荒川三山・赤石岳
- GPS
- 20:58
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 3,231m
- 下り
- 3,213m
コースタイム
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:51
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 11:40
天候 | 24日:晴れのち曇り 25日:暴風&霧&時々雨 26日:曇、時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場⇔椹島は東海フォレストさんのバスに往復乗車。 畑薙第一ダム駐車場から出るバスは東海フォレストさん、井川観光協会の2種類があり、各条件があるため利用を予定される方はHP等でご確認願います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して危険なエリアはありません |
写真
感想
アクセスの悪さから足が遠のいていた南ア南部へ初めて行ってきました。
覚悟はしていたが畑薙ダムまで本当に遠かった・・
【1日目】
畑薙ダム臨時駐車場を9時発のバス(東海フォレスト)に乗車。
道路は未舗装のため乗車中はドスン・ドスン(笑)
でも、悪路の中を行き帰りともに運転手の方が気を遣って運転しているのが半分眠り掛けながらも分かった。
ドスン・ドスンは運転している方も同じであり、我々登山者が安心して椹島へ行けるのは運転手の方のお陰です。
ありがとうございます!
椹島ロッジで準備を整え、バスに乗車していた登山者中、最後に椹島を出発。
(足の大けがを何度もしているため、ストレッチは念入り)
千枚岳登山路は樹林帯を歩き続けるため、景観はありません。
清水平で注水し英気を養い、駒鳥池で疲れた体と心を癒してもらう。
千枚小屋に着くと富士山が目の前にド〜ン!
小屋の奥では赤石岳、聖岳、上河内岳がズド〜ン!
最高のロケに建てられた小屋です。
【2日目】
夜中の強風を感じつつ小屋の有難さを感じながら就寝。
未明、富士山の雄姿を見て「いよっ、日本一!」(心の中で)
小屋を出発し、体に問題のない事を確認しながら少しづつ高度を上げて行く。
森林限界に達すると今まで体感した事のない暴風が吹き荒れている。
登山路には数人の方が体を寄せあって立ち止まることを強いられていた。
私も体を低く屈め暫し待機。
※私感として身の危険を感じる暴風レベル
少し暴風の弱まった時を見計らって前へ進む。
暴風に濃霧が加わり、周囲は何も見渡せない。
暴風を受け何度も立ち止まりながら千枚岳、そして悪沢岳に登頂。
悪沢岳ピークにて、中岳方面から登ってきた方に話を聞くと、この先も暴風が吹き荒れているという。
ここから先は全て稜線であり、進めば後戻りできない状況なのは確かである。
軽食を取りながら前進するか後退するか、ピークに居た方々と話をしながら暫し悩む。
千枚岳・悪沢岳で私を撮影して頂いた方は早々に千枚小屋へ戻ることを決断された。
状況からすれば順当な判断と思う。
さて、私は意を決して先(中岳方面)へ進むことをチョイス。
しかし、歩いて数分「こりゃ〜危険だ!」
怖気づいて悪沢岳方面へ戻る。
更にその数分後、私は中岳方面へ向けて歩いていた。
二転三転・・・
(相変わらず優柔不断である)
中岳避難小屋では暖を取らさせて頂く。
管理人様、お世話になりました。
分岐箇所から3〜4分で行ける前岳では撮影だけ。
すぐに分岐へ戻ろうとしたが、濃霧で方向が分からず余分な時間を費やす。
荒川小屋では水場へ降りて注水し、ベンチで休ませていただきました。
荒川小屋から赤石岳は登りとなり、かなり体力を奪われることに・・
赤石岳に登頂した時は喜びより安堵感の方が強かった。
自分の中に(登頂しなければ)使命感を養っていたようだ・・
こういう考えは危険ですね。反省です!
ピークからは見える筈の赤石岳避難小屋が確認できず。
是非、管理人の方とお話したかったが時間の都合もあり、そのまま赤石小屋へ向かう。
途中、富士見平に来ると濃霧が取れ周囲の山々に癒される。
また、オコジョの軽快な動きを見てリラックスさせてもらう。
その後、倒れ込むように赤石小屋へ。
【3日目】
朝方、ザーと降った雨は幸い一時的。
(ザックカバーを吹き飛ばされたので内心心配であった)
赤石小屋から椹島へ向かう途中、雨は降ったり止んだりしたが、登山路は樹林帯のため、全く雨の影響を受けずに済む。
ありがとう樹林帯(笑)
椹島発 10時30分のバス(東海フォレスト)に乗車し草薙ダム駐車場へ。
アクセスが非常に悪く(行きは9時間要した)、登山バスに乗車するルールもある。
そして、一つの山が大きくアップダウンが激しいため体力を消耗する。
まるで三重苦のような山域。
今回、期待していた景観は濃霧で登山中は観えず、経験したことのない身の危険を感じる程の暴風。
全く南ア南部に良い印象を持たないままスクーターを運転し井川を離れた。
途中、富士見峠という標識を見つけ何気に寄り、展望台に行ってみるとガスに隠れていた南アルプスの峰々が「また来いよー!」と声を掛けてくれるように姿を見せてくれた。
この後、埼玉まで長い道中、次回の南ア南部登山を妄想しながら気持ちよく帰ることが出来ました。
おはようございます 昨夜拍手だけして寝落ちしたもんで…
いやぁ〜とうとういらっしゃいましたね 椹島周回にて荒川赤石
南アルプス南部の良さを満喫できるコース
願わくばお天気がもう一声 …ですが、千枚小屋からの朝夕の富士の眺め、相変わらず素晴らしいですね〜
私がここを訪れてより、早くも25年近くの月日が流れました(遠い眼…)
まだ、本物の山ガールだった…髪は三つ編みで、パタゴニアの超ミニキュロットとか穿いてましたよ ハイカークラブの山行で、会の健脚自慢の男女5人パーティーで伝付(転付)越えで二軒小屋からでした。この5人の中に、先月再会を果たした大町の山王子がいたのです …あ、つい昔話、すみません
山頂標識が立派になっておりますね
夏の終わりにBIGな思い出できましたね お疲れ様でした。
アンディーさん、こんにちは。
25年前に行かれたんですか〜
登山の大ベテランだったのですね!
当時と小屋や標識は変わったかもしれませんが、山そのものは変わりません。
機会があれば、四半世紀振りに訪れてみてはいかがでしょうか!
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