森を求めて日本海側へ。床尾山系と床尾三滝;西床尾山、東床尾山
- GPS
- 06:05
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 1,016m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路;往路を戻り、和田ICから播但道(ガラガラだけどほとんど片側1車線なので追い越せず、遅い車の後になると時間がかかる)で姫路、R2バイパス(加古川付近ではこの時刻は少し渋滞)で西明石ICへ、R250で自宅へ(約2時間) |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼登山口にあるパンフレットのマップ(自由にもらえる。写真参照)では実線の登山道になっていても、登る人が極めて少ないので道は荒れ気味で(特に先週の台風18号で荒れていた)道型が薄い所も多く、山と高原地図だと破線ルートレベル。 ▼東床尾山から鉄鈷山への尾根は実線ですが踏み後がほとんどない部分が多く、バリルートです。赤テープも少なく、よく探さないとわかりません。地形もはっきりした尾根になっていないところが多く、下りでは間違えて枝尾根に入り込む可能性が高く、GPSがないと厳しいかもしれません。私も一度大きくルートミスし、GPSで気が付いて登り返しました。 ▼鉄鈷山への尾根の途中、710m券の小ピークから林道へ、枝尾根を使ってショートカットしています(ヤマレコ未踏)。この尾根にも主尾根同等にごくかすかな踏み後はあります。尾根を最後まで詰めると林道への下り口で崖になっていて降りられない可能性が高いので、途中から植林の中の小さい谷に入り林道へ降りました。 ▼床尾三滝;一応遊歩道ですが、おそらく先週の台風の影響でかなり荒れています。通れるように補修はされていました(たぶんこの日の朝、このマップを作った方が整備されたようです) ▼マップにある破線ルートで鉄鈷山からさらに南へ尾根を縦走し、点線ルートで床尾三滝へ降りるつもりでしたが、登山口へ向かって林道を歩いているとこのマップを作ったという方にお会いし、そのルートは相当荒れていて危険だし、ずっと植林で展望もなく歩く価値がないとのことだったので、やめにして林道から沢のルートに降り、天然記念物の大カツラをみて下山することにしました。 ▼その方の話では熊が多いそうなので気を付ける様にとのことでした。ただ、最近の熊は人を餌だと思っているそうで、逃げないらしく、あったら戦うしかなさそうです。クマよけは鈴やラジオではダメで爆竹がいいと言っていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
グローブ
雨具
日よけ帽子
昼ご飯
飲料(コーラ500
ポカリ500)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
スマホ
時計
サングラス
ストック1本
カメラ
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感想
明石周辺の山は岩&灌木、植林が多いので、最近無性に自然林が無性に恋しくなっていました。でも自然林は日本海側まで行かないとありそうにありません。それで今回は播但道を使えば比較的近いこの床尾山系へ行ってみることにしました。
春の会社の健康診断で引っかかり、前日大腸の精密検査を受けました(完全におなかの中を空っぽにするために2日かけて下剤をのんだり薬液ををのんだりしたあと、麻酔してお尻からカメラを挿入して検査します)ので、この日は無理ができず、のんびり気晴らし、気分転換でやってきました。
朝、竹田城址の雲海を見た後、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1272525.html
登山口より少し手前の森林管理棟の駐車場へ車を置いて道路を歩いていると、
軽トラの運転手に声をかけられました。
なんと、床尾山系のガイドマップや山頂標識等を作成、ルート整備をしている方で
はるばる八王子からよく来てくれたと感謝されました。
珍しく急いでない登山だったので、いろいろと合計30分位も立話、登山道の状況や山域の歴史、山頂からの展望等を教えていただきました。
そして最近は人が入っていないので気を付けて、とアドバイスいただいて別れました。
西床尾山へ沢沿いにのぼりますが、とてもきれいな沢で、沢靴を持っていたら沢の中を登りたいと思わせました。
植林を上り詰めて西床尾山に着くと、そこからは期待通りの気持ちの良い雑木林の尾根でした。道ははっきりせずに一度ルートロスしましたが、ちょうど実が熟した山栗がとても多い尾根で、拾い集めながらのんびり歩きました。
熊が心配だったので、スマホで音楽を鳴らしながら歩いていましたが、前日アマゾンプライムでたまたまダウンロードした原田知世の「恋愛小説2〜若葉のころ」というアルバムが昔の曲のカバー集なのですが、どの曲もみな懐かしく、特に「夢前案内人」(この曲、たいへん久しぶりに聞きました。オリジナルの山口百恵の曲には時別思い入れはないのですが)は今回ののんびりハイクには気分的にピッタリで秀逸でした。
東床尾山は山頂から360度の大展望で、日本海や氷ノ山、千ヶ峰等が見られてまた昇りたいと思わせました。
そのあとの下りはさらに道が不明瞭で、予想外のバリルート歩きを堪能しましたが、ガイドマップの実線でもこのレベルなので、当初予定していた床尾三滝への点線ルートだと相当ひどいことになりそうで、計画変更は正解でした。
国指定天然記念物の糸井の大カツラは本当に大きく、一見の価値ありでした。
最後は遊歩道で三滝ピストンしましたが、道は荒れていて一般向きではありません。
でも滝はそれなりに見事で、見に行く価値はありました。
帰宅後、拾って来た栗をボールに開けてみてびっくり、2.5kg近くもあり大きな鍋でも2回分はありました。0℃位で保存すると糖度がアップするそうなので、半分は冷蔵庫で冷やし、残り半分を茹でて早速いただきましたが、実が黄色く甘くてほくほくしていて美味でした。ただ、小さいので皮をむくのが大変ですが。
一人で山へ行くときは、いつも何かしらにチャレンジしていて、ハードなロングかトレーニング、藪バリルート探索が多いので、久々にのんびり歩きましたが、地元の方とお話しできたり、ちょうど食べごろの栗拾いができたり、気持ちの良い尾根歩きや沢や滝を楽しめたりと、とても良い気分転換になりました。これでしばらくは元気にやって行けそうです。
コメント
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shigetoshiさん、こんにちは。
竹田城址の写真はほんとにCMを見ているようで
驚きです
そして、日本海側へ移動ですか さすが、日本海側、
森がよいからか水も豊富ですね。
栗ですが、私も一昨日 古墳散策をしながら大量に
拾いました。(たぶん、2.5キロほど)
皮むきが大変ですよね
youtaroさん、こんばんは。
雲海の竹田城址、めったに見られないのかと思っていましたが、
ン界は結構頻繁にでるようですね
初めて行って、あっさり見られたので、その分有難味が少なかったです
この床尾山系、沢にはまったく期待してなかったのですが、
行ってみたらとても良いところで、驚きました。
森は逆に、もっとブナ林とかがあるのかと期待していたので、
ちょっと物足りないところもありましたが、
地元の登山道を整備されている方の話で、昔から人の手が入っていて
自然林が少ないと言っていたので納得ではありましたが。
古墳の周りの栗だと、山栗ではなく、ちゃんとした食用の大きい栗でしょうね。
そっちの方が実が大きくて皮むきは大分楽でしょう
私が拾った栗は1〜2cmしかない小粒のものなので、1回に30個くらい
食べても(それくらいでもう皮むきがいやになってしまう)大した量ではなく、
毎晩食べてもまだまだ1/4位しか減ってません。
でも味はまずまずですよ
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