チャリレコ 標高差1000mの峠 平沢唯「そうかぁ 大丈夫だよぉ」★奥多摩・大田和峠・柳沢峠・塩山
- GPS
- --:--
- 距離
- 81.5km
- 登り
- 2,433m
- 下り
- 2,273m
コースタイム
ここからすべてチャリ
7:45御嶽駅(250m)ー(奥多摩むかし道の探索)9:30奥多摩湖ー10:10深山橋(550m・R411とR139の分岐)ー小菅村・登るー10:40大田和峠(927m)降るー10:50丹波山村(620m)ー丹波川で休憩 11:20登るー13:00柳沢峠(1476m)13:30降るー14:00塩山駅(410m)
15:06 JR東・中央本線塩山駅から輪行
天候 | 初秋な晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
14:30 JR東・中央本線塩山駅から輪行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
丹波山村から柳沢峠まで 登り傾斜の隧道が多々あり自動車との速度差がありすぎる。歩道が狭くて使えない。 ★車にひかれる。追突される →迂回できるものなら迂回してください。 →光りモノをテールに付けておく ※元々反射鏡は義務ですが 幹線の国道なので平日は大型トラックが多いと思われます ★全線でトラックに接触の危険がある →平日は走らない方が無難かも 柳沢峠は頂上(鞍部)に売店があります。 ★冬季や雨天時は登りで温まった体を冷やし降りに集中できない(事故を起こす)恐れがある →店はありますが、冬季・春季は即ウインドブレーカーを着てすぐに降りたほうがいいでしょう。長い下りは冷えますので。 ※暑い時期は問題ないです。登りの後のソフトクリームは絶品でした。 柳沢峠から塩山への降り 半ループ橋みたいな巨大な橋梁が3箇所位ある。風が抜けやすいので煽られる。側壁が低い。冬は橋梁の接合部分が凍っていると思われる。雨は滑りやすい ★転倒すれば、最悪橋げたから落下し、死亡事故につながる恐れがある →問題がある気象時の最徐行。 路面に段差・凹が多いところがある ★特に降りではリム打ちパンク、ハンドルを取られての転倒の危険がある また段差に対して急ブレーキ回避による他車からの追突の危険がある →路面目視を怠らず警戒できる速度で。段差は徐行の上・体重移動で通過。 →降りの全線・後方に他車が接近した場合は要所で道を譲ること ※当日(休日)、スポーツカーや当日ノリwのローリングバイクが多かった。 ツーリングバイクが事故を起こしていて車体全損、ライダーはすでに救急搬送されていた |
写真
装備
個人装備 |
パスハンロード
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感想
もっとも山奥の、奥多摩駅まで輪行しようと思ったのですが、乗った電車が手前の御嶽(みたけ)止まりだったので御嶽で降りて走り出す。
こういう場面で自転車は自由だし、機転次第でどうーにでもなるのがいい。
※つか事前に行先をチェックすればなんの問題もないのですが!!(苦笑
理想的にはもっと手前にある奥多摩の入り口”青梅駅”から走り出すのが理想ではありますね。
この日は、8月ながら爽やかな秋の風で、朝8時前の御嶽からのペダリングが捗ります。
時間が早いのでツーリングのバイクやクルマもなし
キタワァ・*゜(n'∀')η゜*。・!! な展開です。
長い隧道(特に登り勾配)を避けて旧道に逃げる・それも佳い。但し最後には山道になって担ぐ羽目になっちまいましたけどね。
柿の実の転げ落ちたる傾斜かな ほの香
露草や湖底に続くむかし道 ほの香
奥多摩湖(人造のダム湖)に到達し、湖畔の周遊道路を流す。挨拶なしに抜かされたレーシングチームのお尻に、こちらも挨拶なしにつけさせていただく。空気を読んで先頭は引かない(つうかこの人たち先頭交代していない)。次の分岐の深山橋まで40分引いて貰いました。
深山橋からはまた一人、小菅村から大田和峠(927m)を目指していきます。このルートは、山越えのR411を外しているマイナーな峠。バイクもクルマも少なく静寂である。
つづら折りの舗装を越え、小菅村から丹波山村に入り、再びR411に合流した。
丹波山村はその中心に国道と清流が通る静かな村で、平日はツーリングのバイクもなく、本当に静寂らしいと地元の人から聞いた。折角なので広い河原に降りてみるとヤマメ釣りに嵩じている人がおり釣りの話が捗った(・∀・)
ここから柳沢峠にかかるので、途中買った”茸炊き込みお握り”で腹ごしらえをしておく
奥多摩のマリコ橋より秋の色 ほの香
この川を渡るべからず獺祭忌 ほの香
清流に素足休める獺祭忌 ほの香
白球の空に溶け入る子規忌かな ほの香
越境のまずより頼むきのこ飯 ほの香
途中に多くの隧道があるが脇の旧道は、多くが人工の土砂でふさがれており、やむなく登り勾配の長い隧道を漕がなければいけない箇所もあった。
丹波山村の河原から一時間四十分。柳沢峠に着く
越境の割掘り高く羊雲 ほの香
山茶屋に両手広げて秋の人 ほの香
峠に着いたのはいいがB地点まで降りるまでが行程であるのは間違いない。
しかしむかしの山道と違い、舗装路での自転車の場合・降りは余りに短く、もはや峠の頂上にありながら、頂上で余韻・終止・詠嘆の感に包まれるのである。
自転車は13:30に峠を降り14:00には塩山に至るのであった。
蜻蛉らをかわして甲斐の夕まぐれ ほの香
羊雲(ひつじぐも)=秋の季語に見立てているが厳密に季語ではない。同じ景物の、いわし雲・うろこ雲と同じカタチですが、ここは”羊雲”でなければ句にならない気がしたので。
俳人・正岡子規の忌日=子規忌(しきき)、獺祭忌(だっさいき)、糸瓜忌(へちまき)。野球殿堂入りしているのは秘密w
※獺祭とは
・カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚(おそまつり・うそまつり)
・晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座の周囲に置いて参照し、自ら「獺祭魚」と号したところから、詩文を作るとき、多くの参考書を周囲に広げておく様子。
コメント
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Honocaさん お見事 チャリダー様
柳沢峠は大菩薩嶺に丹波山村側から登れるか、車でいけるかなと検討していたので、良い情報になりました。ドライブテクニックのないオババ達には厳しそうですね。水根新道、むかし道、見覚えのある隧道。もう10年一昔で、懐かしく拝見しました。
柿の実の転げ落ちたる傾斜かな お気に入りです。
蜻蛉らを避けつつ甲斐の夕間暮れ これも好き。
☆□ ヽ|・∀・|ノカンパーイ!
柳沢峠は特に規制はありませんでした。標高があるので冬場はスタッドレスタイヤなどの準備が必要でしょう。
バイクやスポーツカーは奥多摩に比べたらそんなに多くないですが、接近されたら安全な直線で追い越させてやれば、問題ないだろうと思います。
10年一昔。。確かに。
・・道が残っていたからこその感慨なのでしょう
お役にたてて嬉しいですね。写真
転がる柿、蜻蛉と甲斐の夕間暮れ
こんなものは何千年も前からあるのでしょうけれど、おいらの場合実体験しないと頭に浮かばないのですが、そのまま描写してみました
蜻蛉は好奇心旺盛というかw 走っている自転車に寄ってくるし弁当にも釣竿にもとまりやがる しかも目が合うしw 可愛いw
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