孤高のオベリスク…鳳凰三山(散々⁈)
- GPS
- 38:53
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 3,155m
- 下り
- 3,172m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:20
- 山行
- 11:55
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 13:19
天候 | 1日目(8/12 土):小雨→曇→時々晴間→曇→午後 雨→曇 (ガス・ガスの1日) 2日目(8/13 日):曇(チラッと晴間)→夕方 大雨 (ガス・ガスの1日) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
左折後、しばらくすると道路状態が悪くなります。対向車とのすれ違いが難しい場所、デコボコ道ありです。落石にも注意が必要です。(帰りの際、数カ所石が落ちていました。) ★ 青木鉱泉駐車場:1日 750円 (予約は必要なしです。早朝の場合、下山後に代金を支払います。車(ワイパー)に青木鉱泉からのメモが挟まれていましたので、メモと代金を青木鉱泉に持って行きました。(※ メモ、必要です。) ★ 早朝、夕方からは駐車場と青木鉱泉までの道、トイレがとても暗いです。ヘッデン等のライトが必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★ ドンドコ沢→鳳凰小屋:南精進ヶ滝の先から急登になります。また、南精進滝展望台へはロープ場があり、登るのに注意が必要でした。(個人的感想) ★ 薬師岳→中道コース→中道登山口:非常に距離があります。出だしから岩場の急下りです。長く続き、後に根っこ急下りになります。雨上がりは非常に滑りやすいです。後半は歩きやすいです。全般的にウンザリ気味なコースでした。(個人的感想) ★ 中道登山口→青木鉱泉:ひたすら林道を歩きます。林道が終わるとガードレールが見えます。道路に出たら左に曲がり、橋を渡って左に進んで行くと青木鉱泉の駐車場に到着します。林道距離、長いです。 |
その他周辺情報 | ☆ 山梨県警 (登山届提出。提出は県警のコンパス使用) https://www.pref.yamanashi.jp/police/sangaku/ ☆ 青木鉱泉 (駐車場:1日 750円) https://www.mountaintrad.co.jp/yamanashi/aoki/aokikosen/data.html |
写真
感想
鳳凰三山縦走を計画したのは3年前…。いろんな事があり、機を逸していた。
ようやく、ようやく…。
★青木鉱泉→鳳凰小屋★
暗闇が去った青木鉱泉を出発し、ドンドコ沢コースを歩き始めた。小さな川を想像していたが、ドンドコ沢下流はドウドウという音を発する大きく美しい流れ…。
樹林帯を歩き、渡渉しながら進んで行く。途中いくつもの滝を眺め、急登に挑んだ。
先月の常念岳の時より荷物が軽くて楽に歩けた♫♫ その分、プリダンくんは荷物の重さに辟易しているようだった…。南アルプスを堪能しながらのゆっくりゆっくりな旅だ。
なかなか歩きが進まず、小屋には昼前に到着する予定が大幅に遅れて到着した。ホッとした。厳しい道のりだったな…。
テントを設営して間もなく土砂降りとなった。それでもテント生活を楽しめた♫
夕方雨が上がり、たくさんの登山者さんが集まるテーブルでプリダンくんと労った。
キツイルートでとても長かったが、満足感でいっぱいだった。明日に備え、早寝。
★鳳凰小屋→地蔵岳★
鳳凰小屋からの樹林帯を抜けると花崗岩の砂道、しかも急な登りだ。雨上がりだったので、乾いた砂より歩きやすいのかな…ちょっとラッキー♫と思いつつ1時間20分ほどで賽の河原に到着した。賽の河原は広く、爽快な場所だった。お地蔵様がたくさんまつられている。人々の切なる想いが伝わってくる…。
オベリスク…もっと威圧感があるかと思っていたが、麗しく気高い女神様のように見えた。途中まで登ってみたが、景観を楽しめるわけではないので次回に持ち越し。
お天気が悔やまれたが、念願のオベリスクに会えて大満足♫♫♫ また会いに来よう。
何だか心が浄化されるカンジの場所だったな…。
★地蔵岳→薬師岳★
赤抜沢の頭までは藪をかき分ける所もあったが、さほどの距離ではなかった。景色が見えないので観音岳に進んだ。
こんなに砂道を歩くのは初めてだった。ジャリ、ジャリという音が鳳凰三山を歩いている事を思い出させる。確かに歩いている。それだけで嬉しい。
観音岳への途中、鳳凰小屋からのルートが出てきた。数名の登山者さんが休んでいて、「急登だったー。」とつぶやいていた。チョッピリこのルートに興味がわいた。
観音岳に到着してもお天気はNG。白峯三山の景観を期待していたが没っ。これも次回のお楽しみ♡
観音岳から薬師岳まではさほどの傾斜はなく、のんびりと歩いた。ガスの先に広い薬師岳山頂が見えると、今までのシンドさが吹き飛んだ。
だれもいない山頂…。そそくさと昼食を食べ、しばしくつろぐ。すると1人の登山者さんが到着された。京都からいらしたとか…。前日まで塩見岳に登っておられ、この鳳凰三山は日帰り、明日は四阿山に登るとのこと…。ハード過ぎるスケジュール、無理なきようお伝えした。
鳳凰三山を歩き通せたこと…充実感と感謝で満ちあふれた。
★薬師岳→中道登山口★
中道コースから下山する。青木鉱泉に駐車したのでやむを得ないが、事前リサーチでは、かなりのロング。しかも急下り…。外反母趾が痛むことが予想され、不安でいっぱい。
案の定、長いことイシイシの下り…。途中で御座石が出てきたが、そこまでも長く長く感じた。景観なしの道は、それだけでもフニャる。御座石を過ぎてしばらくすると、今度は根っこ根っこの急下りが始まった。濡れた土道が滑る滑る…。気を遣いながらの歩きが体力消耗に拍車をかける。ゲンナリ感に包まれながら歩いた。このルートからは絶対登らない、と誓ってしまった。
2人とも無口のまま、ようやく林道出合いまで下山。後は中道登山口まで下ればフラットな林道だ。…しかし登山口まではまだまだ遠い。ヤケッパチ状態の2人…。今思えば、すごい形相だっただろう。他に登山者さんがいなかったのが幸い…。(笑笑)
★中道登山口→青木鉱泉★
中道登山口に到着すると安堵して2人とも急におしゃべりになった。ルートへのブーイング?と、いつか攻略しよう‼ と盛り上がった。ヘロヘロだったにもかかわらず…下りてしまえばゲンキンなもんだ。
登山靴を脱ぎ、林道歩きはサンダル。靴からの開放感で相当傷んでる外反母趾も喜んでる♫
ところが…いきなり土砂降りになった…。暗くガスガスの道…ヘッデンのライトが心許ない。駐車場の料金を支払わないとマズイし、ずぶ濡れ状態で超早歩き。なんか元気だったみたい。(笑)
やっとやっと青木鉱泉駐車場にたどり着き、料金を支払った。(真っ暗で青木鉱泉がなかなか見つからず、泣きそうに…。) 車に戻り、すぐさま着替えた。
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行ってきたよ…。鳳凰三山。
お天気悪いし、ルートはキツイし散々だった…。まさに鳳凰散々っ f^_^;
でもでも…また行きたいっ‼ ドンドコ沢から、夜叉神峠から…何度も行ってみたいっ‼‼
次回はお天気のイイ時に、ザックを軽くして、歌でも口ずさみながら…♫
ありがとう、南アルプス…鳳凰三山っ*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*
お留守番してくれた、マイキッズ♡ありがとう♡
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