笠ヶ岳(新穂高温泉より笠新道往復)


- GPS
- 47:03
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,327m
- 下り
- 2,322m
コースタイム
- 山行
- 1:07
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 1:12
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:05
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:05
天候 | 8/9 曇り 8/10 晴れ後曇り一時雨 8/11 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR特急スーパーあずさ1号 7:00 新宿 → 9:42 松本 アルピコバス 10:40 松本BT → 12:44 新穂高温泉(¥2880) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■新穂高温泉〜わさび平小屋 整備された林道。風穴からの風が涼しい。わさび平小屋のテント場は平坦で数多く(公称30張)張れます。 ■笠新道登山口〜杓子平 1800m辺りまではよく整備された九十九折。段差が大きくないので歩きやすい。1800m辺りから焼岳、穂高岳、さらには槍ヶ岳が見え始め、テンションが上がります。2000m辺りからは傾斜も急なガラ場となり、エネルギーを消耗します。下りも同様です。杓子平まで来ると笠ヶ岳が遠くに高く見えるようになります。 下り時に杓子平入口から下ってすぐの九十九折の折り返しのところで誤ってガレ筋に入ってしまいました。傾斜が余りに急だったので気がつきましたが、登山道もガレ筋も共にガレていているので、ガレ筋と交錯するときはペンキの目印を見失わないように注意。 ■杓子平〜笠新道分岐 杓子平からは楽になるのではと思っていましたが、幻想に過ぎませんでした。ガレた急な登りは笠新道の核心部分と言っていいでしょう。エネルギーを使い果たしました。抜戸岳に向けて高度を下げ、ほぼ登り切るところまで行って、笠ヶ岳に向けて下るのはやるせない。この区間は花は見事。チングルマ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウなどが咲き誇っていました。 ■笠新道分岐〜笠ヶ岳山荘 笠ヶ岳直下までは比較的アップダウンの少ない稜線で歩きやすい。笠ヶ岳山荘直下のガレ場の登りはガスが出ると分かりにくくなるので、目印を追いかけて登ると良い。 ■笠ヶ岳山荘〜笠ヶ岳頂上 15分ほどのガレ場の登り。目印を追いかけて登ると良い。登りが終わっても、山頂までは左にもう一歩き。 |
その他周辺情報 | 中崎山荘奥飛騨の湯 \800 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
ストック
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
のろのろ台風5号のために畑薙へのアクセス道路が通行止めになり、予約していたバスがキャンセル。休みとの関係から、当初計画していた南アルプス縦走を断念せざるを得なくなりました。その代わりに9月に予定していた笠ヶ岳に急遽繰り上げて登ることにしました。
ですが、笠ヶ岳への直登ルートである笠新道は北アルプス屈指の急登で知られる手強い相手。この1ヶ月天気とスケジュールが合わず、全く登山できなかった私がこの急登にテント泊装備で挑むのは無理があるかもしれないと思いましたが、いざとなれば撤退すればいいとの覚悟で臨むこととしました。
わさび平小屋でテント泊し、体調を整えて登山に臨むつもりでしたが、夜中に目が覚めてからは寝つけず、寝不足のまま出発となりました。1時間ごとに休憩をとりつつ、金沢泉丘高校のグループの後ろについて笠新道を登りました。序盤の1800m付近までは良いペースで登れましたが、2000m以降のガラ道には四苦八苦。アミノサプリと羊羹を投入して何とか倒れ込むように杓子平に到達しました。
杓子平まで来ればさらに上を目指す覚悟を決めました。杓子平からは楽になるのではという甘い期待はすぐに打ち砕かれ、抜戸岳に向かうガラ道の急登ではどんなにゆっくり登っても息も絶え絶えに。ここが今回の核心部でした。休み休み、ヨボヨボと登り、何とかクリア。分岐点からは笠ヶ岳のみならず、黒部五郎岳や薬師岳が望め、昨年黒部五郎岳の山頂から笠ヶ岳の展望を楽しんだことを思い出し、今回それとは逆の構図を眺めることができ、感慨深いものがありました。
稜線をトボトボと歩く頃には、笠ヶ岳の山頂にガスがかかるようになり、その後、一向に回復することはありませんでした。重い足を引きずりながら何とかテント場に到着。手続きをするため山荘に向かうが、最後のガレ場の登りには、背中の荷物がないにもかかわらず、息が上がってしまいました。せっかくなのでそのまま山頂に。当然ながら山頂はガスの中で展望はありませんでした。
通常登山で辛くなると花の写真を撮って気を紛らわせるのですが、今回登りではそんな余裕は無く、ひたすら登りに耐えるばかりでした。私にとっては相当無謀な試みでしたが、笠ヶ岳をテント泊装備で登ることができれば、大概の山は大丈夫ではないかと、妙な自信がつきました。
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