湯の沢峠(お花畑)
- GPS
- 07:15
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,247m
- 下り
- 998m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:15
天候 | 曇り(稜線上はガス)、たま〜に日が射す |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
土日は栄和交通の上日川峠行きバスがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
景色徳院から大谷が丸まで。踏み跡はしっかりあります。ピンクリボンが無くなってました。たまに印はありますが。私は迷うことはありませんでしたが、高尾山レベルのはっきりさではなく、「ここ踏まれてるっぽい」という、まさに「踏み跡」です。 大谷が丸から湯の沢峠避難小屋(駐車場)。迷うことはありません。急坂はあります。それもツルツルしてて滑ってしまいそうなやつ。避難小屋から湯の沢峠まではぬかるみはありましたが、急坂はなかったように思います。湯の沢峠〜お花畑〜避難小屋は体力のない初心者でも運動能力に問題なければ行けるかと。 避難小屋から湯の沢峠登山口まで。渡渉あり。ここ渡るのかなと思うと向こう岸にちゃんと道が見えます。増水時は大変危険になると思われます。そうでなければ危険箇所はありません。ただ足元は滑りやすいのでご注意を。 |
その他周辺情報 | 天目温泉。ここに入りたいがために来た!くらいな良い温泉です。脱衣場など狭いですが、私は並んだことがなく、ジャグジーと露天風呂があり、露天風呂は自然の木々と沢音と空が楽しめます。産直野菜や特産品、お饅頭が売ってました。以前来た時はパン(パン屋さんでつくるような、日持ちしないけど、おいしいやつ)もおいてあったのだけど。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料(2リットル)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
ガイド地図
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ハンカチ
カメラ
温泉セット
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備考 | 水は2リットル持っていきました。以前、水場はなかったので。(古い地図には米背負峠の辺りに水場とありますが、飲めそうにない小さな沢があるだけです。)今、湯ノ沢峠避難小屋近くにある水場(写真参照)も、水量が少なかったので、多めに持って行くに越したことはないと思います。 |
感想
高尾山でも筑波山でも御岳山でもない、観光地でない山に私が行ったのは、この湯ノ沢峠が最初です。どこかのブログで見かけ、行ってみたいと思って、地図と登山靴(スーパーで買った!)を用意して出かけました。林道歩きで水1リットルを飲みほし、やっと登山口。ところが、道がわからない。笹の生い茂る沢岸は、道というには余りに狭い。引き返そうとしたら、後から登山者がやってきて、ようやっと道だとわかりました。(今、笹は刈られていてありません) その美しいけれど、不安な道を辿り、ようやっと峠に出たときの感じ、鳥のさえずりも忘れられない。その後のお花畑も。色とりどりの花が咲き、今まで見たこともない風景でした。 そうそう、服装はGパンに綿Tシャツだったんですよ。すごいなw。登山者の人に「山をなめるな」って言われました。私もそう思います。地図の水場マークを信じて、水をそこで補給しようと思って行ったら、飲めそうにない沢だったのもいい思い出w。呆然としてたら、通りかかった登山者の人が、小さなペットボトルをくれました。今でもそのペットボトルはとっておいてあります。自分への戒めと、人に親切にするために。そして、熊にも会いました。向うもびっくりしたようで逃げていきましたけれどね。(以後、熊鈴は絶対持っていきますw) 私はもう怖くて、「熊来るなー」といいながら、小走りに下山w。急いだ余り、力量も考えずっていうか、多分意味わかってなくて「荒れてる」とかいてあった今は亡き曲沢沿いの道を下りました。ここで、道に迷ったかと思ったんですねw。だって、沢沿いだからピンクリボンが頼り。高尾山のような、幅50センチの整備された道はない。それまでそんな道は経験がなく、そのような山歩きがあるとも思わず、ひょっとして土手の上にちゃんとした幅50センチの整備された道があるのかと思って、土手を登ろうとしてずるずる滑り落ちたり。ほとんど遭難状態w。ピンクリボン他の人工物を頼りになんとか下り、道に出たときは万歳三唱ものでした。そういえば、道に出たところで、オオムラサキが何匹も乱舞してたんです。なんというか、この不思議さも忘れられない。そして、多分ここで地図を落としたので、曲沢から破線の登山道のある地図は今手元にはありませんw
というわけで、思い出いっぱいの湯ノ沢峠なのですが、結局、何度も行きました。雷雨にあって、直ぐ上でごろごろ言う音をきいたりとかw。小走りに逃げてる間にカメラレンズのフタ落としたりとか(ひも付きのを買いましたw) で、雷雨で増水した沢沿いの道を降りたりとか(あの時手助けしてくれた男性の方ありがとうございました。途中で手助けを断りましたが、でも、手助けなしには危うかったかも)。あんな小さな沢なのに、獰猛さを感じるくらい、凄い勢いで水が流れていて、びっくりしました。
でも、どんなコワイ思いしても、またいきたくなるんですよね。
そして、ちゃんともう少し安全に歩けるように力を付けたいと思いました。
最初に湯ノ沢峠に行ってから7年、私も少しは山に慣れ、ピンクリボンや踏跡頼りの道も普通に歩けるようになりました。勉強もし、地形図とコンパスを使えるようになったりとか、装備もちゃんとしたのも揃えたりとか(スーパーで買った登山靴はやはりダメで、足の爪が死にました。以後、山でその靴を履くことはなかったです)、休憩の仕方も学んだし、天気予報にも注意して雷雨は避けるようになった・・・とか進歩してる・・・と思います。あの頃「遭難した!」と思った道でも、舗装道路のように歩ける自信はあります。
・・・そして、きっと来年もまた湯ノ沢峠に行くのではないかな。
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さて、今回は、本当にお花が満開でした。月曜日だったせいか、誰もおらず、独り占め!
くさはらの中に立つ木を眺め、満開のお花畑を眺め、山を眺め、
ここにいられて、本当に幸せだと、私はここに来たかったのだと思いました。
それにしても、満開のお花畑、私が独り占めって、なんだかもったいないです。
お盆過ぎもオススメです。
雷雨のない時を見計らって、どうぞ皆様お越しください。
本当にきれいですから。
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