不帰の瞼日帰りスピードハイク（猿倉起点、南下ルート）

2017年09月01日(金) [日帰り]

• GPS: 09:44
• 距離: 18.0km
• 登り: 2,271m
• 下り: 1,661m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:12
• 休憩: 0:31
• 合計: 9:43

距離 18.0km 登り 2,271m 下り 1,664m

3:59 猿倉登山口駐車場
4:05 猿倉荘
4:29 水芭蕉平
4:37 4:38 猿倉台地（1502m）
4:50 4:51 中山沢
5:31 5:32 小日向のコル（1824m）
6:02 6:03 サンジロ(三白平)
6:20 6:21 杓子沢
6:23 6:24 崩沢
6:36 6:37 鑓沢
6:56 6:57 白馬鑓温泉小屋
7:58 大出原
8:26 8:27 鑓温泉分岐
8:48 天狗山荘
9:32 9:33 天狗ノ大下り
10:02 10:03 不帰キレット
10:24 10:25 不帰嶮（不帰一峰）
10:55 11:07 不帰嶮（不帰二峰北峰）
11:19 11:20 不帰嶮（不帰二峰南峰）
11:51 11:52 唐松岳
12:10 12:12 唐松岳頂上山荘
12:40 12:41 丸山
12:50 12:51 扇雪渓
13:17 第三ケルン
13:21 13:22 八方ケルン
13:42 八方池山荘

天候

晴れ、ガス多し

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

前日夕方に猿倉登山口駐車場に駐車。当日八方池山荘前からロープウェイで八方駅まで（片道1550円）。八方バスターミナルにタクシーを呼び猿倉まで（3280円）
※この時期バス猿倉線は土日のみ運行。土曜だったら最終バスに間に合ったのに残念

コース状況／危険箇所等

〇天狗山荘が営業停止中のため、不帰の瞼（所要5時間）を通過後に下山するコース（不帰の瞼+白馬三山など）が組みにくい。天狗平まで、白馬鑓温泉小屋から3時間20分、白馬岳頂上宿舎から2時間20分、唐松岳頂上山荘から唐松岳経由で20分。
〇�曲�北峰が核心部であるが、南下ルート（白馬→唐松）では特段問題なし。南下ルートの場合、天狗の大下りの浮石、落石に注意する。北上ルート（唐松岳→白馬岳）で前後に雨がある場合、�曲�北峰鎖場での降りの岩で滑らないよう注意。
〇天狗平〜唐松岳まで水を補給できないので注意する。

その他周辺情報

登山の帰りに「道の駅おたり深山の湯（660円）」を利用。糸魚川方面から自家用車でくる場合は利用しやすい。

写真

8/31 17:01

前日夕方、日替わりかまど飯定食（ご飯お代わり可）でした。主菜は小谷豚のようでした。おいしかった。

8/31 17:51

猿倉駐車場には十数台しか車は止まっていませんでした。翌日昼過ぎには二十数台とまっていました。

8/31 17:57

この時期、トイレは猿倉荘向かい側のトイレを使用します。

9/1 4:00

登山当日早朝、猿倉荘裏手にある猿倉登山口を出発します。

9/1 4:11

十分ほど歩いたでしょうか、分岐を鑓温泉小屋方面へ左折します。

9/1 4:32

登山道には手がだいぶ入っており、比較的歩きやすかったです。

9/1 5:08

ミヤマトリカブトでしょうか。

9/1 5:09

ヤマアジサイでしょうか。

9/1 5:16

白馬岳が見えてきました。

9/1 5:31

モルゲンロート白馬岳

9/1 5:31

モルゲンロート杓子岳

9/1 5:31

モルゲンロート白馬鑓ヶ岳

9/1 5:34

アカバナシモツケですね。

9/1 5:51

シナノオトギリが咲いていました。

9/1 5:52

鑓温泉小屋のある山麓を登って行くと・・・

9/1 5:54

ウツボグサですね。

9/1 6:03

ウメバチソウのようです。

9/1 6:05

ミヤマアヅマギクのようです。

9/1 6:17

クガイソウでしょうか。

9/1 6:17

ホタルブクロのようです。

9/1 6:19

杓子沢で一つ目の橋を渡り、・・・

9/1 6:27

モミジカラマツですね。

9/1 6:29

崩沢の先もザレた道です。

9/1 6:31

ヤマハハコが咲いていました。

9/1 6:32

山の中腹に鑓温泉小屋が見えます。

9/1 6:34

沢筋には一部雪渓が残っていました。

9/1 6:35

鑓沢で二つ目の橋、

9/1 6:40

さらに三つめの橋を渡ると・・・

9/1 6:41

シナノキンバイのお花畑が広がっていました。

9/1 6:42

さらに進むとイワイチョウが咲いていました。

9/1 6:46

クルマユリも咲いています。

9/1 6:50

さらに登って行くと、鑓温泉小屋手前の登山道には温泉が一部流れ出ているのか濡れていました。

9/1 6:53

鑓温泉小屋の露天風呂。登山道からまる見えです。

9/1 6:53

鑓温泉小屋に到着しました。このまま稜線に向かいます。

9/1 7:04

カライトソウでしょうか。今年初めて見ました。

9/1 7:08

本日最初の鎖場ですが、ホールド・スタンスともに十分なので使わず登って行きます。

9/1 7:12

この先も鎖はいらない気がしますが、親切にも鎖場はまだ続きます。

9/1 7:23

ナワシロイチゴの実でしょうか。

9/1 7:26

ウサギキクが咲いていました。

9/1 7:26

チングルマの花が終わり、実がなっていました。

9/1 8:01

ヨツバシオガマですね。

9/1 8:18

急にガスが抜け、稜線が見えました。俄然やる気が出ます。

9/1 8:28

稜線(鑓温泉分岐)に出たところ、白馬鑓ヶ岳ドーン！

9/1 8:29

剱岳が見えます。先日登った時は全く何も見えませんでした。見えたのは上り下りの鎖だけ・・・

9/1 8:29

白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳そろい踏み。

9/1 8:32

トウヤクリンドウの蕾が開き始めていました。

9/1 8:37

イワツメクサが群生していました。

9/1 8:46

復旧中の天狗山荘。山小屋の方に来年は営業できるか聞いたところ、首を振っていました。まだ見通しが立たないようです。

9/1 9:07

天狗の頭に到着しました。バックに劔岳。

9/1 9:07

奥に五竜岳、双耳峰の鹿島槍ヶ岳が見えます。

9/1 9:29

平和な登山が続くと思いきや・・・

9/1 9:33

いきなり天狗の大下りが始まります。

9/1 9:43

鎖場もあります。浮石には気を付けましたが、岩は乾いており、滑ることはありませんでした。

9/1 10:01

不帰キレット（最低鞍部）です。特段看板もありませんでした。

9/1 10:02

まずは�喫�に登ります。

9/1 10:05

右から巻いて・・・

9/1 10:05

マークに従って登り・・・

9/1 10:08

マークに従って移送すると・・・

9/1 10:24

�喫�頂上に到着しました。

9/1 10:33

タカネマツムシソウのようです。今年初めて見ました。

9/1 10:33

引き続き、�曲�北峰（不帰の瞼核心部）へGO！

9/1 10:36

いきなり鎖場ですが、ホールド・スタンス十分なのでここは鎖に頼らず登ります。

9/1 10:38

ここは真上に直登後に右側へトラバース。

9/1 10:39

さらに右へトラバースしたら・・・

9/1 10:41

やっぱり真上に直登して・・・

9/1 10:42

金属製の梯子を渡る。梯子の途中で下を覗いてみた。真下が奈落の底ではないが左側に転がって落ちていくことはわかった（💦）。

9/1 10:43

左側から巻いて、・・・

9/1 10:46

ここをマークに従って登ると・・・

9/1 10:49

まだ登りは続く・・・。

9/1 10:50

梯子を登り、・・・

9/1 10:50

目指すはあの�曲�北峰頂上。

9/1 10:53

左側へトラバースした後は・・・

9/1 10:57

やっぱり真上に直登。

9/1 11:00

左側へのトラバースする写真だが、前写真の縦鎖を左手一本で握りながら撮影。

9/1 11:01

トラバース後は真上に直登。岩は逆層スラブになっているので、雨の日の下りは要注意。

9/1 11:02

ここは傾斜が緩いので鎖に頼らずOK。

9/1 11:05

真ん中の石は引っかかっているだけの浮石です。足を乗せようものなら奈落の底です。

9/1 11:06

�曲�北峰頂上到着。不帰の瞼核心部攻略しました。自分が当初心配していたより難しくありませんでした。また、ここで休憩していた一人の登山者としばし会話を交わす。不帰の瞼で会ったのはこの人だけでした。

9/1 11:07

さらに、マークに従って移動して・・・

9/1 11:12

マークに従って登ると・・・

9/1 11:17

�曲�南峰頂上に到着です。

9/1 11:27

頂上ははっきりと見えませんが、引き続き唐松岳山頂を目指します。

9/1 11:50

唐松岳頂上に到着しました。

9/1 11:53

雲がかかり始めた五竜岳。先日登ったものの姿は見れなかったので良かったです。

9/1 12:03

唐松岳頂上山荘です。水を切らしてしまったので補給します。

9/1 12:25

ミヤマリンドウが群生していました。

9/1 12:28

ノアザミです。

9/1 12:38

下山途中。丸山のケルンです。

9/1 12:56

タカネニガナでしょうか。

9/1 12:56

マルバダケブキでしょうか。

9/1 13:15

八方池です。何人もの方が池の周りでくつろいでいました。

9/1 13:16

八方ケルンです。ゴールまでもう少しです。

9/1 13:24

木道がしばらく続いています。大変歩きやすいです。

9/1 13:35

まもなくゴール地点です。

9/1 13:44

八方池山荘（リフト乗り場）前に到着しました。頑張ったのでご褒美アイス。

9/1 13:45

リフト、ゴンドラを乗り継いで八方駅まで降りました。

9/1 16:31

道の駅おたり深山の湯につかった後、（鬼の廓）で小谷定食を注文しました。かまど飯の名前がついていないけれど、ご飯は釜炊きのご飯（お代わり可）でした。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ ヘルメット

感想

ginta8080

　当初、唐松山荘に1泊して、翌日不帰の瞼を通過という計画であった。今週、2日目（土曜日）は山に雪が降る予報（登山天気）が出たため、降雪後の鎖場は難しいだろうと判断、1日目に白馬側からアプローチして唐松山荘に宿泊、2日目下山としたが、最近初めての山でも0.7程度で歩けているため、ルート作成中に「これ1日で下山までいけるかも」との考えがよぎる。ゴンドラは16：30終了のため、唐松山荘まで1時過ぎに到着できれば下山、できなければ宿泊の計画とした。結果、16時間の行程を9時間強で歩くことはできたが、1日で16時間分のダメージもあり、きつい登山となった。
先ほど登山天気アプリ見たら、今週末の山の天気は良いに変わっていた。結果オーライだけど、なんかガッカリ。