池平山(南峰まで到達。またしても北峰届かず)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 3,167m
- 下り
- 3,165m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:55
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 12:44
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:15
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ 3日目 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂へ 立山駅と室堂往復乗車券4310円。 10圓鯆兇┐覯拱の有料扱いはなくなりました。 手荷物ルールはこちらをご覧ください。 https://www.alpen-route.com/baggage/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
当日の状況です。 登山届のボックスは室堂ターミナル階段上がったところにあります。室堂ターミナル入口で登山指導員が声をかけてきますのでそちらへ提出しても良いと思います(コース状況など情報がもらえます)。 1日目 室堂〜剱御前小舎 浄土橋まで標高差150m下り、剱御前小舎まで500mほど登ります。道は整備されていますが浄土橋以降は砂利っぽいです。 剱御前小舎〜剱沢キャンプ場〜剱澤小屋〜真砂沢ロッジ(キャンプ場) 剱沢を標高差1000mほど下ります。 剱澤小屋のしばらく後から雪渓取り付きまでそこそこの急降下道です。 雪渓取りつき部(白い岩がある付近)からは引き続き右岸の秋道(平蔵谷出合いまで続いています。そこからは雪渓に降ります)を使う方法と雪渓に降りてしまう方法があります。秋道はコースが不明瞭だったり、沢筋を迂回したりがあります。雪渓歩きがよほど嫌でなければ雪渓コースを推奨します。 平蔵谷出合直後の下りが雪渓の一番きつい斜度になります。 長次郎谷出合直後、左岸に高巻き道がありますがこちらは必ずしも使わなくて大丈夫です。長次郎谷出合から少し下ってからまた左岸高巻き道があってナムの滝を回避します(こちらは使用必須)。あとは道なりに行けば真砂沢ロッジに到着です。 2日目 真砂沢ロッジ〜二股 しばらく歩くと三の沢出合です、通常は雪渓をそのまま剱沢沿いに下るのですがこの箇所に大きな穴が開いているため、雪渓を対岸に渡り、崖のような斜面に垂れているロープ伝い、ハシゴ谷乗越へ向かうじめじめした高巻の山道に入ります。剣沢から少し遠ざかり、不安になるころに現れる分岐を左に曲がって剱沢に降り、少し下流へ移動して仮設橋を渡って本来の道に合流します。 四の沢を横断した後に少し高巻く箇所と二股近くで迷いやすいかもしれませんが基本的に近藤岩が見えるまで剱沢左岸を歩けばよいです。 二股〜仙人峠 標高差570mほどを上ります。それなりの急登で、ロープ設置箇所、ハシゴ設置箇所などありますが注意を払っていれば問題ないと思います。 仙人峠〜池の平小屋 仙人山の山裾を巻くように道がついています。ところどころロープ設置地帯があります。 池の平小屋〜池平山(南峰) テン場を出て直ぐに分岐があり右へ行きます(左は小窓方面)。最初は樹林帯ですがほどなくして草原地帯に出ます。草原地帯では雨水の通り道のようなルートになります。道は左側の稜線に近づいて行って稜線に到達しますが7合目ぐらいから右にトラーバースします。岩の積み重なった偽ピークを通過して道なりに行けば池平山(南峰)です。 池平山(南峰)〜撤退箇所〜真砂沢ロッジ 南峰の手前数メートルのところに踏み跡があり降下します。左側に岩の壁面があるバンドが終了すると直角的に右に曲がって踏み跡をたどります(ものすごい急降下でフィックスロープあり)。すると4〜5mの壁面(核心部)が現れてこれを降りなければなりません。今回は核心部を降りることができることを確認した後、時間切れで撤退しました(詳細は写真等で)。あとは来た道をそのまま帰ります。 3日目 真砂沢ロッジ(キャンプ場)〜室堂 往路をそのまま戻ります(帰路は平蔵谷出合から秋道を使用しました)。 |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
装備
備考 | 水を補給できるところは ・室堂(玉殿の湧き水) ・劔沢キャンプ場 ・真砂沢ロッジ ・四の沢など劔沢に落ちる沢 ・仙人新道途中にある水場 ・池平小屋手前の水場 ・池平小屋(小屋利用者以外は志納金) なので少量補給方式で行けます。 初日の消費量は真水500ml、自家製エナジードリンク350ml。二日目の消費量は真水2l、自家製エナジードリンク300ml。三日目の消費量は真水1l、自家製エナジードリンク500mlでした。 食物関係ではビタミンのサプリメント、ポッカレモンの小瓶などが地味にヒットしました。あと、粉ものをペットボトルに入れるときに漏斗を使用したらうまくいきました。 ダウンなどの防寒具は迷ったのですが持っていきませんでした。何とか大丈夫でした。 アイゼンも持参せずツボ足で雪渓を歩きました(ストックの先端キャップを外し、雪に突き刺して体の安定を図りました)。帰路に朝の雪渓歩行がありましたが斜度のきついところで足の置き場に困ったところがありました(朝の雪渓は固いので気を使います)が、キックステップでなんとかしのぎました。どの時間帯に雪渓歩行するかによって難易度が変わると思います。 プラティパス水筒は持参しましたが利用の場がありませんでした(水関係がハイドレーションとペットボトルで済んだことによります)。 |
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感想
一昨年、池平山北峰に挑戦しましたが核心部に手も足も出ず、一旦は完全に諦めました。
しかし、時間の経過とともに「やっぱり登りたい」と心境が変化して挑戦することにしました。
前回の反省を生かし、今回はちゃんとしたハーネスを導入して懸垂下降の練習もそれなりにこなしてから核心部に臨みましたが支点の選択ミス等で時間切れ撤退になりました。
しかしながら、核心部を降りて登ることができたので「次回は大丈夫」という感触をつかみました。
来年また挑戦したいです。
備忘的記録・覚書
・2年前に比べて「このコース、こんなにしんどかったっけ」と感じることが多かったです。体力が落ちているのでしょうか。
・雪渓で転倒し、腕をほんの少し擦りむきました。前回も転倒しているので次回は無転倒を目指したいです。
・2日目早朝、迂回ルートを歩いているときに足を滑らせて転倒し左手薬指を軽く脱臼しました。以後、水のある所を通過するたびに冷やしてなんとかしのぎました(この怪我は撤退判断にも一役買っています)。
原因は、暗い中でのヘッデン歩行なのにぞんざいな足の置き方をした(傾きのある濡れた石に無頓着に)ことです。一度通っているルートだという慣れ意識と早く行きたいという焦りの気持ちが重なっていました。
・2日目、キャンプ場に戻ってきたのは17時前だったのですが雪渓から吹き降ろしてくる風に当たって半端なく体を冷やしてしまいました。帰着後、すぐにテントへもぐりこんで体を拭き停滞着に着替えるべきでした。
・最終日、ストック先端のゴムキャップを1個紛失しました。雪渓歩行が終わってキャップをつける時、きちんとつけていなかったのだと思います(その後、道に落ちていた別のキャップをゲットしました)。
・食事にせよ、行動食摂取にせよ、普段以上によく噛むことが大切のようです。
・左足膝から脛にかけて身に覚えのない生傷が結構あります。懸垂下降中にぶつけていたのかもです。
来年に向けての戦略
・挑戦時期が近付いたら懸垂下降の練習(本番では使わないがロープと壁面に慣れるため)
・本番時期は7月下旬から8月上旬(迂回ルート回避のため雪渓が壊れる前に行く、あと日が長いので焦らずに済む)
・ケーブルカー始発が6時の日を初日にする(ゆとりをもって歩くため)
・初日に池平キャンプ場まで頑張り、2日目に登頂して連泊が良さげ。
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