台風一過に大仙丈ヶ岳まで、強風・ガスでちょっと残念
- GPS
- 05:31
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,365m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
仙丈ヶ岳から大仙丈ヶ岳、やせ尾根注意。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
三連休は台風のせいで全て白紙、それでも最終日は未明までの嵐も静まった。
台風一過の好天を期待して、自宅から15分程でいける仙流荘から北沢峠への始発バスに乗り込んだ。実は身近な山で行ってないところが気になっていた。
仙丈には何度も登ってるが、直ぐその先にある大仙丈ヶ岳には行ったことが無いので、こんな時こそとの思いつきだった。
運行が不安だった始発バスは順調で、厚い雲と強風が吹くなか1時間程で北沢峠到着した。ここからトイレ裏の林道から仙丈に向かったのは自分を入れて3組だけ、雨でたっぷり水気を含んだ森は重苦しかったが時々厚いガスの中から差し込む光が差し込むと一転して輝き出す、そんな変化を楽しみながら樹林帯を登っていった。
1時間で大滝の頭、そこから20分程で森林限界に出た。
ここからは強風で汗をかいた体が一気に冷え込んでしまい、慌ててアウターと手袋をはめた。それでも寒かったが我慢して小仙丈を目指した。
小仙丈からしばらく行ったところで前泊して両俣小屋を目指していたカップルを抜いて進んだ。
ガスが強風時々吹き飛ばされて山頂が覗く頃、2つ手前のピークを間違って登り登山道に戻るところで目の前に大きな雷鳥に出合った。ガスと草紅葉の赤のなかで全然気がつかなかった。
仙丈ヶ岳で雷鳥に出合ったのは覚えていないのでこんな日のプレゼントだと思った。
仙丈ヶ岳で小休止しておにぎりを食べガスが取れるのを待ったが、晴れてこないので進むことにした。
大仙丈ヶ岳は仙丈ヶ岳より50m程低いが、一旦100m程下ってから登り返しだ。
下って直ぐの所にあるお花畑は、散りかけたミヤマナデシコのピンクの群落が鮮やかだった。
ここは最盛期ならたくさんの花で見応えがあったのではと思った。
一旦下って1つ目のピークの前後がナイフリッジになっていて、強風下だったので神経を使った。鎖もロープもないのでちょっとびっくりした。
大仙丈ヶ岳の山頂はおむすびの頂きの様で、晴れていたらここから南アルプス中南部と仙塩尾根が見事だろうと思うと残念だ。
その分付近の尖った山塊に掛かるガス動き、時々広がる青空のコントラストは目を楽しませてくれた。
帰りは仙丈小屋から馬の背ヒュッテ、藪沢を横切って大滝の頭に水平につながる登山道を歩いた。樹林帯や沢、草地などなかなか変化があって面白かった。
もう少しゆっくりしたかったが、こんな日は帰りの人も少ないことから13時のバスの次は15時まで2時間も空く、それなら13時で帰ろうと急ぎ足で下っていた。
台風一過の好天にはまだ時間的に速かったが、そのぶん静かな山行を楽しむことが出来て満足だった。
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