富士山剣ヶ峰(夢の富士山へ〜日本百名山十座登頂記念)
- GPS
- 24:55
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,445m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
7:10西水ヶ塚駐車場
9:00富士宮口五合目
10:35新七合目2800
11:56七合目3010
13:34八合目3230池田館宿泊
23:50八合目3230池田館出発
0:33九合目3410
1:41九合五尺3540
3:23富士宮口頂上3720
3:57剣ヶ峰3776
6:07扇屋
7:09御殿場下山口
8:14砂走館3090
8:46宝永山山頂2693
9:55富士宮口五合目
天候 | 17日晴れ 18日曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
携帯酸素・マスク・スパッツは忘れずに! 富士山頂上記念バッジ6種類刻印付+3種類=9個ゲット |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今回の山行は簡単に、不安・楽しい・臭い・寂しい・感動・苦痛・苦しみ・プチ感動・感動・感動・楽しい・感謝・・・マッタリ!でした。
数年前私が30代の頃、家内の友達の旦那に、「来月富士山でトレイルランあるんだけど、いきませんか!」と言われ、即答で「無理、無理」と言った当時の体重が103Kg。(今回92Kg)
正直心のどこかで、死ぬまでに1回は登ってみたいなーっと思ってはいましたが、まさか実現できるとは・・・! 山行の詳細見て頂ければ幸いです。
登山1週間前から酒を断ち、3日前から酸素の錠剤を朝・晩飲んで、体調万全も、「登れるのかなー」と言う不安が最後までありました。
前日22:00に寝たものの、朝2:00になぜか起きて目が覚めてしまい、思わず富士山の本を読んでいる自分がいました。(子供か!)
4:00に出発して、水ヶ塚駐車場に着くと、1000台も停めれる駐車場なのに何と満車で、臨時駐車場に止めることになりました。台風は近づいて来ているが、天気は快晴で胸の高鳴りが抑えられない自分が其処にいました。
シャトルバスも、片道1120円で往復で1300円と得した気分です。
富士宮口五合目に着いて、高山病予防のため、最低1時間とは思っていましたが、
バスに乗り込んだほとんどの人は、着いてまもなく登頂しはじめていました。
逸る気持ちを押さえ、muraとアブと遊んでいましたが、此の時間が後に登頂につながって行くことになります。
いよいよ9:00登山開始、宝永山の登りの状況が続くと思っていましたが、それに比べると足元は私にはとても良い状況に感じました。金時山、箱根、ついでに天城山迄見えて眺望も良し、明日訪れる苦しみは微塵も考えられず、写真を撮りながら楽しい楽しい行程です。七合目で高級カレーうどんを食し、あっと言う間に八合目池田館に着きました。小屋の上段に案内され、窓を開けると便所の臭いが思いっきり入ってきて臭いの何の、窓の1m脇に排気口!ガックリです。早く着きすぎた事もありメタンガスを体全体で感じながら、布団の中で2時間程仮眠しましたが(此の仮眠が良かった)、臭い酔いしながら、楽しい夕食の時間を待っていました。部屋も満室との事でしたが、9名も上段に押し込められ、横向きじゃないと寝れないと言う初めての体験をします。そんな中順番に呼ばれて、食堂に行きました。
カレーライスです。早く食べたいが、全員そろってから説明があるとの事。
集まって10分過ぎた頃説明が「カレーを食べた後は、此方に分別して容器・スプーンを重ねて入れて下さい。又、食べ残しがある場合此方に入れて下さい。以上です。食べてください。」との小学生並みの丁寧な扱い、そして食べ残し等考えられないような量で・・・。寂しい夕食の時間はあっという間に過ぎていきました。
部屋に戻り、持ってきたソーセージとおにぎりを食べ、腹を満たしていました。
夕暮れ前には、影富士を見て、夜は満天の星を眺め、今富士山にいるんだという思いを感じ、一人感動していました。
部屋内では、一緒に行ったmuraの豪快ないびきで、耳栓をしていても、隣で横向きで寝ているので、苦痛を感じながら、食後一睡も出来ないで出発を迎えました。
ちなみに、9人のうち3人グループは10:00・4人グループは11:00に出発して行きました。0:00に出ると言っていたのに・・・申し訳なかったと思います。本人に出発前に「ゆっくり寝れた」の私の問いに何と「グッスリ寝れました」
何も知らないmuraに殺意を覚えたのは私だけだったのか!
23:50に出発して九合目までは順調だったが、九合目からは、あくびが必要以上に出始め、少し登っては携帯酸素を使い、右に杖、左手には酸素という状況を向かえ、体は動くが、息苦しさは人生の中で初めての体験をむかえます。九合五尺過ぎた頃に風と雨がでてきたのでカッパを着て進んでいきますが、只、風雨が強くなり酸素が多くなったのか解りませんが、あくびもでなくなり体調が良くなってくるのがわかるくらいにまで回復し、富士宮口頂上に良い状況でたどり着きました。
やっとたどり着いた安堵感で、プチ感動し、廻りを見るとほとんどの人は、頂上で回復するのをまっていました。そんな中、風速15mはあろう風雨状況の中、一気に2人で剣ヶ峰に向かって行きます。(おバカさん!)ガスで視界が悪く1人では不安だが、ヒーヒーいって着いてくるmuraに、遂4時間ほど前に殺意を覚えた事を許してあげようと思いながら、剣ヶ峰頂上にたどり着くのでありました。
そして剣ヶ峰の碑を見た瞬間、とめどなく流れる汗を拭きながら・・・、今、日本最高峰剣ヶ峰に立ったと言う事をしばしあじわいながら感動していました。たどり着いたものしか解らない感動がそこにありました。二人で固い握手を交わし下山します。
御鉢めぐり、御来光の状況ではないくらの天候でしたので、扇屋の、写真家の小岩井さんに逢うために、一路吉田口へ進みます。メールだけの会話しか無かったんですが、いきなり此方から名刺を差し出すとわかったみたいで、固い握手をし、しばし話しする事が出来ました。月見うどんを待っている間、心の中で「逢うことが出来て本当に良かった」と思った瞬間、急に汗が出始めたので、気づかれぬ様手袋で汗を拭いている自分がいました。御殿場下山口から後ろ髪引かれながら下山します。
慎重に七合目迄降りて行き、大砂走りでは宝永山迄軽快に楽しく下山しました。
宝永山は台風の影響で風が強すぎたので、ゆっくりしてる間も無く早速下山しました。
富士宮口五合目で、無事に登山出来た事、一緒に登った友に感謝し登山を終えました。
帰りに足柄SAで炭酸泉に入り休憩所でボロ雑巾の様に仮眠していましたが、またもやいびきで起されましたが1時間程は寝れましたので、元気に無事帰宅しました。
夢がまたひとつかなった事に深く感謝し、忘れられない思い出の百名山に刻みます。
追伸:小岩井大輔さんの「Mt.FUJI3776:富士山頂の世界」
是非山頂に登った際には、扇屋に行って購入なされれば良い思い出になると
思います。(とっても良かったですbytetsukuma)
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