利尻山BCSHOT
- GPS
- 09:23
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,573m
- 下り
- 1,602m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 3:34
- 合計
- 9:23
天候 | 晴れのち曇り、風速0〜6m/sくらい、気温3〜12℃くらい |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢も雪が付いていたが雪解けが早く藪も出ていたので8合目まで夏道で使用。当初はシール登攀で沢を詰める計画だったが前日の下見でトレランシューズで入山することに。8合目までトレランシューズ、ノーチェンスパで上がれた。そこからスキーブーツに装備チェンジ。9合目からが核心部で残雪もあるのでブーツアイゼン、ピッケルを装着。クラストを覚悟して挑んだが、当日は気温が高く、雪は緩んで危ないところは無かった。夏道でも9合目先まで上がれるがリッジ地形で脆く崩れやすいので通過に注意が必要。我々は雪渓を登攀して頂上まで登った。山頂まで雪が付いていた。 |
その他周辺情報 | 利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ〜に」のコテージを宿泊地 徒歩2分で利尻富士町温泉保養施設 利尻富士温泉 500円 |
写真
装備
個人装備 |
GPS
ビーコン
ゾンデ棒
シャベル
ヘルメット
ゴーグル
ウェイペット
アイゼン
ツェルト
エマージェンシーシート
エイドキッド
ガス
コッヘル
防寒着
|
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感想
昨年の夏にトムラウシ山でお世話になった小樽在住のFさんから利尻山に滑りに行くけど一緒にどうかとのお誘いのメール。
利尻って利尻島の利尻?行こうと思ったこともない場所だけど調べてみると新潟から札幌丘珠空港で乗り換えて飛行機で行けるらしい。トキエアも就航したし一人だと中々行けないところなのでこの機会に行ってみるかということで即答。
今回の目的は利尻山山頂からBC SHORTで山滑走すること。FさんはBC SHORTのアンバサダーで今回の参加者は皆BC SHORTのオーナー。北アルプスから薮山まで滑れる機動力の高いBC SHORTは単なる山道具ではなくてコミニュケーションツールになっているようだ。同じ道具を使って共通の趣味がある人達が仲良くならないはずがない。
メンバーは小樽のFさん、江別のMさん、釧路のTさん、札幌のMOさん、利尻島在住のガイドのYYさんに山岳警備隊のOさん、そして俺。MOさんとYYさんは女性で山岳警備隊のOさんは30代の若者。あとは俺を含めて50代から60代だ。それぞれ山やスキーの分野でスペシャリストの人達。そんな人達がプライベートで参加してくれている。すごい人脈。
利尻山ツアーの行程は以下の通り。利尻空港から宿泊するコテージへは、これもFさんの人脈で利尻空港職員のKさんが送迎してくれ、翌日のコテージ〜登山口まではガイドのYYさんが送迎してくれることに。至れり尽せりでありがたい。
5/3
新潟空港10:10発 - 札幌丘珠空港11:45着
札幌丘珠空港15:00発 - 利尻空港15:55着
コテージ宿泊、夕飯自炊
5/4
利尻山5:30登山開始 - 12:00山頂 - 15:00下山
コテージ宿泊、夕飯自炊
5/5
利尻空港9:15発 - 札幌丘珠空港10:05着
札幌丘珠空港12:15発 - 新潟空港14:00着
航空チケットはハイシーズンで割高だったけど往復で約7.5万円、滞在費は2泊もしたのに食費、酒代を全て含めて割り勘で1万円もかからず。かなり割安で感謝しかない。
前日の宴会はエゾジカやアイヌネギ、利尻の海産類の差し入れでかなり盛り上がり遅くなってしまいましたが、当日は4時起床の5時半登山開始。
雪が付いていれば沢から入ってシールで登る予定でしたが、事前の調査で利尻も今年は小雪で薮が出ているので夏道で行くことに。
トレランシューズで8合目まで登り、そこから本格的に雪が着いていたので、スキーブーツに履き替え9合目付近からブーツアイゼンを装着して山頂まで。
予報ではマイナス3℃で曇りで、山頂直下はクラストを覚悟していましたが、核心部と言われている 9合目から念のためにアイゼンとピッケルを装備したことで、危なげなく登頂することができました。
予報に反して気温が高くなり、風もなかったので実にラッキーでした。登っている間の気温は6〜12℃くらい。
洋上の独立峰は孤高で実に神秘的。利尻山は島民でも予報が難しいほど天気予報は当てにならず、とにかくいつも風が強くガスりやすいのでそう簡単に登頂を許してくれないそうです。ましてや雪のある時期に登頂できるのはかなりレアケース。にも関わらず無風で最高のコンディションだったのでガイドの人も驚いてました(笑)
記念撮影と休憩を済ませていざ山頂からドロップ!
登りで下から見上げた時はあまりの急傾斜で滑走は無理だと思いましたが、雪が緩んでいたことで、安全に滑走ができました。
それどころかフィルムクラストの極上のザラメで滑っていて楽しい!楽しい!!楽しい!!!
山頂直下を滑走した8合目の長官山へ向けてトラバース。途中、薮こぎもありましたが、ほんの数メートル。長官山の下から夏道に入り雪の付いているところから甘露の沢へドロップ。ここの沢が長くて斜度もあって楽しめました。
標高を下げる次第にストップスノー気味に雪質が変わりましたが、それでも快適。沢の出口は石と薮のミックスでしたが、BC SHORTなので難なく通過。装備をトレランシューズに履き替えて夏道に戻り登山口まで10分ほど。
それなりの覚悟をして挑んだ山頂滑走の利尻山でしたが、怪我もトラブルも危ないところもなく無難に下山できて本当に良かったです。
ご一緒してくれた皆さん、送迎をしてくれたKさん、そして企画をしてくれた小樽のFさん、本当にありがとうございました。またご一緒しましょう😊
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