槍ヶ岳
- GPS
- 52:33
- 距離
- 39.2km
- 登り
- 1,860m
- 下り
- 1,880m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 8:20
- 山行
- 8:33
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 10:04
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:37
天候 | 16日:雨 17日:曇り時々晴れ 18日;雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:高速バス/上高地〜梅田 |
コース状況/ 危険箇所等 |
槍沢を下山中落石を見ました。 登山道から離れていましたが、ビビりました。 |
その他周辺情報 | 外湯:小梨の湯、上高地アルペンホテル、上高地温泉ホテル、 バスの時間までに入りたかったのですが河童橋で思い付いた為、アルペンホテル入浴2時半まででぎりぎりで入れず、温泉ホテル入浴3時までOK!で、結局けっこうな距離を疲れた足で歩いてしまいました(-_-;) 入浴は計画的に... |
写真
装備
個人装備 |
ベース1(ファイントラック/スキンメッシュT)
ベース2(パタ/キャプ2)
ミドル1(アクリマ/ウォームウールフードセーター)
パンツ(山と道ロング)
靴下(Drymax)
靴(モンチュラ/ヤルテクノ)
グローブ(SAL)
防寒着(パタ/ナノパフジャケット)
防寒着ボトム(アクリマ/ウォームウールロング)
レインウェア(パタ/トレントシェル上下)
非常用着替え(靴下予備)
ザック(山道mini)
サコッシュ(WE/カンパラパック)
テント(テラノバ/レーサーコンペティション)
マット(フリーライト/クローズドセル)
シュラフ(ナンガ/500DX)
枕(NEMO/Fillo)
ランタン(ナイトアイズ)
行動食(ソイジョイ2・スティックコーヒー5)
食料(スープ2・アルファ米2・フルグラ22・スキムミルク2・カップ麺2・燃料)
飲料(ペットボトル500+ソーヤーミニ)
クッカーセット(チタンカップ・五徳・風防・箸・スプーン・アルスト)
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
モバイルバッテリー
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
財布
携帯(iPhone+ジオグラフィカ)
時計
ストック
キッチンペーパー
カメラ
折り畳み傘(モンベル)
|
---|---|
備考 | モンベルの折り畳み傘が大活躍。 汗かきの雨具問題は依然として解消されず。 あと、枕はこの頃持っていっても使わない。 |
感想
[リベンジ山行]
一昨年はじめての北アルプスが表銀座縦走でした。
結果、バテてしまい槍を登らず水俣乗越から下山。
昨年は椎間板ヘルニアで半年間棒に振りました。
2年間虎視眈々と狙っていたのは、上高地から水俣乗越に登り
東鎌尾根をたどり槍に至るというもの。
一昨年行けなかったリベンジルートです。
しかしながら、今回の日程8/16〜8/18は雨予報。
北アルプスへ行けるだけでも幸せなんですから、天候を見ながら
東鎌・槍沢どっちでもと考えて上高地に入りました。
[1日目:ババ平まで]
上高地BTは雨。
朝から開いている上高地観光センターの食堂でかつ丼を喰って、スタート。
小梨平から明神館は観光のハイカーさんがいっぱい。
徳澤まではほんとに気持ちのいい散策路ですな。
徳澤ロッジを見て、泊まってみたいなぁとか思いつつ
徳澤園でお約束のソフトクリームをいただき、無料の方のトイレで
うんこして横尾を目指します。
横尾までは降ったりやんだりで、ここは傘を使用。
傘は涼しくてほんとにいいです。
横尾山荘で豚丼をいただき、徐々に険しくなってくる道を槍沢ロッジへ。
一ノ俣あたりで雨が強くなってきたので雨具を着込みます。
も〜ほんま雨ええで〜とか思いつつ、たばこ一本吸って先を急ぎます。
槍沢ロッジ到着後、テント場の支払いを済ませてポールを用意。
汗と雨でべしょべしょの雨具でババ平へ。
ババ平の手前では、桜が咲いてるのを見ました。
16:50 ババ平着。
ペグが刺さるか不安でしたが、アライのスティックペグで何とか
設営できたので、晩飯を作って喰いながら途方にくれます。
防水でないミラーレス一眼が濡れたままで...
雨具も内外濡れたままで...
ザックの中身はドライバッグでOKですが、ザック自体が濡れたままで...
全然関係ないけどモンベルの新しいリゾッタっていう飯は
嵩と値段は高いけど、早く出来てうまかったりするのでいいですよ。
その日は、雨でどうにもつまらんのでウイスキー飲んで寝てしまいました。
[2日目:槍沢〜槍ヶ岳]
あくる朝。
テントから出るとちょっと空が明るい⁉
手洗いうがいのあと湯を沸かし
暖かいスキムミルクにフルグラとソイジョイ・コーヒーで元気を出し
テントと雨具をザックにねじ込んで出発です。
朝の登山道は好きですね〜
静かだし、いろんな音が聞こえる。
沢の音でかいな〜と思って谷の向こうを見上げると滝が見える。
鳥がさえずっている。
自分の息づかいが聞こえる。
知らぬ間に水俣乗越分岐に到着。
もうね、天気悪いんで槍沢で行くことにしました。
少しづつ高度を上げていきます。
高山病とか嫌なんで。
へばらないように着実に。
徐々にひらけてくるU字型の渓谷、グリーンバンド、岩礫の登り。
天気もガス〜青空〜ガス〜青空が交互に目の前に広がるように
なってきました。
殺生ヒュッテからは少しだけ東鎌尾根に上がります。
だって、気になるじゃないですか東鎌。
よっこらせっと稜線に乗っかると、素晴らしい眺望です!
天上沢方面の眺めがほんまにいいっ‼
ヒュッテ大槍もカッコええところにあるし‼
こっち歩いたらよかったよ〜とか思いながら
ポールをたたんでヘルメットを被り登りだすと...
けっこう怖いやんっ⁉
...え〜っと、説明しますと。
‥仍各擦禄蝓梗蠅鮖箸δ度
足場もしっかりとしているし梯子もかかっている
所々きれいな花やかわいい鳥さんたちもいるですが...
けっこうな高度感っ‼
けっこうな高度感があるんですよね‼
落ちたら死ぬ...みたいな‼
ですから、僕のようなテント泊装備・お疲れ気味の中年・基本ネガティブ思考
の単独行者は怖い思いをすることになります。
ヤマプラのグレード分けでは東鎌尾根はC難度ですが、ヒュッテ大槍から
槍の肩までは一つ易しいB難度です。これでもB難度なんですって。
ちなみに槍の穂先はまたC難度になります。
あの穂先の緊張状態がけっこう長いこと続くのが東鎌尾根だとすると
今後、東鎌尾根をマジでリベンジするなら、小屋泊で体力を温存しつつ
軽い装備で、天候のいい日の早い時間帯に突っ込むしかないな〜
とか考えているうちにいつの間にか槍ヶ岳山荘に到着していました。
[槍の穂先]
20人ほどの団体さんが目の前を槍の穂先に向けて歩いていきます。
そのうちの2人ほどはガイドさんとアンザイレン。
僕は槍ヶ岳山荘で焼き鳥丼をいただいてまったりしていました。
目の前のの穂先はガスったり晴れたりを繰り返しています。
そうです、すこし怖気づいています。
東鎌のB難度区間があの怖さならC難度は如何ばかりかと?
迷っていても仕方がないので、だいぶ空いたところで槍の穂先へ。
ヘルメットをかぶって歩きながら、
1人だから途中から引き返せないし腹をくくるしかないよな〜
なんて思います。
取り付きからペンキをたどって登り進みますが、どんどん高度感が出てきます。
鎖をいくつか過ぎて梯子の手前に出たとき、あれ?って思っていたら
下りてきたおじさんに
「降りのルートに入っちゃったんだね〜、けどそこを登り越せば登りのルートに復帰できるよ!」と目の前を指さされました。
目の前には頑張って登り越せばやれそうなゾウの背中みたいな岩場。
足場を確認して手を岩にかけると、いきなり側の岩が落ちそうになり
もう一方の手であわてて止める‼
とても片手では押し戻せないので、足を踏ん張れるスタンスに移動して
両手で安定したところまで岩を押し込む。
セーフ‼
一気にテンパってしまいとりあえず通り越してしまった分岐地点まで戻ります。
分岐にはペンキで間違えようのない矢印。
何やってんだと思いながら正規のルートへ。
岩場を一つ越すと目の前にデカい岩の塊が浮かんで見えます。
小槍です。
アルプス一万尺〜の小槍のう〜えで♪の小槍です。
不思議で魅力的な光景でしたね〜
その横の岩を3点支持で登りつめると長い梯子。
短い梯子と鉄杭のスラブ。
上り下り共有の鎖を上がると長い梯子。
最後の長い梯子...
登り切ってみれは山頂はガスガスで狭くて、もうなんというか。
下りはそんなに怖くなかったのですが一か所、
大きな岩が鎖に引っかかって止まっている場所があって
鎖を引っ張ると岩が動くという‼あれにはヒヤッとしました。
とっとと肩まで降りてきて、暖かいコーヒー飲んでると。
晴れてくるんですよね〜
槍の穂先に日があたってきれいでね。
その後はだいぶ長い間、肩でうろうろして殺生ヒュッテまで降りました。
めんどくさいんで、小屋泊にしてやりました。
[3日目:下山]
夜半何回か激しい雨の音で目が覚めました。
小屋泊で正解です。
朝飯の後、小屋の方に挨拶をして乾いた雨具で下山開始。
下山はどの山行もつまらんもんですが
ここは徳澤まで来ると急に心地よくなりますね。
もう、天国かと‼
有料トイレは水洗でウォシュレット付きですよっ‼
水は無料‼
ソフトクリーム旨い‼
ここまでくりゃあ、バスまでの時間も余裕が出てくるし。
あとはのんびり上高地まで下りていきました。
疲れたけど夏のアルプスは楽しい‼
来年はどこやろ?奥穂かな?
今から一年いろいろ考えるのが楽しみです。
今年はほんとにありがとうございました‼
いやぁ〜とうとう槍ましたね
写真や感想を見ていると、私達がチャレンジした時と全く同じ天気でしたね 私達もババ平でテントを張り2日目は槍ヶ岳山荘に泊まりました。来年は満を持して表銀座から槍を責めたいと思います
あと10kg以下のリュックは、凄いですね 私の目指すところです
来年は、奥穂ですか!!!個人的にはそんなに難しくはないと思います。ザイテンと山荘横の登りさえ気を付ければOK!!!です 剱岳もいいですよ 剱沢CPからの往復6時間はなかなかの緊張感です
ありがとうございます‼
天気は良くなかったんですが、2日目が晴れたんで穂先までいけました(>_<)
表銀座からは僕ももう一回行きたいですね〜
僕の場合、もっと岩稜帯の経験を積んでからですね。
高度感でダメになっちゃうんですよね。
緊張が長く続くと消耗するのも今回よくわかりましたし。
ザックの10kg以下はヘルニア持ちには必須です。
今回の装備をざっと計算すると...
ザック :350g
シュラフ:1000g(500gで良い)
テント :1000g
マット :200g
衣類 :1000g
雨具 :600g(300gに出来る)
クッカー:500g
浄水器 :80g
Fエイド :1000g(500gに出来る)
カメラ :500g
食料燃料:1000g
水 :1000g
枕 :250g(必要なし)
ランタン:20g
傘 :150g
メット :350g 合計9000gです。
お金をかけるともっと軽くなるのですが...(-_-;)
でも高所恐怖症の私に槍ヶ岳は無理かも・・・
吊り橋は大丈夫で、崖上の国道のガードレールには近づけないという・・・
はじめまして(^。^)
高いところが怖いってなかなか奥が深い問題かなと思います。
ただ、無理をせず小さなチャレンジを繰り返していけば、
少しは苦手じゃなくなるのかも?と僕は思っています。
まず、準備を尽くすこと。
コースをよく知る。身体を鍛える。ジムで技術を習得する。
それから、チャレンジする時は腹をくくること。
僕も怖がりなんで、いつも手探りなんですよね^_^;
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