富士山は甘くなかった。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,574m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:14
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 3:54
- 合計
- 12:16
天候 | 曇りときどき雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
*帰り、富士宮口五合目から13:30富士宮、新富士駅行き富士急バス 富士急行バス http://bus.fujikyu.co.jp/rosen/fujitozan/#h02 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道標も整備され、明瞭なルート。 吉田ルートは一部岩場あり。ご来光前は大混雑。 高山病で苦しく山頂にはいけたがお鉢巡りはできず。 酸素缶があれば違ったかもしれない。 砂走りはかなり埋もれてスパッツがあったほうがいいでしょう。 |
その他周辺情報 | *富嶽温泉 花の湯 http://www.tokinosumika.com/hananoyu/ 営業時間:午前10時〜翌朝9時(23時間営業) 土日祝日通常:¥2000 *富士登山オフィシャルサイト http://www.fujisan-climb.jp/index.html |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
防寒着
行動食
ヘッドランプ
ヘルメット
|
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感想
今まで北アルプスや近隣の河口湖、御坂山塊に登って、眺めるだけで富士山自体に登りたいという意欲はなかったが、冬に雪山訓練で五合目から雄大な山容を眺めて登山意欲がわき、またいずれ海外の山へも行きたいというのもあり、いままで登ってきた北アルプス以上の高度を体験する目的もあり、今回の計画となった。
そして当日、予約した山小屋は七合目、鎌岩館。五合目からは 2時間ほど。
なので、一合目、馬返しから登ろうと富士山駅 9:10 発のバスにあわせて富士急行線、富士山駅に到着。
しかし、バスは来ず 9:30 に来たバスは五号目いき。
諦めてこのバスに乗り、10:50 五合目へ到着。
さすがは世界遺産、世界各国の観光客、登山者で賑わう。
かつて雪山訓練をした場所を確かめに佐藤小屋方面へ水平移動。
マラソン大会があったらしく、降りてくる多くの選手とすれ違う。
こんなとこ走るなんてどんだけスーパーマンなの!
佐藤小屋からは七合目を目指して登り開始。
曇ってはいるがなんとか雨は降っていない。
しばらく樹林帯をいき、六合目からはひらけてくる。
そして 13:29には七合目、鎌岩館に到着。
「本日空きあり」との表示にキャンセルがでたか(ネットでは満室)
と一瞬色めきたつがスタッフから本日満室と言われがっかり。
スタッフから、山頂でご来光を見るには混雑の為、夜中23:30 には小屋を出発したほうがいいといわれ、仰天するが、別に山頂にはこだわらず中腹ででもご来光をみれればいいやとスマホの目覚ましを am1:00 にセットする。
まだはやいので近くの富士一館までいってみたあと、16:30 の夕食まで部屋で休む。
19:00 夕暮れに外に出ると下方にはまだ上ってくる登山者のヘッドライトが!
部屋に戻って就寝。
23:00頃になるとあたりでそわそわ、出発準備。
結局自分もつられて 23:20 に出発。
最初は調子よく追い越したりもしていたがだんだんつらくなってくる。
そして標高 3190mを越え、未体験ゾーンへ!
混雑も激しくなり、時々行列が動かなくなったりする。
am1:15 白雲荘の前は広々しており、寒くてカップヌードルを買って休憩。
高度を上げるにつれ高山病の症状が。
軽い頭痛や吐き気もしてきて、登山道に嘔吐物らしきものも見かけた。
足取りも重くなり、のろのろ進んだり止まったりする行列についていくのがちょうどいい感じ。
引き返すことも脳裏をよぎるが標高も 3500m を越え、ここまできたらいくっきゃないと!
しかし、am4:40、3645mあたりで登山道脇に何人か休んでいるのを見かけ、自分もたまらずザックをおろしてへたり込む。
ときおり吐き気をもよおしさっきのカップヌードルを後悔する。
近くでは監視員らしき人が列の間をあけないで、前あいてますよカモ〜ン!?と登山者をせかしている。
そんな無茶言わないでください(ToT)/~~~
10 分ほど休んでもあまり回復しないが、何とか体に鞭打って復帰。
そして、5:26 山頂お鉢巡りエリア(3713m)に到着。
登ってくるときは時々星空もみえたが、今はすっかり雲の中、ご来光はおあづけ。
体が動かなくなると寒くなるがさすがに眠くなってきて、フリースを着込んで山小屋のベンチでしばし仮眠。
結局 2 時間くらい休むが体調もおもわしくなくお鉢めぐりはあきらめ、とりあえず高度を下げるべくしかし中腹の宝永火口は見てみたく山頂火口外周を半周したぐらいで御殿場ルートで下山。
3500mをきると高山病の症状も治まってくる。
しかし、雨も降ってくる。
砂走りはかなり柔らかく靴がもぐり真っ黒になる。
しかしゲーターをつけているため砂が靴に入ってくることはなくグサグサと下っていく。
11:48 標高 2400m 宝永火口までくると実に雄大。
この天気誰もいないと怖いなと思いつつ結構登ってくる人もいる。
12:38 富士宮口五合目に到着。
富士宮駅いきのバスに乗車、途中、花の湯で汗を流し、富士宮駅から身延線で帰宅の途へ。
今回は自分の高度の弱さや体力不足を痛感。
しかし、体を極限まで追い込み、下山後のビール、温泉、平らなベッドを夢想しつつ頑張るのは病み付きになります。
でも次こそ富士山でご来光を見てみたいなぁ。
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