コイボクシュメナシュンベツ川から楽古岳
- GPS
- 08:45
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,119m
- 下り
- 1,119m
コースタイム
-8:10崩落跡-8:27co780m二股8:35-10:53ドラム缶-11:29頂上12:15-楽古山荘14:30
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
修復も終わり山荘前の広い駐車場が使えます。普通車でも大丈夫。 |
写真
感想
*****iwa隊長のブログから******
札幌5名で2時に出発、富川で1名と合流、2台で楽古山荘に向かう
楽古山荘で三段山オフミ参加のあつしさんが朝ご飯を食べていた。
会の山行で3人で沢から同じコースを行くとの事
【渡渉】
この沢コースはyoshioさんがかなり前ganさんに連れられて行ったのと
夏山は4回行っているそうです。
宮ちぁんも夏道行っている。
〇さんは夏山からは相当登っているが沢からははじめてとの事
私を含め3名は初めての楽古岳を沢から贅沢に登ります。
準備をして5時45分我々が先行で、草付の林道から入り、何回か渡渉し入渓
河原歩きがつずく、530左に曲がると以前降りてきた十勝岳への二股に着く
そこからちょっと上がっところに二つの釜を持った滝が左岸側を巻くが
足場が弱くなってきて不安定、念のためザイルを出し、必要な人は使ってもらう
ここで
【大事な木の根っこ】
yoshioさんが木の根にシュリンゲが絡み、木の根をもいだ
マリッカ姉御が後ろで手がかりの根が無くしたと怒っている
yoshioさんはあれはあてにならない危ない根だから取ったと言っていたが
ほんとうだろうか
この先であつしさんグループに抜かれる
【天空の滝】
途中、微妙なヘツりや綺麗な釜、滝を超えたり、高巻きをしたり
本日の780核心部の大岩が見えてくる
右側から岩を巻くように向かうと延々とつずく滝が見える、ここが核心か
皆の顔に気合いが、先行の3人組が30mくらい上に這いつくばっている
ここから標高差500ぐらいをこのような滝をのぼらなくてならないようだ
絶対、落ちたり、怪我をする事が出来ない
【個人の尊厳のシラちゃんがあせる】
3点支持でゆっくり登って行く、下からザイルと誰かが言っているが、こっちも
必死で登りバンドのようなところで後続を待つ
ザイルをほしいとシラちゃんが言っていたようだが、最初であせったようだ
宮ちゃんが最後尾で手がかりが少ない処の手の箇所、足の箇所教えてもらい登ってきた
【3点支持でゆっくり】
〇さんにトップをお願いして体制を作る、〇さんは猿のようにドンドン上がって行く
マリッカ姉御は赤岩にいる時よりおとなしく三点支持を正確にやって頑張っている
今日はニンニクパワーヤメたのかな、匂いが・・・
1000ぐらいか気合いを入れながら滝を登るが途中から足かかりが無く高巻き
をする。
休憩で後ろを見ると十勝岳がでっかくそびえている。綺麗だ
オムシャヌプリ、見えないが野塚もあるのだろう。
源頭も近くなりラーメン用水を汲む、シラちゃんも慣れてきたようで検討をたたえあい
油断しなよう頑張ろうと一声かける
【あったドラム缶】
1230二股を右に入り次の二股で読図をして沢形らしい方を行くとありました。
楽古名物ドラム缶がすっぽりハマってました。ほんと不思議だ
そこから20分くらいか藪こぎ無しでハイ松帯を歩き尾根に出ました。
【楽古山頂】
後は最後の急登尾根を登り、やりました11時25分誰もいない楽古岳山頂
あつしさんグループは降りたようだ。
バッタがいっぱい飛んで攻撃されます。
少し下がったところでラーメン屋開店
明星チャルメラ ホタテ味 ネギ チャーシュー
あっという間に閉店 ホタテ味が好評
二人の男の人が夏道から上がって来ました
【下山】
山頂写真を取り、12時30分夏道下山標高をドンドン下げて行く林道に入り
14時30分楽古山荘へ着く
冷やしていたビールを皆でカンパーイ、うまーいでした。
【シラちゃん爆睡】
風呂の用意をしてあえるの湯に向かう
お酒えを飲まないシラちゃんの運転で向かうが急にスピード出したり、何かフラフラ
しているので『眠たくないの』聞くと『眠たくないと』言うが何か蛇行する
道路が悪いから蛇行すると言うが目がショボショボでヤバイ
代わった途端、爆睡、宮ちゃんに運転変わって良かった
【宴会】
風呂からあがりセーラーズでお酒を買い宴会突入
牛すき焼きパーティー楽古岳山荘貸し切り
yoshioさんの1839登頂乾杯をする
盛り上がったが、22時皆、寝てなく疲れもあり早めに床に就く
先週の伏見小屋で蚤にやられたので今回はアースジェットを巻き
おまけに山荘の布団で寝ないと思ったが寝袋とマット忘れて
また借りたが今回は大丈夫のようだ
【帰札】
朝5時起床、すき焼き丼を食べ、静内マックでコーヒーを飲み
富川でシラちゃんと別れ、11時帰札
参加の皆様、お疲れ様でした。
あこがれのコイボクシュメナシュンベツ川からの楽古岳、良かった
また行きましょうね
*****marikka感想*****
楽古岳は未踏の南日高の山です。
札幌からはなかなか足が向かない遠き山です。
沢登りを始めるようになって4年目、体力もついているような
歳で落ちてきているような微妙なこの頃、。
去年、幌尻岳の排泄処理運搬のボランティアに参加した時、
メンバーの沢達人から、一度は登ってみるべき沢と言われたのが
今回の沢です。ものすごい急な滑滝(?)が延々と200m近く続くそうです。
そんなに難しくはないけど、一歩間違えば怪我ではすまない沢のようです。
赤岩や室内壁で練習しているので、落ち着いて登れば大丈夫でしょう。
iwa隊長が心強い仲間を集めてくれ、6名で登ることになりました。
夜中に札幌を出発、出発点の楽古山荘に朝5時過ぎに到着。
支度をして出発です。
co530mの十勝岳への二股までは何度か渡渉しますが、蕗の間を歩く感じです。
530m二股で右の沢へ進むと、すぐ噂の左岸ヘツリの釜が現れます。
以前見た写真よりツルン・のっぺりです。足掛りの岩が落ちてしまったようです。
iwa隊長と○さんが、なんとかヘツッて行きましたが、足元の
土も崩れそうだし、手掛りの枝も抜けそう(+_+)
ここはロープを出してもらわなくちゃ、怖いぞ。
ロープで確保してもらい、yoshioさんがヘツル。
ついでに抜けそうな枝もリュックにひっかけたまま
抜いてしまいました。人気の沢で多くの人が入っているらしく
コースが荒れてきていのかも。残りの3名もクリアしました。
ここをクリアした所で、後ろからやってきた3名のベテランらしき沢ヤさんに抜かれました。
3名のうちのお一人はHYMLメンバーで、冬の三段山オフミでご一緒した方です。
なかなかな足取りで進んで行きましたわ。私たちも頑張って先へ進みます。
谷が深くなり、両側から綺麗な滝があちこちで流れ落ちてます。
左手には、たぶん去年の春先にでも崩落したと思われる跡がありました。
その辺りから水が伏流になりガレ場が続きます。
ガレの最終地点あたりで沢が右に屈曲して、ますます荒々しい男性的な
景色となり核心に近づいたことが分かります。3名が、核心を前にして
休憩中。私たちもすぐ休憩!ほどなく3名出発。見ていると壁のような滑滝に
四足で取り付いています。足がかり手がかりはあると聞いているので、
落ち着いて確実に登ることを胸に、私たちも出発です。
滝の下に着くと、壁のように見える岩、斜度は70度くらいあるように見えます。
絶対にロープをつける斜度だよなと思いますが、上での確保もままならない所なので
三点支持をまもり、スリップは命取りで絶対に許されないので
しっかりした足場・手掛かりを選び体を持ち上げます。
ヨッコラセという所は、ちょっとお尻押してもらうだけで、
体力温存に助かりましたね。ある程度登ると踊り場状の休みどころは
あります。噂では、ズ-----っと壁が続くと思っていたので、
ちと安心。でも、その先も核心は続きます。一ヶ所、どうしても
手掛かりがなく左岸を巻きましたが、技術的には難しくないです。
でも、高度感が半端じゃないし、一歩のスリップも怪我では済まない
そのプレッシャーが凄かったです。
1200mを越したあたりで二股になり右へ進みます。
沢形を素直に進むと、噂のドラム缶がありましたわ。
このドラム缶から上もなかなかな斜度です。草木を掴んで
体を引き上げます。花々や稜線の近さに励まされ頑張ります。
札楽古の登山道に藪コギなしで出れるのは嬉しいですね。
頂上までの急登を頑張ると、誰もいない山頂到着!!!
やったぜ、景色は見えないけど、あのド派手な標識がありましたわ。
山頂はバッタがビシバシぶつかりイマイチなので、ちょっと下がったところで
iwa隊長の山頂ラーメン開店! 夏道から2名の方が登ってきました。
「どのルートから?」って聞かれてなんか嬉しい♪
しばらくラーメンタイムで寛いだ後、夏靴に履き替えて下山です。
スパイク地下足袋に履き替える人、沢靴にスパイクつけて降りる人
それぞれに工夫して下山です。降りはじめると、なんか体の踏ん張りがきかない。
そんなに体調が悪かったわけでもないのに、踏ん張れなくて転んだりします。
○さんが見かねてストックを貸してくれました。ストックをつきながら
全然スピードも出せなく、みんなの足を引っ張りながら下山です。
途中の休憩で、ふとスポドリを飲んでいないことに気が付きました。
基本の「キ」なのに、この日は真水ばかり飲んでます。
iwa隊長にスポーツソルトをもらい飲みました。
休憩後10分ぐらい歩くと、今までフラフラと踏ん張れなかったのがウソのように
足が出ます。疲れてはいますが、普通に歩けました。
早く気がついてソルトをもらえば、みんなの足を引っ張らなくて済んだのにと、
申し訳なかったです。メナシュンベツ川の渡渉も登山靴を濡らすことなく
すみ、2時間ほどで山荘到着。
クーラーボックスに入れてあったiwa隊長のビール!
一口飲んだ時のあのしみわたる心地よさ、もうもう最高、声も出なかった。
コイボクシュメナシュンベツ川、急峻で初心者向きではない沢を
登れたこと、本当に嬉しかったです。
力強い仲間に大感謝の楽古岳でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する