槍ヶ岳（上高地より テント泊）

2017年09月03日(日) ~ 2017年09月04日(月)

• GPS: 14:11
• 距離: 44.3km
• 登り: 2,490m
• 下り: 2,482m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 1:33
• 合計: 8:47

5:37 上高地バスターミナル
5:41 5:42 無料トイレ
5:49 5:49 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
6:17 6:17 明神館
6:21 6:21 徳本口(徳本峠分岐)
6:54 6:55 徳沢ロッヂ
6:58 6:58 徳澤園
7:08 7:09 新村橋(パノラマ分岐)
7:46 7:47 横尾 (横尾山荘)
8:16 8:17 槍見河原
8:24 8:25 一ノ俣
8:30 8:31 二ノ俣
8:53 8:53 槍沢ロッヂ
9:10 9:10 赤沢岩小屋（ババ平）
9:38 9:40 槍沢大曲り
10:14 10:16 槍沢・天狗原分岐
11:00 11:03 坊主岩屋下
11:08 11:09 播隆窟
11:34 11:34 殺生ヒュッテ
12:03 13:13 槍ヶ岳山荘
13:45 13:53 槍ヶ岳
14:24 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 5:02
• 休憩: 0:09
• 合計: 5:11

6:58 槍ヶ岳山荘
7:27 7:28 播隆窟
7:31 7:31 坊主岩屋下
8:04 8:08 槍沢・天狗原分岐
8:30 8:31 槍沢大曲り
8:52 8:52 赤沢岩小屋（ババ平）
9:05 9:05 槍沢ロッヂ
9:23 9:23 二ノ俣
9:30 9:32 一ノ俣
9:36 9:36 槍見河原
10:04 10:05 横尾 (横尾山荘)
10:45 10:45 新村橋(パノラマ分岐)
10:55 10:55 徳澤園
11:29 11:29 徳本口(徳本峠分岐)
12:09 河童橋

天候

1日目：快晴　2日目：曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

◆移動
・車　：　甲府発　2:30　→　さわんど駐車場（第3）　04:20
※高速使用（甲府南IC→松本IC経由）
・バス　：　さわんど駐車場　4:40（始発）　→　上高地　5:15　（往復　2,050円）
※バスの始発時間は時期によって変わります。9/3の始発バスはほぼ満員でした。（バスターミナル以降の停留所で乗ってきたお客さんが数人おりました。補助席まで使用していました。）
また、乗り合いタクシーもあるようです。5人集まれば一人あたり1,000円だとか。
http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/
http://www.norikura.cc/alice/kamikouti.html
◆駐車場の状況
さわんど駐車場は1000台停められるので余裕でした。

コース状況／危険箇所等

◆コース状況、危険箇所
基本的にこのルートは整備されて歩き易い道です。
とにかく長いのと、後半の急登でやられます。
・上高地〜横尾
きれいに整備されたほぼ平坦な林道（遊歩道？）です。歩き易いですが、とにかく長い。
・横尾〜槍沢ロッジ
そんなに登りも無いですが、登山道っぽくなってきます。歩き易い道です。
・槍沢ロッジ〜槍ヶ岳山荘
ここら辺から本格的な登りが始りますが、特に危険なところはありません。
山頂直前辺りはガレ場ですが歩き易いです。
・槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳。
登り→足場、手掛かりがあり思ったより登りやすいです。またところどころにクサリ、ハシゴがあり、注意して登れば問題ないと思います。
ただ、高所恐怖症の人はキビシイかもしれませんね。特に下りは下を見て下りる必要がある分、コワイです。
また、ハシゴですが、ハシゴの間に岩が突き出している箇所があり、足をかける時に足の掛りが少なくなってしまう箇所がありますので注意。

写真

9/3 4:22

車は「さわんど第3駐車場」に停めました。
駐車場からの連絡口の通路を通ります。

9/3 4:29

階段を上って正面にバスチケットの自動販売機があります。
4:30頃に自動販売機のシャッターが開けられました。

9/3 4:32

往復チケットを買い、バス乗り場へ。
始発（4:40）のバスに乗ることが出来ました。

9/3 4:35

バスに乗り、さわんど駐車場バスターミナルから上高地まで約30分。

9/3 5:21

上高地に到着しました。
トイレに行き、登山届けを出します。

9/3 5:38

いよいよ出発します。

9/3 5:42

ちょっと行くとカッパ橋に着きました。

9/3 5:55

しばらくずっとこんな道が続きます。

9/3 6:16

明神館に来ました。
穂高奥宮？

9/3 6:44

左を見ると、穂高連峰が・・・・。
カッパ橋からの景色もいいですが、こちらからも素晴らしい。

9/3 6:48

ひろびろ。

9/3 6:52

林道歩きは気持ちイイ。
なんて思えたのはこの辺まで。

9/3 6:54

徳沢ロッジ。
立派な建物です。

9/3 6:57

徳澤園。
芝生のテント場がありました。

9/3 7:41

横尾。

9/3 7:46

ここから涸沢のほうに行けるのか・・・・。

9/3 7:46

きれいなトイレと水場、売店がありました。

9/3 7:47

ここでの分岐の看板を見て唖然。
中間地点なのか！

9/3 8:24

こんな橋を渡ります。
ほんとよく整備されています。

9/3 8:25

一ノ俣

9/3 8:26

川沿いの道を歩き。

9/3 8:27

と思ったらガレ場を歩き。

9/3 8:30

また橋を渡り・・・・
きれいな景色といろんな道があり楽しめます。
元気なうちは。

9/3 8:32

陽がさしてきました。

9/3 8:52

槍沢ロッヂに到着。
ここの建物もきれいで立派。

9/3 8:52

まだまだだな・・・・。

9/3 8:53

槍沢ロッヂから槍がちょこっとだけ見えます。

9/3 8:58

途中にあった岩に「槍見」の文字が。

9/3 8:58

ふと見上げると・・・・。
槍ヶ岳まではまだまだなハズなのに、と。
後で調べたら、この少し奥にある岩に登ると槍ヶ岳が見えるそうです。

9/3 9:18

赤沢岩小屋。
トイレとテント場がありました。

9/3 9:23

進んで行くと、開けた場所に出ました。
山々が屏風のように連なる雄大な景色です。

9/3 9:37

槍沢大曲分岐。

9/3 9:37

もうたまらんです。
ヘロヘロだったのを忘れる景色です。

9/3 9:57

もう何も言う事ありません。
すばらしい。

9/3 10:52

すごいところ歩いて居るんだなあとしみじみ思いました。

9/3 10:56

ふと見上げると、槍ヶ岳が・・・・。
ここから槍ヶ岳山荘まで1時間以上かかりました。

9/3 10:56

真っ青な空に映える槍ヶ岳です。

9/3 11:01

遠い・・・・。

9/3 11:08

播隆窟。
槍ヶ岳を開山した播�肋綽佑�泊まったとされる洞窟で、かつては「坊主岩小屋」と呼ばれていたらしい。

9/3 11:33

計画では「殺生ヒュッテ」にテント泊する計画でしたが、まだまだ時間が早いので槍ヶ岳山荘まで行きます。

9/3 11:34

あと一息。

9/3 12:05

ほんとにあと一息。

9/3 12:07

到着しました。

9/3 12:18

こんな近くに槍ヶ岳を見ることが出来るなんて・・・・。

9/3 12:55

さっそくテント代金を払い、テント場に行きます。
この時点で2/3くらい空いていました。

9/3 13:06

取りあえず槍ヶ岳山荘でカロリー補給。
カレー（1,000円）です。
じゃがいもがゴロゴロで美味かったです。

9/3 13:12

お腹を満たした後は、槍ヶ岳が見えるテラスでまったり。
しばらく、登るルートと下りるルートを予習しました。

9/3 13:14

写真でズームしてみると、よくこんなところを人が登っているなと。

9/3 13:14

崖にいるヤギみたい。（失礼な）

9/3 13:14

高所恐怖症の私には見ているだけでコワイです。

9/3 13:31

しばらく見ていて、行くか行かぬか悩みましたが、意を決して出発！

9/3 13:33

まずはこんな岩を登っていきます。

9/3 13:35

「良い子はマネしちゃダメ」と言われるレベルです。

9/3 13:37

ここも岩を登って行き、その先のハシゴへ。

9/3 13:37

もう無我夢中です。

9/3 13:41

ハシゴの先にL字の金具が岩に打ち込まれており、それを頼りに登っていきます。

9/3 13:42

こんな感じ。

9/3 13:43

途中、登りと下りが一緒になるところが有り、しばし停滞。

9/3 13:44

待ち時間を持て余し、振り返ってしまいました。
怖えええ。

9/3 13:48

とは言え、ここまで来たら進むしか無し。
先に見えるのは、頂上手前の2連ハシゴです。

9/3 13:50

頂上手前のハシゴ。
自分に暗示をかけ登ります。
ハシゴの間に岩が張り出しているところがあり、足掛かりが少なくて怖い。

9/3 13:51

登頂しました！！！

9/3 13:52

頂上は狭いです。20人もいれば一杯なのでは無いでしょうか。

9/3 13:57

頂上でのパノラマ写真。
(360°パノラマでご覧ください）

9/3 13:57

頂上からの景色です。
まわりはガスガスで残念ながらよく見えませんでした。

9/3 14:00

槍ヶ岳山荘を見下ろします。
しまった、高所恐怖症だった。
もう怖くて落ち着きません。

9/3 14:00

頂上では余裕が無くてこんな写真を撮ったのも覚えてない。

9/3 14:00

小槍？
もう落ち着かなくて早々に下りました。頂上滞在時間約10分。

9/3 14:06

登りより下りのほうが怖くて、下りの写真を撮る余裕がありませんでした。

9/3 14:24

無事下山。
登る前は、次の日の朝にもう一度登ろうかななんて思っていましたが、「もう登らない」と"強く"思いました。

9/3 14:59

よく槍ヶ岳に登ったと、自分へのご褒美に自動販売機でコーラを買いました。300円。

9/3 15:01

人が途切れることなく、槍ヶ岳に登っています。
みんなすごいな。

9/3 16:19

ほっとしてテント場に戻ります。だいぶ増えました。
（この後、小屋に行ってみたら「本日、テント場はすべて満席になりました」の看板がありました。

9/3 17:08

17:00頃の殺生ヒュッテです。
こちらのテント場はまだまだ余裕がありそうです。

9/3 17:23

暗くなる前に夜ご飯。
こんな感じ。ショボイです。

9/3 17:48

さあ、後は夕焼けを見て寝るのみ。

9/3 17:50

写真をあちこち撮っていると・・・・
ん？

9/3 17:50

飛ばされたテントと思われるものが落ちていました。

9/3 17:52

さて、景色はと言うと、相変わらずガッスガス。

9/3 17:53

東側も西側もガスでダメかぁと思っていたら・・・・。

9/3 17:54

急に東側からガスが上がってきました。
なんと「ブロッケン現象」が。

9/3 17:57

反対側を見てみると、こちらも幻想的な景色が。

9/3 18:02

もうすぐ陽が沈む・・・・となった途端、急に霧が晴れていき。

9/3 18:10

西側の雲も下がってきました。

9/3 18:11

夕日に照らされたテント達。

9/3 18:15

山頂でこんなきれいな夕日は初めて見ました。

9/3 18:16

徐々に消えていきます。

9/3 18:18

きれいなオレンジ色。

9/3 18:18

東側はほんのりピンク色。

9/3 18:31

陽が沈んでしまうと、月が明るく輝いていました。
この夜は、月が明るくて星がほとんど見えませんでした。
この日は大満足で19:30頃就寝。

9/4 4:55

2日目の朝は5時前に起きてご来光を。朝の槍です。
既に登っている人がいました。

9/4 5:11

だんだんと明るくなってきました。

9/4 5:17

気が付いたらこんなに大勢の人が・・・・。
皆さん早起きですね。

9/4 5:19

雲がかかっていたので、ご来光はダメかと諦めていたところ、出ました！

9/4 5:22

赤く照らされています。

9/4 5:24

西側の山々。

9/4 5:27

陽がどんどん登って行ったら雲に隠れて見えなくなってしまいました。

9/4 5:31

富士山と南アルプス。

9/4 6:50

八ヶ岳。

9/4 7:05

東側の山々。
もう大満足でした。

9/4 7:11

7:00に下山を開始しました。
名残惜しくて何度も槍ヶ岳を見ながら下山です。

9/4 12:08

帰りは昨日の疲れも残り、ヘロヘロふらふら。
長かったです。

9/4 12:09

カッパ橋から穂高連峰を。
充実した登山でした。

9/4 14:51

帰りの高速のみどり湖PAで長野名物の山賊焼きを食す。

撮影機器：

PowerShot SX610 HS CANON

AQUOS CRYSTAL Y 402SH ワイモバイル シャープ

装備

個人装備

ヘルメット テント類 食事4食分 行動食 ファーストエイドキット 帽子 手袋 ストック カメラ スマホ 飲み物1.5Ｌ ちり紙類 充電池 フリース ウインドブレーカー 替え下着類

感想

Dkoba

前からいつか行こうと思っていた槍ヶ岳。
突然思い立って、9/3、4に行くことに決めました。
とは言え、時間的な余裕は1泊2日しかありません。最初は「中房温泉〜大天井〜槍ヶ岳〜槍ヶ岳（小屋泊）」を考えましたが、自分の体力では到底行ける計画ではありません。
仕方なくもう一つのプランとして、今回のルートに決めました。当初のプランより余裕かなと思いお金の節約も兼ねてテント泊で、としたのですが、テント泊荷物を持っての山行はかなりキツクて計画が甘かったと反省です。
とは言え、1日目の天気が良くていい景色を堪能することが出来た上、夕日、ご来光も見れたし、無事槍ヶ岳に登ってこれて大満足でした。
1年前に大天井から槍ヶ岳を見て「自分は槍ヶ岳なんて無理だな」なんて思っていたのが不思議です。