倉吉近辺一等三角点巡り(高城山他3か所)
- GPS
- 01:06
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 201m
- 下り
- 194m
コースタイム
天候 | 雨→曇→晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはありませんが倒木が道を遮っているところやクモの巣で歩き辛いところが少しあります。 |
その他周辺情報 | ほぼ倉吉市内です。必要なものはコンビニで買ってください。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
軍手
日よけ帽子
靴
サブザック(15L)
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶500mL)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
バッテリー
携帯電話
腕時計
手拭い
|
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備考 | 山の中では小さな虫が周りを飛び回っていて鬱陶しかった。虫よけスプレーがあればよかった。 |
感想
倉吉近辺に一等三角点が集中している特異点がある。通常40km余り離れて設置されている一等三角点が約10km四方の中に5つも点在している。それは、ここに、三角点測量の「基線」と呼ばれる最初の直線が設置されているからなのだ。詳しくは「観石万歩 三角点を訪ねて」ホームページ( http://kansekimanpo.okunohosomichi.net )に記されている。
http://kansekimanpo7.okunohosomichi.net/map714tenjinno_kisen_map.html
我が家から車で1時間ほどのところにそんな所があるのなら、是非一度は確認しておきたいと、出かけてみることにした。この日は午前中雨、午後から次第に降水確率が下がってくる予報だったので、お昼少し前に家を出た。
最初に訪れたのは三朝町と倉吉市の境界にある「進藤池山」だ。ここは道なき道を登って行かなければならないなかなかの難所らしいが、林道に入ったところで雨が降り始めた。この日はそんなにハードな登山をする予定ではなかったので雨具も用意していない、ということでここはパス。次のポイントへ車を走らせた。
「焼林村」三角点付近まで来た時には雨はほぼ止んでいた。この直線道路をまっすぐ進んだ辺りに三角点があるはずだと、歩いていくと、黄色い三角の標識が目に入った。「三角点」と書いてある。よく見ると、草むらの中に三角点の標石が見えた。草むらに分け入って写真に収める。
県道に戻って3km余りもあるらしい一直線の県道を眺める。この先に、基線のもう片側の一等三角点「天神野」がある。車を直線道路の終わり辺りまで走らせて道の脇にあるはずの三角点を探した。ここでも黄色い三角の標識を発見、やはり三角点は草むらの中に埋もれていた。この三角点はやけにきれいな御影石だ。「一等」という字が左から書かれていたり、「点」の字が新字体だったりすることから、近年再整備された標石のようだ。
続いては「大平山(おおなるやま)」だ。ここは、車の通る道から少し歩かなければならない。この山行記録ルートに示しているのはこの「大平山」三角点への道だ。途中の高城山までは広い未舗装林道があり、ハイキングコースとして整備されているようだ。高城山の山頂付近には休憩所や祠(ほこら)がある。国土地理院による「菱形基線測点」というコンクリートのオブジェクトもある。ただ、三角点はここではなく、更に山道を歩いて行った先にある。尾根を辿っていくと石地蔵に時々で合う。ここは信仰の山なのだろう。そして一等三角点は杉林の中にひっそりと頭を出していた。
最後はここから5kmほど北の蜘ヶ家(くもがい)山にある、「大将山」三角点だ。ここは、これまでとはずいぶん違う雰囲気で驚いた。「蜘ヶ家山山菜の里」として山全体がきれいに整備されている。山頂まできれいに舗装された道が付いている。そして、アンテナ塔の立っている山頂には駐車場と共に休憩所や芝生の広場があり、その一角に一等三角点の標石がモニュメントのように奉られている。三角点についての説明板も設置されている。高台で眺めも良いし、なんと恵まれた三角点なんだろう。せめて一等三角点はみんなこれぐらい大切にされてもいいのになと思ってしまった。
半日で4つの三角点を巡った。一つパスしてしまった「進藤池山」には、また近いうちに行ってみようと思う。一等三角点と言っても実際目にしてみるとずいぶん違う待遇なんだなぁということをしみじみ感じた探訪だった。
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