ポケベルが鳴ったので(権現山-蓬莱山)
- GPS
- 05:39
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,005m
- 下り
- 1,369m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:38
天候 | 曇、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:志賀-(湖西線)-京都-(近鉄京都線)- |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
その昔、ポケットベルというデバイスがありました。略してポケベルと呼ばれていました。私が社会人になってから10年あまり、ずっとポケベルを持つ生活が続き、その音は時に休日を一瞬にして仕事に変えてしまう忌まわしいものでした。おかげで、私はビックカメラのCMが今でも大嫌いです。
さて、結婚してまもなく、スキー初心者の妻を伴ってびわ湖バレイにいました。職場は大阪だったので遠いのですが、日帰りで行けるスキー場としては最も近いもののひとつでした。ポケベルは常に受信できるようにしておくというのは暗黙の努力義務ですが、「たまたま」圏外にいた場合はどうしようもありません。中には圏外にいたことにしてスイッチを切ってしまう人もいましたが、私はそこまで割り切ることができず、スイッチは入れっぱなしでした。スキー場ではアンテナが1本立ったり圏外になったりの微妙な電波状況でした。しかし、リフトを降りて滑り始めようとしたところ、ベルが鳴ってしまったのです。そうなるとやるべきことはふたつ、職場に電話をかけることと妻を見つけることです。緩斜面をゆるゆる降りていた妻に追いつき、なんとかひとりで降りてくれと伝え、レストハウスで公衆電話を探して連絡。やっぱり大阪まで帰った方がよさそうでした。しかし、妻は私がいないと帰れません。一緒に帰ることにして、リフトとゴンドラを乗り継ぎ、妻のスキーを返却。でも、バスがありません。私はソリを担いで志賀駅まで歩くことにしました。頭に血が上っていたからできたことですが、よつ付き合ってくれたと今でも妻に感謝しています。ただ、新大阪の手前でもう一度ベルが鳴り、結局私は間に合いませんでした。
びわ湖バレイにはそういった思い出もあり、その後何度か子供を連れて行ったことがありますが、駅まで歩いたのは後にも先にもあの一回だけ。今回はもう一度それをやるわけで、いやでもあの記憶が蘇りました。
YAMAPのシャッポさんのレポートに準拠し、花折峠から登ることにしました。出町柳で朽木学校行きのバスに乗ったのですが、ほぼ満員に近い状況で、この山域の山の人気を思い知りました。ただ、花折峠口で降りたのは私だけ。ここからしばらく舗装道路を歩き、平から来る道と合流してからは山道になります。途中から直登になってくるので結構きついですが、スーパーハードというほどでもなく、なんとか80分くらいで権現山山頂まで到達。しかし・・・霧が深すぎて眺望ゼロです。稜線の歩きは気持ちよいですが、右側に琵琶湖が見えているのだろうなと思うと残念。
小女郎峠から池を見に行き、さらに蓬莱山まで登ります。頂上に出ると一気に人が増えます。右にリフトがあって、次々と人が登ってきます。なんだかなあと思いながら三角点の写真を撮って、ゲレンデを降ります。鹿の糞が多い・・・ 一旦鞍部まで降りると、ジップラインをやっていました(初めて目にしました)。その他、子供用のクライミングウォールがあったり、夏でもお客を呼び込もうといろんな工夫をしていましたね。
ゴンドラ山頂駅で昼食を食べ、下山。ただ、この下山路がとてもつらかったです。斜度自体は大したことないのですが、距離が長いことと、足元がロッキーでスピードが上がらないこと。正直、いらいらしてきます。確かにこの時間歩き続けていたら、話すこともなくなるんでしょうね。最後、以前妻と一緒に必死で歩いた道に出るかと思いましたが、舗装路の下りはもう1本西だったようですね。また、心配だった雨は最後までなんとかもちました。
このレポートはYAMAPにミラーしてあります。
https://yamap.co.jp/activity/1042684
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する