北岳 〜夏の空は気分屋さん〜

- GPS
- 27:20
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,206m
- 下り
- 2,219m
コースタイム
8/7 北岳山荘3:40→5:00間ノ岳山頂5:20→6:06中白根山→北岳山荘(朝飯&テント撤収)7:00?→7:55吊尾根分岐→8:15北岳山頂8:37→8:52吊尾根分岐→9:12八本歯のコル→10:09二俣→10:29渡渉点→11:20広河原山荘
| 天候 | 8/6 晴れ→小雨→雷雨 8/7 晴れ→下山後土砂降り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りはその逆 仙流荘からは人の集まり次第で始発より早い便が出るが、例えそれに乗ったとしても北沢峠〜広河原間は定刻のみなので意味ナシ(早く並びたければどうぞ)。 http://www.inacity.jp/view.rbz?of=1&ik=0&pnp=14&cd=1263 下山後のバスの時刻も事前に調べた方がよい。芦安方面に戻るのであればタクシーという手もあるが、北沢峠行きはバスのみ。今回は12:15を目指して下山。 http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_4.htm |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【大樺沢コース】 ・二俣まで ヤマレコのこの地図も、自分の所有する2004年のエアリア(古っ)もずっと左岸を行くが、実際はしばらく右岸を通る。 樹林の中からいったん開けるとまず木の橋が現れ、続けて金属の橋を渡って右岸へ道をとる。そこから40分ほどで再び金属の橋が現れ再度左岸へ渡り、30分ほどで二俣着。バイオトイレあり(要チップ)。 ・二俣〜北岳 これといって危険箇所はない。稜線に出るまでがひたすら辛い。がっつり高度を稼ぐ。 ・北岳〜北岳山荘 雷から逃げるように歩くのに必死だったのでよく覚えてない(笑) ・北岳山荘〜間ノ岳 稜線は広めだが道はわかるはず。ペンキもあり。中白根から先は西斜面を巻くように道がついている。こけたら下までさようなら。人とのすれ違いに注意。 ・北岳〜八本歯のコル〜二俣(〜広河原) 下山に使用。しんどい。 八本歯のコルの上下はハシゴの連続。その先は斜度のあるザレたくねくね道。二俣までとて〜も長く感じる。前日の雨もあり滑らないように気を遣うので非常に疲れる。登りに使うか下りに使うか、どちらも避けるか・・・お好みで。 ちなみに北岳山頂3193m→広河原1529m。どんだけ〜。 【その他プチ情報】 ・仙流荘〜北沢峠はバス乗車時間が約1時間と長いが、運転士による植物等の解説があり飽きない。 ・登山届けは広河原インフォメーションセンターまたは広河原山荘へ。 ・下山後にジュースが飲みたくなったら広河原山荘で買うべし。センターにはありそうでない。 ・帰りのお風呂の選択肢は仙流荘、さくらホテル、さくらの湯。今回はさくらの湯。ぬるぬる系◎ |
写真
感想
前週の天気があまりよろしくなかったために北岳登山をこの週に延期。
8月6日
北沢峠〜広河原間は、もっと早い便を出して欲しいと切に願う。
この時期(=暑い&雷危険)に、歩き始めが8時なのは痛い。
最初は晴れており、沢沿いの涼しげな道を気持ちよく歩く。
二俣に着くと、見上げる頂上方面は完璧にガスの中、そしてしとしとと降り始めた。
が、暑くてとても雨具を着る気が起こらない。空は真っ暗ではないので、このまま小雨で済むと判断し雨具は着ずに肩の小屋を目指す。
ここから稜線に上がるまでが急登でしんどかった。お花が咲いてることで気が紛れるのが救いだ。
しかし御池小屋からの合流点あたりからyoko、絶不調に陥る。
大学1年生のとき初めて北岳に登った時もそうだったが(このときは二俣から八本歯へ)、どうも高山病っぽくなる。頭痛、ムカツキ感、息苦しさ・・・。
日焼け対策で長袖と半袖を重ね着しており、いつもよりムレている気がしてならないことも精神的に負担を与える。
稜線に出て道が割と平坦になっても、足取り重くまったくペースが上がらない。
別に高山病じゃなくて単に暑さによるバテかシャリバテだったのかもしれないが・・・とにかくきつかった。肩の小屋のベンチで少し寝る。
(肩の小屋には畳2枚ほどのちょっとしたクライミングウォールがある。粋だ。)
もっと休みたいが、若干雨が強くなってきたので気合いで歩き始める。
山頂も、もちろん、ガスっている。
残念だねーなどと言い合っていると・・・
「!!!」
雷キター!!うひーー!!
猛ダッシュで北岳山荘を目指す。止まない雷、強くなる雨。そして意外に遠いぞ山荘!
今振り返ってみると山荘に到着したころが最も激しく降っていた。
そんな中、(ちょっと誘惑に負けそうになったけど)せっかく持ってきたのでテント泊を決めるも、張るやいなや浸水(笑)疲れた体が休まるのだろうか??憂鬱だ。
そんな不安は乾いている服と生ビールによって瞬時に解決されたのであった。単純。
なんやかんや飲んでしゃべっていると・・・どうやら外が明るいことに気付く。
おやと思って外に出てみると、傾いた日を浴びるダイナミックな雲の様子が美しいではないか。ヨシヨシ。
あっという間に深く蒼く染まる世界。就寝。
夜半、ビタビタビタとテントを打つ雨の音で起こされた。困りますやめてください・・・zzz。
8月7日
間ノ岳で日の出を見よう!と3:30起床。
外は・・・暗くてよくわからないが、ガスってはなさそうだ!早速出発。
しばらくヘッデン行動。先行くパーティのヘッデンの明かりが目印になってありがたい。
西も東も、下界の明かりがチラチラと光っているのが見えるぞ。ヨシヨシ。
中白根から先は、西斜面のトラバースが多くなり、日の出具合が見えず気になって仕方ない。隙間隙間で見える空の赤さに興奮しつつ、3〜4回ニセピーに騙されれば間ノ岳に到着です(笑)。
360度大展望。はぁ〜〜いいね〜〜。
塩見が近くて(とはいっても遠いけど)感激。最初見たときは塩見ってわからなかったけど、伊那から見える山の位置関係を想像するに・・・あの丸っこい頭はきっと塩見に違いない!と信じている。
さ、お腹が減ってきたので戻りましょう。
朝めし食べて撤収して、前日真っ白だった北岳山頂に再度アタック。
晴れているピークは、山と高原地図のおっしゃるとおり、最高の眺望でありましたー!!たまらん。来て良かった。
下山は八本歯経由にて。こちらもなかなかしんどい。















「北」が最高(^−^/
雨、雷、頭痛、雨音と大変だったけど、あの朝焼けと2日目の山頂の眺望は最高ですね!
次回行くときは絶対誘って〜(馬鹿オヤジの夢)
あー やっと見てくれたー。
どう?うらやましいでしょ。
きっとまたいつか行くので、その時は一緒に行きましょう。
毎週の山行とレコのアップ & 仕事に追われて yokowvさんのレコを見逃しておりました!
北岳は何時行っても天気が悪く何も見えたことがありません。
しかし、分かりました! 「北」のポーズをすれば何とかなりそうだって事が。
今度やってみましょう、でも、問題は一人じゃ出来ないってことですね。
yokowvさんが北岳にいらっしゃる頃、私は2泊3日でやはりテントを担ぎ、
後立山連峰を栂池・白馬〜爺ヶ岳を縦走しておりました。
でも、天気は生憎でしたね。 特に雷にはビビリながら歩いてました。
yokowvさん、学生の頃はワンゲル部だったんですね。
羨ましいなぁ、色んな事を知ってらっしゃるから。
noborundaさんこんにちはー!
北岳は6年ぶり、間ノ岳は9年ぶりでした。
標高差があって登り甲斐・下り甲斐のある山ですよねホント・・・。
「北!」のポーズ、背筋をめいっぱい伸ばしたままキープしてるのがちょっと大変です(笑)
ワンゲル時代は沢や岩や雪も少ーしかじっていましたが、最近はすっかりご無沙汰です。
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