なダメージを受けたという草津白根山のコマクサ。
地元有志の血の滲むような努力の甲斐あって、他のどの山にも負けないほどの大群落まで復活するに至ったといいます。

高山植物の女王として登山者に愛されているコマクサ。
この美しく、気品に満ち溢れた姿を、永遠に次世代に引き継がなければなりません。