北岳〜梅雨明け初日、青空と太陽と花畑とコーザンビョー〜
- GPS
- 08:45
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,743m
- 下り
- 1,732m
コースタイム
天候 | 晴れ 後 曇り 後 雷 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓上部は腐った雪&やや急坂で、軽アイゼン&不注意だと滑りやすい状況です。 |
写真
感想
梅雨前線がうろうろする中、できるだけ南の山なら晴れ間が期待できそうということで、いつも見てるばかりで憧れだった北岳に行ってきました。
芦安に停めてタクシーで広河原に来るのは昨年の千丈岳以来。見上げると青空が、そして北岳がその雄々しい姿を見せてくれていました。どうやら梅雨明けになりそうな様子でした。この姿を見ると前回もそうでしたが、モチベーションが高ります。
大樺沢ルートは殆ど最初から最後まで沢と共にあります。明るい樹木帯や沢の岩筋を、清涼な沢のひんやりした空気の中、気持ちよく登って行けます。時折登山道が沢から離れてしまいますが、できることならどこまでもこの沢をどこまでも登っていきたい気持ちになります。(今度は沢登りにも挑戦しようかな。)
沢沿い、特に雪渓の脇の登山道では初めて見た花々が咲き誇っており、写真を撮るのに忙しい登りになりました。今回の登山ではクロユリやミヤマハナシノブ、ミヤマオダマキ等が印象的でした。
雪渓は比較的斜度があり、上部の方では登り慣れてない女性がかなり苦労されて、滑落と登坂を繰り返していたため、近くの男性の登山者がバックアップに入られ、。何とか登りきれました。後にその女性のパーティの方々に様子を聞くと、自分のことで精一杯でヘルプできなかったとか。仲間がいるから無理して挑戦してみて、その仲間がいざという時に頼りにできないとなったら、パーティってどうなんだろう? と考えさせる場面でした。
雪渓の後は、例の梯子段ですが、この辺りから急激に体が重くなり、写真を撮った後(どうやら写真を撮る瞬間に息を止めていることが良くないと後で解りました。)に立ちくらみのような症状を感じ始めました。どうやら高山病の初期症状にあるな、と思いました。何とか息も絶え絶えに八本歯のコルにたどり着きました。
するとそこには時折ガスがかかることがあるものの、間ノ岳への残雪と青空に彩られた見事な稜線が姿を見せてくれていました。一気にそれまでの辛さは吹き飛びます。
加えて、近くには黄色と白がぎっしりと詰まった花畑がありました。ビシバシと写真撮影して山頂に向かいます。そこかしこに花畑が広がる山頂への道です。
山頂への道でも、高山病の初期症状は治まらず、7〜80m位に1度休まずには登れないようなペースとなってしまいました。山頂に到着する頃になると、ガスが山頂を覆い始めていました。暫く山頂に滞在するものの一向にガスが薄くなる気配はなく、下山を開始します。
肩の小屋に来るとかなりの賑わいをみせていました。かなり高度を落としたせいか、体調はかなり回復しており、ここで昼食と乾杯をします。
下りは草すべりルートを辿りますが、ここの花畑はまさに圧巻、黄色と白色の洪水状態です。高度低下で体調はすっかり回復し、普段通りのペースで降りることができました。
北岳は清涼な沢ルートあり、雪渓あり、日本で2位の標高あり、大花畑ありで魅力満載の山でした。高山病については、前日の寝不足(睡眠時間1.5時間)と最近の仕事の忙しさからくるストレスや体調不良等が原因ではないかと思っていますが、早く克服して、夏の北アルプスに挑戦しなくては!
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