針の木、スバリ&蓮華岳。槍を眺めながらの贅沢テン泊!
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,971m
- 下り
- 1,974m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 6:56
天候 | 2日 晴のちガスガス 3日 晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
針ノ木雪渓は出だしだけ少し雪渓歩き。 しかし、距離は短いが早朝は凍結しているので不安な場合は軽アイゼンを。 その後の雪渓はクレバスが大きく割れて危険なので高巻き道を行くこと。 針ノ木からスバリ岳は脆い岩場で、落石注意。 テント用の水場は最後の水場から持って上がるとよい。 針ノ木テント場は1人700円。テン場内の和式トイレ使用料込み。ペーパーあり。和式の方といれは2個あり。針ノ木岳小屋併設の綺麗な洋式トイレは別途有料。夜間は外からは入れず。 テン場はキャパ狭い。上下段に別れていてフラットで広いのは下段であるが、ソロや2人用であれば上の段々でも問題なし。 |
その他周辺情報 | 大町の薬師の湯。 |
写真
感想
まだ妻の火傷完治せず。すまんのう…。
しかも激務でお疲れモード。
ということで、先週に引き続いてまったりテントとする。
行き先は、針ノ木。
日帰りできる針ノ木であるが、先週の「テントから剱岳」に引き続き、
「テントから槍穂」としよう。
今日は針ノ木までだから扇沢に7時とゆっくり到着。
無料駐車場は無理かと思ったが駐められた。
東京は雨だったからな…。
扇沢から見た稜線は晴れ渡っていたが大沢小屋を過ぎたら早くも雲が湧き上がりガスガスに。
大沢小屋手前で、女性の方に「ヤマレコ見てます」とお声がけいただいた。なんか照れ臭い。
大沢小屋は明日で小屋閉め。短い夏はすぐ終わる。
雪渓は出だしだけ。クレバス多く危険なので、後はイワも出てくる妻の好きな高巻き道を。
ガスが立ち込めて無風で湿気が高く暑い。
ここのところ東京は涼しかったので、こっちの方が暑い!
水代をケチるため、元々3リットル位持っていったが、最終水場でさらに3リットル追加し、6リットルとしたら足が上がらなくなって疲れた。
針ノ木小屋到着。いつもはこのまま針ノ木を通過して、船窪か新越まで行ってしまうので、ここにテント張るのは実は初。
が、この場所にテント張ったら、槍の眺めがよいなと思っていた。
ここは場所指定制の筈であったが、「今日は、詰めて張ってもらえばどこでもいいですよ」とのこと。
7時半と遅くにスタートしたので既に先客がたくさんいるかと思ったらそうでもなかった。
ここのテン場は上の段と下の段に分かれている。が、どちらも詰めて詰めて10張位が限度。その間の段々畑にソロテンスペースが新設された。
フラットで風も当たらず広いのは下の段であるが、隣と近接して混みそうなので稜線の上の段へ。
稜線沿いの天辺は吹きさらしで風が強そうなので、上から2段目のちょうど一張分の場所をGET。妻の好きなお座り木もあり。
現在ガスガスで何も見えないが、槍の見える正面に設営。
ガスガスなのでもうこのままテントでゴロゴロしようと思ったが、妻が許す筈もなく、針ノ木へ散歩に。
ひと登りしたところに臨時テン場スペースあり。正規テン場が溢れたらここに張ることになる。
針ノ木やはりガスガス。昼飯にしたがやはりガスガス。
昼飯食べて戻ろうとしたが、「暇だからスバリまで行こうよ」と妻。こんなガスガスなのに?
「よく行ってるんだからこんなガスガスでわざわざ行かなくても」と言ったが、「だってスバリは4、5年ぶりだよ!」との仰せ。
うーむ、そういえば妻はスバリ愛好家であった。忘れてた…。
「それじゃ1人で行ってくる!」と言っていたが、スバリまではガレザレで落石注意場所なので心配であり、渋々一緒に行く。
新越まで向かう人が何人かいた。
スバリはさすような形の岩がたくさんあり、ガスガスの中にぼうっと見えるだけだが、妻は「久々だね〜」と嬉しげ。
こんなガスガスで嬉しいか??
スバリ山頂もやはりガスガス。
うーむ、2500m以上にいればガスが抜けるかと思ったが、
3000m超えねばダメであったか…。
スバリから針ノ木経由でテントに戻る。
それなりにテントは増えていたが、今日は満杯にはならなさそうだ。
ずっとガスガスであったが、日没頃になってガスが抜けてきた。
蓮華岳方面からガスが抜け、月も。
雲海に浮かぶ2つのニョッキリは鹿島槍か。
明日は期待できそうだ。
夜は0度以下に下がって冷え込んだ。
翌朝、日の出前にテントを開けたら期待通りに槍穂がこんにちは!
コンタクト入れていなかったので、妻に「高曇りだよ」と言ったところ、「何言ってんの!快晴だよ。まだ日の出前だから暗いのよ!」と一蹴された。
そのまま蓮華岳に散歩に行くという妻に付き合う。
皆さん近いから針ノ木方面へ向かったようで、蓮華岳方面へ向かう人は少ない。蓮華までは少し距離あるからな。
強風であるが、槍穂、剱、立山、鹿島槍、白馬から、薬師、赤牛、そして富士山、南アルプス、八ヶ岳、と、まさに、オール豪華キャスト勢揃いの大絶景が、オレンジ色の帯から浮かんで朝日に輝き、見事な雲海が広がる。
蓮華からの大絶景は何度見てもやはり素晴らしい。
人も全然おらず、素晴らしい景色に浸り、スキップしながら
歩く妻。今日はまた山間の雲海も見事だ。
コマクサの名残もまだあった。
そして蓮華岳からテン場に戻り、正面に槍穂を眺めながらの贅沢な朝飯とする。そして食後のコーヒーはまた格別。
先週は「テントを開けたら剱岳」、今週は「テントを開けたら槍ヶ岳」
と、考えると贅沢このうえない。
いつもはさっさと撤収するが、珍しく実にのんびりしてしまった。
テント撤収する頃は雲海も消えた。
下山後は、いつもの薬師の湯で汗を流し、渋滞が始まる前に帰宅。
妻の火傷は完治していないものの、この週末も素晴らしい景色を堪能できて良かった。
先週に引き続きペンさん達的まったりテント泊も
普通の方から観たら「まったりじゃないかも」
それにスバリ岳まで足を延ばすところは流石です
蓮華の広い山頂からの景色は圧巻ですね
空気が澄んですっかり秋の空気につつまれた
感じが伝わって来ますし、スキップを踏む弾む感じも
解かります。
次回はペンさん達的普通の山行となるのでしょうか?
やっぱり北アはいいですね
楽しみにしています
そうなんです
妻がスバリ岳愛好家なものでして。
晴れた日にも行ってるんだから、何もこんなガスガスで行かなくとも、
と普通は思いますがね
蓮華岳は広々した開放感があるので好きですが、
いつもは縦走中なので、のんびりするとまた違いますね!
縦走中でも た時はここで30分程過ごしてしまったりもしますが。
コマクサがまだあったのには驚きでした!
Pengin22さん、こんにちは。
天候不順な夏の北ア縦走から引き続き
ほんとに楽しそうなテント泊のレコが続きますね。
感想を拝見していると、色々な状況が頭に浮かんでくる
ようで、ここのところテント泊をしてないなあと
遠い目になります
私事ですが、歩いた赤線で太平洋から日本海が繋がれば。。。
なんてことを考えており、残った区間が針ノ木峠から
七倉ダム。針ノ木雪渓は夏道の方が快適なので、そろそろ
雪がなくなったかなあと思っていたところでした。
(ちょっと制約があり、なかなかすぐには計画出来ないのですが。。。)
針ノ木のテン場は、なかなかスリルのある?場所
だったように記憶しています。しかし、それだけに
「テントを開けたら槍ヶ岳」ですね
youtaroさん、ご無沙汰です。
いつもレコ拝見してますが、最近は人間とは思えぬ日帰りロングレコに
恐れ入るだけで、とてもコメントできずでした
この前の、松本駅から歩いて鍋冠経由の蝶など、
目が点を通り越して でしたよ。
車でもクネクネしていたあの三郷スカイラインを徒歩でとは
針ノ木から七倉間は、静かですし、蓮華の大下りの後の北葛岳からの眺めがなにげにとても良いですよ
色々お忙しそうですが、ぜひ繋げられて下さい。
針ノ木のテン場は、確かに風が強い時は飛ばされそうでデンジャラスですよね!野口五郎のようにテント禁止になってしまうと困りますが
久しぶりによいお天気の週末でしたね。
縦走の疲れが出て、こちらは日曜の八ヶ岳日帰りのみでしたが、北アルプス、きれいに見えていましたね。あそこにいればなあと、贅沢を言っていました。
秋になって、空気が澄んで、陽射しは強いものの、空気は冷たく、気持ちいいですね。風に当たると。当たらないと暑いけど。
いつも、遠出されて、やはり、お若いと元気ですね。最近、移動がつらくなってきています。北アルプスは遠い・・笑
devilさん、
日曜日は ましたが、土曜日は予想に反して
日中はガスガスでしたよ
槍穂は ていたようですので、妻はそっちに行けば良かったかなと言ってました。
ま、日曜日は て最高でしたので、
なんの不満も無いのですが
いや、うちも以前に比べてハードさは下がってますよ。
以前は、普通の土日で4週連続槍ヶ岳とかやってましたが、もう流石にそれはないです
帰りの渋滞にもハマりたくないですし
針ノ木のテン場で0度以下ですか。
やっぱり山の上も急に冷え込んで来ていますね。
雪渓の様子も良く分かりました。
いつも参考になるレコありがとうございます。
ペンさん達なら今回のコースは楽勝ですね。
ペン妻さんの火傷完治せずですか。
お大事に!
hakkutuさん、
本当に寒くなりましたね!
今年は夏らしい夏がないまま秋に突入した感じです
台風5号に翻弄されましたし
テン場にはツェルトの方もいましたが、さぞや寒かったのではないかと。
雪渓上を歩けるのはほんの少しだけでしたが、
今年はかなり残っていますね!
妻の火傷はもう一息のようです。
ここを指摘されてしまいますと、なにぶん当方の肩身が狭く…
ぺんさんたちがスタートした時間、私は扇沢駅の始発に並んで、いつもの「お弁当いかがですか〜〜」を聞いていましたよ
超ニアミスですねえ
Pは確かにまだ若干余裕がありました
夏山シーズンも終わりなんでしょうかね?
ゼイタクテン泊良かったですねえ
やっぱり山は青空が良いよね
次はテントを開けたら妙高山でいかがでしょう?
妻が、扇沢のトロリー待ちの中に姐さんとリフさんといるんじゃないかと言ってましたが、お姿見えなかったので。
建物の中でしたか
姐さんたちは、核心日は快適な で涼しくて
最高のコンディションの中、楽しまれたのではないかと思います
妻が、蓮華山頂から姐さんのいらっしゃると思われる山頂に手を振ってましたよ。
レコアップお待ちしてます
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