日本百名山「水晶岳+鷲羽岳」※七倉からピストン -9月度- お初の山1st
- GPS
- 22:46
- 距離
- 40.9km
- 登り
- 3,380m
- 下り
- 3,181m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 11:13
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 10:56
1日目=11時間13分(ヤマプラ標準時間=12時間50分/18.1km)
2日目=9時間4分(ヤマプラ標準時間=13時間00分/19.3km)
歩行距離=20.19km+20.8km
標高差=1,870m+1,755m(下り含む)
平均速度=1.80km/H+1.94km/H
※全てGPSログ(山旅ロガーで記録)より
GPSログは歩いたルートを記録しています。
直線距離より長めに記録されていますので参考程度として下さい。
天候 | 1日目晴れ後曇り、2日目=曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
http://www.webmarunaka.com/nanakura/access.html 道路状況:2車線の舗装路 駐車場:七倉に無料駐車場あり トイレ:駐車場及び各小屋にあり コンビニ:周辺にあまり無かった気がします ガソリンスタンド:こちらもあまり見当たりませんでした |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.七倉〜高瀬ダム間のタクシー運行時間他は下記参照 http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/qa.php#q2 2.上記タクシー料金は、今回は1名乗車だったので2,000円でした 3.七倉〜高瀬ダム間は、徒歩で1時間20分程度です 4.高瀬ダムにはタクシーが常設している模様で、 不在時も15分位待てば来るそうです(電話すると予約車まで待たされる) 5.不動沢吊橋から裏銀座登山口間は、砂地のマークをよく確認する事 6.登山口〜烏帽子小屋間の北アルプス三大急登は、12の番号があります きついです! 7.裏銀座コースは全体的に岩塊が堆積した登山道及び岩場なので、 ストックの使用頻度は低く、また悪天候時は注意が必要です。 8.東沢乗越〜水晶小屋間は、ザレ、岩場等+急登です 9.水晶小屋の水は有料で、購入量にも制限があります ※ミネラルウォーターは別途 10.水晶小屋〜水晶岳間は、ザレ+岩場で天気が悪い時は危険 11.水晶小屋〜鷲羽岳は、ワリモ岳の登り返しがきついです 12.水分補給量≒1.5L/1日目+2.0L/2日目 |
その他周辺情報 | 信濃大町なび http://www.kanko-omachi.gr.jp/taxi/noriai.php 水晶小屋 http://kumonodaira.net/suisho/index.html |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖シャツ
ノマドパンツ
靴下
帽子(夏帽+ニット帽)
手袋(夏用+フリース)
雨具(ストームクルーザージャケット+パンツ)
ストック
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食(1日目=ゼリー飲料×1+パン×2+おにぎり×2+2日目=ゼリー飲料×2+パン×1+おにぎり×3)
非常食(ビタミン剤+ドライフード)
飲料(スポーツドリンク=各日500mL×6)
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ(予備)
予備電池(GPS+ デジカメ用)
GPS
ファーストエイドキット
常備薬(痛み止め)
日焼け止め
リップ
ロールペーパー
保険証(コピー)
スマホ
タオル
ツェルト
浄水ストロー(常備)
万能ナイフ(常備)
カメラ(コンデジ+ミラーレス)
エクストラクターポイズンリムーバー(常備)
ホッカイロ(常備)
ウルトラライトダウン(常備)
熊鈴×2(常備)
就寝時着用スエット
酒180mL×2
つまみ×2
|
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感想
2017年9月3日(日)〜4日(月)
今回は1泊2日で、七倉山荘→水晶小屋泊→水晶岳→鷲羽岳
→下山の計画を立てた。
但し結構無茶な計画なので、予備日を1日設ける事として
野口五郎小屋泊→烏帽子小屋泊も視野に入れて準備していた。
但し結果的には、当初の計画通り1泊2日で全工程を踏破している。
-day0:2017.9.2(土)-
最近の週末は毎度同じになりつつある。
土曜日は休養日、そして夕方に寝て深夜発なのだ。
不思議とこのパターンは定着しており、問題なく寝る事が出来ている。
さて、この日パッキングの確認を行った。
理由は、9月の気温に対応する為の準備と、酒である。
防寒手袋+ニット帽+ダウンは、常設なので問題なし。
小屋から早立ちする為の、パンとゼリー飲料は大目に追加、
酒はつまみと合わせて180mL×2パックとした。
足りなきゃ小屋で買うし……。(-。-)ボソッ
-day1:2017.9.3(日)-
七倉山荘から高瀬ダムまでは、徒歩で歩く事にした。
現着時間から見て、タクシーの運行時間を待つより、
歩いた方が早いからである。
なお、この七倉からの歩きは計画の中の1つであり、問題はない。
さて、裏銀座登山口から始まった北アルプス三大急登は、
ボディーブローの様に太股に効いてくる。
途中で抜いたパーティーも居たが、抜かれた人数の方が多い。
長距離計画故に、ゆっくり登っていたとは言え、
あっさり抜き去られると言うのは寂しいものである。(T^T)
で、なんとか烏帽子小屋に辿り着いたのが、9:02。
七倉発から既に6時間が経過していた。
ここで水晶小屋までの時間を確認すると、大よそ15時着になる。
「野口五郎小屋着が12時を過ぎていたら、野口五郎小屋泊かな」
そう考えつつ烏帽子小屋をあとにした。
烏帽子小屋以降は、砂れきを経由して岩塊堆積地帯を歩く事になる。
岩塊地帯はストックなんて無い方が歩き易いし、また安全性も高まる。
でも、ちょっとした登り勾配ではストックも使いたい。(-。-)ボソッ
そうは言っても出し入れは面倒なので、
結果、ストックは手荷物状態となる。
ただ手は塞がっていても、
岩塊地帯の歩きは嫌いではないので、結構スイスイ歩く事が出来た。
-中略-
東沢乗越で、若い女性と合体した。(#^^#)ポッ!
いや、追いついたので、そこから水晶小屋までランデブーとなったのだ。
話しをしながら登っていたのですが、
テントを担いで自分と同ペースとは最近の女性は凄いですね。
で、この登り、小屋まで40分とあったが、
ホンマかいな?と思う位きついぞ!!
ザレはあるわ、岩場はあるわ、急登だわ、小屋は遥か彼方でんがな。
やっとの事で辿り着いた水晶小屋、
とっとと中に入って休みたい、との一念で現着即チェックイン。
すると、
「本日はご予約で大変混みあっており云々」
「お布団1枚に2名様となりますが、宜しいですか?」
宜しいもへったくれも、ここから三俣山荘に行く気力も体力もございません!
そのままご宿泊は確定するのでした。
で、着替えやら何やらを済ませて、即効で( ̄0 ̄)ノ口ウィ〜ッもう1杯!!
2パックなど、あっと言う間に空っぽでございまする。
おかわりしようかと考えたが、明日の為に控える事にした。
そして時刻が16時を過ぎた頃、
団体予約のキャンセルのアナウンスと共に、寝床の確保が確定した。
すると、宿泊予定の全員が拍手喝采となった。
まあ当然と言えば当然ですね。
寝られるか、寝られないか、は大きな違いですから。
夕食はカレーで、おかわりは自由。
ちょっと具が少なかったかな。(-。-)ボソッ
夕食後、横になって休んでいたらガスっていた外の景色が
一変して、見事な夕焼けになっていた。
本日1番の景色である。
寒いだのなんの、とは言ってられません。
上着だけ羽織って外の景色を堪能します。
赤く染まる空
荘厳なる山々もピンク色の化粧を纏う
一瞬とも言える時の中で
艶やかなる装いと共に沈み行く夕日
のちに現れる漆黒の夜空と星星
ん〜たまらん!
-day2:2017.9.4(月)-
1名1枚の布団の中で熟睡し、目覚めたのは午前3時。
まだ誰も起きている気配が無い。
でも早立ちするにはボチボチ準備しないといけません。
1人だけガサガサしています。すみません。
で、4時位になると数名が準備を始めました。
暗い中、先に鷲羽岳へ行こうとも考えましたが、
折角なので、水晶岳山頂から朝焼けを楽しむ事にしました。
4:30 水晶小屋出発。
ヘッデン装着、空身で登ります。
薄暗いのでゆっくり注意しながらです。
噂には聞いていたが、ここのザレは危険ゾーンですね。(-。-)ボソッ
とりあえず予定通りに山頂に到着したので、
朝焼けを堪能します。
で、下山しようかと思ったら、御来光の気配があったので、
このまま御来光待ちとなりました。
御来光はお目当てではありませんでしたが、
太陽の光を浴びた山々の素晴らしさに、またまた感動した次第です。
ま、本日の眺望はこれで終わりですけどね。(-。-)ボソッ
水晶小屋を下山した所で、トイレ……。
続いて鷲羽岳へ向かいます。
ワリモ岳の登りと帰りの再登はやっかいでしたが
往復の時間としては以外と早かったと思います。
途中、祖父岳からの眺望を楽しむ予定でしたが、
生憎の曇り空なので、今回はパスしました。
で、ここからは一気に下山モード全開です。
水晶小屋から少し先で、若い女性(昨日とは違う)とまたまた合体しましたが、
彼女は烏帽子小屋に泊まる予定との事で、途中から別行動となりました。
烏帽子小屋に泊まれば良かったよ〜!!(T^T)(T^T)
-中略-
移動時間を確保する為、食料はパンとゼリー飲料中心です。
おにぎり弁当もありますが、これは最後の最後です。
って事で、駐車場に到着した途端に食べました。
話は戻りますが、高瀬ダム着時にタクシーが来たので
そのまま乗車して下山しました。
運転手曰く、電話で連絡すると、
そのタクシーが来るまで別のタクシーには乗れないとの事で、
10〜15分待てば常設のタクシーが来るそうです。
さて最後に、北アルプス最深部の2つの百名山を登る事が出来ました。
自分の中で、色々な意味で敷居の高い北アルプスでしたが、
下山直前には感慨深いものがありましたね。
ま、うるっときた所で下からの登山者が現れたので、我慢しましたけど。
さてと、日本百名山も残す所あと3座です。
でも、9月は「山に連れてってツアー」が満載な事と、
季節がら、既に行けない場所なので、完登は来年に持ち越しとなります。
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