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Yamareco

記録ID: 1212123
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

浮石100%⁉日本屈指のガレ場より鋸岳に挑む★【鋸岳・角兵衛沢ピストン】動画付き

2017年07月30日(日) ~ 2017年07月31日(月)
 - 拍手
GPS
34:05
距離
15.0km
登り
1,389m
下り
2,201m

コースタイム

1日目
山行
1:55
休憩
0:10
合計
2:05
13:05
50
13:55
14:05
35
14:40
14:40
20
15:00
15:00
10
15:10
宿泊地
2日目
山行
10:10
休憩
2:00
合計
12:10
4:00
140
宿泊地
6:20
6:20
130
8:30
8:40
20
9:00
9:50
10
10:00
10:10
40
10:50
11:00
150
13:30
14:00
100
15:40
15:50
20
16:10
戸台大橋
天候 ■天候
7/30
・曇り
・天気図:http://www.tenki.jp/past/2017/07/30/chart/

■天候
7/31
・晴れ
・天気図:http://www.tenki.jp/past/2017/07/31/chart/

■服装
薄手のベースレイヤー

■就寝
シュラフがなくても問題ないくらい暑い。ベースレイヤーにソフトシェルを重ね、軽くシュラフをひっかけていた。
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
交通
■往路
・東京方面 → 茅野(JR線)
・茅野 → 仙流荘(JRバス ジオライナー \1750)
・仙流荘 → 丹渓新道入口(自由乗降区間。バス停はないので、事前にドライバーに伝える必要がある。南アルプス林道バス \1300)

■復路
・戸台大橋 → 仙流荘(南アルプス林道バス \450)
・仙流荘 → 茅野(JRバス ジオライナー \1750)
・茅野 → 東京方面(JR線)
コース状況/
危険箇所等
◼丹渓新道入口→丹渓山荘跡
・赤テープはあるが、踏み跡はところどころ不明瞭なところがあり、特に道が大きく方向転換した時にルートをロストしやすい。

◼丹渓山荘跡→角兵衛沢分岐
・丹渓新道入口のとりつき部は渓流になっており、丹渓山荘跡側の岸(進行方向右)に一度渡渉する必要がある。木の一本橋がかかっているが、ヌルヌルで乗ることは不可能。

・熊ノ穴沢分岐から10分くらい上流に渡渉点(進行方向左に渡る)があるが、ここは丸木橋がかかっている。

・角兵衛沢分岐→角兵衛沢の取り付きは進行方向右の岸に渡渉する。岸を上がってすぐケルンが見つかる。その右奥に10張り程度テントが張れる整備された広場がある。
※正規のテント場ではなく、慣例的に利用されている事実上のテント場。ビバーグポイント的な場所なので水場がないので水を持ち込む必要がある。

◼角兵衛沢分岐→大岩下の岩小屋
・ケルンの裏側に樹林帯に赤テープが見えるため、そこから入る。

・赤テープはあるが、踏み跡はところどころ不明瞭なところがおおい。特に沢をトラバースするような所がわかりづらく、夜明け前はルートをロストしやすい。

・ガレ場の取り付き以降は進行方向左側にケルンや赤テープのマーキングがあるため、そちらをたどる。

◼大岩下の岩小屋→角兵衛沢ノコル
・ココからは常に進行方向右側(左岸)を登る。

・20分ほど登ると、進行方向右側よりに樹林の島が見えるてくるので。その中を歩くようにする。樹林帯内には赤テープがあり、足場が固く「圧倒的」にあるきやすい。中央、進行方向左の岸はガレがきつく、登れても下るのは難しい。かなり上部まで道がついているので、踏み跡をたどるほうがかなり楽である。しつこく赤テープを探し、樹林帯の中の道を行くのがが良い。

・角兵衛沢ノコル直下はガレがきつくなるので、進行方向右の岸の岩壁に生えた草やハイマツに捕まりながら登る。つきあたりの岩の手前で左にトラバースする踏み跡があるため、見落とさないように。

◼角兵衛沢ノコル→鋸岳山頂
・ちょっとした岩場の上り。登りは良いが傾斜があるので下りは気をつけたい。
その他周辺情報 ■仙流荘
日帰り入浴や食事も出来る。名物のローメンや、鹿肉のカツなどが食べられる。
今回は渡渉あり、ビバーグポイントでのテント泊あり、真っ暗闇でのルーファイあり、強烈なガレ場ありの、歯ごたえのある山旅をしてまいりました。
2017年08月03日 23:50撮影
21
8/3 23:50
今回は渡渉あり、ビバーグポイントでのテント泊あり、真っ暗闇でのルーファイあり、強烈なガレ場ありの、歯ごたえのある山旅をしてまいりました。
夏は茅野駅から仙流荘までバスが出ているので、鋸方面へのアクセスが良くなります。ここから南アルプス林道バスに乗り換えます。
2017年07月30日 11:38撮影 by  X-A1, FUJIFILM
4
7/30 11:38
夏は茅野駅から仙流荘までバスが出ているので、鋸方面へのアクセスが良くなります。ここから南アルプス林道バスに乗り換えます。
うわーコグマちゃん!めっちゃかわいい〜💕運転手さんがバスを止めてくれました。よく子熊の近くには母親がいるといいますが、運転手さんの話によると、結構単独で遊んでいることが多いらしいです。
2017年07月30日 12:32撮影 by  X-A1, FUJIFILM
21
7/30 12:32
うわーコグマちゃん!めっちゃかわいい〜💕運転手さんがバスを止めてくれました。よく子熊の近くには母親がいるといいますが、運転手さんの話によると、結構単独で遊んでいることが多いらしいです。
歌宿をすぎたところにある、丹渓新道入り口で、バスを下ります。新道を下ってゆきます。
2017年07月30日 13:16撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/30 13:16
歌宿をすぎたところにある、丹渓新道入り口で、バスを下ります。新道を下ってゆきます。
丹渓新道は北沢峠にバスが開通する前に使われていたルート。当時登山基地となっていた丹渓山荘から馬の背ヒュッテまで抜け、仙丈に至ります。
2017年07月30日 13:47撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/30 13:47
丹渓新道は北沢峠にバスが開通する前に使われていたルート。当時登山基地となっていた丹渓山荘から馬の背ヒュッテまで抜け、仙丈に至ります。
今では人があまり通らないため踏み跡が不明瞭なところもありますが、赤テープがしっかりついているので、丁寧に辿ってゆけば迷うことはありません。
2017年07月30日 13:47撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 13:47
今では人があまり通らないため踏み跡が不明瞭なところもありますが、赤テープがしっかりついているので、丁寧に辿ってゆけば迷うことはありません。
新道の取り付きまで降りて来ました。ここで沢に出合います。
2017年07月30日 13:59撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 13:59
新道の取り付きまで降りて来ました。ここで沢に出合います。
進行方向右の岸に丹渓山荘が見えます。道はそちらの岸なので、ここで靴を脱いで渡渉します。えっ!?探せば渡れるところあるかもしれないって?そんな甘い場所ではありません。
2017年07月30日 14:07撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 14:07
進行方向右の岸に丹渓山荘が見えます。道はそちらの岸なので、ここで靴を脱いで渡渉します。えっ!?探せば渡れるところあるかもしれないって?そんな甘い場所ではありません。
「うぎゃーーー!!!冷たい!!!」
まるで心臓が止まるような水の冷たさ!
2017年07月30日 14:20撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/30 14:20
「うぎゃーーー!!!冷たい!!!」
まるで心臓が止まるような水の冷たさ!
石の上が暖かい・・・・。石!石!
急いで石に乗って足を温めてるとこ。
2017年07月30日 14:21撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/30 14:21
石の上が暖かい・・・・。石!石!
急いで石に乗って足を温めてるとこ。
渡渉ポイント2ヶ所目。ここは立派な丸木橋があります。タイタニックで渡るのはお約束?
2017年07月30日 14:27撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 14:27
渡渉ポイント2ヶ所目。ここは立派な丸木橋があります。タイタニックで渡るのはお約束?
ちょっぴり藪漕ぎ。厳冬期に何度か通った道なのですが、夏はこんなに探検気分になるんだなぁ。
2017年07月30日 14:54撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/30 14:54
ちょっぴり藪漕ぎ。厳冬期に何度か通った道なのですが、夏はこんなに探検気分になるんだなぁ。
角兵衛沢分岐でさらに3回目の渡渉。ほんとマジで冷たいです。
2017年07月30日 14:55撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 14:55
角兵衛沢分岐でさらに3回目の渡渉。ほんとマジで冷たいです。
渡渉するとすぐにテン場に到着します。大抵、テントが貼られているようですが今回は貸切。ここは水場がありませんので1人4リットル。計8リットルの2日ぶんの水を運搬してきました。
2017年07月30日 15:22撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 15:22
渡渉するとすぐにテン場に到着します。大抵、テントが貼られているようですが今回は貸切。ここは水場がありませんので1人4リットル。計8リットルの2日ぶんの水を運搬してきました。
焚き火の跡には動物(カモシカ?)の骨が・・・丸焼きにして食ったのかしら?(笑)
2017年07月30日 15:12撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 15:12
焚き火の跡には動物(カモシカ?)の骨が・・・丸焼きにして食ったのかしら?(笑)
誰もいない河原でのんびり。(^^)
2017年07月30日 15:56撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/30 15:56
誰もいない河原でのんびり。(^^)
誰もいない大自然の中、ココロもカラダも全★開★です!
※注:体を拭くために脱いだだけです。
2017年07月30日 15:50撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 15:50
誰もいない大自然の中、ココロもカラダも全★開★です!
※注:体を拭くために脱いだだけです。
岩の上に脱いだ服を投げたら川に落ちた・・・
2017年07月30日 16:00撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/30 16:00
岩の上に脱いだ服を投げたら川に落ちた・・・
河原で夕ご飯。自由な感じでいいなぁ〜。
2017年07月30日 16:28撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 16:28
河原で夕ご飯。自由な感じでいいなぁ〜。
水が貴重なので水を使わない料理にしました。ソーセージのソテーとドライフルーツとナッツのパン。プチトマトにチーズ。そして!!ワイン!!
※バナナはおやつではありません。そしてお酒は水ではありません。
2017年07月30日 16:32撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/30 16:32
水が貴重なので水を使わない料理にしました。ソーセージのソテーとドライフルーツとナッツのパン。プチトマトにチーズ。そして!!ワイン!!
※バナナはおやつではありません。そしてお酒は水ではありません。
朝4時に出発。真っ暗闇でのバリエーションルートのルーファイは、慎重に行います。新調した350ルーメンの明るいヘッドランプが大活躍でした。
2017年07月31日 04:15撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 4:15
朝4時に出発。真っ暗闇でのバリエーションルートのルーファイは、慎重に行います。新調した350ルーメンの明るいヘッドランプが大活躍でした。
ところどころ道が不明瞭なところがあり、沢をトラバースしたりするとロストしやすいので確実に赤テープキャッチしてゆきます。
2017年07月31日 05:20撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 5:20
ところどころ道が不明瞭なところがあり、沢をトラバースしたりするとロストしやすいので確実に赤テープキャッチしてゆきます。
そして樹林帯を抜けると、そこは広大なガレ場だった。
2017年07月31日 05:48撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/31 5:48
そして樹林帯を抜けると、そこは広大なガレ場だった。
結構急登です。はじめのうちは30度くらいの斜度でしょうか?
2017年07月31日 05:51撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 5:51
結構急登です。はじめのうちは30度くらいの斜度でしょうか?
沢は一度狭まり、そしてもう一度広がります。すると大岩下の岩屋に到着!岩屋自体は右の壁の奥にあるようです。水場があり、テントが2張りほど張れるということです。
2017年07月31日 06:22撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/31 6:22
沢は一度狭まり、そしてもう一度広がります。すると大岩下の岩屋に到着!岩屋自体は右の壁の奥にあるようです。水場があり、テントが2張りほど張れるということです。
岩から染み出る水のおかげでこのあたりは植物が生い茂り、花が咲き乱れます。
2017年07月31日 06:38撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 6:38
岩から染み出る水のおかげでこのあたりは植物が生い茂り、花が咲き乱れます。
クルマユリや
2017年07月31日 06:30撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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クルマユリや
ホタルブクロ。
2017年07月31日 06:43撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 6:43
ホタルブクロ。
そしてアワモリソウ
2017年07月31日 06:49撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 6:49
そしてアワモリソウ
シモツケソウなど。色取り取りの花を見ていると、鋸岳の自然の厳しさばかりでなく、その豊かさを感じます。
2017年07月31日 06:49撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 6:49
シモツケソウなど。色取り取りの花を見ていると、鋸岳の自然の厳しさばかりでなく、その豊かさを感じます。
そして、ここから悪名高き浮石100%の世界の始まり。
2017年07月31日 06:28撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/31 6:28
そして、ここから悪名高き浮石100%の世界の始まり。
とはいえ、足場をよく見て、丁寧に静荷重をかけて行けば、多少石は動くものの、そんなには崩れません。けど、「岸を歩けばどちらでも歩けるだろう」と、踏み跡を外して、進行方向左に渡ったのはちと失敗。
2017年08月02日 01:09撮影
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とはいえ、足場をよく見て、丁寧に静荷重をかけて行けば、多少石は動くものの、そんなには崩れません。けど、「岸を歩けばどちらでも歩けるだろう」と、踏み跡を外して、進行方向左に渡ったのはちと失敗。
やや歩きづらいので、ザイテングラートみたいな岩の脇をたどろうとしましたが、
2017年08月02日 01:09撮影
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8/2 1:09
やや歩きづらいので、ザイテングラートみたいな岩の脇をたどろうとしましたが、
足場がガラガラに崩れてしまいます。子供大くらいの大きさの石も小さなガレの上に乗ってるので、結構動く!
2017年07月31日 07:12撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 7:12
足場がガラガラに崩れてしまいます。子供大くらいの大きさの石も小さなガレの上に乗ってるので、結構動く!
こりゃタマランと、崩れる足場をトラバースして岸に回避!
2017年07月31日 07:13撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 7:13
こりゃタマランと、崩れる足場をトラバースして岸に回避!
そんな僕たちをタカネビランジが微笑んで見ていました。
2017年07月31日 07:21撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 7:21
そんな僕たちをタカネビランジが微笑んで見ていました。
この辺りで進行方向右の岸に赤テープを発見!やっぱりこっちじゃなかったかぁ。(笑)
2017年08月02日 01:09撮影
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8/2 1:09
この辺りで進行方向右の岸に赤テープを発見!やっぱりこっちじゃなかったかぁ。(笑)
進行方向右の岸にトラバースするとそこには踏み固められたトレースが!ぜんぜん歩きやすいですね(笑)四つん這いで登ってないで、早くこっちにおいでよーー!?
2017年07月31日 07:42撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 7:42
進行方向右の岸にトラバースするとそこには踏み固められたトレースが!ぜんぜん歩きやすいですね(笑)四つん這いで登ってないで、早くこっちにおいでよーー!?
一息ついて振り返ると、南アルプスの女王、仙丈ヶ岳が見事!
2017年07月31日 07:46撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 7:46
一息ついて振り返ると、南アルプスの女王、仙丈ヶ岳が見事!
可憐ながらも力強い美しさを感じる、ウスユキソウ。エーデルワイスの仲間。花弁についた水滴が美しさを演出しています。
2017年07月31日 07:49撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 7:49
可憐ながらも力強い美しさを感じる、ウスユキソウ。エーデルワイスの仲間。花弁についた水滴が美しさを演出しています。
暫く樹林帯の中の「平和」なガレ場?が続きますが・・・
2017年08月01日 22:11撮影
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8/1 22:11
暫く樹林帯の中の「平和」なガレ場?が続きますが・・・
コルに近づくほど、厳しくなってきます。たちどころに崩れる足場。「三歩登って二歩下がる」真のガレ場魂ここにあり(動画で様子が分かります)
2017年08月01日 22:10撮影
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8/1 22:10
コルに近づくほど、厳しくなってきます。たちどころに崩れる足場。「三歩登って二歩下がる」真のガレ場魂ここにあり(動画で様子が分かります)
角兵衛沢のコルの直下。左側にコルが見えますが、やはり進行方向右の壁を伝って登ります。
2017年07月31日 08:11撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/31 8:11
角兵衛沢のコルの直下。左側にコルが見えますが、やはり進行方向右の壁を伝って登ります。
これは下りのシーンですが(本当は奥から手前に来る)、沢の支流をトラバースして進行方向右の岩壁に取り付きに行きます。下りだと道が発見しやすいですが、登りは見つけにくいかも。
2017年07月31日 10:20撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 10:20
これは下りのシーンですが(本当は奥から手前に来る)、沢の支流をトラバースして進行方向右の岩壁に取り付きに行きます。下りだと道が発見しやすいですが、登りは見つけにくいかも。
これも下りの写真ですが、岸壁に取り付いた所。この辺りが一番崩れやすい感じです。
2017年08月01日 22:13撮影
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8/1 22:13
これも下りの写真ですが、岸壁に取り付いた所。この辺りが一番崩れやすい感じです。
岩や草やハイマツに掴まりながら登りました。このあたりが核心部ですね。これも下りの写真。
2017年07月31日 10:12撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 10:12
岩や草やハイマツに掴まりながら登りました。このあたりが核心部ですね。これも下りの写真。
コルから上は「タダのバリエーションの岩場」なので安心感があります。(笑)
2017年07月31日 08:52撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 8:52
コルから上は「タダのバリエーションの岩場」なので安心感があります。(笑)
そして遂に山頂に到着!!ヤッター!!
( ´Д`)y━・~~
2017年07月31日 09:03撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/31 9:03
そして遂に山頂に到着!!ヤッター!!
( ´Д`)y━・~~
台風の合間をうまく縫って快晴がキャッチ出来ました!こちらは南アルプスの女王、仙丈ヶ岳!
2017年07月31日 09:37撮影 by  X-A1, FUJIFILM
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7/31 9:37
台風の合間をうまく縫って快晴がキャッチ出来ました!こちらは南アルプスの女王、仙丈ヶ岳!
緑に包まれた甲斐駒ケ岳は新鮮ですね〜。山頂では、釜無川から上がってこられた方にお会いしました!ここまで僕らだけだったのでビックリ!
2017年07月31日 09:03撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 9:03
緑に包まれた甲斐駒ケ岳は新鮮ですね〜。山頂では、釜無川から上がってこられた方にお会いしました!ここまで僕らだけだったのでビックリ!
ご飯を食べると疲れが吹き飛びます。でも、これなら甲斐駒ケ岳までだって縦走出来る!という確信が持てました!
2017年07月31日 09:17撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 9:17
ご飯を食べると疲れが吹き飛びます。でも、これなら甲斐駒ケ岳までだって縦走出来る!という確信が持てました!
さて、下りも大変です。山頂から角兵衛沢のコルへの下りは大分急でした。
2017年08月02日 01:15撮影
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8/2 1:15
さて、下りも大変です。山頂から角兵衛沢のコルへの下りは大分急でした。
天気が良くなると、キツさも和らぎますね。
2017年07月31日 10:20撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 10:20
天気が良くなると、キツさも和らぎますね。
よく探すと、樹林帯の中にとても踏み固まった道が!!登りのときにちゃんと見つけておけばよかったな~。
2017年07月31日 10:25撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 10:25
よく探すと、樹林帯の中にとても踏み固まった道が!!登りのときにちゃんと見つけておけばよかったな~。
バリエーションなので、道は険しいですが、ガレ場に比べれば天国ですね。
2017年07月31日 10:31撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 10:31
バリエーションなので、道は険しいですが、ガレ場に比べれば天国ですね。
こんな快適な道があったなんて。登りよりだいぶ楽でした。下りの方が踏み跡が見えるので、ルーファイはしやすいです。
2017年07月31日 11:10撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 11:10
こんな快適な道があったなんて。登りよりだいぶ楽でした。下りの方が踏み跡が見えるので、ルーファイはしやすいです。
岩屋近くまで降りて一休み!暑かったですよ!
2017年07月31日 11:27撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 11:27
岩屋近くまで降りて一休み!暑かったですよ!
ベースキャンプに向けて下ってゆきます。
2017年08月02日 01:14撮影
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8/2 1:14
ベースキャンプに向けて下ってゆきます。
ちょっと、時間がかかったかな?バスの時間がギリギリ。当初の予定では丹渓新道に戻る予定でしたが、冬の間に通い慣れた戸台川コースの方が飛ばせるので、戸台大橋に向かう河原のルートに変更しました。
2017年07月31日 14:04撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 14:04
ちょっと、時間がかかったかな?バスの時間がギリギリ。当初の予定では丹渓新道に戻る予定でしたが、冬の間に通い慣れた戸台川コースの方が飛ばせるので、戸台大橋に向かう河原のルートに変更しました。
スゴイいい天気です。相棒は暑さに弱いのでキツかったらしい。
2017年08月01日 22:13撮影
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8/1 22:13
スゴイいい天気です。相棒は暑さに弱いのでキツかったらしい。
予定より大分早くついて臨時便をキャッチできたので、仙流荘で汗を流して帰ります。
2017年07月31日 16:24撮影 by  X-Pro2, FUJIFILM
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7/31 16:24
予定より大分早くついて臨時便をキャッチできたので、仙流荘で汗を流して帰ります。

装備

MYアイテム
cajaroa
重量:0.08kg
個人装備
ベースレイヤー ソフトシェル ハードシェル ズボン 靴下 グローブ インサレーション ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図 コンパス 計画書 ヘッドランプ スマートフォンGPS 予備バッテリー 筆記用具 保険証 時計(高度計) ストック カメラ マット シュラフ 水4リットル
共同装備
ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ツェルト ガス バーナー コッフェル カップ テント ポール テントシート

感想





鋸岳縦走は南アルプスのバリエーションルートの入門的な位置づけだが、この角兵衛沢はルート上の目玉の一つである。

「3歩進んで2歩下がる」
「100%浮石」

最大傾斜は40度近くになる広大なガレ沢が1000m近く続くのは登山者泣かせだ。

もし日本三大急登悪路というのがあるのであれば、ぜひ加えたいかも(笑)。ただ、きちんと踏み跡をたどることができれば、そこまで大変ではない。

鋸岳は、甲斐駒ケ岳まで縦走する計画で昨年の7月の連休に行く予定だったが、天気が悪く何度も見送った。先日の三連休も計画したが、どうしても一日は雨となり、上手く都合が合わせられなかった。

バリーションの岩場の縦走は安全を鑑みて、なるべく乾いているときにトライしたかったのである。

実は今回、月曜日に代休をとり、三連休として計画していたのだが、無情にも台風が接近し、縦走は断念せざるをえなかった。

ただ、もういい加減ピストンだけでもやってみようと、2日間の日程に変更して、決行することにした。

今回、台風接近による雨での増水が心配だった。もし丹渓山荘で、渡渉が不可能であれば、北沢峠まで引き返して仙丈が岳に変更するという計画で臨んだが、南アルプスの方はあまり雨が降っておらず、いつも通りの水量で心配は杞憂に終わったのでよかった。

縦走は断念したものの、何度にもわたる渡渉、ビバーグ地でのキャンプ。真っ暗闇でのバリエーションルートのルートファイ。広大なガレ沢、それらは、新鮮で、なかなか歯ごたえもあって予想以上に楽しめるものだった。

そしてさらに、山頂では見事に晴れ渡り、南アルプスの素晴らしい景色が迎えてくれ、思い出深い山旅となった。

今回勝手もわかったし、次はこそは縦走にトライしてみたいと考えている。

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コメント

三大ガレ急登お疲れ様でした
こんばんは。
山頂でお話しさせていただいたhkyagiです。

レコ拝見させていただきました。
ビデオ映像を見て、ガレ場の急登のすごさが伝わってきました。
まさに3歩進んで2歩下がるですね。
私にはとても考えられないルートです。

また、写真もみな美しく撮れていて(そもそもカメラがいいですね)、
楽しく拝見しました。

素晴らしいレコをありがとうございました。
また、どこかでお会いできましたらよろしくお願いいたします。
2017/8/4 18:15
Re: 三大ガレ急登お疲れ様でした
hkyagiさんこんばんわ

角兵衛沢、噂通りのルートでした。映像で足場が崩れているのは上部の100m程度の部分だけで、下の方は(浮石ではあるのものの)ほとんど崩れないので、思ったほどではないのですが、その上部は長かったです(笑)

下りでは、映像のガラガラ箇所を回避するルートを見つけたのでより楽でした。

足場が崩れたからと言って滑落に直結することはないものの、やや気を使うルートではあります。カメラ壊れちゃいますし・・・(^^;;

またどこかでお会い出来たら。
読んでいただきありがとうございました!
2017/8/4 22:12
すさまじい!
cajaroaさん、maamさんこんばんは。いやー、今回も大変お疲れさまでした。なんなんすか、このすんごいガレ場!映像も拝見しましたが、こんなところでもお二人のような熟練した方だと歩けるのですね・・・見ながら口あんぐりでした 。そんなデンジャラスな岩場と全く対比するような美しいウスユキソウなどの数々の植物。鋸山は未知の世界ですが、こんなエリアなのですね。今度縦走が叶ったら、あの更に厳しそうな稜線をお二人がどのように攻めるのか、とても楽しみです(←と書くのが適切ではないかもしれませんが)。くれぐれもその際はお気をつけて・・・です。
2017/8/5 0:45
Re: すさまじい!
ryoさんこんにちは

私もこんなところ初めてです。はじめ見上げたときは、マジで!?と思いました。
かなり静荷重を意識して歩いてはみたのですが、どんなに丁寧に足を運んでも、結局は石が動いたり、くずれるので、効果があるのかよくわかりませんでした。どうにもならんなこりゃという感じでした。

人の通った跡をいかに通るかが鍵でしたが、踏み固められているというのはありがたいことです。道というものに深い意味を感じました。100年後は踏み跡が階段になっているんじゃないかな(笑)

足場さえしっかりしていれば、いかようにも対策が打てるので、実は、稜線の方が簡単なんじゃないかと思っています。

鋸なんて、1年ちょい前までは、全く興味はなかったのですが、あるとき、「未知」から「次のステージ」として舞い降りて来ました。甲斐駒からノコギリをみるていると、行きたくなるかもです。
2017/8/5 11:07
ガレ場歩行
cajaroaさん、maamさん、こんにちは😃

急登のガレ場歩行、お疲れ様でした😲
ガレ場、景観は好きなんですが、歩くの大変で、自分のスキルだと、まだまだ苦手ですね…
下手すると落石起こしたり、変なところに足首嵌って、捻っちゃいそうで…(~_~;)
沢の渡渉、素足で冷たいのもそうですが、足裏とか痛くありませんか?
VRの岩場でのルーファイ、大変でしょうけど、楽しそう✨
自分、まだ森林限界というと、まだ夏の北アしか行ったことないのですが、南アも魅力的💕
今年は難しいですが、来年行けたらいいなぁ😆
cajaroaさん、maamさんはじめ、皆さん行かれているレコ見てたら尚更行きたくなりました😍
2017/8/5 14:05
Re: ガレ場歩行
machagonさんこんにちは

沢の渡渉は足裏痛いですよ。ただ、そういうもんかな?(笑)

アルプスというと、みなさん北アルプス行きたがるのですが、南アルプス、ディープで渋くていいですよ。

北アだとかわいい色の服を着た煌びやかな山ガールとか多いかんじですが、南アのテント場でこないだ「熊女」というテキストの入ったTシャツをきた女子大生がいたあたり、両者の温度差を象徴していたような気がします。あと、昔ながらの山小屋に、怖いご主人がいるとか、、、名物オヤジがたくさんいます。

そして何より豊かな水により育まれた原生林や花々が最大の魅力かもしれません。イロイロ回りましたが、命に溢れる印象があります。

高山独特の環境(ガレ場もそうですが、天候判断)があるので、まずはノーマルルートを楽しみながら始められると良いかと思いますが。そのうち鋸に行けと天の啓示が降ってくるはず?(笑)
2017/8/5 15:55
日本三大急登悪路(笑)
今回も楽しくレコを拝見しました
ぜひあと二つも踏破レコを上げてください
ザレガレではありませんが、九州の濡れた火山灰土(黒土)はとにかく滑るので候補に入れて欲しい所です
2017/8/8 18:12
Re: 日本三大急登悪路(笑)
wakatakeya さんこんばんは

あと二つですか〜・・・
努力すればどうにかなるものだと、悪路感ないですし。。。
本気で考え出すと実は難しいお題です。

そういう意味で九州の濡れた黒土は不可抗力感ありそう。
九州まで行かないとダメですか?(笑)
2017/8/8 23:03
Re[2]: 日本三大急登悪路(笑)
そりゃ「日本」三大急登悪路ですから、北から南までバランスよく揃えて頂きたい(笑)。この際、日本百悪路山とでも銘打ってコミュニティかヤマノートでトピを立てて、全国の悪路自慢をして欲しいものです
2017/8/9 1:33
Re[3]: 日本三大急登悪路(笑)
日本百悪路企画は面白いかもしれませんね。(笑)
やるとすると、「難路」ではなく「悪路」なのでテーマ立てと設問に一工夫入りそうですが、(ジャンみたいな岩や、沢とか「あたりまえ感」があるのは弾かないとですね。)
おぼん明けに密かにトピが立ってるかもです。(笑)
2017/8/9 12:30
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積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
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