北八ヶ岳 ( 冷山2193 稲子岳2380 )
- GPS
- 09:21
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 909m
- 下り
- 905m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 9:21
天候 | 曇り→雨→曇り→豪雨→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
佐久方面から来ると、麦草ヒュッテを100mくらい過ぎた左側です。 広い駐車場で30台くらいは駐車できそうです。WCもきれいです。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
週末の天気は雨模様、雨なら北八ヶ岳で「しっとりと」と思い地図を広げました。
どうせなら、未踏の山、ということで見ると、冷山、稲子岳、八柱山、前掛山の4山。
八柱山、前掛山はすぐに行けそうなので、とりあえず冷山と稲子岳。
2つの山には地図上に登山道がないので調べてみると、何とか行けそう。
特に稲子岳が楽しそう。今回のメインは稲子岳に決定
まずは麦草ヒュッテから国道沿いの自然歩道を狭霧苑地に向けて進む。
途中に湿地状の駒鳥池があるが、ただの小さい茶色の池。
池からは苔むした原生林の遊歩道となるが、国道を走る車の音が耳障り。
国道の脇を通り過ぎると、まもなくして狭霧苑地に出る。
狭霧苑地からは五辻方面への道を分け、渋の湯方面へ進む。
ここからの道もはっきりしていて、静かな山歩きができる。
岩の斜面を登って、「丸山→」と書かれた道標のある冷山のコルに到着。
冷山のコルからは道も踏み跡も無いので、歩きやすそうなところを探しながら、
西側の緩斜面を適当に登る。尾根道に出るとすぐに冷山山頂に到着。
冷山からはいったん渋の湯に下って、中山峠まで登り返す予定だったが、冷山のコルにあった
「丸山→」と書かれた道標が気になったので、冷山のコルから丸山方面に進む。
赤テープ等があるものの、道がはっきりしない。積雪時のルートかな?
しばらくGPSを頼りに進むと、踏み跡がはっきりしてくる。
倒木をかわし、樹林帯を抜け、大きな岩のある斜面に出て、シャクナゲを漕ぎ、
再び樹林帯に入ると、丸山山頂付近の一般道に出た。
丸山からは一般道を高見石小屋→中山→中山峠→黒百合ヒュッテへ。
麦草峠から丸山までは誰とも会わなかったが、ここからは雨にもかかわらず、人 ! 人 ! 人 !
雨は中山の登り始めから、激しくなり、傾斜のある道は川、傾斜のないところは水たまり。
途中、水たまりに難儀していると、丸山からの下りで追い越したおばちゃんに追い越される。
このおばちゃん長靴をはいたように水たまりをじゃぶじゃぶ突き進んでる。
「靴の中濡れないんですか?」と尋ねたら、「ゴアテックスだから大丈夫」との答。
私の靴もゴアテックスなんですけど・・・
黒百合ヒュッテに到着。雨足は全く衰えない。
昼食を摂り、少し休んでから、稲子岳へ向かう。
中山峠を越え、しらびそ小屋方面に少し下ると、ロープが張ってある先にはっきりとした踏み跡。
その踏み跡をたどり、赤テープを確認し、明瞭な道を進む。
崩壊した斜面を横切り、ひと登りすると、樹林帯からロープが張られた砂礫地に出る。
ここには、コマクサやイブキジャコウソウが咲いていた。
この先が山頂のようで、晴れた日には眺望も期待できそう。
山頂からは、ケルンを目印に再び樹林帯に入る。
道なりに進んで、斜面を少し登ると、にゅう直下の一般道に出る。
にゅうから中山峠に向かってすぐの2段梯子の左の赤リボンのところ。
後は白駒池を経由して、駐車場に戻るだけ。
にゅうからだらだら樹林帯を下り、白駒池からは観光客にまじり歩き、麦草峠の駐車場に到着。
その頃には雨もずいぶん小降りになってきた。
今回は地図上に登山道がないマイナーな2山に行きましたが、稲子岳はかなり気に入りました。
道もはっきりして、人もあまりいなそうだし、晴れた日にもう一度訪れてみたいです。
冷山(れいさん)の方はもういいかな、みっちーと結婚してしまったことだし・・・ (終)
ronさん、雨の中お疲れさまでした。
それにしても渋いルートですね
でも、苔むした感じなど、まさに北八ッ全開でいい感じです!
豪雨は余計だった(カメラ残念でした。。)かと思いますが、静かな山歩きを堪能できたのではないでしょうか。
あと、レコを見ていて、ちょっとした探検気分を味わえて、面白かったです。
冷山、稲子岳、どちらも初めて知りましたが、興味が出てきたので、是非晴れた日に、私も行ってみたいと思います
それからNV-U37、かなり便利そうですけど、どんな感じですか。
cirrusさん、こんにちは!
調べてみると、丸山⇔冷山は廃道になっていました。(2002年の記録で廃道の記載もあり)
以下抜粋です。
冷山のコルから丸山へのルートは「廃道」扱いされていますが、
冷山のコルにある「丸山→」の標識はそう古くないように感じられました。
ただしこれ以上の情報は得られませんでした。また、冷山山頂へは登山道はありません。
また稲子岳の道はよく踏まれているようで、問題はないのですが、
「大崩壊地があります、落石には細心の注意を払ってください。」との記載がありました。
私が感想に「崩壊した斜面を横切り、」とさらっと書いた斜面のことだと思いますが、
連日の雨のせいか崩壊が現在進行形でした。
あと、私のは雨だと機嫌が悪くなるようで、たまに通電を拒否しやがるんですよ
帰宅後はいつものように復活してましたけど
NV-U37はいいですよ ここでは何ですので後ほど・・・
はじめまして、ron様
稲子岳のコマクサはとてもいいようですね。
地元でもあまり話題には上る機会がありませんが、
仲間が行って、とっても感激して帰ってきたことが
ありました。(7年ほど前) コマクサ コマクサ
何度か行こうと思っているのですが、ニュウから先、
どこに入れば良いかつい見逃して、
天狗方面を目指してしまいます。
花の時期は雨天も多く中々山へ行く日が合わないところです。
今回のように中山峠の方からが入りやすいようですか?
晴れ間が覗いたら行ってみようと考えています。
されど、最近八ヶ岳方面は稜線見えません。
早く晴れないかな?
aonuma1000さん、はじめまして
稲子岳はよく知られてる山だったんですね。
踏み跡ばっちり、赤テープ等の目印も結構ありました。
もう少し藪っぽい道を期待していたんですけど・・・
>今回のように中山峠の方からが入りやすいようですか?
取り付き場所を知っているなら、中山峠の方からが入りやすいと思います。
中山峠直下の鎖場を下って、ロープの張ってある先の踏み跡から入りましたが、
しばらく行くと、崩壊した斜面に道が分断されます。
この斜面を注意深く横断して、しばらくしてから下の方から来る道と合流したので、
正規の道はこの下からの道かと思われます。
私が取り付いた場所よりも、もっと下の方に正規の取り付き場所があるようです。
調べると、看板の下がったロープの先みたいです。
ただ、分かりやすいのはニュウのすぐ先からだと思います。
ニュウ直下から中山峠に向かうと、すぐに2段くらいの小さな梯子があり、
その左に赤いリボン(テープだったか?)の目印があります。
その先は樹林の急斜面となっていますが、薄い踏み跡と目印があります。
降りやすそうなところを、適当に底まで降りて行くと、稲子岳に向かう明瞭な道があります。
あと、aonuma1000の山行記録を見たら、北八ッのオンパレードですね
私も北八ッの下山後の は、いつも八峰の湯です。
稲子岳を知ったのもここの露天 の写真からでした。
こんばんは、ron様
ご丁寧な説明ありがとうございます。
信州山岳ガイドに稲子岳の案内はあるのです。
http://www.naganoken.jp/mount/suwa/k-yatsu/inagodake.htm
(このWebページがとても丁寧なので、よく利用しています。)
しかし、現地に行くとどうも不安になり、ついぞ天狗の誘惑に負けて行ってしまうパターンが多いのです。
行くならコマクサの時期と決めているのですが、
なかなか天候が合わず、今週末が最後のチャンスかと
考えています。晴れますように!!!といった
ところです。
北八&南八四季折々の風情を示し最高です。
お金も&暇もないので、地元の八ヶ岳ばかり
放浪しています。
今頃どうも(。_。;)
8月4日に渋の湯〜冷山〜丸山を
去年10月にニュー〜稲子岳〜中山を歩きました。
冷山は藪漕ぎだと思ったけど、破線ルートの冷山のコル〜丸山の方が、部分的に藪&倒木でしたね。踏み跡は、地形図の破線とはかなりずれていました。
稲子岳の南側の崩落地を越すのがちょっと大変でした。
写真 懐かしく拝見しました。
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