三度目の正直 青薙山から笊ヶ岳へ
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,805m
- 下り
- 2,633m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:32
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:04
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:23
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
20:00奈良自宅〜R24〜名阪国道〜亀山JC〜東名阪自動車道〜伊勢湾自動車道〜東名高速〜浜松IC〜R1(道の駅掛川で2h仮眠)〜県道等〜川根温泉〜千頭〜井川〜沼平4:30 22日 沼平〜赤石温泉白樺荘(入浴、土産)〜川根温泉村の市(土産)〜奈良自宅23:30 |
コース状況/ 危険箇所等 |
青薙山登山口〜池の平 登りが続いてしんどいが、ジグザグを切ってあって登りやすい。途中急斜面のザレ場を3回わたる箇所が要注意だがこの日は土が湿っていて安定していたため、比較的容易に通過できた。 池の平〜青薙山山頂 春にはまだ草が芽吹ききっておらず、踏み跡が見つけ辛かったが、今は草間に明確に踏み跡が見えている。 青薙山〜稲又山 ルートが灌木に覆われて歩きにくいし、わかりにくくなる。ピンクのテープが頼りになる。 稲又山〜所ノ沢越 稲又山からの下りが、一旦進行方向に向かって、右側に戻るように下っていく。二重稜線地形ゆえだがわかりにくい。その後も地形が複雑で、またピンクのテープも見失いがちで、コンパスと地図で地形を確認しながら、テープを探して何とかルートをたどることができた。もう一度歩いたとしても正確にたどる自信がない。 所の沢越〜布引山 ルートファインディングはましだが、標高差500mの登りはきつい。特に布引崩と並行して登る区間は急坂直登で、時に布引崩の際を歩いて注意が必要だったり踏み跡が途切れて、ヤブを抜けたりということで体力を奪われる。 布引山〜笊ヶ岳 今回のルートの中で最も整備されていて良いルート。 笊ヶ岳〜椹島 椹島下降点までのルートは問題なし、下降点からも歩きやすい森の中の下降路、途中から涸沢の中を歩くが気持ちよく歩きやすい。トラバース区間に入ると、ロープや木の根をつかんだアップダウンが続いてしんどい。狭いルートでテン泊荷が斜面に当たって滑落しないように注意した。1か所ルートを間違えて崖の怖い場所に踏み込んでしまった。ルートを間違えず慎重に進む必要。トラバース区間を過ぎると整備された登山道に戻る。 |
その他周辺情報 | 入浴・土産 赤石温泉白樺荘(最近の下山後の定番) 川根温泉村の市(土産を少し買い足した。) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
シュラフカバー
予備靴(林道用トレランシューズ)
|
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感想
昨秋、今春と青薙山で撤退していた懸案事項
笊ヶ岳までの縦走に再度挑戦した
前2回同様、夜中運転、仮眠3hで
沼平を20日午前7時前に出発した
林道で若い方とすれ違う
聞くと、三伏峠から8泊でここまで来たとのこと
南アでは時々こういう山に浸りきる山行の人を見かけるけど
うらやましい限りです
青薙山登山口に着くと結構草が繁茂して一瞬引いてしまったが
帰りには草刈が済んでいた
マイナーコースなのに、まだ新しそうなピンクのテープが全行程に巻いてあったし
おかげ様で私らのような者でもこのコースを縦走できるし
登山道整備の方々のご苦労にはありがたいと思う
鍛錬不足、池の平まででヘトヘトになる
例のごとくここで水をいただく
ついでに濡れタオルもつくって今後の暑さに備えた
赤崩の頭に着いた。ここからの景色ももう3回目
草の繁茂ぶりに驚いたが逆に踏み跡が草中にはっきり出ていて
春よりルートがわかりやすい
今日始動のゴローS-8がさすがにまだ硬い
かかとが擦れてきて気になっていたが
緩斜面なのにもう我慢できなくなってきた
ちょうど林道歩き用のトレランシューズを持ってきていたので履き替えた
荷が重いので多少横滑りはするが歩きやすい
相変わらず苦しい登りで何とか青薙山までたどり着いたが
もうここで泊まろうと弱気
大の字に寝転がった、ところが虫がたくさんたかってきて
うるさいわ、かゆいわで我慢できなくなった
考えたら過去2回ここで終わってるし山は何があるかわからない
今日はもうひと踏ん張りして歩を進めておこう、と思い直し
稲又山方向へと歩を進めた
山伏への分岐点あたりに差し掛かる
昨秋はここで富士山と笊方向の白峰南嶺の景色に感銘したが
今日は霞んで見えない
ここからは今まで以上に草木が生い茂っていて
あまり踏まれていないことを物語っている
昨晩は仮眠しかしていないし、もういい時間なので
泊まれそうな場所があり次第幕営しようと注意していると
小ピークに一張分おあつらえ向きの平地があった
あとで調べたら2320mピークというらしい
テントを設置しワインで食事を摂った後
あっという間に眠ってしまった
翌朝も起きられなくて6時ごろの出発
樹間から朝日が漏れて周囲の木をオレンジに染めていた
靴は再びゴローS-8に戻す
稲又山にはそう苦労なく着いた
問題はここから所の沢越までのルートファインディング
いきなりテープや印が右後ろに付いている
テープを探しながら斜面を下りると下に窪地があった
この窪地を避けるため一旦戻るように下ったのだと気づく
そのあとは、.董璽廚箘を懸命に追いかけて
地形に注意して尾根のラインをできるだけ外さず、
時間を惜しまずコンパス、地図も逐一チェック、で
なんとか所の沢越にたどり着いたときはホッとした
多分もう一度行っても迷ってしまうと思う
所の沢越から下った水場はうわさ通りのいいテン場でした
1日目でここまで来れる脚力があればぜひ泊まりたかった--
ここからが今回の正念場でした
視界の右端に崩れを感じながらの布引山への急登
登っても登ってもという感じで3時間以上かかってようやく山頂
雨畑ルートとの分岐では藪の中から登山道へ飛び出す感じで
ルートの踏まれ具合の差を感じました
そして今回の山行で最も整備されたルートが笊まで導いてくれました
笊では疲れ切ってたけど、明日の行程を考えると
ぜひとも今日のうちに小笊を踏んでおきたくて
ガスって真っ白な中、ハイマツとシャクナゲの絡まった道辿りました
探したんですが、小笊の標識見つけることできませんでした
まあこのあたりだろうということで戻りかけると
ガスが一瞬晴れて大笊が姿を現しました
ハイマツの枝に弾き飛ばされてなくなっていたサングラスも
帰りに見つかって
体中花粉だらけヤニだらけになりながらテン場に戻りました
最終日
この2日間見れなかった展望が目の前にありました
有名な小笊を前に置いた富士山も、南アルプス中の山も
5分でもこの景色が見れるのなら、2日でも3日でも歩きます
ご来迎も拝むことができたし
このあと、トラバースのアップダウンは体力的にきつかったが
満足の下山でした
コメント
この記録に関連する登山ルート
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明日、椹島ロッジ入りして明後日から逆ルートでこのルート歩きます。
所の沢越の水場で幕営しようと思ってます。
稲又山から青薙まで大変そうですね。
先週伝付から布引まで歩いたのですが本当にいい雰囲気でした。
このルートも楽しみです。
コメントありがとうございました。
もう達成されたでしょうか?
所の沢越のテン場ではきっと良い一夜だったでしょうね!
ほとんど誰もいないルートだけど
感動に出会うと喜びもひとしおですよね
お陰さまで天候にも恵まれ、無事下山しました。
所の沢越、最高のテン場ですね。
山行データの数値以上に大変なルートでしたが幸いにして随処随処で南アルプスの展望がききました。
私の山行歴の中で最も充実した部類の山行になりました。
いい山行のようでなによりでした
体力だけでなくて、ルーファイなど知力も動員して登ったら
すごく充実してすがすがしいですね
お疲れ様でした
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