快晴の鳳凰三山 〜夜叉神峠から白鳳峠へ
- GPS
- 31:40
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,038m
- 下り
- 1,903m
コースタイム
11日:薬師岳小屋6:15 - 6:53観音岳 - 8:12地蔵岳 - 9:30高嶺 - 10:18白鳳峠 - 12:28白鳳峠登山口 - 12:42広河原
天候 | 10日:晴れ のち 曇り/雨 11日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは広河原から乗合タクシー 1,100 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:夜叉神登山口にあり ■道の状況: (夜叉神〜薬師岳小屋)全体に樹林帯の中に整備された登山道を登る。危険箇所も極端な急登もないが、とにかく長い。 (薬師岳小屋〜地蔵岳)森林限界を越えた稜線歩き。どの山頂付近も白砂の岩が多く歩きにくい。鎖場はないが所々に慎重を要する場所もある。200m程度のアップダウンもあり。 (地蔵岳〜白鳳峠)基本的に地蔵岳までと同様。高嶺に登り返すのが少しきついのと、高嶺から100mほど岩の急斜面を慎重に下りる部分に注意。 (白鳳峠〜広河原)下り始めは露天のゴーロ斜面だが斜度はそれほどきつくない。樹林帯に入ってからは急斜面の細くてはっきりしない登山道を下る。赤マークやリボンで道を探り、滑りやすい石や梯子などに気を付けて辛抱強く下る方が良い。 ■入浴: 芦安にも日帰り入浴できるところがあるが、甲府へ戻る途中に �ヘルシーハウス山渓園:市営 \550 �天恵泉:市営? \500 |
写真
感想
梅雨明けを待ち、初の鳳凰三山へ。
朝夕に近くで撮影ができる条件から薬師岳小屋へ泊まる予定。
夜叉神峠の駐車場で少し仮眠して5時に出発。
梅雨は明けても湿度は高く最初から汗が噴き出る。
やや小さめのザックに重い三脚を括りつけてあるので背中の重量は極めてバランスが悪い。
この山域は水場が少ないという情報から水を3Lも担いでいる。
長い長い尾根を登って苺平に着く頃にはもうかなりバテていた。
南御室小屋で少し長い休止を取る。
木のベンチに座っている時に腰の下に微かな揺れを感じ、小屋の屋根を見るとTVのアンテナが揺れている。
時間からみても、東北のM7の地震の揺れだったようだ。
さらに一登りしてお昼前に薬師岳小屋に到着。
午後は天気が下り坂なこともあり、夕食の時間までずっと寝る。
夕食後に頂上付近へ登り何枚か撮影するが、雲が多くぱっとしない。
翌朝は3時半に起きて頂上へ向かう。
快晴で周辺の山域は雲が全くない一方、下界にはきれいな雲海ができその上に富士山が頭を出している。
目の前に白峰三山が赤く染まっていき、清新な眺め。
日の出直後まで1時間ほど色々と撮影。
小屋へ戻り、朝食を食べてから出発。
天気は最高。したがって直射日光がどんどん体力を奪う。
薬師岳から観音岳までは比較的のんびりとした稜線歩き。
観音岳に達すると、今まで見えていた白峰三山に加え、これから向かう地蔵岳のオベリスクや甲斐駒ケ岳が見え始める。
甲斐駒の奥には中央アルプスや北アルプスも浮かんでいる。
地蔵岳はすぐそこに見えているのだが、ここからはアップダウンの繰り返し。
観音岳から岩の道を200mほど下り、100mあまり登り返す。
前日の疲れと熱射に痛めつけられているのでこれがかなり辛い。
地蔵岳の足元から見るとオベリスクはなかなかの存在感。
上の方まで登ってみる気力もなく赤抜沢ノ頭まで引き返す。
白鳳峠までの間には高嶺を越える必要があるが、小さな鞍部から100mほどの岩の登りで堪える。
さらに高嶺からの下りが非常に急な岩の道で疲れが増す。
あまりの疲労に白鳳峠で長めの休憩。
気合いを入れ直して白鳳峠を下る。
最初の標高差200mほどは遮る物のない炎天下、ゴーロの道が続き苛立ってくる。
やっと樹林帯に入りホッとすると、実はここからはある意味もっとひどくなる。
これまでより斜度がずっときつくなり、道は細く、先が見通せない。
濡れていて滑る苔の岩や、鉄梯子、木の梯子などが何回も出てくる。
慎重に足の置き場を選んで下りて行かねばならず、足へのダメージも増してくる。
3-4回休憩を入れて、コースタイム2時間をやや上回って広河原の登山口に辿りついた時にはほんとに嬉しかった。
昨年歩いた雲切新道に匹敵する悪路だと思った。
若干の寝不足と暑さによる疲れのためか予想外にタフなルートと感じたが、白峰三山を終始横に眺めての稜線歩きが爽快な山行だった。
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