鳥海山 湯の台口から千畳ヶ原周回

2017年07月30日(日) [日帰り]

• GPS: 08:52
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,187m
• 下り: 1,166m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:28
• 休憩: 0:24
• 合計: 8:52

5:24 湯ノ台口
5:37 5:37 滝ノ小屋
6:40 6:46 河原宿小屋
8:45 8:55 伏拝岳
9:04 9:04 行者岳
9:47 9:47 行者岳
9:54 9:54 伏拝岳
10:18 10:19 文珠岳
10:50 10:50 七五三掛
11:09 11:10 御田ヶ原分岐
11:53 11:53 蛇石流分岐
12:04 12:05 丁字分岐
12:06 12:06 千畳ヶ原
12:32 12:35 幸次郎沢
13:20 13:20 河原宿小屋
14:02 14:04 滝ノ小屋
14:16 14:16 湯ノ台口
14:16 ゴール地点

天候

地上は曇り、中腹からガス、1800m以上は晴れ☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

河原宿小屋の先、大雪渓、小雪渓はガスに巻かれると完全にホワイトアウト。GPSが無いと怖くて進めません。

その他周辺情報

鳥海国定公園湯の台温泉　鳥海山荘
日帰り入浴510円。露天風呂から絶景が見れます。
http://www.choukai.jp/choukaisansou/

写真

7/30 4:24

酒田市郊外から見える鳥海山の夜明け。日本海側は雲がかかっていないが、これから目指す東側は雲がかかっている。

7/30 5:17

鳥海高原ラインを上りに上り、標高1200mの車道終点地点。ここから登山道に入る。

7/30 5:38

20分ほどで滝ノ小屋。

7/30 5:40

滝ノ小屋から八丁坂まで雪解けの沢が登山道。

7/30 5:43

雪渓出現。道標が消え、ガスも立ち込め行先がわからない。

7/30 5:48

雪渓はガチガチに硬くなっており、キックステップがきかない。

7/30 5:59

夏道に取り付き、ここからは花の道。まずはクルマユリ。

7/30 6:11

7/30 6:03

ガスが無ければ一面お花畑の八丁坂を上る。

7/30 6:17

序盤はトウゲブキの群落が出迎えた。

7/30 6:20

7/30 6:21

朝露に濡れたハクサンシャジン。

7/30 6:22

祠に一礼。

7/30 6:22

咲き始めのヤマハハコの群落。

7/30 6:22

花は咲き始めが良い。

7/30 6:23

ハクサンフウロ。

7/30 6:36

水の音が近くなり、沢が現れると、

7/30 6:39

河原宿小屋に辿り着く。

7/30 6:39

このあたりはミヤマキンポウゲが目立っていた。

7/30 6:46

7/30 6:47

河原宿というだけあって、河原がすぐ脇にある。

7/30 6:49

ミヤマカラマツ。

7/30 6:50

チングルマ。

7/30 6:52

露に濡れた風車。

7/30 6:53

イワイチョウ。

7/30 7:02

大雪渓のあたりに来た。ガスガスで視界不良。

7/30 7:45

GPSを頼りにガチガチの氷の上を進む。

7/30 7:37

一旦夏道に出た。ヨツバシオガマ。

7/30 7:52

雲が薄くなってきた感じがしてきた。希望を捨てず登る。

7/30 7:52

願いが届いたのか、次第にガスが薄くなってきた。

7/30 7:53

みるみるうちにガスがとれ、外輪山が見えてきた。

7/30 7:56

ガスが晴れた！

7/30 7:58

激的に変化する景観。

7/30 7:59

斜面を下っていくガス。

7/30 8:02

ガスの先に日本海が姿を現す。

7/30 8:08

雲の上に出た！

7/30 8:09

雪渓の終わり。薊坂（あざみざか）の取付け。

7/30 8:14

登ってきた雪渓を見下ろす。

7/30 8:14

ここから薊坂。

7/30 8:21

陽射しが出てきた。快調な登り。

7/30 8:21

雲海の向こうに月山が見えた。

7/30 8:33

目を左に転じると鳥海湖が見える。

7/30 8:38

外輪山の稜線まであとわずか。

7/30 8:41

シャクナゲの群落が励ます。

7/30 8:45

稜線に出ました。伏拝岳。

7/30 8:45

ガスの向こうに新山が見える。

7/30 9:01

行者岳を目指す途中、固有種チョウカイアザミ。

7/30 9:02

外輪山の稜線はガスがかかったり取れたり。

7/30 9:05

7/30 9:04

岩の隙間にイワギキョウ。

7/30 9:06

ミヤマリンドウ。

7/30 9:06

7/30 9:06

イワブクロ。

7/30 9:08

ミヤマキンポウゲとハクサンボウフウの花畑。

7/30 9:09

ミヤマダイモンジソウ。

7/30 9:12

アオノツガザクラ。

7/30 9:13

蕾のチョウカイアザミ。

7/30 9:13

行者岳の手前から新山、御室。

7/30 9:15

見つけました、チョウカイフスマ！

7/30 9:16

この花が見たくて、ここまで来た。

7/30 9:20

ピークハントはせず、ここを本日の頂上とした。

7/30 9:24

休憩した足元にも小ぶりなチョウカイフスマがあった。

7/30 9:30

千蛇谷方面。

7/30 9:30

南側の下界は完全に雲に覆われている。

7/30 9:32

外輪山を眺めながら周回へと向かう。

7/30 9:32

7/30 9:35

チョウカイフスマびっしり。

7/30 9:35

7/30 9:36

7/30 9:37

今日イチでした。

7/30 9:56

伏拝岳まで戻る。

7/30 9:56

再びガスの展開。涼しくていいか。

7/30 10:04

シャクナゲがいっぱい。

7/30 10:17

ニッコウキスゲ現る！

7/30 10:17

この先、更にいっぱい出てきます。

7/30 10:19

たぶんヤマハハコ。

7/30 10:19

7/30 10:22

文殊岳。

7/30 10:23

ガス優勢な展開。

7/30 10:25

黄色と白の花いっぱい。

7/30 10:27

新山を振り返る。

7/30 10:29

文殊岳のあたりにもチョウカイフスマがあった。

7/30 10:29

7/30 10:36

マルバシモツケいっぱい。

7/30 10:44

外輪山、千蛇谷分岐。

7/30 10:51

七五三掛。

7/30 10:52

ニッコウキスゲが多く咲いている広場で多くの人が休憩したいた。

7/30 10:52

7/30 10:57

ニッコウキスゲを過ぎるとチングルマの群落。

7/30 10:57

7/30 11:01

でかいチョウカイアザミ。

7/30 11:04

御田ヶ原を臨む。

7/30 11:08

御田ヶ原とニッコウキスゲ。

7/30 11:09

7/30 11:09

御田ヶ原分岐。ここから千畳ヶ原方面へ向かう。

7/30 11:10

気持ちの良い高原景観。

7/30 11:10

御田ヶ原分岐から御浜方面。

7/30 11:10

千畳ヶ原方面ヘ繋がるフラワーロード。

7/30 11:20

7/30 11:27

ニッコウキスゲ満開。

7/30 11:28

7/30 11:29

7/30 11:29

7/30 11:41

来た道を振り返る。

7/30 11:41

鳥海湖周回からの分岐。

7/30 11:41

一気に下る。

7/30 11:44

雪渓を渡る。

7/30 11:50

沢になっている登山道。

7/30 11:57

ここから広大な湿原が広がる。

7/30 12:01

広い湿原、吹く風も爽やか。

7/30 12:01

7/30 12:01

7/30 12:04

千畳ヶ原。二の滝口への分岐。

7/30 12:04

真っすぐ、河原宿方面へ進む。

7/30 12:06

気持ちの良い高層湿原が続く。

7/30 12:13

7/30 12:19

千畳ヶ原も終わりに近づき、日本海が見えた。

7/30 12:20

この先で木道は終わり、幸治郎沢の登りにつながる。

7/30 12:24

幸治郎沢の登り。ゴツゴツした大きな石が折り重なる沢登り。

7/30 12:28

標高差100mほどの急登。

7/30 12:46

登り切ったか。

7/30 12:52

ここから河原宿までは再び快適な木道。

7/30 12:58

月山森。

7/30 12:58

7/30 13:06

木道が終わり再び雪渓へ。

7/30 13:13

雪渓を振り返る。

7/30 13:20

河原宿小屋まで戻ってきた。

7/30 13:30

八丁坂は下りもガスだった。

7/30 13:52

登りのときはガチガチの氷だった雪渓も昼を過ぎると緩んでおり、歩き易かった。

7/30 13:55

あとはピンクリボンをたどるだけ。

7/30 14:01

滝の小屋。

7/30 14:16

登山口まで戻る。

7/30 14:18

車道終点の駐車場から最上地域の山々。

7/30 15:58

帰路、酒田市から見る鳥海山。雲がかかっているように見える。
今回は運がよかったようだ。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough オリンパス

装備

個人装備

一応 軽アイゼンは持っていきましたが 結果的には使いませんでした。

感想

ricefieldspk

　北陸、甲信越、東北の山々はほぼどこも登山不適の予報。ただ前日の「てんきとくらす」の山の天気予報では近県で鳥海山だけがA予報。つまり登山に適しているとなっている。半信半疑ではあったが、結果天気が悪くてもいい、満開のはずであろうニッコウキスゲ、そしてチョウカイフスマが見たい！　強い思いに駆られ、朝2時に家を出る。

　鳥海山は今回で3回目。過去2回はいずれも秋で鉾立からだった。盛夏の鳥海は今回が初。この時期の湯の台コース、千畳ヶ原周回は、本やネットなどを見て気になり、以前から行ってみたいと思っていたルート！時期を逃したくなかった。

　で、登山開始。スタートからガスガス。河原宿からの大雪渓が序盤のハイライト。まったくのホワイトアウト状態でどこに向かえばよいかわかならい。不安になるが、こんなときに頼りになるのがGPS。GPS上に示される軌道を忠実に進む。そうこうしているうちに大雪渓を過ぎ、小雪渓の中盤あたりでガスが消えた。標高1800mあたりで完全に雲の上に出た！なんという幸運。雲の上から見えた雪を纏った鳥海、鮮やかな緑、日本海の海岸線は絶景！ここからは天気も恵まれ、快適なハイキング。

　さて、今回の目的はチョウカイフスマを見ること。外輪山の稜線に出て、七高山方面へ花探しをする。目当てのチョウカイフスマとの初対面は少し登った先の行者岳だった。岩の隙間に群落を形成しながら自己主張するように咲き誇っていた。忍耐と強さと美しさを兼ね備えている貴重な固有種だ。これを見れただけで今回は目的達成、十分満足。とその時は思っていた。

　周回へ向かうと、ニッコウキスゲやほかの花々も百花繚乱。歩いていて飽きない。特に良かった場所は御田ヶ原分岐から千畳ヶ原へのルート上のニッコウキスゲ。そして広大な千畳ヶ原の湿原。登山者のほとんどが御浜ルートからのようで、こんな気持ちのよい場所なのに登山者が全くいない。吹く風も爽やかで下界の暑さを忘れる気持ち良い場所で、ひとり贅沢な時間を過ごす。花だけで満足のつもりの登山にオマケがついてきた感じだった。

　天気が不安でダメもとで行ったつもりの鳥海山。もったいないくらいラッキーでした。