北海道百名山遠征その6 岩尾別温泉から羅臼岳に登る


- GPS
- 06:05
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,481m
- 下り
- 1,508m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
羅臼岳の登山路は、累積標高差が1476mあり、累積距離が13.8劼△襯織佞淵魁璽垢世、羅臼平までは、ジグザグの登山路が続いており、それほど難易度は高くない。ただし、羅臼平からハイマツ帯を登った先の岩清水から羅臼岳直下の登山路は、岩場の登山路となるため、慎重にルートファインディングを行って登りたい。 |
その他周辺情報 | 岩尾別温泉のホテル地の涯は、営業停止となっている。 国設知床野営場近くにある「夕陽台の湯」の日帰り入浴 \500 |
写真
装備
個人装備 |
テント泊用装備は車にデポ
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感想
7/25は、今回の北海道百名山遠征の最後の目標である羅臼岳への登頂であった。知床のキャンプ場で真夜中にテント場から空を眺めたところ、空一面に星が拡がり、明日の好天を予感させてくれた。
3時に起床し、出発準備を行い、4時過ぎに登山口のある岩尾別温泉を目指した。登山口のホテル「地の涯」駐車場に着くと、既に十台近い車が停車しており、登山の準備をしていた。今日は、天気が良さそうなので、2L 近い飲み水とペットボトル2本を持ち、更にヒグマの生息地のため、熊撃退用スプレーを腰につけ、4:50に出発した。
羅臼岳への登山路は、勾配を緩やかにするために、ゆったりとしたカーブをつけてジグザグになっており、歩き易い。5:30にオホーツク展望台に着いたが、オホーツク海方向は、雲海に覆われていた。ただし、上空は真っ青な青空が覗いており、朝陽が樹林帯越しに差し込んできていた。
5:57に弥三吉水の水場に到達し、朝食休憩をとった。その後、更に登り、7:00に銀泉水の水場を通過した。登山路は、ダテカンバ等の樹林帯の中を緩やかに登っていくもので、沢筋が見えるようになると、知床五山の峰々が徐々に見えるようになってきた。
11:00に樹林帯を抜け、大沢入口に到達すると、沢に沿ってお花畑が登場した。花を愛でながら、沢筋を登りつめ、11:41に極楽平に到達した。極楽平は、羅臼岳、三ッ峰に囲まれたカールの底にあたっており、ハイマツに覆われており、ヒグマの生息域だった。極楽平からは、山頂部が切り立った台形状の岩石で出来ている羅臼岳の峻厳な山容が間近に望まれた。
羅臼岳への登山路は、最初は緩やかな登りだったが、岩清水から急な登りに変わり、徐々に大きな岩が組み合わさった登山路に変わっていた。岩場の印を追いながら、斜め右に登りつめ、9:10に羅臼岳山頂に到達した。
山頂からは、知床5山がクッキリと望まれた。また、雲海の上に国後島の山の頂が望まれた。
丁度、東京から来た団体登山のグループの方々が、登ってきており、山頂な一気ににぎやかになった。今回の遠征でこれほどの青空は、初めてだったため、山頂でまったりとした時間を過ごした。
団体の方が下山男用意を始めたため、その前に下山させてもらうこととし、9:50に下山を開始した。この日は、照り付ける太陽の下での登山だったため、発汗が著しく、持って行った水と飲料の3Lをほとんど消費してしまった。
下山時は、岩手からこられていた方々と一緒に下り、12:50に木下小屋に到達した。
羅臼岳は、知床五山の盟主であり、登山口からの標高差が1476mあるコースだが、登山路の勾配を緩くするように道が付けてあり、良く整備されているため、登り易かった。また、羅臼平から山頂までは、ほぼ直登の登山路になるが、後半の山頂直下の岩場を除くと危険な場所は無く、北海道の雄大な景観を満喫でき、北海道の百名山の最後を飾るにふさわしい山だった。これで、百名山の登頂数が90座に達し、いよいよゴールが見えてきた。
下山後、知床五湖に立ち寄り、下から知床5山の雄大な眺めを堪能した。
MATUSANおめでとうございます。目標完全達成ですね。あと十座ですか!!私には、夢のまた夢です。それにしても、天候の良し悪しなど吹き飛ばしてしまわれるパワーはすごいですね。T先輩を凌ぐほどのパワーです。お見事! さぁ 今年の秋には達成ですね!!かなり早いペースなのでは・・・・??この次は200名山、積雪期の100名山 それとも
日本海から太平洋まで北ア、中央ア、南アを繋いで縦走・・・
次の楽しい目標を考えながら最後の10座がんばってください。
とにかくも、北海道百名山達成おめでとうございました。花紀行も素敵でしたよ!!
mmakiraさん、いつも心にかけていただき、ありがとうございます。T先輩はじめ、皆さんのご指導と適切な助言のお陰で、今回の北海道遠征も無事目的を達成して帰還することが出来ました。やはり、大先輩の的確な助言とご支援の賜物と厚くお礼申し上げます。
今回の遠征で百名山の踏破も90座の大台に乗りましたが、まだ南アルプスの難敵が残っております。ともかく、なんとか、1座1座目的をクリアーしていきたいと思っております。引き続き、サポートをよろしくお願いします。
matusanさんの北海道登山の記録、とても楽しく拝見させていただきました。北海道の山は本当に素晴らしいですね。
この美しい羅臼と知床の風景、私も是非実際に見てみたいです。
これで90座達成されたとのことで、百名山制覇も目前ですね。matusanさんの今後の記録も楽しみにしております。
hirokazさん、コメントありがとうございます。
北海道遠征は、一人旅でしたので、いろいろと出かける前まで不安が一杯でしたが、幸い天候に恵まれ、素晴らしい北海道の雄大な景色と咲き乱れる花々を楽しむことが出来ました。特に、最後の羅臼岳は、快晴の青空の下、知床5山や羅臼岳が青空に映え、思い出に残る山旅になりました。
hirokazさんも、是非北海道の素晴らしい山々を直に体験してみてください。
今後も、よろしくお願いします。
matusanさん こんばんは
ここは人よりも熊の方が間違いなく多い地かと思います
知床は観光地ですが、一歩山に入れば熊のテリトリーですからね。
ほぼ1週間連続で歩くのは移動の疲労も含めると相当のものだったと思います。
体力ばかりか気力も無いとやり遂げられないです。
また計画性も重要ですし、天候など不可抗力の要素も加わりますし。
それを完遂されたのは素晴らしいですね。
感服いたしました。
何よりも無事に北海道遠征を終えてお疲れ様でした
niiniさん、こんばんは。
今回の北海道遠征は、8日間という長丁場でしたが、なんとか、初期の予定通り6つの百名山への登頂を果たすことが出来ました。
今回は、登り始めるときは、ガスがかかっていたり、小雨が降っていたりする山が殆どでしたが、最後の羅臼岳は朝から青空が拡がり、素晴らしい知床の景観を味わうことが出来ました。
北海道のヒグマは、特に知床地区では密度が高いと聞いていたので、びくびくしながら熊鈴をかき鳴らして登りました。幸い、ヒグマに逢うことなく、無事帰還できて良かったなと思っております。
また、どこかの山でniiniさんとお会いできるような気がしております。今後とも、よろしくお願いします。
北海道最終山行は晴天で締めくくれて本当に良かったですね(^^)
すべて順調に登られたのは綿密な計画と準備をされた結果でしょう!
フードボックスは初めて知りました。ヒグマの生息地ならではですね。
知床五山も素晴らしいですね。Mさんの写真を眺め、バーチャル登山した気分です。いつかは北海道も行きたいなと心くすぐられました。
お疲れ様でした!
北海道遠征の最後の羅臼山の登山は、快晴の天気に恵まれ、北海道の知床の雄大な自然の眺めを楽しみながら登ることが出来ました。やはり、天気が良いと登山の楽しみが倍増しますね。
Teruterubozさんは、お仕事の関係で時間をやりくりするのが大変とおもいますが、北海道の自然のすばらしさは、実際に自分で体験してみると、写真の見え方も変わることと思います。是非、トライしてみてください。
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