キレット小屋テン泊:舟山十字路~阿弥陀、赤岳、権現、編笠、西岳:南八ヶ岳縦走


- GPS
- --:--
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,041m
- 下り
- 2,041m
コースタイム
05:30舟山十字路駐車場着(仮眠)~08:20スタート~09:00虎姫神社~10:00御小屋山~1055不動の水~13:10西の肩~13:20阿弥陀岳山頂(昼食)13:50~14:35中岳~1500文三郎分岐~1530赤岳~17:10キレット小屋
2日目
04:30起床~06:00スタート~06:50旭岳~08:00権現岳~08:25ギボシ~08:50ノロシバ~0915青年小屋~09:45網笠山~10:00青年小屋~11:10西岳~13:00信玄の隠れ岩(コース見失い)~13:30分岐発見~14:00広河原~14:10舟山十字路水場~14:20舟山十字路駐車場
天候 | 1日目 くもり時々はれ 2日目 はれ時々くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
舟山十字路の駐車場利用 諏訪南ICから15分ほど。 立場川キャンプ場は通り抜けで来ません。 別荘地抜けた辺りからしばらく未舗装部分あり。 とにかく虻がいっぱい、虫よけスプレーしてもすぐに攻撃してきます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは見当たりませんでした。駐車場は10台程度、道路から段差があるのでお腹コスらないように注意。 舟山十字路~御小屋山 台風のせいか折れ木は落ちているものの道は問題なし。ただひたすら虻との戦い、木が多いところに入るとあまり飛んでこないのですが、ちょっと稜線(虎姫神社の奥)に出た瞬間噛まれました。2つ目の祠辺りで噛む虻は居なくなります。 御小屋山~阿弥陀岳 不動清水越えたあたりで、グッと勾配が急に。この辺までドコモの携帯繋がりました。西の肩から山頂は鎖と梯子が数カ所あり。 阿弥陀岳~赤岳 急斜面を下る。コル近辺は歩きやすい。中岳はあっという間に通過、徐々に赤岳特有の岩場に。赤岳をスルーする分岐は2カ所、どちらを行っても最終的に合流。間違えて下の分岐にポールをデポしてしまう。 赤岳~キレット小屋 尾根の西側を巻いて行き、途中から東側に。途中大きく下るところかなりザレているので、注意。ザレた下りが苦手なせいか思っている以上に長く感じた。 キレット小屋~権現岳 台風の影響で一旦小屋の裏に上がり登山道へ。普段あまり使われていないルートなせいか判りづらく、険しい。旭岳手前の岩場のピークで西側の谷から声が聞こえる、どうやら道を間違えたらしい。下り返すのをしばし見届ける。核心部と思っていた源治梯子は、かなり気持ちよく登れた。 権現岳~編笠山 鎖通りに行くとギボシの左を巻いてしまい、直下から登り返す。ここもザレ場。ノロシバまではそんな感じの連続、慎重に。編笠に近づくにつれて、歩きやすい道に。編笠までの道も問題なし。 青年小屋~西岳~信玄の隠れ岩 歩きやすく気持ちのいい登山道。テープもしっかりしている。 信玄の隠れ岩~広河原 笹を抜け広い道に出る、一見3分岐に見えるが、これが4分岐。しかも道標が倒れていたので完全に勘違いして、隠れ岩の下に下りてしまい道を見失う。地図の表記とちょっと違い、方向的にはまっすぐ進んで大きな岩を巻いた先に分岐がある。その先も倒木が多く、気をつけないと道を見失いそうになる。 広河原~駐車場 ゲート前に出て、河を3つ越えると舗装路に。その先は再び虻との戦い。 |
写真
感想
前回、峰の松目から眺めた阿弥陀岳に御小屋山から単独でアタック。
3時に都内を出て、5時には諏訪南ICに。地図上だと立場川のキャンプ場を通り抜けた方が早そうに見えたのですが、キャンプ場は通過できず。いったん引き返して、美術館の脇を右折、別荘地を抜けて、しばらく進むと船山十字路(みなさん書いていますが、十字路ではない)の駐車場に到着。コンビニで買ってきた朝食を食べ、2時間ほど仮眠。
車にコツンコツンと何かが当たる音で目を覚ます。噂の虻たちが早くも攻撃を始めたみたいです。準備をして、虫除けスプレーをふんだんにかけて、8時に登山開始。それでもお構いなしに寄って来る虻と格闘しながら、ゆるやかな道をしばらく進む。虎姫神社なる標識に道を外れてみると石碑が、その先の少し開けたところで写真撮っていたら、膝にチクリと痛み。CW-Xの上から、まんまと噛まれてしまいました。
御小屋山の先、阿弥陀の取り付き辺りで電話。こんなところまで電波が届くんだとビックリ。仕事の打ち合わせが1件終了、先方もこちらが海抜2500mにいるとは思いもしないでしょうね。阿弥陀岳山頂はやはりガス、南稜を上がってきたという、ザイルを下げた方としばし談笑、次回は日帰りで南稜を上がるのもいいなと、目論む。
山頂部に垂れ込めるガスを恨めしく眺めながら、赤岳方面へ。ここまで来ると登山者もだいぶ増えてくる。赤岳の山頂にピストンすべく、分岐にポールをデポして登り始めると、もう一段上にも分岐が。しまった、ここにデポすれば良かったと軽く後悔、もうザックもその場にデポして、空身で山頂へ。案の定、ガス。
ザックとポールを回収して、キレットへ下る。台風の影響か至る所ザレザレ、しかも進む先はガスなので、落石など起こさないよう、慎重に一歩一歩進む。おかげでキレット小屋に着いたのは17時過ぎ。小屋に手続きに行くと、小屋番が先日山頂荘にいた方でした。しばし談笑して、幕営。すでに先客3張り、空いてるところに張ろうとしたら「こっちの方が広いですよ」と促される。さらにクロックスに履き替えて水汲みに行こうとすると「ちゃんと靴はいていかないと結構険しいよ」と助言まで。テント場で人のやさしさに触れました。
夕食を済ませ、夕暮れを眺めながらウィスキー。21時くらいに就寝し、2時くらいに目を覚ますと、外は満天の星空。夏の第三角形、天の川、沐浴のカシオペア、昴、カペラにおうし座。大きな流れ星も2つほど。ウイスキー舐めながら1時間ほど天体観測。次のテント泊は星座版を忘れずに持っていこう。
少しだけ横になり、4時半に行動開始。朝食、撤収、身支度し、6時にスタート。小屋に挨拶に行くと、昨日阿弥陀山頂であった人が宿泊していました。台風で道が崩れているとの事で、一旦小屋の裏に上がり、昨日歩いた尾根を眺めてから権現岳へ向かう。ツルネを越えたあたりで年配の登山者に追い越される。何でも、北横岳から縦走してきていると、すばらしいお達者ぶり。岩場を登り始めたあたりで、右側の谷から人の声が。どうやら登山道を外れて迷ってしまったらしい。「このまま進んで、そっちに行けそうですかー?!」との問い、無理そうだったのでその旨大声で伝えると、「わかりましたー」と。心配なのでしばらく眺めていたが、鈴の音と木が揺れるのが上から見え、順調に進んでいるようなので、こちらも登山再開。
噂の源治梯子も難なくクリア。権現岳まで来ると、だいぶ登山者も増え賑やか。ザックを下ろして山頂に立ち、見知らぬ方々と撮影のしあい。ここの部分は雲も取れ気持ちのいい稜線歩き。青年小屋に到着して、再びザックをデポして編笠山へ。上り15分、山頂5分、下り10分のスピード登山。青年小屋のテント場は広くて気持ちよさそう。乙女の水で水を汲み、源治新道を鼻歌まじりでズンズン進み、西岳へ。
西岳山頂もガス、もう諦めの境地。あとはゆっくり下るだけと、写真撮りながらのんびり歩き。しかし信玄の隠れ岩の分岐で四苦八苦、あの看板だと初めて歩く人はたいてい迷うのではないかと。何とかルートを見つけ、下山再開。偶然通りかかった人がいたからいいようなものの、ほとんど判別出来ない倒木だらけの登山道を進んで広河原に出る。ゲートのロープを越えると河があり、その脇に四輪駆動の車が停まっていた。河を3本越えられる車なら、ここまで来れるのですね。
この辺りから、再び虻との戦い。立ち止まると噛まれるので、ポールを振り回しながらズンズン進む。水場もあったがとてもじゃないが水を汲める感じではない。駐車場に到着、車に飛び込みすぐさま出発、別荘地の入り口まで来てようやく着替える。
八ヶ岳ズームラインを右折し茅野方面へ、尖石遺跡の縄文の湯にてお風呂。唐松に囲まれた露天風呂はヒグラシが鳴いていい風情。ゆっくりストレッチしてから、岡谷の実家に向かいました。
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