別山-白山-大汝-釈迦岳 縦走周回。たまにはロングをノンビリと。


- GPS
- 13:19
- 距離
- 33.1km
- 登り
- 2,827m
- 下り
- 2,817m
コースタイム
- 山行
- 11:57
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 13:19
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
勝山市街からR157を経て白峰へ。インターより約40km。 市ノ瀬ビジターセンターに無料の駐車場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●市ノ瀬〜別山; ビジターセンターから車道を少し歩いて最初の分岐を右へ。 暗いと私のように見過ごすので気をつけて。 長いですが登山道はよく整備されています。一部急登もあり。 朝は笹が露で濡れているのでスパッツ付けたほうが良いかも。 私はビショビショになりました。 チブリ尾根側は日陰なので少々寒いです。 ●別山〜南竜山荘; 日差しか届いて暖かくなります。 白山を目の前に見ながらの縦走路です。わかりやすい。 ただし意外とアップダウンが激しいです。晴れていれば北アを眺めながら。 最後に南竜までは一気に下ります。ガレ場もあるので気をつけて。 ●南竜山荘〜アルプス展望所〜室堂; 最初の木道がとても気持ち良いです。その後は急登。 途中で白山の全貌が見えるようになります。 天気が良ければ北ア見ながらの登りが楽しめます。 急登を登り上げると散策路のように気持ち良い山歩きが楽しめます。 ●室堂〜白山頂上(御前ヶ峰); 石の道でよく整備されています。危険箇所なし。 ルート中で最も空気が薄いところなのでゆっくりと。 ●白山頂上(御前ヶ峰)〜大汝峰; 急な岩場を降りたら御池巡り。そのまま大汝峰へ導かれます。 大汝峰は急登の岩場になっていますが、問題ありません。 ●大汝ヶ峰〜七倉辻; 日本海側へ歩いて少し右に逸れたところにルートが続きます。 御手水鉢まで降りたら緩い登りになります。 今までとは違った緑の山が美しいです。 ●七倉辻〜白山釈迦岳(前衛) 最初に土砂崩れ跡があります。 山側に迂回路が掘ってあります。ロープで導かれています。 ステップ通り歩けば問題無しです。 あとはアップダウンを繰り返しながらのルートです。 浮石やガレ場もあるので滑らないよう気をつけて。 脇から木の幹が出ているところがあるので頭に注意。 釈迦岳は迂回路になっています。 山頂へも行けるようですが、藪漕ぎになります。私は断念しました。 ●白山釈迦岳(前衛)〜市ノ瀬; 高さ1000m、距離7km以上続く一気の下りです。 浮石もあるので捻挫や転倒に気をつけて。 横からの木の枝にも注意。私は2回ほどラリアット喰らいました・・ 途中、標高1200m付近で倒木が道を塞いでいるところがあります。 ガンガン降りたあと、最後は車道を歩いてゴールです。 ●イオンモバイル(docomo電波)状況; 市ノ瀬では電波あり。 別山までのチブリ尾根は繋がる場合もあるが弱いです。 別山〜南竜荘〜室堂では開けた尾根ではつながる場面もあります。南竜荘では繋がらず。 室堂ではときどき圏外になるが繋がる場合が多いです。室堂〜白山頂上ではつながります。 大汝ヶ峰では繋がったり繋がらなかったり。北側に歩くと繋がるときがありました。 七倉辻、釈迦岳までは繋がったり圏外になったり。 街が見える場所ではつながる傾向にあります。 釈迦岳からの下りもつながる場所はありますが、総じて圏外が多いです。 |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉;「白山展望の湯」 大人(中学生以上)650円、子供(小学生)、幼児(3歳以上)350円 JAF会員は50円の割引あり シャンプー、リンス、ボディソープあり、鍵付きロッカーあり、露天風呂あり |
写真
装備
個人装備 |
GPS(1)
ストーブ・ライター(1)
レインスーツ(1)
携帯電話(1)
ツエルト
エマージェンシーシート(1)
救急セット(1)
防寒着
着替え(1)
デジカメ(1)
カイロ(3)
携行食(1)
地図
コンパス(1)
ドリンク(2)
ヘッドランプ(1)
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感想
台風一過の火曜。うちの会社は今日まで連休です。
息子くんが幼稚園で留守の本日、久々のソロで行ってきました。
奥穂にするかで悩んだが、台風で重太郎橋が渡れなかったらイヤなので白山へ。
せっかくなので別山も。色々調べると、別山から白山〜釈迦岳というロングがあるらしい。
しっかし累積標高3000m?、距離30km??・・
最近全く運動してない自分に基礎体力だけで周れるのかしら・・
息子君を寝かしつけ20時過ぎ。早めに家を出発。連休のUターン渋滞を横目にスイスイ。
いつもの北鯖江PAで夜食にうどんを食べ、ガラっとした市ノ瀬で車中泊します。
翌日の山行に緊張はするが、危険箇所がないこともあり、4時間グッスリ。
3:30起床、4:05出発。オリオン座も輝く満天の星空のもと。いよいよ山行開始です。
ところがいきなりの誤算。。真っ暗で登山口見えず通り過ぎ、10分ほどロス・・
なんとか登山口を見つけ仕切り直し。やはり事前の下調べは重要ってことを痛感です。
登山道に乗ってからは迷うことなく順調。心地よい急斜面をゴイゴイ上がっていきます。
そしてまた誤算。道を覆う笹が夜露タップリ。おかげで全身靴下までビショビショに・・
稜線に登り上げるまで日陰で風も強いため、寒さに耐えながら無理矢理・・
スパッツつければ良かった・・これも事前準備不足デスネ・・
なかなか着かないストレスに耐えながら、ビショビショの寒さに凍え、上がっていきます。
そもそも、別山だけでも片道7km、標高差1500mですから立派な登山です。
今日はソロなので、息子の笑顔や歌声が聞こえないのが寂しい・・
そんなことも考えながらも、木々が低くなると白山の全体が見えテンション上がります。
これ以上ない秋晴れ。こんな日に山に来れて何か文句が言えるわけがありません。
開始から約3時間半かかって7:55別山へ。未踏地だったので小さく感動。
頂上からは白山の全貌と、そこへ続く、これから歩く縦走路が丸見え。
「あそこまで歩けるのかー。」否が応にもテンションがあがります。
一枚着込んで手袋をし、パンを食べて縦走路へ。夜露に濡れた靴下も絞って準備万端。
右側に北アや御嶽山を見ながら、ポカポカ陽気の中歩いていきます。
丸見えの白山を目にしながらの縦走は最高です。北アもチラチラ。
真っ白な大きい雲は流れているが、これ以上ない晴天。まさに登山日和です。
意外なアップダウンも楽しみながら9:40南竜山荘へ。
別山の標高からは400mも降りるのでリセットされた感じです。
ここではいつか息子とテントで来るときのためにキャンプ場を下見。
広くて展望のよいテン場にいつか再訪を楽しみにアルプス展望ルートへ歩を進めます。
南竜からは雲一つない青空の下、両脇に小さな花が群生の木道ルート。最高に気持ち良い。
少々の急登に入っても、東側に拡がる北アの絶景。
振り返ると歩いてきた別山も望み、気分的にもスイスイと進みます。
展望台から少し急登を上がると白山の頂上が見えるようになり、さらにテンションアップ。
秋晴れの青空の下、弥陀ヶ原の草紅葉の中にそびえる最高峰はホントに格好良い。
写真をパシャパシャ撮りながら11:07室堂へ。正面から来たのは初めてです。
開山1300年の記念バッヂは売り切れだったので、代わりのものを買って頂上へ。
平日でも10数名のハイカーの方がおられました。
子連れも2組。羨ましくいつか将来の自分と重ね合わせます。
唯一、スキーで来たときと同じルートを、雪のない景色と比べながら30分。
市ノ瀬から8時間もかかりましたが、11:50ついに白山頂上に到着です。
山頂からも大絶景。あの遠くいつも見る別山から縦走してこれた満足感に酔いしれます。
足の疲れも心地よい。ただ、距離としてはまだ半分。正午も回っているし、先を急ぎます。
急なガレ場を降り、7年ぶりの御池巡りを経由して12:45大汝峰へ。ここで一息。昼食に。
別山〜白山を眺めながら、30分間のランチ&コーヒータイムは心から落ち着きます。
それにしても本日は絶好の山日和。北側には日本海もハッキリ望めます。
こんな360°大絶景は今までもなかなか無かったのではないでしょうか。
13:10 日本海へ向けで午後の部開始。
七倉辻方面はこれまでとは打って変わって緑の山。モコっとした山に登山道が一筋。
この変化の雰囲気は谷川岳馬蹄型縦走を彷彿とさせます。
今迄とは違った雰囲気に少々の上りも全く気にならず、大汝から30分程で13:47七倉辻へ。
いい天気に四ツ塚山も行ってみたくなるが、グッと我慢して縦走を続けます。
土砂崩れ跡を迂回し、最後のピーク釈迦岳方面へ。
ここも今までとは違った武骨な見た目。
あまりの遠さと大きさに、「まさかあれじゃないよね?」と思ってしまったほどです。
急なガレ場を降りながら、少々足腰に疲れと負担を感じ出します。
七倉辻から1時間20分ほど。ついに最後のピーク釈迦岳へ。
釈迦岳ピークは藪の多さに断念しましたが、前衛からは景色が開け、別山〜白山がバーン。
今まで歩いてきたピークたちを余韻たっぷりに眺めます。
もう登りはありません。それにしても長い距離を歩いてきたものです。
別山の焦げ茶色から白山の薄茶色、大汝峰の黄緑色、四塚山の真緑色。色とりどりです。
絶景を脳裏に焼き付けたら、覚悟の下山。
なにせ距離7km、標高差も1200m以上あるのですから。
標高にして15m/minのスピードを保ちながらガンガン降りていきます。
ほとんど単調な下りなので一気に高度を下げられ気分的には楽です。
途中、2回ほどおでこに樹木のラリアットを食らいましたが。。。
明るいうちに戻れることが分かってからはのんびりと。
最後は車道も歩いて17:20市ノ瀬へゴール。
足腰はだいぶ疲れましたが、充実感でいっぱい。ホント、様々なルートがあるもんですね・・
白山開山1300年の節目に、いつか行きたかった山をグルリ周回できて思い出に残りそうです。
ありがとう白山。今度はいつか息子君とキャンプで再訪したいと思います。
◎ スーパーMahitoさんが出て来ましたね! (o^^o) ロングルートお疲れ様です!
◎ 一緒に連れてっての息子君は恨めしそうな目をしてた様な、、。(ᵔᴥᵔ)
◎ 以外にも別山が初めてとはビックリ!? それにしても天気が良くて、程良い!?疲れで良かったですね! 何となく白山開山1300年に合っているレコに感じました、、(^.^;)
◎ 暗い中からの出発やロング歩き等、ウジウジしてた明日からの憧れ&怖い剣岳に刺激を沢山貰いました! 有難う御座いました。 m(._.)m
◎ 今度は息子君とのテント泊を期待してます! 好奇心旺盛な父息子が似ている様にも感じました。 (^_-)
こんばんは!コメントありがとうございます!!
明日から剱岳ですか〜。それはとっても羨ましい!!
いつかまた早月尾根から剱岳にチャレンジしたいのですがなかなか・・
別山はいつも皆さんのレコを見ていて、登りたい山の一つでしたので、
今回、これ以上ない晴天で登れてラッキーでした。。
この記念の年に、三山の神社にお参りできたので、きっと良いことがあることを期待したいです。。。
息子との白山はまだもう少し成長してからかな?と今回登ってみて思いました。
今の状態では、半泣きになりながらの登頂で良い思い出にならなそうなのでね。。
明神か大峰かなー?近いうちにテントしたいところです。
mypaceさん、剱岳頑張ってくださいね!!
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