富士山 プリンスルートから登り、須山口ルートを下る
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- GPS
- --:--
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 2,461m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:27
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 10:05
天候 | 1日目 曇り 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
富士宮新五合目までシャトルバス 片道1150円 往復1800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下山で利用した須山口ルートは不明瞭だった |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
モグラの仲間 ヒメヒミズ
日本最高所にいるなんて、スゴイ
相方のスマホで撮ってもらったが動きが速くちょっとブレてしまった
この後溶岩のすき間に消えていった
感想
相方がまだ富士山に登っていないので一緒に登ることにした。
自分は何と30年ぶりの富士登山。
昨年ブラタモリで宝永火口をやっていて非常に興味をそそられ、宝永山を経由して登ることにした。以前皇太子さまが登られたルートなので「プリンスルート」と呼ばれている。
水ヶ塚駐車場に車を置き、シャトルバスで富士宮口新五合目へ。平日なのにけっこう混雑している。
新六合目から宝永ルートに入る。人はめっきり減り、山腹を巻くようにしてしばらく歩くと宝永火口に着いた。
宝永火口は上のほうが雲に隠れるくらいデカかった。
そこから火口壁につけられたルートを登って行く。ザレていて一歩踏み出しても半歩下がってしまう状態で難儀しながら登る。
やっと宝永山頂に着いたがガスがかかり展望はゼロ。ここで昼飯とした。
あとはひたすら登るだけ。今日のお宿は御殿場ルート最上部の赤岩八号館でまだ標高差が700mもある。
ジグザグ登山道を登って行く。遥か上にいくつか山小屋が見え、その一番上がたぶんそうだろう。頑張って行くしかない。
いいかげん飽きたころ、やっと赤岩八号館に着いた。
明日はサブザックで登るのですぐにその準備をしてからゆっくりする。
夕食のカレーはとても美味しく、2杯もおかわりをしてしまった。夕食後に外を見ると、見事な影富士が出現していた。
午後7時、早々に就寝。
あまり眠れなかったが午前1時45分起床。防寒具や飲み物、行動食など最小限の荷物を持って出発。真っ暗な中ヘッドランプ頼りに登って行く。荷物が軽いので快調に登れる。人も少なくペースも早かったので思ったより早く御殿場口頂上到着。
すぐ剣が峰に向かうが、直下の馬の背はものすごい強風で、暗さもあってちょっと怖かった。それに耐えて登り、午前4時ちょうど、やっとこさ日本の最高峰に着いた。
事前情報では、剣ヶ峰は順番待ちで渋滞が起きるとか書いてあったが、この時間ではまだ10人ほどしかいなかった。
ここで御来光を待つことにする。防寒具をさらに着込んで待つこと1時間、だんだん空が明るくなって、午前5時過ぎ、雲の中から光が現れた。御来光のお出ましだ。
もう感動、感動、大感動。夜中に登った甲斐があった。
喜んでいると何やら足元で黒い小さなものが這い回っている。捕まえてみると、それはヒメヒミズというモグラの親戚のような小動物だった。
こんなところでどうやって暮らしているのか不思議だが、日本最高所に生息する哺乳類には間違いない。放すと溶岩のすき間に逃げ込んでいった。
ちょっとほっこりした感じでお鉢巡りに向かう。
ところが、これがまた強風で大変だった。小石まで飛んでくる。飛ばされないよう足を踏ん張りながら何とか半周し、吉田口頂上までくると、ここは大勢の人でごった返していた。御殿場口とは大違い。人混みはキライなので先を急ぐ。相変わらず強風の中、1時間ほどで1周。下山前に浅間大社奥社に参拝し、安全祈願。
下山はあっという間。50分ほどで小屋に戻り、やっと朝飯にありつく。簡単だけどとても美味しかった。
さて、あとはひたすら下るだけ。バスは使わず大砂走りから須山口下山道と呼ばれているルートを通って水ヶ塚まで直接下る長い道のりなので気合を入れなおす。
天気がいいので宝永火口をもう一度見るためにちょっと寄り道。雄大な火口を見てから大砂走りをどんどん下って行く。足首まで砂礫に埋もれながら下る道は、富士登山駅伝で下りのハイライトとなっているところだ。
二合八勺の分岐から須山口ルートに入る。途端に道が不明瞭になり、踏み跡も定かでない。荒涼とした風景の中、歩いているのは自分たちだけで、とにかくフジアザミやオンタデが咲く砂礫の中を適当に歩いていく。標柱が現れ正規ルートに乗ったはずなのに踏み跡もなく、ほとんど歩かれていないようだ。
天気が良すぎてカンカン照りの中を歩き続け、四辻を過ぎてやっと樹林帯に入って涼しくなった。
とにかく長い下山ルートだが、このころから相方が足が痛いと言い出し、ザックをふたつ担ぎながら歩く。風景の変わらない中、車の音が聞こえ、駐車場に着いたときはほっとした。
富士登山といえば大勢の人というイメージだが、今回歩いたルートは人も少なくて満足できた。
kotakkyさんと同じよう理由で
昨年登りました(^。^)
この時期の富士山は激混みです。
40年前もそうでした(吉田口)
数年前から、相方が「一度は行きたい」、と。
何とか少しでも空いてる事を考慮し、
須走口、然も日月の日程で、。
コタッキーさん達程では無いですが、
空いてました。
然し、須山口ルートは登山道がはっきり
しないようで不安でしたね( ̄▽ ̄)
しかも、二人だけ⁉
40年前は剣ヶ峰には気象レーダーがあり、
直下には残雪が大量に有りました(^。^)
お鉢巡りの時に覗いた火口底からは、
ほんのり水蒸気も出てた記憶があります。
地球温暖化は現実として進んでますね。
taheさん おはようございます。
taheさんと同様、30年前に吉田口から登った時は平日にもかかわらず所どころ渋滞していた記憶があり、今回このようなルートを選択してみました。
もともと人混みが大キライなので、結果的に今回のルート選択は正解でした。
ただし、須山口下山道は予想よりも不明瞭で長かったですが・・、誰もいない大平原の中を歩くのもまた面白かったです。
コメントありがとうございました(^O^)/
kotakkyさんはじめまして😊
ルートを拝見してすれ違っていたかもと思ったら、火口へ降りる手前の写真に我々4人組が写っていました😁
大砂走、宝永山の辺りはズブズブでこれ登りだと大変だな〜と思っていたんですが😅😅😅
ご来光、影富士も綺麗に見えて良かったですねー
お疲れ様でした😄
あ、投稿への拍手ありがとうございました🙇😊
akitanamahagさん こんばんわ。
コメントありがとうございます。
写真見て思い出しました。
宝永火口淵から少し下ったあたりですれ違った4人グループの方ですよね。
おっしゃる通り、火口底から宝永山への登りはとっても大変でした。
でもそのおかげで素晴らしい影富士と御来光に出会えて良かったです。
akitanamahagさんのレコ拝見しますと、先月秋田駒に行かれてますが、私もその2日後に秋田駒に行ってるんです。そのほかにも赤城山など似たようなところを歩かれてますので、またどこかでお会いできるかもしれませんね。
そうなんです!秋田駒ビックリでした。
大焼砂も登りで回られてましたね〜😁
地蔵岳もあんなに花があると思いませんでした。今度行ってみようかと思います❕❕
早池峰も行ってみたいし、高麗周辺も...
行かれてる場所で気になる場所が多いんです😄レコ色々と参考にさせて頂きますね〜😁
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