利尻山 [洋上の山、雲上の花畑]
- GPS
- 09:11
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,582m
- 下り
- 1,576m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
利尻島。
最果てにあるこの島は島自体が一つの山となり、洋上に浮かんでいる。
また大型動物が生息しないため、花々が豊富であると聞く。
できる限り花の季節にも間に合うように、今夏の北海道遠征第一弾は利尻山を選択しました。
羽田空港から稚内空港に飛び、バスで稚内フェリーターミナルへ。そこから利尻島鴛泊までは一時間半ほどの船旅です。
フェリーからは屹立した利尻山の姿がだんだんと大きくなっていきます。鴛泊から見る利尻山はまさに利尻富士と呼ばれる秀麗な姿を見せます。宿泊地は沓形に取りましたので、送迎の車で送っていただいたのですが、角度を変え西側から見る利尻山は山頂付近が崩落しており、剱岳のような荒々しさを感じさせます。
この山に登るためには1500mの標高差を上り下りしなければならず、その手強さにいささか躊躇していたのですが、そのためらいはその美しい姿を目の当たりにして、この山に挑めることへの喜びに変わったのでした。
登山当日は宿の送迎で5:30に出発。登山口野営場にはトイレなどの立派な施設があり、歩き始めます。天候は高曇りで、気温があまり高くないのは幸いでした。
甘露泉の3合目から5合目までは傾斜は緩やかで距離が長く、あまり高度を稼ぐことができません。途中ではシマリス君も顔を出してくれました。
5合目から先が本格的な上りに入り、6合目の第1見晴台へ。ここですでにハイマツ帯となりますが、その先7合目あたりからはまた灌木帯に戻るという不思議な植生です。次第にイワギキョウ、ノコギリソウ、コオニユリ、リシリブシなどの花が次々と現れて退屈しません。
8合目長官山から避難小屋を経て9合目へ。「ここから正念場」という看板はありますが、大概の山はそうであるので大休止はせず、歩みを進めます。
本当に面白いのはここからの風景で、斜面一面がお花畑になります。花の盛りは過ぎてはいるものの、コバイケイソウの花などが残っており、美しいです。本当の盛りにここを訪れたらどんなに素晴らしいでしょうね。
リシリリンドウやハイオトギリなどの美しい高山植物を見ながら歩みを進め、崩落地を横切って山頂へ。山頂には立派な祠があり、登山の無事に感謝をします。残念ながらこの時にはガスがかかってしまい、眺望はありませんでした。
帰路は同じルートを忠実に下山。標高差1500mの下山は忍耐力を試されますが、慎重に下山しました。上り5時間、下り4時間の標準的なタイムだったのではと思います。
素晴らしい山でした。
yoshiyanさん、こんにちは。
自分のレコで、槍穂の縦走を「34年来の宿題」としていますが、実は利尻岳も30年以上前に登るつもりで島には渡ったものの、天気に恵まれず果たせなかった宿題の山です。
是非機会を作ってと思ってますが、北海道本土の山ならまだしも流石に遠くて何時になるやら見当もつきません。当面はyoshiyanさんのレコで行った気になることにします。
papibanさん、早速のコメントありがとうございます。
私も利尻は果てしなく遠いところという印象を持っていたのですが、羽田 13:05発で稚内空港 14:55着。そこからバスで稚内フェリーターミナルへ行って16:40発のフェリーに乗り、利尻鴛泊には18:40には到着して翌日登山できました。
なので意外に近いところと感じています。
次は花の盛りの時期を狙ってまったり礼文島を散策することできたらいいなあと思っています。
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